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新日本総合空手連合会・武神の酒井代表(桜塾代表)、10年お務めでご勇退【連載:アキラの着目】

2001年に「“日本で一番のオープン大会”を開催しよう!」という同じ志の下に、東海地区を中心としたフルコンタクト空手の8道場が集結し結成された新日本総合空手連合会・武神。

2007年にNPO法人となった新日本総合空手連合会・武神は現在、加盟道場が158を数え(国内108道場/海外54道場)、フルコンタクト空手界の一大勢力となっている。

その新日本総合空手連合会・武神の代表を2011年から連続で10年間も務められた酒井寿和先生(全日本新武道連盟 桜塾 代表)が勇退されることとなった。

NPO法人 新日本総合空手道連合 武神 公式サイトから引用
NPO法人 新日本総合空手道連合 武神 公式サイトから引用

二代目武神代表の松井啓悟塾頭(フルコンタクト空手道 男塾)からバトンを受け継ぎ、酒井寿和先生が三代目武神代表に就任された時はまだ脂の乗り切った39歳。

酒井寿和先生は代表就任当初から公約として「武神加盟100団体」と「ナゴヤドームでの開催」を掲げ、着実にその実現に向け歩みを進めたのだった。

就任早々に酒井寿和先生が着手したのが、反対を押し切ってスタートさせた「武神ユース」と、初心&初級の輝ける場となる「武神杯」の初開催。

また、中国大連にある「極真会館浜井派大連総本部」へ強化遠征に行くなど、精力的に武神および加盟道場の選手たちのために飛び回った就任一年目となった。

2012年には「武神カラテオールジャパンカップ2012」を開催し、初の参加選手数1,000人超えを達成したり、2013年には小学生高学年を中心とした「武神ジュニアユース」を新設、若年層からの空手選手育成にも力を注いだ。

2014年には衆議院議員の石原伸晃氏を顧問に迎え、2015年のナゴヤドーム大会開催を発表。

その発表通りに翌2015年には、ついに「武神カラテオールジャパンカップ in ナゴヤドーム大会」を開催するに至った。

このナゴヤドーム大会の開会式では、上田正樹さんが君が代を独唱し、愛知県の大村知事、お笑い芸人の千原せいじさんが祝辞を述べ、空手界からは新極真会代表・緑健児先生、世界総極真代表・長谷川一幸先生、白蓮会館・杉原賢亮館長といった空手界の重鎮がお祝いに駆けつけるなど、名実ともに盛大な空手の祭典となった。
NPO法人 新日本総合空手道連合 武神 公式サイトから引用

NPO法人 新日本総合空手道連合 武神 公式サイトから引用
NPO法人 新日本総合空手道連合 武神 公式サイトから引用

その後も酒井体制の武神は衰え知らずの勢いで、毎年「武神カラテオールジャパンカップ」の開催を重ね、時には音と光の演出で観客を魅了したり、あるいはコンサート会場で知られる日本ガイシホールで大型ビジョンやLEDモニターを駆使したりで、選手たちにふさわしい活躍の場を提供し続けたのだった。

今の武神の発展・隆盛を知っているから、酒井代表体制の10年は、順風満帆のように思えてしまいがちだ。

しかし実際は予期せぬことの連続で、時には猛反対にあったり、前例のないことへの挑戦ばかりで、その苦労は計り知れぬものだったようだ。

1月10日に開催された「武神総会2021」の最後に酒井先生が「武神代表を退いても、ずっと武神は大好きです!」と言われたことは、各道場の先生方にも確実に刺さったであろう。

今後の武神は、松井啓悟代表代行により新体制となるが、やはりフルコンタクト空手界の中心軸であることには変わりがない。

■【武神特集】酒井代表、武神10年の歴史と功績
http://karate-bushin.com/news/bushin_sakai10th/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

2020年度全日本ランキングからフェイスシールド着用義務 ~空手 武神~【連載:アキラの着目】

空手用フェイスシールドの「ヘッドガードシールド」 NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神 公式サイトから引用空手を通じて青少年育成のため、また、“日本一の大会”を目指して、東海地区で最大規模を誇る空手大会「武神KARATE ALL JAPAN CUP」を2001年の集結以来毎年開催してきたNPO法人 新日本総合空手道連合会 武神。

今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で「武神KARATE ALL JAPAN CUP」は残念ながら中止となってしまった。

しかし、2020年度全日本ランキングポイント大会については、2020年7月19日(日)豊中市立武道館ひびきで開催される「KARATE KANSAI CUP 2020」を皮切りに順次該当する大会が開催されることとなった。

ただし、7月に入っても新型コロナウイルスの収束が見込めないため、2020年度全日本ランキングポイント大会に該当する大会より、出場選手は全員、ランキング大会指定のフェイスシールドを着用することが義務となった。

この空手用フェイスシールドは、商品名を「ヘッドガードシールド」といい、現在、選手各自が使っているヘッドガード金網部分の上から覆うタイプで、マジックテープにより金網部分への装着が簡単にできるものだ。
空手用フェイスシールドの「ヘッドガードシールド」 NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神 公式サイトから引用空手用フェイスシールドの「ヘッドガードシールド」 NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神 公式サイトから引用空手用フェイスシールドの「ヘッドガードシールド」 NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神 公式サイトから引用

空手用フェイスシールドの「ヘッドガードシールド」 NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神 公式サイトから引用
空手用フェイスシールドの「ヘッドガードシールド」
NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神 公式サイトから引用

フルコンタクトでの叩き合いに対し、柔軟に対応できるように、空手用フェイスシールドはソフトビニールで造られており、割れる心配もなく安全だ。

2020年度全日本ランキングポイント大会に該当する大会に出場する選手は、この空手用フェイスシールドを購入することになり、他製品や通常の耳掛けマスクでのエントリーは不可とのことだ。

なお、「KARATE KANSAI CUP 2020」のみ空手用フェイスシールドの貸出がある。

この空手用フェイスシールドによって、対戦相手の飛沫を気にすることなく、存分に戦えることだろう。

【空手用フェイスシールド 詳細】

・商品名:ヘッドガードシールド(拳屋製)
・価格:880円(税込)
・販売:ランキング大会会場及び格闘技専門店拳屋(kobushiya.com/ 0561-85-7101)
※入荷は7月中旬予定、「KARATE KANSAI CUP 2020」会場でも販売予定

■NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神
http://karate-bushin.com/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

新日本総合空手道連合会 武神、新年の始まりは「武神総会2020」【連載:アキラの着目】

「武神総会2020」での休憩時間昨年、江東良一流格闘拳法が加盟を許された新日本総合空手道連合会 武神。

その武神が2020年新年の始まりとして動き出すのは「武神総会2020」からだ。
「武神総会2020」の開催場所・名古屋キャッスルプラザホテル

「武神総会2020」の開催場所・名古屋キャッスルプラザホテル
「武神総会2020」の開催場所・名古屋キャッスルプラザホテル

武神全加盟団体155団体(令和2年1月12日現在)。

うち国内の全加盟団体は101団体。

この101団体のうちのほとんどがこの度の「武神総会2020」に出席、9つある議題について報告、提案、質疑応答、等々、フルコンタクト空手及び若い空手世代のために加盟団体が一丸となって、取り組んでいるのだ。

「武神総会2020」での休憩時間
「武神総会2020」での休憩時間

筆者は劇画「空手バカ一代」直撃世代ではなく、その世代からまた一回りほど下の世代なのだが、その筆者でさえも「空手=フルコンタクト」というイメージで今の今まで来た。

しかし、世の中の流れとしては、ノンコンタクトのいわゆる伝統派空手が2020年東京オリンピックの競技となり、フルコンタクト空手はオリンピック競技に採用されていないのだ。

では伝統派空手が世の中を席巻してゆくのかというと、それはまた微妙な流れになっており、2024年パリ・オリンピックでは伝統派空手でさえも2017年6月9日IOC理事会で正式競技にならないことが決定、さらに2019年6月25日IOC総会で伝統派空手はオリンピックの追加種目にならないことも決定したのだった。

他のスポーツがオリンピック競技に加えられてゆく中、空手はオリンピック正式種目として残ってゆかない現実がある。

この現実の壁に対しては、やれ伝統派空手の方が良い、いやいやフルコンタクト空手の方が良いんだ、という議論自体が陳腐化しているのは言うまでもない。

こういう状況下では、「武神総会2020」冒頭で松井啓悟・武神相談役が言われた、フルコンタクト空手が今できることを、それも若い空手世代に対してやってゆくしかないのだ。

オリンピックにもボクシングはあるが、観る側は「オリンピック < WBC、WBA、IBF」という既成概念がある。

それと同じように空手も「オリンピックも凄いが、やはり武神が一番だよね!」というイメージを作り上げるしかないと筆者は思うのだ。

それは不可能ではないはずだ。

なぜなら、武神は様々な空手道場、空手団体の垣根を越えた連合体だからだ。

凝り固まった閉鎖組織でないからこそ交流が可能になり、ゆくゆくは強豪同士のドリームマッチや「誰が一番強いのか?」など、観る側のウォンツ・ニーズに応えることができるはずなのだ。

「武神総会2020」には、以上のようなフルコンタクト空手の抱える事情や問題点等も論じられたが、フルコンタクト空手および若い空手世代に対する熱き思いを抱く先生方がいらっしゃる限り、確実に歩みを進めてゆくだろうと筆者は確信した。

■ NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神
http://karate-bushin.com/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

江東良一流格闘拳法、新日本総合空手道連合 武神に加盟【連載:アキラの着目】

この度、弊社FJ時事新聞の代表・江東良一が主宰する空手流派「江東良一流格闘拳法」が、めでたくNPO法人「新日本総合空手道連合 武神」への加盟が許された。
江東良一流格闘拳法創始・江東良一

NPO法人「新日本総合空手道連合 武神」について知らない人は、2019年01月28日ニッポンニュース(「戦い終われば相手を称え合う、元気で礼儀正しいチビっ子空手家たち【連載:アキラの着目】」)を参照のこと。

NPO法人 新日本総合空手道連合 武神 公式HPから引用
NPO法人 新日本総合空手道連合 武神 公式HPから引用

現在、このFJ時事新聞を含めたFJマスメディア・グループを束ね、年の1/3は日本、残りの1/3は香港、さらに残りの1/3は上海等の海外都市を忙しく回っている江東は、これまで空手の入門生を募集しても、東京・日本橋浜町の本部道場にはなかなか集まらなかっただけに、加盟団体になったことで、ようやく入門生集めのスタートラインに立てるのかな、とまずは胸を撫で下ろした。

それというのも、やはり大きい大会がある道場の方が入門生は目標を立てやすいだろうし、それに向けてモチベーションも技量も上がることが予想されるからだ。

同じ空手を習うのならば、少人数でチマチマ稽古をして全く大会がない道場と、大きな大会が開催され、参加できる道場とでは、どちらの道場に入門したいかは、あえてここで言うまでもないだろう。

これまでにどの空手の連盟にも協会にも属してこなかった「江東良一流格闘拳法」としては、「新日本総合空手道連合 武神」の加盟団体となったことで、その点は若干解消されるのではと期待している。

もちろん、「新日本総合空手道連合 武神」の加盟団体になったから簡単に入門生が集まるとは思っておらず、引き続き入門生集めに精進することには変わりがない。

江東が見据える「江東良一流格闘拳法」の展望は、まずは入門生を集めること、次にその中から師範代クラスの人間を育成すること、さらに師範代クラスの人間が門下生に空手を教えること、だ。

これは、どこの空手道場でも当たり前に目にする光景だが、まだ入門生が集まっていない「江東良一流格闘拳法」としては、この当たり前のことが当たり前になるように、「新日本総合空手道連合 武神」への加盟を契機としてさらなる飛躍を遂げたいと考えているのだ。
女性空手家

幼少期から武術に憧れ、少年時代に格闘拳法弐段を取得、ビジネスで多忙を極める現在でも格闘拳法の練習を絶やさない江東だからこそ、もう1つの己の領域である道場というものを大きく発展させたいという野望があるのだ。

■江東良一流格闘拳法道場 | 東京都中央区
http://etoryoichi.jp/

■NPO法人 新日本総合空手道連合 武神
http://karate-bushin.com/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

戦い終われば相手を称え合う、元気で礼儀正しいチビっ子空手家たち【連載:アキラの着目】

FJ時事新聞ニッポンニュースは2019年1月27日(日)、第3回東日本空手チャンピオン王座決定戦2019(主催:拳友会中山道場、協力:NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神)の会場・BmnB東京スポーツ文化館メインアリーナ(東京都江東区新木場)に足を踏み入れた。
第3回東日本空手チャンピオン王座決定戦2019(第3回関東ルーキーチャンピオン空手道選手権大会 主催:拳友会中山道場、協力:NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神)@2019年1月27日(日)BmnB東京スポーツ文化館メインアリーナ(東京都江東区新木場)

この大会は「第3回関東ルーキーチャンピオン空手道選手権大会」ということもあり、上は高校生から下はチビっ子までの東西ジュニア強豪空手選手511人が一挙に集結!
第3回東日本空手チャンピオン王座決定戦2019(第3回関東ルーキーチャンピオン空手道選手権大会 主催:拳友会中山道場、協力:NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神)に集結した、上は高校生から下はチビっ子までの東西ジュニア強豪空手選手511人@2019年1月27日(日)BmnB東京スポーツ文化館メインアリーナ(東京都江東区新木場)

学年・体重別に決められた階級毎のチャンピオンを東が征するのか、西が征するのかという、東西決戦が目玉の大会なのだ。
第3回東日本空手チャンピオン王座決定戦2019(第3回関東ルーキーチャンピオン空手道選手権大会 主催:拳友会中山道場、協力:NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神)@2019年1月27日(日)BmnB東京スポーツ文化館メインアリーナ(東京都江東区新木場)

フルコンタクト空手の部類に属するNPO法人 新日本総合空手道連合会 武神の空手は、対戦相手の体に直接正拳や蹴りを叩き込むファイトスタイル。

したがって、体を鍛え抜かないことには、何も始まらない空手なのだ。

強靭な体があってこその空手は、チビっ子空手家であろうとも同じ。

強靭な体をつくっていないと、そもそも空手の試合などできるはずがない。

だから、チビっ子空手家たちの試合でも、対戦相手の正拳突きや下段蹴りなどを食らっても、ひるむことなく前へ前へと突進し攻撃を繰り出すことができるのだ。
第3回東日本空手チャンピオン王座決定戦2019(第3回関東ルーキーチャンピオン空手道選手権大会 主催:拳友会中山道場、協力:NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神)@2019年1月27日(日)BmnB東京スポーツ文化館メインアリーナ(東京都江東区新木場)第3回東日本空手チャンピオン王座決定戦2019(第3回関東ルーキーチャンピオン空手道選手権大会 主催:拳友会中山道場、協力:NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神)@2019年1月27日(日)BmnB東京スポーツ文化館メインアリーナ(東京都江東区新木場)第3回東日本空手チャンピオン王座決定戦2019(第3回関東ルーキーチャンピオン空手道選手権大会 主催:拳友会中山道場、協力:NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神)@2019年1月27日(日)BmnB東京スポーツ文化館メインアリーナ(東京都江東区新木場)第3回東日本空手チャンピオン王座決定戦2019(第3回関東ルーキーチャンピオン空手道選手権大会 主催:拳友会中山道場、協力:NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神)@2019年1月27日(日)BmnB東京スポーツ文化館メインアリーナ(東京都江東区新木場)

しかし、互いに対戦相手を打ちのめすために必死で試合しているにもかかわらず、一度戦いが終わればチビっ子空手家たちはお辞儀をし、対戦相手を称え合い、敬う。

空手に代表される日本の武道は、こうした礼儀作法も学べることで、人格も向上し、成長してゆけるのだ。

これは、元々殺傷術である武術が精神性も追求することで、単なるテクニックの「術」から礼儀や人格形成をも担う「道」へと昇華したからこそなせる業(わざ)だ。

この先の未来をかなり悲観的に報道されたり、危惧されたりする日本だが、こうした元気で礼儀正しいチビっ子空手家たちが数多くいて、かつ”量産”される限り、日本の未来もまだまだ捨てたもんじゃないなと思った。

そう考えると、空手は一種の教育機関とも捉えることができよう。

今後もNPO法人 新日本総合空手道連合会 武神が関わる空手大会には注目してゆきたい。

■NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神
http://karate-bushin.com/

■国際空手道研究会連盟 拳友会公式ホームページ
http://拳友会.jp/

■国際空手道研究会連盟 拳友会 中山道場
https://sites.google.com/site/kenyunakayama/home

■全日本新武道連盟 全国(京都・愛知・岐阜・滋賀…)の空手道場 桜塾
http://sakura-juku.com/

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