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ここは一体東京のどこ?~Part7~【連載:アキラの着目】

FJ時事新聞ニッポンニュース恒例の、昔の東京の街に関する写真や絵を見て、それがどこなのかをあてるシリーズの第7弾。ではいつもの通り早速問題へ。

Q1.ここは東京のどこなのか?

Q2.ここは東京のどこなのか?

Q3.ここは東京のどこなのか?

おわかりになったであろうか。では順番に正解を発表する。

A1.浜松町そばの芝浦

正解は浜松町そばの芝浦で、線路脇の「芝浦製作所」が後に「東京芝浦電気」となり、さらに商号変更により「東芝」となって現在に至っている。

昔の芝浦は風光明媚な砂浜が広がり、海水浴客を相手に店ができ始め、最盛期には料亭、待合(芸者待機所)等がひしめく、東京でも屈指の花街にまで成長したが、現在はひっそりとしたマンションの立ち並ぶ場所に。

A2.池袋

北側からちょうど左側の山手線と右側の赤羽線(現・埼京線)の分岐点周辺を撮った写真。

山手線は池袋を過ぎ、大塚方面に行くと左右の大地よりも低い所を通るが、これは明治時代に手掘りで掘削して、線路を敷いたからなのだ。

A3.西麻布(青山墓地下)

現在の西麻布交差点を少し北上し、右に曲がった周辺を捉えたモノクロ写真(撮影・諸河久さん:1964年5月16日)。

ご覧の通り、元々は都電の専用軌道だったが、都電廃止に伴い、専用軌道は道路として整備された。

モノクロ写真左手の森口石材は、現在もビルの1階で営業している。

では最後に恒例の今昔対比でおさらいを。

浜松町そばの芝浦の今昔

池袋の今昔

西麻布(青山墓地下)の今昔

今後も気になる昔の東京の街の写真や浮世絵、錦絵、木版画を見つけたら、取り上げてみたい。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

東京でもできる!和紙の手漉き体験【連載:アキラの着目】

現代人にとって日々欠かせない紙。

ちょっとした汚れにはティッシュペーパー、トイレではトイレットペーパー、PCからドキュメントを印刷したり、書類を複製するのにコピー用紙を使ったり、等々、紙とは切っても切れない日常だ。

そんな紙も古来の日本では大変貴重なものだった。

紙がない時代は竹や木に書いて文書とし、保存していた(竹簡、木簡)。

ようやく紙が中国大陸・朝鮮半島を経て日本に入ってきたが、現在のように大量生産ではなく、1枚1枚紙漉き職人が手作りしていた。

楮、みつまたといった、和紙の原料となる木を集め、次にそれらの皮を剥き、煮て、叩いて植物繊維をほぐし、ドロドロの液体にしてから、紙漉きの枠に流し込み、厚さが均等になるように枠を前後に傾けて揺らしながら紙を漉くのだ。

手間暇がかかる分、何百年も耐えうる丈夫さや、風格・上品さもあるのが和紙の良いところ。

現在では、そうした丈夫で長持ちする和紙への海外需要が高まりつつあるようで、海外の博物館から展示絵画の補修や裏地の補強として和紙が使われたりするようにもなった。

前置きが長くなったが、この良いことづくしの和紙を、手漉きの工程から、あるいは手漉きよりも前の工程から和紙作りの体験ができるスポットも出てきた。

それも地方だけでなく、東京でも和紙の手漉き体験ができるのだ。

承応二年(1653年)創業、東京・日本橋にある和紙専門店の小津和紙では、日曜日と年末年始を除く平日(月~土)に1日3~4回に分けて和紙の手漉き体験を実施しているのだ。

手漉き和紙体験工房 小津和紙HPから引用

それも、和紙の手漉き体験の参加料金はたったの500円。

また、東京でも都心ではないが日の出町にあるひので和紙でも紙漉き講座体験を実施している。

東京都心から日帰りで紙漉き講座体験 ひので和紙HPから引用

和紙を漉くだけでなく、自分だけのスマホケースやブックカバー等のオリジナル・アイテムを和紙で作ることも可能だ。

紙漉き講座体験で作ることができるスマホケース ひので和紙HPから引用
紙漉き講座体験で作ることができるブックカバー ひので和紙HPから引用

東京の観光スポットを巡るだけでなく、日本の伝統文化を直接体験できるスポットも巡ると、より一層日本を知ることができるので、和紙の紙漉き体験はまさにピッタリのアクティビティといえるだろう。

■小津和紙 – 手漉き和紙体験工房
http://www.ozuwashi.net/workshop.html

■ひので和紙東京都心から日帰りで紙漉き講座体験
https://hinodewashi.tokyo/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

広角ガラスからの眺めと開放感ある屋上の六本木ヒルズ展望台【連載:アキラの着目】

東京を見渡そうとするならば、まず浮かぶのが東京タワーと東京スカイツリーだろう。

あと強いて挙げるならば、新宿副都心の都庁展望台だ。

しかし、今回取り上げるのはそのいずれでもなく、しっかり料金も取る六本木ヒルズ展望台なのだ。

六本木といえば、地方在住者や外国人観光客からみれば、ネオン煌めく夜の街のイメージが強いかと思われるが、実は東京を見渡すのに適したスポットでもあるのだ。

なぜ東京を見渡すのに適しているのかについては、以下の3つの理由を挙げることができる。

1つ目は、六本木ヒルズの立地条件だ。

東京タワーよりも内陸にあり、北にある六本木ヒルズは、その分だけ新宿・池袋方面を望みやすい。

2つ目は、視界を遮らぬ広いガラスだ。

六本木ヒルズ東京シティビュー 東京シティビュー公式サイト - TOKYO CITY VIEWから引用
六本木ヒルズ東京シティビュー 東京シティビュー公式サイト – TOKYO CITY VIEWから引用

このガラスは、床面から上にかけてのほぼ全域をカバーしており、東京タワーよりも下方を望みやすいのだ。

最後の3つ目は、開放感溢れる屋上が、訪れる人の心拍数を高め、スリリングかつエキサイティングに東京を見渡せるように、”自動で”環境をセッティングしてくれるのだ。

それゆえに六本木ヒルズ展望台は、他の東京を見渡せる高所スポットに比べても引けを取らないスポットとして推されているのだ。

特におすすめなのが、六本木ヒルズ52Fの東京シティビューにあるカフェで、着席しながら東京を箱庭のように堪能できる。
六本木ヒルズ52F 東京シティビューにあるカフェ六本木ヒルズ52F 東京シティビューにあるカフェ六本木ヒルズ52F 東京シティビューにあるカフェからの眺め<img src="http://fjnews.jp/wp-content/uploads/2019/01/s-12934930_1710615795871574_1443733681_n.jpg" alt="六本木ヒルズ52F 東京シティビューにあるカフェからの眺め" width="640" height="640" class="aligncenter size-full wp-image-166314" />

もちろん、高所恐怖症の人に対しては、おすすめではないのだが。

六本木ヒルズ屋上の「スカイデッキ」は、写真を見ての通り開放的で、大空と風を体感でき、都心にいながら星空観望までも楽しめるスペシャルな空間だ。
六本木ヒルズ屋上スカイデッキオープン 東京シティビュー公式サイト - TOKYO CITY VIEWから引用

六本木ヒルズ屋上スカイデッキオープン 東京シティビュー公式サイト - TOKYO CITY VIEWから引用
六本木ヒルズ屋上スカイデッキオープン 東京シティビュー公式サイト – TOKYO CITY VIEWから引用

無料ではないが、料金を払ってまでも体験すべき、価値ある観光スポットと言っても良いだろう。

【六本木ヒルズ展望台】
■東京シティビュー
・営業時間:10:00~23:00(最終入館 22:30) 金・土・休前日 25:00まで(最終入館 24:00)
・料金:一般 1,800円
    学生(高校・大学生) 1,200円
    子供(4歳~中学生) 600円
    シニア(65歳以上) 1,500円
※森美術館にも入館可

■スカイデッキオープン
・営業時間:11:00~20:00(最終入場 19:30)
・料金:一般 500円
    学生(高校・大学生) 500円
    子供(4歳~中学生) 300円
    シニア(65歳以上) 500円

■東京シティビュー公式サイト – TOKYO CITY VIEW
https://tcv.roppongihills.com/jp/

■六本木ヒルズ展望台 東京シティビューTokyo City View, Roppongi認証済みアカウント @tokyo_cityview
https://twitter.com/tokyo_cityview

※料金や時間は、平成31年1月21日現在のもの

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

ここは一体東京のどこ?~Part5~【連載:アキラの着目】

FJ時事新聞ニッポンニュース恒例の、昔の東京の街に関する写真や絵を見て、それがどこなのかをあてるシリーズの第5弾。

ではいつもの通り早速問題へ。

Q1.ここは東京のどこなのか?

Q2.ここは東京のどこなのか?

Q2.ここは東京のどこなのか?

おわかりになったであろうか。

では順番に正解を発表する。

A1.赤坂見附

赤坂見附
正解は赤坂見附。

古い写真の右手には江戸城外堀の弁慶堀が、正面には密集した木造建築群の赤坂の街が、左手には少しだけ写る溜池の”尻尾”の水面(みなも)が写り込んでいるが、現在の写真だとすっかり首都高速道路でかき消されてしまった。

また、古い写真には、赤坂見附の坂道両側に土塁があるが、写真右手の土塁は現在でもわずかながら残っている。

A2.六本木(ドン・キホーテ六本木店付近)

六本木(ドン・キホーテ六本木店付近)
これは比較的簡単な問題だったかと。

というのも、東京タワーがヒントになっているからだ。

出題した白黒写真は昭和33年以降に撮影されたと思われる。

なぜ昭和33年以降なのかというと、東京タワーの開業が昭和33年だからだ。

古い写真では、まだ低い空の六本木だが、現在の写真ではビルが道路に沿って林立し、一見して都会とわかるくらいに変貌を遂げてしまった。

ちなみに六本木は、戦前は軍の街で、現在のような浮かれた繁華街とは正反対の趣きであったとのこと。

A3.溜池(特許庁付近)

溜池(特許庁付近)
出題した木版画は、明治初期に井上安治によって描かれた東京真画名所図解『葵坂』だ。

葵坂というのは、現在の溜池交差点から特許庁の辺りまであった坂だ。

木版画では滝が描かれているが、この滝はここに元々あった溜池から流れ落ちたもので、地盤の落差があったことを物語っている。

その後、葵坂は傾斜を削られ、現在では上掲の写真のようにほぼ水平になってしまった。

では最後に恒例の今昔対比でおさらいを。

赤坂見附の今昔

赤坂見附の今昔

六本木(ドン・キホーテ六本木店付近)の今昔

六本木(ドン・キホーテ六本木店付近)の今昔

溜池(特許庁付近)の今昔

溜池(特許庁付近)の今昔

今後も気になる東京の街の浮世絵や錦絵、木版画、昔の写真を見つけたら、取り上げてみたい。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

東京の様々な地名の由来 ~神田駿河台(東京都千代田区)~【連載:アキラの着目】

歌川広重『水道橋駿河台』「東京の様々な地名の由来」シリーズで今回取り上げるのは、神田駿河台だ。

現在、神田駿河台とよばれるエリアは駿河台といわれ、JR御茶ノ水駅の西側および神田川の南側に位置する。

元々は、この神田駿河台の大地は、神田川北側の湯島台とよばれるエリアと陸続きになっていた。

しかし、1590年に徳川家康が江戸に入府して以降、江戸城は整備され続け、江戸幕府二代将軍・徳川秀忠の命を受けた仙台藩祖・伊達政宗が1620年(元和6年)に仙台堀(神田川)を開削したことで、1枚の台地が南北に分離されることとなった。

幕末あるいは明治初期の仙台堀こと神田川(現在の御茶ノ水付近)
幕末あるいは明治初期の仙台堀こと神田川(現在の御茶ノ水付近)
上の写真とほぼ同じ場所の現在
上の写真とほぼ同じ場所の現在

ちなみに開削した際の土砂は、日比谷入江を埋め立てるのに用い、現在の丸の内や有楽町が海から陸地となった。

なぜ、この仙台堀(神田川)によって分断された南側のエリアを駿河台というのかについては諸説ある。

1つ目は、1616年(元和2年)の徳川家康死去の後に、駿河国(現在の静岡県)の国府が置かれた都市・駿府より幕臣が江戸に呼ばれ、この地に屋敷を与えられたことに由来するという説。

2つ目は、駿河大納言といわれた、江戸幕府三代将軍・徳川家光の弟である忠長の屋敷があったことに由来するという説。

3つ目は、江戸の中でも比較的高台であるこの地から、駿河国の富士山がよく見えたことに由来するという説だ。

現在の千代田区には、富士見坂という名が付いた坂が2つ残っており、これら2つの坂は駿河台よりも低い。

ということは、これらの2つの坂よりも「高地」である駿河台からも当時は富士山が見えたであろうことは想像に難くなく、これらの事象から推測するに、駿河台の地名の由来は、3つ目の「駿河国の富士山がよく見えたことに由来する」説が有力と思われる。

歌川広重『水道橋駿河台』
歌川広重『水道橋駿河台』

歌川広重『水道橋駿河台』に描かれた現在のJR御茶ノ水駅周辺(水色エリアは神田駿河台)
歌川広重『水道橋駿河台』に描かれた現在のJR御茶ノ水駅周辺(水色エリアは神田駿河台)

駿河台は1960年代になると、JR御茶ノ水駅から本郷通り沿いを中心に、学生相手の店舗が多くなったこともあって、”日本のカルチェラタン”と呼ばれたこともあった。

現在、駿河台は、相変わらず大学・専門学校が多いエリアとして知られている。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

ここは一体東京のどこ?~Part4~【連載:アキラの着目】

FJ時事新聞ニッポンニュース恒例の、昔の東京の街に関する写真や絵を見て、それがどこなのかをあてるシリーズの第4弾。

ではいつもの通り早速問題へ。

Q1.ここは東京のどこなのか?

Q2.ここは東京のどこなのか?

Q3.ここは東京のどこなのか?

おわかりになったであろうか。では順番に正解を発表する。

A1.北品川(旧東海道・品川宿)

北品川(旧東海道・品川宿)

出題した絵は、江戸時代の浮世絵師・歌川広重の描いた『東海道五十三次』の品川宿だ。

起点の江戸日本橋を出て最初の宿場町である品川宿は、当時、海岸線脇にあったため、旅籠の裏は江戸湾(現・東京湾)で、何艘もの帆掛け船が行き来している様子が描かれている。

しかし、品川宿のあった現在の北品川は、海岸線が埋め立てられ、海ははるか数百mもの沖合になってしまい、旧東海道沿いにはマンション、アパート等も建ってしまったため、ご覧の通り、道幅が当時の面影を残すだけだ。

A2.マーチエキュート神田万世橋(旧万世橋駅)

マーチエキュート神田万世橋(旧万世橋駅)

現在、マーチエキュート神田万世橋のある場所は、国鉄・万世橋駅があった。

初代の駅舎は、東京駅を設計した辰野金吾による赤煉瓦造りで、駅前広場には日露戦争の英雄・広瀬武夫と杉野孫七の銅像が建っていた。

東京市電が走り、多くの人で賑わった万世橋駅は、大正時代に最盛期を迎えるも、その後東京駅が完成したことで中央本線の起終点としての役目は7年で終わった。

秋葉原に隣接した場所でも、現在はさほど人通りが多いわけではなく、当時の賑わいは嘘のようだ。

A3.六本木テレビ朝日前

六本木テレビ朝日前

正解は、六本木テレビ朝日前。

明治時代はこの地に「曹洞宗大学」があり、白黒写真はその「曹洞宗大学」の校舎だ。

明治時代の六本木テレビ朝日前の地図
明治時代の六本木テレビ朝日前の地図

現在の六本木テレビ朝日前周辺の地図
現在の六本木テレビ朝日前周辺の地図

「曹洞宗大学」はその後名称を変更し、駒澤大学となり、世田谷区に移転し、現在に至っている。

では最後に恒例の今昔対比でおさらいを。

北品川(旧東海道・品川宿)の今昔

北品川(旧東海道・品川宿)の今昔

マーチエキュート神田万世橋(旧万世橋駅)の今昔

マーチエキュート神田万世橋(旧万世橋駅)の今昔

六本木テレビ朝日前の今昔

六本木テレビ朝日前の今昔

今後も気になる東京の街の浮世絵や錦絵、昔の写真を見つけたら、取り上げてみたい。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

ここは一体東京のどこ?~Part3~【連載:アキラの着目】

昔の東京の街に関する写真や絵を見て、それがどこなのかをあてるシリーズの第3弾だ。

では早速問題へ。

Q1.ここは東京のどこなのか?

Q2.ここは東京のどこなのか?

Q3.ここは東京のどこなのか?

おわかりになったであろうか。

では順番に正解を発表する。

A1.湯島聖堂脇の坂道

湯島聖堂脇の坂道

さきほどの絵は、明治時代の画家・小林清親の東京名所図「湯島元聖堂」(1879年)だ。

昔のままの壁があり、向こう側に降りる坂が見受けられることから、左側の壁の中は湯島聖堂とわかる。

A2.高輪付近

高輪付近

さきほどの絵は、同じく小林清親の東京名所図「高輪半町朧月景」(1879年)だ。

日本最初の鉄道・新橋-桜木町間の敷設計画では地元の大反対にあい、現在の港区海側における鉄道用地の収用ができなかった。

そこで陸がダメならば、海に陸を築き、そこに鉄道を通せばいい、ということで、絵のように鉄道は海上を走る格好となった。

現在この地は、リニア新幹線の東京始発駅として決定し、絵のような朧月をじっくり観賞できるような風情とは無関係の地になってしまった。

A3.愛宕山山頂(愛宕神社)

愛宕山山頂(愛宕神社)

さきほどの絵は、明治時代前期の浮世絵師・版画家である井上安治の東京名所絵「東京真画名所図解 愛宕山」(1881-1889)だ。

高層建築がない時代において、東京都心部で最も高い場所が、愛宕神社のある愛宕山(標高25.7m)で絶景スポットだったのだ。

以前のニッポンニュース(「東京23区内の最高峰・愛宕山(東京都港区)に登ってみよう! 【連載:アキラの着目】」)でも取り上げたので、覚えていれば、この第3問は簡単だったかもしれない。

では最後に恒例の今昔対比でおさらいを。

湯島聖堂脇の坂道

湯島聖堂脇坂道の今昔対比

高輪付近

高輪付近の今昔対比

愛宕山山頂(愛宕神社)

愛宕山山頂(愛宕神社)の今昔対比

今後も気になる東京の街の浮世絵や錦絵、昔の写真を見つけたら、取り上げてみたい。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

たくさんの変わり種自転車に乗れる東京ドイツ村(千葉県袖ケ浦市)【連載:アキラの着目】

「東京」ブランドはやはり現在も絶大で、名称に「東京」が付くだけで、いわゆる”ダサい”イメージからおしゃれなイメージになる。

その最たる例が、千葉県にある東京ディズニーランドだ。

「千葉ディズニーランド」ではダサいイメージになりかねないので(千葉県の方ごめんなさい)、東京ディズニーランドと名乗っているのだ。

そうした「東京」の威を借りて、ダサいイメージを払拭する手法を採用しているスポットが他にもあり、それが今回取り上げる東京ドイツ村なのだ。

この東京ドイツ村も前述の東京ディズニーランド同様、東京都ではなく千葉県にある。

この露骨な「東京詐欺」にもかかわらず、人気が失墜していないのには、ちゃんとした理由が存在する。

それは東京ドイツ村には、たくさんの変わり種自転車があるからだ。

東京ドイツ村には「おもしろ自転車」のエリアがあり、普段目にすることのない自転車に350円で乗ることができる(3歳以下は無料、要保護者同伴)。

「『東京ドイツ村』のアミューズメントエリアは楽しみ方がいっぱい! - アソビバ」から引用「『東京ドイツ村』のアミューズメントエリアは楽しみ方がいっぱい! - アソビバ」から引用「『東京ドイツ村』のアミューズメントエリアは楽しみ方がいっぱい! - アソビバ」から引用「『東京ドイツ村』のアミューズメントエリアは楽しみ方がいっぱい! - アソビバ」から引用

「『東京ドイツ村』のアミューズメントエリアは楽しみ方がいっぱい! - アソビバ」から引用
「『東京ドイツ村』のアミューズメントエリアは楽しみ方がいっぱい! – アソビバ」から引用

一人でこぐ自転車もあれば、2人で協力しながら推進力を得る自転車もあったり、また家族そろって乗ることができる自転車もあったりで、とにかくここ東京ドイツ村以外では乗れない変わり種自転車ばかりだ。

「千葉なのに「東京ドイツ村」?…う~ん、ベタだ : こだわり子連れ旅」から引用

「千葉なのに「東京ドイツ村」?…う~ん、ベタだ : こだわり子連れ旅」から引用
「千葉なのに「東京ドイツ村」?…う~ん、ベタだ : こだわり子連れ旅」から引用

カップルでも、家族でも、あるいはもちろん一人でも十分に楽しめる「おもしろ自転車」はオススメだ。

■おもしろ自転車 有料アトラクション | 東京ドイツ村
http://t-doitsumura.co.jp/parkguide/attraction01/#amuse03

※料金は、平成30年9月7日現在のもの

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

様々な魅力のある東京についての知識を測る『東京シティガイド検定』【連載:アキラの着目】

アニメやオタクの聖地・秋葉原、もんじゃ焼き店が連なる月島、東京でも浜辺を臨めるお台場、赤い巨大提灯と仲見世のある伝統的な佇まいの浅草寺、等々、様々な魅力のある東京。

もちろんこれらの名所・観光スポット以外でも、魅力的なところが東京には多く存在する。

こうした東京の魅力をますます訪日外国人観光客に知ってもらったり、訪れてもらったりするためには、紹介する側が東京を熟知していなければならない。

それで平成15年から実施されている検定が『東京シティガイド検定』だ。

東京シティガイド検定HPから引用
東京シティガイド検定HPから引用

この『東京シティガイド検定』を受験する人も、東京の魅力同様に様々だ。

観光関係者、観光業界への就職を目指している人、海外のクライアントとの接触が多いビジネスマン、地域活性化に役立てたい人、また趣味で受験する人ももちろんいる。

ただし、この『東京シティガイド検定』は、いわゆる一日講習を受ければ誰でも取得できるとか、単なる飾りとしての検定ではなく、平成24年度より東京乗用旅客自動車協会の観光タクシードライバー認定条件として、『東京シティガイド検定』の合格を必須とする制度が採用されているほどなのだ。

『東京シティガイド検定』に合格すると、同じ合格者が中心となって組織するNPO法人「東京シティガイドクラブ」に入会し、任意の「専門グループ」に属して、特定のエリアやテーマについてのセミナーや探索ツアーなどに参加したり、活動したりすることによって、さらなる専門性を深め、「観光ボランティアガイド」として実際に訪日外国人観光客に対し、おもてなしの溢れる観光案内サービスを提供できるようになる。

2年後に迫っている東京五輪に迎えるであろう、東京観光のピークに備え、受験すると良い検定と思われる。

平成30年度の第16回『東京シティガイド検定』が、日本大学三崎町キャンパスで開催されるので、興味のある人は受験してみよう。

■東京シティガイド検定
https://www.gotokyo.org/jp/cityguide/

■平成30年度 第16回『東京シティガイド検定』詳細
https://www.gotokyo.org/jp/cityguide/test/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

現代地図と正確に重なる江戸古地図を閲覧できるアプリ!大江戸今昔めぐり【連載:アキラの着目】

「今歩いている東京の街は、昔はどのような場所だったのだろう?」

こんなふうに昔の東京を知りたい人もいるはず。

筆者もその1人なのだが、こうした人間にとって重宝するアプリを紹介する。

そのアプリが『大江戸今昔めぐり』だ。

この『大江戸今昔めぐり』が、類似する他の今昔マップ系アプリと最も異なる点は、現代地図と正確に重なる江戸古地図であることだ。

他の今昔マップ系アプリだと、昔の古地図を閲覧できるメリットがある反面、古地図は東西南北の正確性にやや難があり、見ながらの散歩だと、実際の現在地をいまいち把握しにくいデメリットがあった。

しかし、この『大江戸今昔めぐり』は、復元古地図をわざわざ書き起こしているため、現代地図と正確に重なり、東西南北の正確性には申し分なく、いにしえの東京・江戸探索散歩にはかなり重宝するのだ。

大江戸今昔めぐりHPから引用

大江戸今昔めぐりHPから引用
大江戸今昔めぐりHPから引用

また、寺社をはじめ、橋、江戸百景など約3,000以上のスポットを収録しており、これまた江戸探索散歩にはかなり重宝する。

大江戸今昔めぐりHPから引用
大江戸今昔めぐりHPから引用

江戸探索まではいかなくとも、今自分の勤めている会社のある場所は、江戸時代の頃は何の場所だったのかを簡単に知ることができるアプリなので、気軽にインストールしてみよう。

■大江戸今昔めぐり
https://www.edomap.jp/

■大江戸今昔めぐり アプリダウンロード
・Iphone用
https://itunes.apple.com/jp/app/id1296167809
・Android用
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.edomap.oedokonjakumeguri

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責任編集:拡輪 明-HS099