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築100年の町家を改装した猫カフェ併設の純喫茶「町家猫喫茶 うたねこ堂」【連載:アキラの着目】

にゃんこクリームソーダ 町家猫喫茶 うたねこ堂 公式Twitter @utanekodoから引用有名無名問わず、歴史のある寺社仏閣が多い古都・京都。

京都を観光するならば、こうした寺社仏閣を巡るのが当たり前だ。

しかし、ニッポンニュースは寺社仏閣だけを巡る京都観光に異を唱えたい。

純喫茶も巡ってほしいのだ。

それも猫カフェを併設した純喫茶だ。

その純喫茶が「町家猫喫茶 うたねこ堂」だ。

日本最古の愛猫日記と言われている「寛平御記」(かんぴょうぎょき)を書いた、平安時代の第59代天皇、宇多天皇のお名前から頂いて店名を「町家猫喫茶 うたねこ堂」にしたとのことだ。

宇多天皇のお名前を頂いているのは店名だけではない。

「町家猫喫茶 うたねこ堂」の店長・黒猫のうたちゃんもそうなのだ。

ちなみに、宇多天皇が可愛がっていらした愛猫も黒猫とのことで、他の猫と異なり、墨のように黒々としている猫だったことを前述した「寛平御記」に書かれている。

「町家猫喫茶 うたねこ堂」は、築100年を超える町家を改装しただけあって、店内には大正ロマンを感じさせるインテリアばかり。

1階は喫茶スペースで、ティータイムの後は、2階の猫カフェスペースに移動し、猫たちとゆったりとした時間を過ごせるという、猫好きにはたまらないカフェだ。

もちろん、猫カフェ利用の客だけでなく、喫茶のみの利用の客も大歓迎とのこと。

そんな「町家猫喫茶 うたねこ堂」で人気のメニューは「にゃんこクリームソーダ」。

クリームソーダのクリーム部分が可愛らしいにゃんこの顔になっており、クリームソーダを飲もうとすると、グラスからにゃんこが”飲み人”に向かって顔を突き出しているかのような微笑ましいクリームソーダだ。

京都に観光で足を運んだら、この「町家猫喫茶 うたねこ堂」にも立ち寄ってみるべし。

【町家猫喫茶 うたねこ堂 詳細】

・所在地:京都市中京区新烏丸通二条上る橘柳町155-4
・アクセス:京都市営地下鉄東西線「京都市役所前」駅徒歩5分
      京都市営バス「京都市役所前」バス停徒歩4分
      京阪電気鉄道京阪本線「三条」駅徒歩11分
      阪急電鉄京都線「河原町」駅徒歩15分
・利用料金:1,650円/時、275円/10分
      ※1人につき飲み物1杯要注文の「ワンドリンクオーダー制」
      ※1階喫茶スペースの飲み物、ケーキなど全メニューを1品につき「100円引き」で提供
      ※飲み物代は上記利用料金に含まれない
      ※子供料金なし
・問合せ:utanekodo@tanosy.co.jp またはインスタDM
     ※数日中に返信

■町家猫喫茶 うたねこ堂
https://utanekodo.com/

■猫カフェ&喫茶 町家猫喫茶 うたねこ堂 京都本店 公式インスタグラム
https://www.instagram.com/utanekodo/

■町家猫喫茶 うたねこ堂 公式Twitter @utanekodo
https://twitter.com/utanekodo

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

店舗・サービスともにサムライ精神・武道精神宿る「珈琲道場 侍」(江東区亀戸)【連載:アキラの着目】

東京都江東区亀戸にある風変わりな純喫茶が「珈琲道場 侍」(昭和53年創業)だ。

東京都江東区亀戸にある純喫茶「珈琲道場 侍」(昭和53年創業) 「珈琲道場 侍」HPから引用
東京都江東区亀戸にある純喫茶「珈琲道場 侍」(昭和53年創業) 「珈琲道場 侍」HPから引用

この「珈琲道場 侍」は変わったことづくめ。

店内に設けられた目安箱 「珈琲道場 侍」HPから引用
店内に設けられた目安箱 「珈琲道場 侍」HPから引用

店名に「道場」と「侍」が付いているし、カウンター全席がロッキングチェアであるし。

もちろんこれらには、しっかりとした理由が存在する。

店名に「道場」と付けたのは、元々マスターの実家が合気道の道場だったことに由来。

自分の強みである「武道の教え・精神」を喫茶店経営に活かしたいとのことで始めたのが、「珈琲道場 侍」なのだ。

店内に飾られた兜と鎧 「珈琲道場 侍」HPから引用
店内に飾られた兜と鎧 「珈琲道場 侍」HPから引用

武道精神を基盤にしている喫茶店ゆえに、客への配慮を重要視しているのが特徴だ。

「例えばラーメン屋に来る人は、お腹が空いてラーメンが食べたいから来る、という人がほとんどですよね。でも喫茶店は違う。コーヒーが飲みたいだけじゃない。疲れたからちょっと休みたいとか、ゆっくり考え事をしたいとか、いろんなお客様が来る。だから、お客様一人一人に合わせた対応が大切なんです。」

客の間で評判となっているのは、そうした配慮もさることながら、冒頭で少し触れたカウンターに並ぶロッキングチェアーだ。

店内のカウンターに並ぶロッキングチェアー 「珈琲道場 侍」HPから引用
店内のカウンターに並ぶロッキングチェアー 「珈琲道場 侍」HPから引用

「ある時、公園でブランコに座りながら一服して、どんな店がいいかと考えながら、あれ?揺れるって面白い、ブランコって良いんじゃないかって。そこからロッキンチェアーを思いついた」

スペースを取るロッキングチェアーは店内の席数が制限される等、レイアウトデザイン上の制約が出てくるが、それでもカウンター席はロッキングチェアーにこだわった。

ただし、いくら斬新な内装やコンセプトの店でも、肝心の珈琲や料理が美味くなければ、集客できない。

だが、「珈琲道場 侍」は、水出しアイスコーヒーやポテトチーズ焼き、独特な味わいのマヨネーズ、大奥カクテル、等々、珈琲や料理も好評を得ているのだ。

水出しアイスコーヒー 「珈琲道場 侍」HPから引用
水出しアイスコーヒー 「珈琲道場 侍」HPから引用
ポテトチーズ焼きも食べられるランチセット 「珈琲道場 侍」HPから引用
ポテトチーズ焼きも食べられるランチセット 「珈琲道場 侍」HPから引用
大奥カクテル 「珈琲道場 侍」HPから引用
大奥カクテル 「珈琲道場 侍」HPから引用

それだけではない、やはり武道的観点から「動(どう)」に勝るものはないと気づいた。

すなわち「動」とは店内を動き回るスタッフのことで、駄目なスタッフならば、どんなに珈琲が美味しくても集客に繋がらない。

だからこそ、接客には徹底してこだわり、例え同じ客であっても、毎回同じ接客対応にはしないのだとか。

侍や道場が付く店名や和の内装といった、目に見える物が先行しがちだが、実は目に見えないコンセプトや気配りなどが、まさにサムライ精神や武道精神そのもので、「珈琲道場 侍」だけの特筆すべき点だ。

ぜひ行ってみたい喫茶店だ。

店内に飾られた日本刀 「珈琲道場 侍」HPから引用
店内に飾られた日本刀 「珈琲道場 侍」HPから引用

【珈琲道場 侍 詳細】

・所在地:〒136-0071 東京都江東区亀戸6-57-22 サンポービル2F
・アクセス:JR亀戸駅 東口 徒歩1分、東武亀戸線亀戸駅 徒歩3分
・営業時間:8:00 ~ 25:00
・定休日:日曜日
・座席数:40席(喫煙席有・分煙なし)
・予約・問い合わせ:03-3638-4003

■JR亀戸駅東口すぐ、美味しいコーヒー「珈琲道場 侍」
http://www.samurai-cafe.jp/

スマホ版
http://www.samurai-cafe.jp/sp/

■珈琲道場侍公式ツイッター
https://twitter.com/gpz900rninnjya

※料金、時間、座席等の情報は、令和元年5月6日現在のもの

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099