様々な魅力のある東京についての知識を測る『東京シティガイド検定』【連載:アキラの着目】

アニメやオタクの聖地・秋葉原、もんじゃ焼き店が連なる月島、東京でも浜辺を臨めるお台場、赤い巨大提灯と仲見世のある伝統的な佇まいの浅草寺、等々、様々な魅力のある東京。

もちろんこれらの名所・観光スポット以外でも、魅力的なところが東京には多く存在する。

こうした東京の魅力をますます訪日外国人観光客に知ってもらったり、訪れてもらったりするためには、紹介する側が東京を熟知していなければならない。

それで平成15年から実施されている検定が『東京シティガイド検定』だ。

東京シティガイド検定HPから引用
東京シティガイド検定HPから引用

この『東京シティガイド検定』を受験する人も、東京の魅力同様に様々だ。

観光関係者、観光業界への就職を目指している人、海外のクライアントとの接触が多いビジネスマン、地域活性化に役立てたい人、また趣味で受験する人ももちろんいる。

ただし、この『東京シティガイド検定』は、いわゆる一日講習を受ければ誰でも取得できるとか、単なる飾りとしての検定ではなく、平成24年度より東京乗用旅客自動車協会の観光タクシードライバー認定条件として、『東京シティガイド検定』の合格を必須とする制度が採用されているほどなのだ。

『東京シティガイド検定』に合格すると、同じ合格者が中心となって組織するNPO法人「東京シティガイドクラブ」に入会し、任意の「専門グループ」に属して、特定のエリアやテーマについてのセミナーや探索ツアーなどに参加したり、活動したりすることによって、さらなる専門性を深め、「観光ボランティアガイド」として実際に訪日外国人観光客に対し、おもてなしの溢れる観光案内サービスを提供できるようになる。

2年後に迫っている東京五輪に迎えるであろう、東京観光のピークに備え、受験すると良い検定と思われる。

平成30年度の第16回『東京シティガイド検定』が、日本大学三崎町キャンパスで開催されるので、興味のある人は受験してみよう。

■東京シティガイド検定
https://www.gotokyo.org/jp/cityguide/

■平成30年度 第16回『東京シティガイド検定』詳細
https://www.gotokyo.org/jp/cityguide/test/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099