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江東良一流格闘拳法師範・江東良一、新日本総合空手道連合会 武神の公認四段に【連載:アキラの着目】

弊社FJ時事新聞の代表を務め、自らが主宰する空手流派「江東良一流格闘拳法」の師範でもある江東良一に、NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神から四段が授与された。

NPO法人 新日本総合空手道連合会武神から授与された公認四段の段位状
NPO法人 新日本総合空手道連合会武神から授与された公認四段の段位状

段位状の到着は令和3年3月4日であったが、段位状の発行日は令和3年1月10日だ。

段位状の発行日が令和3年1月10日であるのは、段位状の授与式が令和3年1月10日にあったからだ。

その段位状の授与式は、武神総会2021の中で執り行われた。

香港を拠点の1つとして活動している江東は新型コロナの影響で日本に戻れず、この武神総会2021及び段位状授与式に出席することができなかったため、段位状が後日発送されるということで、ようやく3月4日に到着したわけだ。

幼少期から拳法を始め、段位も授かった江東だが、日本で正式に段位を授かったのは、この度のNPO法人 新日本総合空手道連合会 武神からの四段授与が初めて。

NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神からの四段授与は、江東の格闘人生における1つの到達点であることは間違いない。

ただし、あくまでもこれは到達点の1つであって最終地点にはあらず。

引き続き、自らの「江東良一流格闘拳法」を通じて「社会に役立つ」ことや、「他人の痛みをわかる」ことの大切さを1人でも多くの人達に伝えていくのがゴールのない最終地点であり、また江東の使命でもあり役割なのだ。

コロナ禍の現在、本部道場は師範不在の状況が続き、道場生も思うように集まっていないが、コロナ収束後を見据えたプランもあり、「江東良一流格闘拳法」は常に前を、未来を見ている。

「江東良一流格闘拳法」が飛躍することで、NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神のさらなる発展にも寄与・貢献できるのではとの思いもある。

NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神から四段を授かったことを契機として、気持ち新たに邁進してゆくと誓った師範・江東良一なのであった。

■NPO法人 武神
http://karate-bushin.com/

■一般社団法人 全日本空手審判機構(JKJO)
https://karate-jkjo.jp/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

初代タイガーマスクとコラボ、武道精神と日本文化を発信、神田明神【連載:アキラの着目】

先日のニッポンニュースで取り上げたばかりの江戸総鎮守・神田明神。

今回のニッポンニュースでも神田明神を取り上げる。

日本全国に数多くの神社あれど、かなり”攻めている”神社となると、数えるほどしかない。

神田明神のどこが”攻めている”のかというと、アニメとコラボして展示会を開催したり、積極的に公式YouTubeにて祭り動画や「神田明神音頭」の踊り・振り付けを発信したりして、時代の流行や最先端に対しての感度が高いからだ。

そんな神田明神が現在進行形で”攻めている”のが、「初代タイガーマスクの武道精神と日本文化展」だ。

初代タイガーマスクの武道精神と日本文化展 神田明神公式サイトから引用
初代タイガーマスクの武道精神と日本文化展
神田明神公式サイトから引用

神社とプロレスが融合する展示会を企画・開催するのは前代未聞である。

すでに7月11日(土)より開催されており、神田明神資料館にて8月30日(日)までだ。

初代タイガーマスクは、劇画「タイガーマスク」が少年誌面から飛び出したかのような、四次元空中殺法を駆使し、対戦相手を翻弄し、観客を魅了しながら勝ち続けたスーパー・ヒーロー・プロレスラー。

その初代タイガーマスクに扮していたのが佐山サトル氏で、これまでに総合格闘技「修斗」、武道「掣圏道、掣圏真陰流」、日本精神の原点「須麻比(すまひ)」と絶えず創り続けてきた格闘技や武道を通じ、武道精神や愛国心、日本文化の良さを率先して伝えることもしてきた。

なので、日本の伝統文化そのものである神田明神と、武道・日本文化を発信してきた佐山サトル氏こと初代タイガーマスクがコラボするのは、ごく自然なことなのかもしれない。

平日と土日祝日とでは、受付場所が異なるため、公式サイトにて確認してから訪れてみよう。

【初代タイガーマスクの武道精神と日本文化展 詳細】

・会期:令和2年7月11日(土)~8月30日(日)
・時間:9時~16時(受付終了 15時30分)
・受付:7月11日~19日、土日祝日 資料館1階
    それ以外の平日 文化交流館1階
・場所:神田明神資料館2階展示室 ※3階展示室は常設展示(拝観可)
    〒101-0021 東京都千代田区外神田2-16-2
    JR中央線・総武線「御茶ノ水」駅徒歩5分
    JR山手線「秋葉原」駅徒歩7分
・拝観料:大人300円、学生200円、中学生以下無料
・主催:神田明神資料館
・協力:初代タイガーマスク(佐山サトル氏)、中村之洋氏、リアルジャパンプロレス、コラボ総研・伊藤翼氏

■江戸総鎮守 神田明神 東京都千代田区外神田2-16-2
https://www.kandamyoujin.or.jp/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

的確な正拳突き炸裂!「選手ファースト」の武神「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」【連載:アキラの着目】

6月22、23両日の名古屋は熱かった!

その理由は大相撲名古屋場所があったからではない、武神初の国際親善大会「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」があったからだ。

筆者は、「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」初日の6月22日(土)しか観戦しなかったが、その初日の模様を簡単ではあるが、書いてみたい。

開場前から若者、家族連れがドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)に長蛇の列

空手を通じた青少年育成のため、東海地区で最大規模を誇る空手大会「KARATE ALL JAPAN CUP」を2001年の集結以来毎年開催しているのがNPO法人「新日本総合空手道連合会 武神」(以下文中では武神)だ。

全国の予選を勝ち抜き、選ばれし者だけが、武神「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」の試合場に立てるのだ。

その選ばれし者たち見たさに開場前から名古屋城二の丸にあるドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)には長蛇の列。
武神「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」の会場・ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)には長蛇の列

武神「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」への注目の高さがうかがえる。

それも長蛇の列には、家族連れから若い女性の姿も普通に散見できた。

以前だと格闘技の試合というと、男性客が圧倒的に多かったものだが、その頃とはうって変わり、現在は誰もが気兼ねなく安心して空手を観戦できる時代へと突入したのだ。

ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)の正面入口が開扉するや否や、なだれ込むように観客が入場、最も観やすい席を確保すべく、さらに小走りで体育館奥へと進んでゆく。
ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)の正面入口が開扉するや否や、なだれ込むように入場する観客

男女53名参加の「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」は武神初の国際親善大会

武神「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」には、男女合わせて53名の選手が参加、各クラスの頂点を目指す。

試合はJKJOルール・JFKOルール(国際親善大会)に則って行われ、全日本空手審判機構から認定された審判が試合を裁く。

「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」は武神初の国際親善大会ということで、海外からも腕に覚えのある”刺客”が参戦してきた。

土屋アンナさんによる国歌斉唱

全選手入場の後にお決まりの国歌斉唱。

一体誰が歌うのかと思いきや、「土屋アンナさん」とアナウンスが流れ、館内中がどよめきの声に包まれた。

正真正銘の、モデル・女優・歌手として幅広く活躍される土屋アンナさんがドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)に登場だ。
国歌斉唱で来場した土屋アンナさん

神聖な空手場であるメインコートに素足で現れた土屋アンナさんは、粛々と「君が代」を斉唱、観客・選手・スタッフ一同皆聴き入ったのだった。
日本国旗国歌斉唱する土屋アンナさん

松井啓悟相談役・酒井寿和代表のご挨拶に選手思いのお言葉

土屋アンナさんの後は、NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神の役員挨拶が続く。

武神2代目代表を務められた、松井啓悟相談役兼理事(男塾 塾頭)のご挨拶では、「選手のために素晴らしい舞台を創る。日本で1番の試合を中部(地方)でやろう。これが僕たちの信念であり、選手たちへの思いであります」と言われ、まさに武神の大会は選手が主人公の「選手ファースト」であり、道場や派閥などによる軋轢とは無縁なのだ。

松井相談役のご挨拶が終わると、現在、武神3代目代表を務められる酒井寿和代表(桜塾 代表)のご挨拶。

「私には2つの公約がありました。まず1つはナゴヤドーム大会の開催。そしてもう1つは武神加盟100道場です。(中略)松井相談役をはじめ、宮地顧問、武神の理事の先生方、何より武神加盟団体の先生方のご理解、ご協力の下、この2つの公約を達成することができました」

選手の輝ける舞台が有名であればあるほど、大きければ大きいほど、参加選手の人数が多ければ多いほど、選手たちは目標ができ、さらに日々の練習に熱がこもるのは言うまでもない。

選手のためのナゴヤドーム大会であり、選手が多くの猛者と競うための加盟100道場であり、こうした具体的な進化目標を立てられ、実際に達成されてきたことに対して、筆者は驚きを隠せない。

的確に効かす技が観られた「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」

久々に空手の試合を生観戦したのだが、ここまで的確に技を効かしているとは思いもしなかった。

技の効かしが、適切な表現ではないが”エグい”のだ。

女子選手の試合を観ていたら、正拳突きが相手選手の鎖骨を的確に撃ち抜いているのには面食らった。

あれは痛い、並の人間ならば痛くてガマンできない。

正拳突きを食らった女子選手の鎖骨およびその周辺の皮膚は、眉間にシワを寄せて見てしまうくらい真っ赤に変色していた。

静止している人間の鎖骨を正拳突きで的確に撃ち抜くのさえ簡単なことではないのに、しかも試合中で動いている相手選手の鎖骨をピンポイントで撃ち抜くのは、普段からの的確な正拳突きの動作やその反復練習による身体記憶、動体視力の良さなど全てが揃わないと試合では出せないはずだ。

鎖骨どころか胸板を狙ったつもりでも、正拳突きが時折、相手選手の顎に流れ当たってしまうシーンを過去に何度も他団体の試合で観たことがあっただけに、武神「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」に出場した選手の、的確に効かす技の精密さには脱帽した。

ただがむしゃらに練習するのではなく、目標や技1つ1つに対しての意識をしっかり持ちながら練習している選手だからこそ、高い完成度の選手になりうるのだろう。

膠着なく、延々打ち合う試合は、空手マニアでなくとも心打つ

武神「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」を生観戦して、もう1つ思ったことがある。

それは、シンプルに面白いということだ。

リアルファイトにもかかわらず、膠着せずに延々激しく打ち合う試合は、決して空手マニア、格闘技マニアだけを唸らせるレベルではなく、世間ウケ、万人ウケするレベルのものなのではないか。

誤解を恐れずに言うと、武神「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」はエンターテイメントにもなりうる面白さがあるし、気がつくと「あれ、もう試合が終わっちゃった」というくらいに試合にのめり込めるのだ。

もちろん世間には殴ったり、蹴ったりといったシーンを生理的に受け付けない人もいるだろうが、大抵の人は武神「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」のような試合を観だしたら、かなり集中してしまい、心を打つのではなかろうか。

なので、きっかけが重要なのかなと。

例えば、空手好きの人が、空手の試合をいまだに観たことがない人を会場に連れてきたら、特典として何か粗品をプレゼントする、といったことも今後ファン層の拡大には必要になってくるかもしれない。

スピーディでスマートな大会進行だった「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」

今回の「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」では、昨年までとは異なり、試合場のコートで表彰式を行わず、本部席と正反対に位置する表彰台にて表彰式を行なうこととなった。

これにより、スピーディでスマートな大会進行になったようで、観客をだれさせたり、飽きさせたりすることもなく、”試合のわんこそば状態”が可能になったのだろう。

またさらに、スピーディでスマートな大会の進行になったことで、選手も今か今かと試合を待ち望んでいるテンションを焦らすことなく、ストレートに試合にぶつけられる利点もあったのではあるまいか。

やはり大会運営というのは、流れやテンポの良し悪しで大会そのものが良い方にも悪い方にも転んでしまうので、こういう表彰式1つの対処といえども重要なのだ。

最後に

2019年1月に東京・新木場にて開催された大会で武神の服部事務局長と初めてお会いした際に言われたのが「ウチ(=武神)は、お金が絡まないので、変なしがらみや派閥がないのです」ということだった。

格闘技界やプロレス界における過去の歴史を紐解けば、「金の切れ目が縁の切れ目」なのか、はたまた権力争いが元なのか、団体や組織の離散・分裂・解散・消滅が耐えない事件ばかりがフォーカスされる。

それらをファンの立場から見慣れてきた筆者からすると、「お金が絡まないので、変なしがらみや派閥がない」ということが最も安心できることであった。

今回「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」を観戦し感じたことは、「選手のために」という献身行動に基づいて武神は成り立っているということだ。

それ抜きでは、先生方やスタッフの方々による真夜中までの会場設営や当日の試合審判、その他大会運営に関する業務を語ることができない。

武神は、志や目標を同じにする者同士が集まって行動する理想郷なのだとあらためて思った次第だ。

■ 武神「KARATE ALL JAPAN CUP 2019」ダイジェスト

■ NPO法人 新日本総合空手道連合会 武神
http://karate-bushin.com/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

マスク、フィギュア、Tシャツ、DVD等勢揃い!プロレス格闘技ファンの聖地・闘道館【連載:アキラの着目】

「プロレス格闘技の聖地といったらどこだ?」とファンに訊けば、皆、口を揃えて「後楽園ホール」と即答するだろう。

では、「プロレス格闘技ファンの聖地といったらどこだ?」という質問にファンは何と答えるだろうか?

その答えは「闘道館」だ。

元々、プロレス格闘技の聖地・後楽園ホール最寄駅の水道橋にあった「闘道館」は、1年前に現在の東京都豊島区・JR巣鴨駅北口から徒歩1分の好立地に移転。

東京都豊島区・JR巣鴨駅北口から徒歩1分の闘道館 闘道館 Twitterから引用

おばあちゃんの多い巣鴨にもかかわらず、この「闘道館」だけはプロレス格闘技ファンが群がり、まさにプロレス格闘技ファンの聖地で桃源郷なのだ。

「闘道館」には、往年のプロレスラーや格闘家のサイン色紙やポスター、また実際に使用していたマスク等のお宝グッズがあったり、週刊プロレス、週刊ゴング、ゴング格闘技、等々の豊富なバックナンバーが揃っていたり、プロレスや格闘技の試合ビデオやDVD等もある。

アントニオ猪木のサインが入った皿 闘道館インスタグラムから引用
プロレスラーのお宝マスク 闘道館インスタグラムから引用
プロレスラー(武藤敬司)のフィギュア 闘道館インスタグラムから引用
タイガージムのTシャツ、トレーナー、スタジャン 闘道館インスタグラムから引用

さながらプロレス格闘技博物館のような「闘道館」だが、これら陳列物は販売しており、購入できる。

ただし、前述したようにお宝グッズだから、かなり値が張っているのは言うまでもない。

しかし、専門誌のバックナンバーやビデオ、DVDならば、目が飛び出るような高値が付いていることはほとんどなく、比較的手が届きやすい。

このように「闘道館」は、博物館のような店舗なのだが、それ以外にも現役プロレスラーのトークショーや対談、引退した往年の選手の懐古談、、握手&撮影会、等々のイベントを常時開催しており、ファンと選手等を繋ぐコミュニケーション・センターとしての役割も担っている。

実際に、来月7月14日(日)には、電流爆破デスマッチで有名な大仁田厚選手と、新日本プロレスにて長きに渡りリングアナウンサーを務めた「ケロちゃん」こと田中ケロさんが繰り広げるスペシャルトークライブも予定されている。

7月14日(日)闘道館で開催される、電流爆破デスマッチで有名な大仁田厚選手と、新日本プロレスにて長きに渡りリングアナウンサーを務めた「ケロちゃん」こと田中ケロさんが繰り広げるスペシャルトークライブ 闘道館HPから引用

かなりマニアックなスポットではあるが、興味のある人はぜひ1度、足を踏み入れてほしい。

■格闘技プロレス買取販売!世界最強の品揃え!- 闘道館
https://www.toudoukan.com/

■闘道館 Twitter @toudoukan
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■闘道館さん(@toudoukan) ・ Instagram写真と動画
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責任編集:拡輪 明-HS099

プロレス・格闘技関連の懐かしい曲3選【連載:アキラの着目】

今回のニッポンニュースは、プロレス・格闘技関連の懐かしい曲を3つ選んでみた。

1.坂本龍一『カクトウギのテーマ』

この曲を懐かしいと思っている人は、日本テレビ系で毎週放送されていた全日本プロレス中継を観てた人だ。

番組の終わりに次期シリーズに参戦予定の外国人レスラーが短編映像で紹介されるのだが、そのBGMとしてかかっていたのがこの『カクトウギのテーマ』なのだ。
全日本プロレス中継 次期シリーズ参戦予定選手

その当時は、まさかこの曲がYMOの坂本龍一さんの作曲とはつゆ知らずで、後にそれを知った時は「だから洗練された流麗な曲なのか!」と納得したものだ。

2.鈴木修『爆勝宣言』(前奏付き)

これは言わずと知れた”破壊王”こと故・橋本真也選手の入場テーマ曲だ。

作曲は、数々のプロレス・テーマ曲を手がけた鈴木修さん。

元々、前奏なしバージョンが正式な『爆勝宣言』なのだが、実際の試合会場でかかる『爆勝宣言』は前奏有りバージョンばかり。

ちなみに前奏は、「フランキー・ゴーズ・トゥ・ハリウッド(Frankie Goes To Hollywood)」という英国バンドの『Welcome To The Pleasuredome(Into Battle Mix)』(洋画『トイズ』サウンドトラック収録、トレヴァー・ホーンによるリミックス)」という曲のイントロだ。

この曲を聴く度に”破壊王”橋本真也を思い出さずにはいられない。

3.桜庭伸幸『U.W.F.プロレス・メインテーマ』

『U.W.F.プロレス・メインテーマ』という名前からおわかりになるように、この曲はUWF(Universal Wrestling Federation)のテーマ曲。

UWFとは、従来のプロレスとは異なり、パンチ、キック、関節技、絞め技を駆使した、当時としては斬新で革命的な格闘スタイルのプロレスで、一世を風靡した。

まだ観戦眼が肥えていなかった当時のファンは、UWFを「真剣勝負」と思っていたが、あくまでもプロレスの範疇だ。

プロレス・格闘技ファンからすれば、この曲はどう聴いても『U.W.F.プロレス・メインテーマ』なのだが、最近ではももクロ(ももいろクローバーZ)のライブにおけるメンバー登場のテーマ曲に使われたこともあるようで、『U.W.F.プロレス・メインテーマ』というよりも、「ももクロメンバー登場テーマ曲」と思っている若い人もいるようだ。

■ももいろクローバーZのライブでかかる『U.W.F.プロレス・メインテーマ』 ※このライブでの日本語読み上げアナウンスは、実際にUWFのリングアナを務めた故・古田信幸さんが担当

以上、ニッポンニュースの独断で選出したプロレス・格闘技関連の懐かしい曲3つを取り上げてみた。

今後もこの手の曲を機会があれば、取り上げてみる。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

”エンタメ武術”として魅了するハンガー・ヌンチャク【連載:アキラの着目】

世界には様々な武術や格闘技が存在し、それらの中には武器を操るものも少なくない。

例を挙げると、空手はトンファ、カンフーはヌンチャクが知られている。

特にヌンチャクはブルース・リーが得意とし、映画でも度々ヌンチャクのシーンを披露していることから、世界的な知名度が抜群だ。

その流麗なヌンチャク捌きに世界中の男子は憧れて、ヌンチャクを上手く操りたいと練習し、ブルース・リー顔負けの腕前の人もいるくらいだ。

ちなみに弊社FJ時事新聞の社長もヌンチャクが得意だ。

そうした王道を行くヌンチャクの達人がいる一方で、王道から外れた、亜流的なヌンチャクの達人も存在する。

その亜流的なヌンチャクの達人とは、武田鉄矢さんだ。

服を掛ける木製ハンガーをヌンチャクに見立ててグルグルと振り回し、悪の人間たちをなぎ倒すシーンは、武田鉄矢さん主演映画『刑事物語』(1982~1987 計5作)の定番シーンだった。

ハンガー・ヌンチャクを披露する武田鉄矢さん 映画『刑事物語』より引用
ハンガー・ヌンチャクを披露する武田鉄矢さん 映画『刑事物語』より引用

「百聞は一見にしかず」なので↓に貼ったハンガー・ヌンチャクのシーンばかりを集めて編集した動画をまずはご覧頂きたい。

■刑事物語(武田鉄矢) ハンガーヌンチャクシーン hanger nunchaku

本当のヌンチャクを修得されている人から見たら、このハンガー・ヌンチャクは、チャンチャラおかしく見えてしまうことだろう。

しかし、それまでには存在しなかった”武術”なので、『刑事物語』が上映された当時はかなりウケが良く、1つの”エンタメ武術”として観客は魅了されたのだった。

ハンガー・ヌンチャクを披露する武田鉄矢さん 映画『刑事物語』より引用
ハンガー・ヌンチャクを披露する武田鉄矢さん 映画『刑事物語』より引用

実戦の有効性については、はたしてどうなのか専門家でないとわからないが、どこの家庭にもあり、身近なハンガーをヌンチャクばりに振り回して悪に勝利するシーンは、単純に楽しめたであろうことは想像に難くない。

初登場からすでに36年経過したハンガー・ヌンチャクであるが、後継者の俳優が現れて伝承してほしいと個人的には思う次第だ。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

”ダサカッコイイ”でなくて、”マジカッコイイ”ミュージック空手【連載:アキラの着目】

ミュージック空手 演武曲:DA PUMP『USA』世の中には様々な格闘技が存在する。

その中でもとりわけメジャーな日本発祥の格闘技が、柔道や空手だろう。

柔道といえば、講道館が唯一段級位を審査したり、免状を発行したりする団体なのだが、空手は流派や会派、連盟や協会が無数にあるため、柔道の講道館のような競技を一元管理する団体がないのだ。

したがって、流派・会派・連盟・協会毎に段級位を審査したり、免状を発行したり、技の体系が異なったりするのだ。

どうりで過去に「ジャズ空手」(日本テレビ系『スーパージョッキー』「THE ガンバルマン」コーナーで出演)という流派があったりしたのかと。

「ジャズ空手」(日本テレビ系『スーパージョッキー』「THE ガンバルマン」コーナー)
「ジャズ空手」(日本テレビ系『スーパージョッキー』「THE ガンバルマン」コーナー)

そんな無数にある空手の流派、会派、連盟、協会の中で、現在も異色の空手が存在する。

その空手が、ミュージック空手だ。

ミュージック空手は、NPO法人国際ミュージック空手連盟 闘真が教えている空手だ。

ミュージック空手とは、いかなるものなのか、まずは動画を観た方が早いかと。

★ミュージック空手「曲名:USA」
ミュージック空手 演武曲:DA PUMP『USA』

ミュージック空手という名称を初めて耳にした時は、かなり胡散臭い空手なのかな、カッコ悪いのかな、と失礼ながら思ってしまったのだが、たまたまこのDA PUMP『USA』をダンスしているミュージック空手を観たら、”ダサカッコイイ”どころか”マジカッコイイ”じゃないかと。

本家・DA PUMPよりも華麗な蹴り技や正拳突きなどの流麗な技がある分、本当にカッコイイと感じた。

それも1人の単独演武でなく、チームでの演武だからカッコイイがさらに増幅されているというのもあるだろう。

実際、NPO法人国際ミュージック空手連盟 闘真のホームページには
「ミュージック空手はチームで創り上げボランティア活動で演武して行きます。
協調性などコミュニケーション能力を必要とする為、自然に同じ目標に向かって気持ちが通い合いチームで励まし合うようになります。
ミュージック空手は闘う格闘技では有りません。空手の習得により演武という形で皆さんに見て頂く新ジャンルの空手です」
と明記されていることから、ミュージック空手は、チームでの演武がダンスと同じくらいにこの空手の特徴となっているのだ。

ミュージック空手は、日頃から老人施設を毎年40ヵ所以上ボランティアで訪問し、デイサービスなどでチーム演武を披露しているとのこと。

ミュージック空手の門下生たちは、こうしたミュージック空手による自発的なボランティア活動の積み重ねによって、地域への社会貢献とともに人格形成されていくのだ。

地域と共生しながら、自己も高めてゆくミュージック空手は、あらゆる世代を繋ぐ手段にもなっている。

■NPO法人国際ミュージック空手連盟 闘真
http://www.mktoshin.com/

■公式Twitter ミュージックkarate 国際ミュージック空手連盟 @Officialmkarate
https://twitter.com/officialmkarate

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責任編集:拡輪 明-HS099

神童・那須川、堀口をキックルールで撃破!【連載:アキラの着目】

2018年9月30日(日)さいたまスーパーアリーナで開催された格闘技イベント「RIZIN.13」の実質メイン試合(キックボクシング特別ルール)において、キックボクサーで”神童”の異名を持つ那須川天心選手(20)が総合格闘家・堀口恭司選手(27)を3―0の判定で撃破した。

RIZIN.13 キックボクシング特別ルールでの那須川天心選手 VS 堀口恭司選手
RIZIN.13 キックボクシング特別ルールでの那須川天心選手 VS 堀口恭司選手

終わってみれば、順当な結果だった。

特別ルールとはいえキックルールだったので、キックボクサーの那須川選手に有利で、勝つのは当然とみられていたからだ。

元々は伝統空手出身で打撃に自信がある堀口選手でも、空手とキックボクシングは似て非なるもので、相手の得意な土俵で戦ったため、負けてしまった。

打ち合いを前提としたスポーツであるキックボクシングと、相手の攻撃をかわしてつつ、遠い間合いから一気に飛び込んで正拳を放つ伝統空手とでは、考え方や戦い方が異なるのだから、そういった意味においては、那須川 VS 堀口は異種格闘技戦だったと言えよう。

那須川選手の土俵だったと言っても、独特のリズムで那須川のキックに合わせ、カウンターで素早く飛び込む堀口選手のストレートは、那須川選手の顔面を何回か捉え、1Rから目が離せない緊張感のある打撃の応酬合戦となった。

試合後の那須川選手のインタビューでも「このカードが決まった時から、本当に緊張でいっぱいでした。こういう勝ちになりましたけど、成長できたと思います」と語り、これまで自身が対戦してきた相手とは異なり、緊張していたことを明かし、まさに戦う前も戦っている最中も緊張感に溢れていた試合だったことが、このインタビューからもわかる。

今回は那須川選手に有利なキックボクシング特別ルールで戦ったことから、もしまた、那須川選手と堀口選手の再戦が組まれたら、総合格闘技ルールでの戦いになるのか興味が集中している。

しかし、それについては堀口選手が「はっきり言うと、(総合格闘技では、那須川選手は私の)相手にならないと思う。自分が勝っちゃうので、面白くないかな」と一刀両断に語った。

したがって、この那須川選手、堀口選手による戦いは、今回の1回だけなのかもしれない。

もし再戦が組まれるとすれば、それは那須川選手が進化し、総合格闘技選手として完成した時だ。

その進化・完成までの期間が長いと、今度は堀口選手の選手としてのピークが過ぎてしまう可能性があるため、お互いの総合格闘技における「旬」次第となるだろう。

はたして那須川選手が、本格的に総合格闘技の領域に踏み込むのか、今後の展開を期待したい。

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責任編集:拡輪 明-HS099

寝技&関節技が回転!「QUINTET FIGHT NIGHT in TOKYO」6.9ディファ有明【連載:アキラの着目】

伝説の”グレイシー・ハンター”桜庭和志選手プロデュース「QUINTET」

史上最大のグラップリング五人ピック QUINTET公式HPから引用

プロレスファン、総合格闘技ファンなら誰もが知っている、レジェンド的存在の”IQレスラー”桜庭和志選手。

なぜレジェンドなのかというと、総合格闘技の創世記において向かう所敵なしだったグレイシー一族に対し、絶対的な強さを発揮したからだ。

2000年当時、日本で人気を博していた総合格闘技団体・PRIDEにて桜庭和志選手は、ホイラー・グレイシー(ヒクソン・グレイシー、ホイス・グレイシーの弟)、ヘンゾ・グレイシー(ヒクソン・グレイシー、ホイス・グレイシーの従兄弟)を次々に撃破、いよいよグレイシー一族名誉回復のために立ち上がったホイス・グレイシーとの対戦に漕ぎ着け、見事に完勝したのだった。

桜庭和志 VS ホイス・グレイシー cdn-ak.f.st-hatena.comから引用
桜庭和志 VS ホイス・グレイシー cdn-ak.f.st-hatena.comから引用

あの伝説の試合から18年が経過、”IQレスラー”、”グレイシー・ハンター”の異名を持つ桜庭和志選手も、総合格闘技選手としての衰えには抗えず、第一線からいつの間にか退く形となった。

しかし、打撃なしのグラップリング(寝技、関節技)のみの限定ルールならば、まだまだ現役で戦えることもあり、そのルールに特化した格闘技興行「QUINTET」を桜庭和志選手が今年4月に立ち上げたわけだ。

そしてその第2弾興行「QUINTET FIGHT NIGHT in TOKYO」が、またまた桜庭和志プロデュースの下、本日6月9日ディファ有明にて開催される。

5人1組の団体戦である「QUINTET」は対戦順にも注目!

「QUINTET」という興行名の通り、5人1組のチームとなり、勝ち越したチームが勝ち上がるトーナメント方式を採用。

柔道団体戦のように、勝った選手は、負けか引き分けるかまで戦い抜く。

この5人による団体戦形式では、各チームとも対戦順にかなりの知恵を絞っている。

先に比較的弱い選手を並べておき、後半に強い選手を温存したりするチームがあったり、あるいは1番最初に強い選手を置き、その選手1人であわよくば「5人抜き」を画策しようというチームもあったりで、それぞれのチーム戦略が見え隠れするので、それを観るのも面白い。

実際に、前回4月の「QUINTET」旗揚げ興行では、1人の選手が「2人抜き + 引き分け」をし、実質的に相手選手3人に連続で負けなかった選手もいたのだ。

「QUINTET FIGHT NIGHT in TOKYO」6.9ディファ有明に所英男選手率いるチームや、世界トップレベルの柔術選手チーム等も参戦

「QUINTET FIGHT NIGHT in TOKYO」6.9ディファ有明大会では、ZST(ゼスト)やDynamite!で活躍した”リアル回転体”所英男選手率いる「TEAM TOKORO PLUS α」、田村潔司選手の愛弟子・中村大介選手率いる「TEAM U-ZUKIDO」、現在の柔術界で間違いなく世界トップ選手と評価されるホベルト・サトシ・ソウザ選手率いる「TEAM HALEO」、日本柔術最強軍団の呼び声高い「TEAM CARPE DIEM」の4チームが出場する。

史上最大のグラップリング五人ピック QUINTET公式HPから引用
史上最大のグラップリング五人ピック QUINTET公式HPから引用

最高レベルの寝技・関節技の使い手たちが集結するだけあって、今からどのような華麗な技を観ることができるか、かなり楽しみだ。

ちなみに前回4月大会では、以下の動画のような瞬時に極まった試合もあった。

寝技や関節技が”回転する”展開なので、意外と膠着試合が少ない。

なので、ほぼ関節技・絞め技の1本で極まる試合が多かったゆえに、全然退屈することなく、スピーディーな展開で、初心者でも楽しめる内容だったのだ。

興行は”水物”であり、何が起こるかわからないので、「QUINTET FIGHT NIGHT in TOKYO」6.9ディファ有明大会も間違いなく100%面白いとは断言できないが、それでもかなりの高い確率で楽しめる試合が頻発することだろう。

「QUINTET FIGHT NIGHT in TOKYO」6.9ディファ有明大会は、6月9日(土)15:00~19:30AbemaTVにて独占無料生中継されるので、少しでも興味のある人には観戦をお勧めする。

QUINTET FIGHT NIGHT in TOKYO
-Light Weight Team Championship-

●日時:2018年6月9日(土)
●開場・開始:開場 14:30 開始 15:00
●会場:ディファ有明
●アクセス:東京都江東区有明1-3-25
新交通ゆりかもめ 有明テニスの森駅
臨海副都心線 国際展示場駅
●主催:株式会社ラバーランド
●協力:一般社団法人日本ブラジリアン柔術連盟
D-NET(DOJO NETWORK JAPAN)
●協賛:シンエネルギー開発
HALEO
CARPE DIEM
reversal.dogi.design.works
関総業
BRAVO
●メディア:AbemaTV
●入場料金(消費税込):S席 10,000円
A席 7,000円
B席 5,000円 (完売)
※小学生以上有料 小学生未満は席が必要な場合は有料
●お問合せ:ラバーランドinfo@quintet-fight.com

■史上最大のグラップリング五人ピック QUINTET公式HP
https://www.quintet-fight.com/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

天覧試合には成り得ない現在の総合格闘技【連載:アキラの着目】

天覧試合は、メジャー・スポーツだけに存在する!?

■天覧試合(てんらんじあい)とは、天皇が観戦する武道やスポーツ競技の試合のこと。(weblio辞書から引用)

冒頭から天覧試合の定義について書いたが、天覧試合と聞いたら、大多数のご年配の方々は、長嶋茂雄選手のサヨナラホームランで幕を閉じたプロ野球「巨人-阪神戦」を思い起こすことだろう。

また、大相撲を観戦に来られた天皇皇后両陛下を思い起こす方々もいるかもしれない。

一般的には、このプロ野球と大相撲での天覧試合を思い起こすのだろうが、実際は他のスポーツ競技でも天覧試合はいくつも存在している。

  • 社会人野球
  • サッカー
  • ラグビー
  • アメリカンフットボール
  • レスリング
  • 競馬

これら天覧試合があったスポーツ競技は、どれもメジャー・スポーツだ。

それも、競馬は別として、中学・高校・大学のどれかしらに必ず部として存在しているスポーツ競技だ。

そう考えると、天覧試合は、こう再定義することもできるのではないか。

■天覧試合とは、中学・高校・大学のどれかしらに必ず部として存在している、メジャーなスポーツ競技に組まれた、天皇陛下が観戦される試合。

これを逆にいうと、マイナーなスポーツ競技には、天覧試合はまず組まれることはないということだ。

現在の総合格闘技は、天覧試合にふさわしくない競技

随分前置きが長くなってしまった。

では総合格闘技だと、天覧試合が組まれることは可能なのかどうか、だ。

総合格闘技

あくまでも私感だが、前述の再定義に照らし合わせると、総合格闘技は天覧試合を組まれるに値しない競技になるだろう。

総合格闘技には天覧試合が組まれない理由を列挙してみる。

  1. 総合格闘技は、メジャー・スポーツではない
  2. 総合格闘技は、中学・高校・大学のどれかしらに必ず部として存在していない
  3. ゆえに競技人口が少ない
  4. 総合格闘技の試合は、子供からお年寄りまで楽しめるものではない

1、2は再定義に則ったら、こうなった。

3については、総合格闘技はメジャー・スポーツではないし、中学・高校・大学に必ず部としてあるわけではないので、当然ながら競技人口が少ないのは明らかだ。

4についてだが、「総合格闘技の試合は、子供からお年寄りまで楽しめるものではない」ことが、最も天覧試合が組まれる可能性を阻む要因になるかと筆者は思っている。

現在の総合格闘技の試合は、四つん這いになった相手をサッカーボールを蹴るように蹴っ飛ばしても構わないし(=サッカーボール・キックの容認)、相手に馬乗りになって、殴りまくっても構わない(=マウント・パンチの容認)というもの。

したがって、かなり凄惨なシーンが現れることもあるので、子供には見せることができないし、心臓が弱いお年寄りならば、それこそショック死してしまいかねないのだ。

なので、バイオレンスに極めて近い現在の総合格闘技の試合は、天覧試合にふさわしくないと判断される可能性が断然高いと思われる。

将来、総合格闘技で天覧試合が組まれるためには

では、将来、総合格闘技で天覧試合が組まれるためにはどうしたら良いのか?

それは簡単だ。

「四つん這いになった相手へのサッカーボール・キックの禁止」、「マウント・パンチの禁止」など、バイオレンスな展開にならないよう、ルールを改正すればいいのだ。

このようなルールに改正すれば、チビっ子から年配の方まで、安心・安全に総合格闘技をすることができるようになるし、それがいずれ競技人口の裾野を広げることになり、それに伴って競技のヒエラルキーが大きくなり、メジャー・スポーツになるのだ。

子供から年配の方まで楽しめ、かつメジャー・スポーツになれば、天覧試合も組まれるようになるのは自然の流れだ。

天覧試合が組まれるために、総合格闘技が今後採るべき道は、バイオレンス性の排除、競技人口の拡大だ。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099