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江東良一流格闘拳法師範・江東良一、新日本総合空手道連合会 武神の公認四段に【連載:アキラの着目】

弊社FJ時事新聞の代表を務め、自らが主宰する空手流派「江東良一流格闘拳法」の師範でもある江東良一に、NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神から四段が授与された。

NPO法人 新日本総合空手道連合会武神から授与された公認四段の段位状
NPO法人 新日本総合空手道連合会武神から授与された公認四段の段位状

段位状の到着は令和3年3月4日であったが、段位状の発行日は令和3年1月10日だ。

段位状の発行日が令和3年1月10日であるのは、段位状の授与式が令和3年1月10日にあったからだ。

その段位状の授与式は、武神総会2021の中で執り行われた。

香港を拠点の1つとして活動している江東は新型コロナの影響で日本に戻れず、この武神総会2021及び段位状授与式に出席することができなかったため、段位状が後日発送されるということで、ようやく3月4日に到着したわけだ。

幼少期から拳法を始め、段位も授かった江東だが、日本で正式に段位を授かったのは、この度のNPO法人 新日本総合空手道連合会 武神からの四段授与が初めて。

NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神からの四段授与は、江東の格闘人生における1つの到達点であることは間違いない。

ただし、あくまでもこれは到達点の1つであって最終地点にはあらず。

引き続き、自らの「江東良一流格闘拳法」を通じて「社会に役立つ」ことや、「他人の痛みをわかる」ことの大切さを1人でも多くの人達に伝えていくのがゴールのない最終地点であり、また江東の使命でもあり役割なのだ。

コロナ禍の現在、本部道場は師範不在の状況が続き、道場生も思うように集まっていないが、コロナ収束後を見据えたプランもあり、「江東良一流格闘拳法」は常に前を、未来を見ている。

「江東良一流格闘拳法」が飛躍することで、NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神のさらなる発展にも寄与・貢献できるのではとの思いもある。

NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神から四段を授かったことを契機として、気持ち新たに邁進してゆくと誓った師範・江東良一なのであった。

■NPO法人 武神
http://karate-bushin.com/

■一般社団法人 全日本空手審判機構(JKJO)
https://karate-jkjo.jp/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

米国の巨体ボディガードを制圧、伝説の合気道達人・塩田剛三【連載:アキラの着目】

現在、大相撲7月場所の取組み真っ只中。

御存知の通り、相撲は日本の国技だが、この相撲以外でも日本的な武道・武術といえば、合気道を挙げることができるだろう。

合気道は、様々な柔術諸流を修得した植芝盛平が創始した武道で、弟子にかの有名な塩田剛三がいる。

この塩田剛三こそが、合気道を世界に知らしめた偉大なる人物だ。

というのも、ケネディ大統領が来日の際に塩田剛三のいる養神館合気道道場を訪れ、外電にてその模様が全世界に向けて発信されたからだ。

小柄な塩田剛三が、ケネディ大統領の巨体ボディガードを簡単にねじ伏せてしまった。
塩田剛三 VS ボディガード

百聞は一見に如かずで、その模様を以下のYouTubeでご覧あれ。

■驚異米国の屈強なボディガードを制圧する塩田剛三さん海外格闘マニア

実際には、ケネディ大統領のボディガードではなく、ケネディ大統領の弟・ロバート・ケネディ上院議員のボディガードだったようだ。

それはさておき、ロバート上院議員が塩田剛三に「うちのボディガードに合気道の技を掛けてもらいたい」と頼んできたが、「本当に闘ったら、日米友好に亀裂が生じるリスクがあるから、巨体ボディガードが私の技に抵抗し、私の手を掴み続けることができるかを試してみるのがいいのでは?」とロバート上院議員とボディガードに提案。

で、正座の姿勢で膝の上に置いている塩田剛三の両腕をボディガードが約100kgの体重をかぶせながら怪力で掴みかかってきたのだ。

塩田剛三は、まずは両手で「合気上げ」するも、ボディガードは怪力と重い体重で塩田剛三の上げようとした両手を下ろしにかかる。

「合気上げ」が決まらないことは百も承知の塩田剛三は、怪力で塩田剛三の両手を下に抑えこもうとするボディガードの力を逆に利用し、すかさず両手を外側から内側へと回転させながらの「合気下げ」をかける。

並の人間ならば、痛さのあまり自ら手を離してしまうはずだが、アメリカを背負ったボディガードは決して手を離さない。

ゆえに、YouTubeで観た通り、ボディガードは苦痛に耐えながら、塩田剛三の手を握って離さないのだ。

塩田剛三ほどの達人ならば、完全に技を効かせて痛めつけて、ボディガードをギブアップさせることは容易だったが、ボディガードをそこまでしなかったとのこと。

なお、この「塩田剛三 VS ボディガード」についての詳細な解説は以下のブログに掲載されているので、興味のある人はアクセスしてみては。

■本日は本当に全公開!合気道の大達人塩田剛三翁VSケネディのボディーガード!秘伝とは誠に論理的です | 静岡最強のパーソナルトレーナー・静岡古武術研究会・静岡カイロプラクティック整体院 望月元晴のブログ
https://ameblo.jp/mochizuki-motoharu/entry-12545428205.html

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

初代タイガーマスクとコラボ、武道精神と日本文化を発信、神田明神【連載:アキラの着目】

先日のニッポンニュースで取り上げたばかりの江戸総鎮守・神田明神。

今回のニッポンニュースでも神田明神を取り上げる。

日本全国に数多くの神社あれど、かなり”攻めている”神社となると、数えるほどしかない。

神田明神のどこが”攻めている”のかというと、アニメとコラボして展示会を開催したり、積極的に公式YouTubeにて祭り動画や「神田明神音頭」の踊り・振り付けを発信したりして、時代の流行や最先端に対しての感度が高いからだ。

そんな神田明神が現在進行形で”攻めている”のが、「初代タイガーマスクの武道精神と日本文化展」だ。

初代タイガーマスクの武道精神と日本文化展 神田明神公式サイトから引用
初代タイガーマスクの武道精神と日本文化展
神田明神公式サイトから引用

神社とプロレスが融合する展示会を企画・開催するのは前代未聞である。

すでに7月11日(土)より開催されており、神田明神資料館にて8月30日(日)までだ。

初代タイガーマスクは、劇画「タイガーマスク」が少年誌面から飛び出したかのような、四次元空中殺法を駆使し、対戦相手を翻弄し、観客を魅了しながら勝ち続けたスーパー・ヒーロー・プロレスラー。

その初代タイガーマスクに扮していたのが佐山サトル氏で、これまでに総合格闘技「修斗」、武道「掣圏道、掣圏真陰流」、日本精神の原点「須麻比(すまひ)」と絶えず創り続けてきた格闘技や武道を通じ、武道精神や愛国心、日本文化の良さを率先して伝えることもしてきた。

なので、日本の伝統文化そのものである神田明神と、武道・日本文化を発信してきた佐山サトル氏こと初代タイガーマスクがコラボするのは、ごく自然なことなのかもしれない。

平日と土日祝日とでは、受付場所が異なるため、公式サイトにて確認してから訪れてみよう。

【初代タイガーマスクの武道精神と日本文化展 詳細】

・会期:令和2年7月11日(土)~8月30日(日)
・時間:9時~16時(受付終了 15時30分)
・受付:7月11日~19日、土日祝日 資料館1階
    それ以外の平日 文化交流館1階
・場所:神田明神資料館2階展示室 ※3階展示室は常設展示(拝観可)
    〒101-0021 東京都千代田区外神田2-16-2
    JR中央線・総武線「御茶ノ水」駅徒歩5分
    JR山手線「秋葉原」駅徒歩7分
・拝観料:大人300円、学生200円、中学生以下無料
・主催:神田明神資料館
・協力:初代タイガーマスク(佐山サトル氏)、中村之洋氏、リアルジャパンプロレス、コラボ総研・伊藤翼氏

■江戸総鎮守 神田明神 東京都千代田区外神田2-16-2
https://www.kandamyoujin.or.jp/

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責任編集:拡輪 明-HS099

”ナンバ術”や忍者映画流行の謎に迫る!「忍者・忍術学講座 in Tokyo」【連載:アキラの着目】

今や世界的に人気のある忍者。

外国人観光客の中には、忍者体験をするために訪日している人もいるくらいだ。

しかし、外国人観光客はもちろんのこと我々日本人ですら忍者の正確な実像を知らなかったりするものだ。
忍者

ニンジャ映画に登場する忍者の華麗な身のこなしばかりが印象に残ってしまい、忍者がどういった任務で何を遂行し、そのためにいかなる技術を駆使していたのかが見えてこないのだ。

そんな実はよくわかっていない忍者の実像に迫るべく開催されるのが「忍者・忍術学講座 in Tokyo」。

2部構成の同講座は、第1部が「日本発祥のナンバ歩きと武道」、第2部が「ブルース・リーからニンジャへ」となっている。

元来、日本人は日本古来の体の使い方「ナンバ術」を知らず知らずのうちに使いながら、己の身体を動かしてきた。

それは一般庶民から武士まで全ての階級において使われていた身体術であり、当然ながら忍者も「ナンバ術」を使っていたのだ。

しかし、明治になり、西洋的な身体の使い方に取って代わられ、現在に至っているため、筆者も含めた日本人のほとんどは「ナンバ術」を知らないし、だから「ナンバ術」で身体を動かせていないのだ。

忍者も使っていた「ナンバ術」、とりわけ「ナンバ歩き」と武道の関係性等について論じるのが第1部なのだ。

第2部はタイトル通り、ブルース・リーのカンフー・アクション映画から格闘アクションのあるニンジャ映画までを網羅しながら、なぜニンジャ映画が流行るようになったのかを考察する内容だ。
手裏剣

忍者の知識を得るだけでなく、日本古来の身体術「ナンバ術」を知ることができるのは多大なメリットだ。

「忍者・忍術学講座 in Tokyo」は、西洋的な身体の動かし方で限界を感じている人も、きっと役に立つことだろう。

【忍者・忍術学講座 in Tokyo 詳細】

・開催日時:12月3日(土)13:00~15:00(受付12:00 開場12:30)
・開催地:三重テラス東京都中央区日本橋室町2-4-1 浮世小路千疋屋ビル「YUITO ANNEX」2F 東京メトロ銀座線「三越前駅」A9出口すぐ
・費用:入場無料
・主催:三重大学伊賀連携フィールド、三重大学人文学部、上野商工会議所、伊賀市
・代表者名:三重大学人文学部チーム
・申込・問合せ先:三重大学人文学部チーム 総務担当
        〒514-8507 三重県津市栗真町屋町1577
        TEL 059-231-9194
        FAX 059-231-9198
        E-mail hum-somu@ab.mie-u.ac.jp
※事前申込み制:60名先着順【11月25日(金)〆切】

■忍者・忍術学講座 in Tokyo | 行事ガイド | 武道・武術の総合情報サイト WEB秘伝
http://webhiden.jp/event/detail/_in_tokyo_1.php

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

的確な正拳突き炸裂!「選手ファースト」の武神「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」【連載:アキラの着目】

6月22、23両日の名古屋は熱かった!

その理由は大相撲名古屋場所があったからではない、武神初の国際親善大会「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」があったからだ。

筆者は、「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」初日の6月22日(土)しか観戦しなかったが、その初日の模様を簡単ではあるが、書いてみたい。

開場前から若者、家族連れがドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)に長蛇の列

空手を通じた青少年育成のため、東海地区で最大規模を誇る空手大会「KARATE ALL JAPAN CUP」を2001年の集結以来毎年開催しているのがNPO法人「新日本総合空手道連合会 武神」(以下文中では武神)だ。

全国の予選を勝ち抜き、選ばれし者だけが、武神「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」の試合場に立てるのだ。

その選ばれし者たち見たさに開場前から名古屋城二の丸にあるドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)には長蛇の列。
武神「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」の会場・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)には長蛇の列

武神「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」への注目の高さがうかがえる。

それも長蛇の列には、家族連れから若い女性の姿も普通に散見できた。

以前だと格闘技の試合というと、男性客が圧倒的に多かったものだが、その頃とはうって変わり、現在は誰もが気兼ねなく安心して空手を観戦できる時代へと突入したのだ。

ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)の正面入口が開扉するや否や、なだれ込むように観客が入場、最も観やすい席を確保すべく、さらに小走りで体育館奥へと進んでゆく。
ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)の正面入口が開扉するや否や、なだれ込むように入場する観客

男女53名参加の「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」は武神初の国際親善大会

武神「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」には、男女合わせて53名の選手が参加、各クラスの頂点を目指す。

試合はJKJOルール・JFKOルール(国際親善大会)に則って行われ、全日本空手審判機構から認定された審判が試合を裁く。

「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」は武神初の国際親善大会ということで、海外からも腕に覚えのある”刺客”が参戦してきた。

土屋アンナさんによる国歌斉唱

全選手入場の後にお決まりの国歌斉唱。

一体誰が歌うのかと思いきや、「土屋アンナさん」とアナウンスが流れ、館内中がどよめきの声に包まれた。

正真正銘の、モデル・女優・歌手として幅広く活躍される土屋アンナさんがドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)に登場だ。
国歌斉唱で来場した土屋アンナさん

神聖な空手場であるメインコートに素足で現れた土屋アンナさんは、粛々と「君が代」を斉唱、観客・選手・スタッフ一同皆聴き入ったのだった。
日本国旗国歌斉唱する土屋アンナさん

松井啓悟相談役・酒井寿和代表のご挨拶に選手思いのお言葉

土屋アンナさんの後は、NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神の役員挨拶が続く。

武神2代目代表を務められた、松井啓悟相談役兼理事(男塾 塾頭)のご挨拶では、「選手のために素晴らしい舞台を創る。日本で1番の試合を中部(地方)でやろう。これが僕たちの信念であり、選手たちへの思いであります」と言われ、まさに武神の大会は選手が主人公の「選手ファースト」であり、道場や派閥などによる軋轢とは無縁なのだ。

松井相談役のご挨拶が終わると、現在、武神3代目代表を務められる酒井寿和代表(桜塾 代表)のご挨拶。

「私には2つの公約がありました。まず1つはナゴヤドーム大会の開催。そしてもう1つは武神加盟100道場です。(中略)松井相談役をはじめ、宮地顧問、武神の理事の先生方、何より武神加盟団体の先生方のご理解、ご協力の下、この2つの公約を達成することができました」

選手の輝ける舞台が有名であればあるほど、大きければ大きいほど、参加選手の人数が多ければ多いほど、選手たちは目標ができ、さらに日々の練習に熱がこもるのは言うまでもない。

選手のためのナゴヤドーム大会であり、選手が多くの猛者と競うための加盟100道場であり、こうした具体的な進化目標を立てられ、実際に達成されてきたことに対して、筆者は驚きを隠せない。

的確に効かす技が観られた「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」

久々に空手の試合を生観戦したのだが、ここまで的確に技を効かしているとは思いもしなかった。

技の効かしが、適切な表現ではないが”エグい”のだ。

女子選手の試合を観ていたら、正拳突きが相手選手の鎖骨を的確に撃ち抜いているのには面食らった。

あれは痛い、並の人間ならば痛くてガマンできない。

正拳突きを食らった女子選手の鎖骨およびその周辺の皮膚は、眉間にシワを寄せて見てしまうくらい真っ赤に変色していた。

静止している人間の鎖骨を正拳突きで的確に撃ち抜くのさえ簡単なことではないのに、しかも試合中で動いている相手選手の鎖骨をピンポイントで撃ち抜くのは、普段からの的確な正拳突きの動作やその反復練習による身体記憶、動体視力の良さなど全てが揃わないと試合では出せないはずだ。

鎖骨どころか胸板を狙ったつもりでも、正拳突きが時折、相手選手の顎に流れ当たってしまうシーンを過去に何度も他団体の試合で観たことがあっただけに、武神「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」に出場した選手の、的確に効かす技の精密さには脱帽した。

ただがむしゃらに練習するのではなく、目標や技1つ1つに対しての意識をしっかり持ちながら練習している選手だからこそ、高い完成度の選手になりうるのだろう。

膠着なく、延々打ち合う試合は、空手マニアでなくとも心打つ

武神「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」を生観戦して、もう1つ思ったことがある。

それは、シンプルに面白いということだ。

リアルファイトにもかかわらず、膠着せずに延々激しく打ち合う試合は、決して空手マニア、格闘技マニアだけを唸らせるレベルではなく、世間ウケ、万人ウケするレベルのものなのではないか。

誤解を恐れずに言うと、武神「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」はエンターテイメントにもなりうる面白さがあるし、気がつくと「あれ、もう試合が終わっちゃった」というくらいに試合にのめり込めるのだ。

もちろん世間には殴ったり、蹴ったりといったシーンを生理的に受け付けない人もいるだろうが、大抵の人は武神「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」のような試合を観だしたら、かなり集中してしまい、心を打つのではなかろうか。

なので、きっかけが重要なのかなと。

例えば、空手好きの人が、空手の試合をいまだに観たことがない人を会場に連れてきたら、特典として何か粗品をプレゼントする、といったことも今後ファン層の拡大には必要になってくるかもしれない。

スピーディでスマートな大会進行だった「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」

今回の「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」では、昨年までとは異なり、試合場のコートで表彰式を行わず、本部席と正反対に位置する表彰台にて表彰式を行なうこととなった。

これにより、スピーディでスマートな大会進行になったようで、観客をだれさせたり、飽きさせたりすることもなく、”試合のわんこそば状態”が可能になったのだろう。

またさらに、スピーディでスマートな大会の進行になったことで、選手も今か今かと試合を待ち望んでいるテンションを焦らすことなく、ストレートに試合にぶつけられる利点もあったのではあるまいか。

やはり大会運営というのは、流れやテンポの良し悪しで大会そのものが良い方にも悪い方にも転んでしまうので、こういう表彰式1つの対処といえども重要なのだ。

最後に

2019年1月に東京・新木場にて開催された大会で武神の服部事務局長と初めてお会いした際に言われたのが「ウチ(=武神)は、お金が絡まないので、変なしがらみや派閥がないのです」ということだった。

格闘技界やプロレス界における過去の歴史を紐解けば、「金の切れ目が縁の切れ目」なのか、はたまた権力争いが元なのか、団体や組織の離散・分裂・解散・消滅が耐えない事件ばかりがフォーカスされる。

それらをファンの立場から見慣れてきた筆者からすると、「お金が絡まないので、変なしがらみや派閥がない」ということが最も安心できることであった。

今回「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」を観戦し感じたことは、「選手のために」という献身行動に基づいて武神は成り立っているということだ。

それ抜きでは、先生方やスタッフの方々による真夜中までの会場設営や当日の試合審判、その他大会運営に関する業務を語ることができない。

武神は、志や目標を同じにする者同士が集まって行動する理想郷なのだとあらためて思った次第だ。

■ 武神「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」ダイジェスト

■ NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神
http://karate-bushin.com/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

店舗・サービスともにサムライ精神・武道精神宿る「珈琲道場 侍」(江東区亀戸)【連載:アキラの着目】

東京都江東区亀戸にある風変わりな純喫茶が「珈琲道場 侍」(昭和53年創業)だ。

東京都江東区亀戸にある純喫茶「珈琲道場 侍」(昭和53年創業) 「珈琲道場 侍」HPから引用
東京都江東区亀戸にある純喫茶「珈琲道場 侍」(昭和53年創業) 「珈琲道場 侍」HPから引用

この「珈琲道場 侍」は変わったことづくめ。

店内に設けられた目安箱 「珈琲道場 侍」HPから引用
店内に設けられた目安箱 「珈琲道場 侍」HPから引用

店名に「道場」と「侍」が付いているし、カウンター全席がロッキングチェアであるし。

もちろんこれらには、しっかりとした理由が存在する。

店名に「道場」と付けたのは、元々マスターの実家が合気道の道場だったことに由来。

自分の強みである「武道の教え・精神」を喫茶店経営に活かしたいとのことで始めたのが、「珈琲道場 侍」なのだ。

店内に飾られた兜と鎧 「珈琲道場 侍」HPから引用
店内に飾られた兜と鎧 「珈琲道場 侍」HPから引用

武道精神を基盤にしている喫茶店ゆえに、客への配慮を重要視しているのが特徴だ。

「例えばラーメン屋に来る人は、お腹が空いてラーメンが食べたいから来る、という人がほとんどですよね。でも喫茶店は違う。コーヒーが飲みたいだけじゃない。疲れたからちょっと休みたいとか、ゆっくり考え事をしたいとか、いろんなお客様が来る。だから、お客様一人一人に合わせた対応が大切なんです。」

客の間で評判となっているのは、そうした配慮もさることながら、冒頭で少し触れたカウンターに並ぶロッキングチェアーだ。

店内のカウンターに並ぶロッキングチェアー 「珈琲道場 侍」HPから引用
店内のカウンターに並ぶロッキングチェアー 「珈琲道場 侍」HPから引用

「ある時、公園でブランコに座りながら一服して、どんな店がいいかと考えながら、あれ?揺れるって面白い、ブランコって良いんじゃないかって。そこからロッキンチェアーを思いついた」

スペースを取るロッキングチェアーは店内の席数が制限される等、レイアウトデザイン上の制約が出てくるが、それでもカウンター席はロッキングチェアーにこだわった。

ただし、いくら斬新な内装やコンセプトの店でも、肝心の珈琲や料理が美味くなければ、集客できない。

だが、「珈琲道場 侍」は、水出しアイスコーヒーやポテトチーズ焼き、独特な味わいのマヨネーズ、大奥カクテル、等々、珈琲や料理も好評を得ているのだ。

水出しアイスコーヒー 「珈琲道場 侍」HPから引用
水出しアイスコーヒー 「珈琲道場 侍」HPから引用
ポテトチーズ焼きも食べられるランチセット 「珈琲道場 侍」HPから引用
ポテトチーズ焼きも食べられるランチセット 「珈琲道場 侍」HPから引用
大奥カクテル 「珈琲道場 侍」HPから引用
大奥カクテル 「珈琲道場 侍」HPから引用

それだけではない、やはり武道的観点から「動(どう)」に勝るものはないと気づいた。

すなわち「動」とは店内を動き回るスタッフのことで、駄目なスタッフならば、どんなに珈琲が美味しくても集客に繋がらない。

だからこそ、接客には徹底してこだわり、例え同じ客であっても、毎回同じ接客対応にはしないのだとか。

侍や道場が付く店名や和の内装といった、目に見える物が先行しがちだが、実は目に見えないコンセプトや気配りなどが、まさにサムライ精神や武道精神そのもので、「珈琲道場 侍」だけの特筆すべき点だ。

ぜひ行ってみたい喫茶店だ。

店内に飾られた日本刀 「珈琲道場 侍」HPから引用
店内に飾られた日本刀 「珈琲道場 侍」HPから引用

【珈琲道場 侍 詳細】

・所在地:〒136-0071 東京都江東区亀戸6-57-22 サンポービル2F
・アクセス:JR亀戸駅 東口 徒歩1分、東武亀戸線亀戸駅 徒歩3分
・営業時間:8:00 ~ 25:00
・定休日:日曜日
・座席数:40席(喫煙席有・分煙なし)
・予約・問い合わせ:03-3638-4003

■JR亀戸駅東口すぐ、美味しいコーヒー「珈琲道場 侍」
http://www.samurai-cafe.jp/

スマホ版
http://www.samurai-cafe.jp/sp/

■珈琲道場侍公式ツイッター
https://twitter.com/gpz900rninnjya

※料金、時間、座席等の情報は、令和元年5月6日現在のもの

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

戦い終われば相手を称え合う、元気で礼儀正しいチビっ子空手家たち【連載:アキラの着目】

FJ時事新聞ニッポンニュースは2019年1月27日(日)、第3回東日本空手チャンピオン王座決定戦2019(主催:拳友会中山道場、協力:NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神)の会場・BmnB東京スポーツ文化館メインアリーナ(東京都江東区新木場)に足を踏み入れた。
第3回東日本空手チャンピオン王座決定戦2019(第3回関東ルーキーチャンピオン空手道選手権大会 主催:拳友会中山道場、協力:NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神)@2019年1月27日(日)BmnB東京スポーツ文化館メインアリーナ(東京都江東区新木場)

この大会は「第3回関東ルーキーチャンピオン空手道選手権大会」ということもあり、上は高校生から下はチビっ子までの東西ジュニア強豪空手選手511人が一挙に集結!
第3回東日本空手チャンピオン王座決定戦2019(第3回関東ルーキーチャンピオン空手道選手権大会 主催:拳友会中山道場、協力:NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神)に集結した、上は高校生から下はチビっ子までの東西ジュニア強豪空手選手511人@2019年1月27日(日)BmnB東京スポーツ文化館メインアリーナ(東京都江東区新木場)

学年・体重別に決められた階級毎のチャンピオンを東が征するのか、西が征するのかという、東西決戦が目玉の大会なのだ。
第3回東日本空手チャンピオン王座決定戦2019(第3回関東ルーキーチャンピオン空手道選手権大会 主催:拳友会中山道場、協力:NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神)@2019年1月27日(日)BmnB東京スポーツ文化館メインアリーナ(東京都江東区新木場)

フルコンタクト空手の部類に属するNPO法人 新日本総合空手道連合会 武神の空手は、対戦相手の体に直接正拳や蹴りを叩き込むファイトスタイル。

したがって、体を鍛え抜かないことには、何も始まらない空手なのだ。

強靭な体があってこその空手は、チビっ子空手家であろうとも同じ。

強靭な体をつくっていないと、そもそも空手の試合などできるはずがない。

だから、チビっ子空手家たちの試合でも、対戦相手の正拳突きや下段蹴りなどを食らっても、ひるむことなく前へ前へと突進し攻撃を繰り出すことができるのだ。
第3回東日本空手チャンピオン王座決定戦2019(第3回関東ルーキーチャンピオン空手道選手権大会 主催:拳友会中山道場、協力:NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神)@2019年1月27日(日)BmnB東京スポーツ文化館メインアリーナ(東京都江東区新木場)第3回東日本空手チャンピオン王座決定戦2019(第3回関東ルーキーチャンピオン空手道選手権大会 主催:拳友会中山道場、協力:NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神)@2019年1月27日(日)BmnB東京スポーツ文化館メインアリーナ(東京都江東区新木場)第3回東日本空手チャンピオン王座決定戦2019(第3回関東ルーキーチャンピオン空手道選手権大会 主催:拳友会中山道場、協力:NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神)@2019年1月27日(日)BmnB東京スポーツ文化館メインアリーナ(東京都江東区新木場)第3回東日本空手チャンピオン王座決定戦2019(第3回関東ルーキーチャンピオン空手道選手権大会 主催:拳友会中山道場、協力:NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神)@2019年1月27日(日)BmnB東京スポーツ文化館メインアリーナ(東京都江東区新木場)

しかし、互いに対戦相手を打ちのめすために必死で試合しているにもかかわらず、一度戦いが終わればチビっ子空手家たちはお辞儀をし、対戦相手を称え合い、敬う。

空手に代表される日本の武道は、こうした礼儀作法も学べることで、人格も向上し、成長してゆけるのだ。

これは、元々殺傷術である武術が精神性も追求することで、単なるテクニックの「術」から礼儀や人格形成をも担う「道」へと昇華したからこそなせる業(わざ)だ。

この先の未来をかなり悲観的に報道されたり、危惧されたりする日本だが、こうした元気で礼儀正しいチビっ子空手家たちが数多くいて、かつ”量産”される限り、日本の未来もまだまだ捨てたもんじゃないなと思った。

そう考えると、空手は一種の教育機関とも捉えることができよう。

今後もNPO法人 新日本総合空手道連合会 武神が関わる空手大会には注目してゆきたい。

■NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神
http://karate-bushin.com/

■国際空手道研究会連盟 拳友会公式ホームページ
http://拳友会.jp/

■国際空手道研究会連盟 拳友会 中山道場
https://sites.google.com/site/kenyunakayama/home

■全日本新武道連盟 全国(京都・愛知・岐阜・滋賀…)の空手道場 桜塾
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FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

K-1で活躍した極真空手戦士と女性柔道家の戦い【連載:アキラの着目】

今回は、空手家と女性柔道家が戦う試合を取り上げる。

とは言っても、一般的にいわれている異種格闘技戦とは異なり、NHK WORLDで放送されていた番組『SAMURAI SPIRIT』(柔道編)におけるスパーリング的な試合なので、打撃は一切なしの柔道ルールだ。

空手家はK-1で活躍した”青い目のサムライ”こと極真会館空手家ニコラス・ペタス氏、女性柔道家はグランドスラムなど数々の世界大会で優勝した女子柔道48kg級の山岸絵美選手だ。

NHK WORLD『SAMURAI SPIRIT』(柔道編)での女子柔道48kg級・山岸絵美選手と”青い目のサムライ”こと極真会館空手家ニコラス・ペタス氏の柔道ルールによる試合
NHK WORLD『SAMURAI SPIRIT』(柔道編)での女子柔道48kg級・山岸絵美選手と”青い目のサムライ”こと極真会館空手家ニコラス・ペタス氏の柔道ルールによる試合

ナビゲーターに抜擢されたニコラス・ペタス氏が、番組放送回ごとに様々な日本武道に挑戦し、その武道の選手と試合をしたりする番組構成なので、「柔道編」では山岸絵美選手と対戦したわけだ。

元々柔道は、柔術の流れを組んだ格闘技で、明治時代になってから嘉納治五郎が諸流柔術の長所を集め、また、西洋から渡来してきたスポーツの概念を取り入れることで柔術の当身(打撃技)をあえてなくし、誰でもできるようにした武道だ。

ここで武道について簡単にいうと、本来武道はどのような相手でも対処できるような技術を有しているから、西洋のスポーツ概念である「階級制」を別に必要としない。

しかし、柔道は、嘉納治五郎が柔道というものを創った瞬間から、現在のような「階級制」になることが予想されていた(!?)であろうから、柔道はスポーツでもあるのは言うまでもないし、現在の柔道をみて誰もスポーツではないとは思わない。

そうしたスポーツである柔道という観点からすると、山岸絵美選手とニコラス・ペタス氏との対戦は、あまりにも体格が異なり過ぎて、スポーツ的試合というよりは武道的試合であり、「無差別級」の試合とみることができ、興味深かった。

対戦結果は、ここで書くよりも実際に動画を観て、知った方が良いだろう。

■『SAMURAI SPIRIT』(柔道編)

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