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「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」のモー娘。’19、ロッキング・オン渋谷社長唸らせる【連載:アキラの着目】

ハロー!プロジェクトのアイドルグループ・モーニング娘。’19(リーダー・譜久村聖=22)が、8月10日茨城県ひたちなか市で開催された国内最大級の音楽フェスティバル『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019』(ロッキン)に昨年に続いて出場し、またもや話題となっている。

モーニング娘。’19の登場前に、同フェスを企画制作するロッキング・オンの渋谷陽一社長が登場。

渋谷陽一社長は、これから登場するモーニング娘。’19を「去年のステージ、彼女たちは本当に鮮烈な印象を残してくれました。なにがすごかったかと言えば、彼女たちはロックフェスだからと言って、ロック仕様になったわけでなくて、いつも通りのパフォーマンスを行った。そしてあれだけの熱狂を繰り広げてくれたわけです。まさに、モーニング娘。をこのフェスは発見したわけです」、「今日ここで集まっているみんなは、LAKE STAGEからGRASSという巨大なステージになった時のモーニング娘。をなんとか勝たせたいという人たち、そして彼女たちの勝利を目撃したいという人たち、そういう人たちでこれだけの人が埋まっています。勝たせたいじゃないですか!」と紹介しながら観客に呼びかけた。

そんな今年のモーニング娘。’19は、『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019』で最大の広さを誇るGRASS STAGEにてトップバッターとして登場。

それというのも、昨年の『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018』における灼熱の40分間パワフルなステージが「体力オバケ」と話題になったことから、ステージの”火付け役”として抜擢されたのだった。

1曲目の「みかん」は、石田亜佑美(22)による「盛り上がっていくぞ!」のシャウトとともにスタート!

彼女らの前には、モーニング娘。過去最大規模の、ノリノリで拳を天高く突き上げた6万人の観客が。

3曲目の「I surrender 愛されど愛」は、当初セットリストになかったものの、「メンバーが(関係者に)直談判して入れてもらいました」(リーダー:譜久村聖)からこそ、思いのこもった一曲となり、さらに観客のボルテージは上昇したのだった。

手拍子で観客を誘導した「恋愛レボリューション21(updated)」や近年のライブ人気曲「泡沫サタデーナイト!」など新旧のヒット曲を持ち時間ギリギリまでめいいっぱい詰め込んだセットリストの中でもとりわけ「LOVEマシーン(updated)」は観客の熱量が最高潮となり、モーニング娘。’19と観客のシンクロナイズなパフォーマンスが圧巻だった。

後半戦では最新シングル曲「青春 Night」から「Are you Happy?」、安定感のある「わがまま 気のまま 愛のジョーク」、小気味良いメロディの「What is LOVE?」といったナンバーで観客を盛り上げ、ラストはモーニング娘。’19メンバー全員による「ここにいるぜぇ!」の力強いタイトルコールが轟いた。

『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019』でのモーニング娘。'19
『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019』でのモーニング娘。’19

終わってみれば、ほぼ休むことなく、昨年より10分多い50分間のステージで全14曲を全力のパフォーマンスで完遂させたのだった。

ステージ終了後、SNSには『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019』の来場者から「モー娘。軽い気持ちで見たら衝撃ヤバイ!泣いた」、「最高にエモかったし、メンバーの名前わからんけど可愛い子もいて推しが増えそうだ」等の投稿が、さらに、来場できなかったファンからも「最高のセットリスト!」、「来年はGRASS STAGEで観たい!」という熱きコメントが集まり、大きな反響を呼んだ。

こうしたモーニング娘。’19のステージが、ロックミュージシャン主体の『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019』で爆反響した理由について音楽関係者はこう語る。

「下手にロックミュージックに寄せずに“ザ・アイドル”の王道路線で、自分たちのやってきたことを貫いたことが勝因じゃないでしょうか」、「こういうフェスに集まるお客さんは耳が肥えている。小手先のアレンジじゃ通用しないし、そもそもロックの精神とは『自分を貫くこと』から始まる」

アイドルだからロックミュージシャンのように心を揺さぶることができない、ということは決してなく、それを見事に『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019』で証明して見せたモーニング娘。’19は今後も目が離せぬ存在であり続けるだろう。

■「体力おばけ!?」NON’ STOP!! RIJ モーニング娘。’19

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

アンジュルム、モー娘。’19、Juice=Juice、鈴木愛理、ロッキン2019出場決定!【連載:アキラの着目】

アンジュルム昨年に続き、モーニング娘。’19が「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」(通称:ロッキン)への出場が決定した。

モーニング娘。’19 ハロー!プロジェクト オフィシャルサイトから引用

「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」といえば、今年で開催20年目を迎える、日本最大級の野外ロック・フェスティバルだ。

ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019

有名なロックバンドやミュージシャンが多い中、「グループアイドルのモーニング娘。’19が出場しちゃって大丈夫か?」という声もあったりするが心配ご無用!

昨年の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」にモーニング娘。’18(現・モーニング娘。’19)が初出場を果たした際は、良い意味で期待を大きく裏切り、会場のロック・ファンを唸らせたのだ。

「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2018」に初出場した際のモーニング娘。’18(現・モーニング娘。’19) YouTubeから引用

その時にロック・ファンたちが、当時のモーニング娘。’18(現・モーニング娘。’19)に対して最大の賛辞として贈った異名が「体力おばけ」。

灼熱のステージで40分間ぶっ続けでセトリ(セットリスト)11曲を披露。

1曲目は、バリバリのロック曲『HOW DO YOU LIKE JAPAN?~日本はどんな感じでっか?~』で会場のロック・ファンの心を鷲掴みにし、モーニング娘。’19の十八番・フォーメーションダンスを駆使したナンバーも数曲披露し、完全に場を掌握したのだった。

ちなみにその時の映像が↓

■体力おばけ集団モーニング娘。 40分間の灼熱殺人セトリ

その昨年の実績を買われ、今年2019年もモーニング娘。’19は「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」に出場するわけだ。

今年の「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」では、モーニング娘。’19以外のハロプロ勢も出場する。

現在のハロプロで最も勢いづいているアンジュルム、海外公演の回数が多いJuice=Juice(ジュース=ジュース)、そして元℃-uteの歌姫・鈴木愛理ちゃんだ。

アンジュルム
アンジュルム
Juice=Juice(ジュース=ジュース)
Juice=Juice(ジュース=ジュース)
元℃-uteの歌姫・鈴木愛理ちゃん
元℃-uteの歌姫・鈴木愛理ちゃん

”プラチナ期”のモーニング娘。以降のハロプロで1番の歌唱力を誇る鈴木愛理ちゃんは、どこに出場しても恥ずかしくない逸材だ。

完成度の高い洗練されたパフォーマンスのJuice=Juice(ジュース=ジュース)は、これまたどこのオーディエンスであろうとも、唸らせるはずだ。

スーパー・ウルトラ・インパクトなアンジュルムは、ロック・ファンの琴線に触れない方がおかしいというものだ。

どこにでもいるグループアイドルだろうと高を括るれば括るほど、そのギャップにやられてハマってしまうのが、ハロプロのグループアイドルであり、ハロプロの楽曲なのだ。

なぜこんなことを言うのかというと、筆者自身がそうだったからだ。

「ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019」におけるハロプロのグループアイドルのステージは、決してトイレタイムではなく、必見・必聴タイムであることを肝に銘じて、行かれたし。

【ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019 詳細】

・開催日:8月3日(土)・4日(日)、10日(土)・11日(日・祝)・12日(月・振休)
・開催場所:国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)
・ハロプロのアイドル
 <Juice=Juice>
 出演日時:8月4日(日)11:20~
 ステージ:BUZZ STAGE

 <アンジュルム>
 出演日時:8月4日(日)17:00~
 ステージ:SOUND OF FOREST

 <モーニング娘。’19>
 8月10日(土)10:30~
 ステージ:GRASS STAGE

■コンサート&イベント|ハロー!プロジェクト オフィシャルサイト
http://www.helloproject.com/event/detail/3a6bc3a6a97192a158dc1dcc865051edb262e10f

■ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019
http://rijfes.jp/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

昭和50年代中盤以降の「ヤング歌謡曲」オススメ3曲【連載:アキラの着目】

令和に時代が変わったばかりというのに、2年号前の昭和を振り返るのはいかがなものか、という気がしないでもないが、今回はとにかく昭和50年代中盤以降にヒットした「ヤング歌謡曲」にスポットライトを当ててみたい。

1.中森明菜『少女A』

清楚な中森明菜さんのイメージを尊重したかのような、緩やかなメロディのデビュー曲『スローモーション』。

そのイメージを一新させ、イントロからギンギンにエレキの爆音で始まる『少女A』は、清楚な中森明菜さんは仮の姿で、本物は「チョイ悪」のヤンキー少女なんだ、と錯覚させるような「路線変更曲」に思えたものだ。

もちろん、「エレキ=ワル、ヤンキー」という単純図式ではないのだが、『スローモーション』から『少女A』への変質は、中森明菜さん自身のイメージをガラッとチェンジさせるのに最も有効な手段だったかと。

2.近藤真彦『ブルージーンズ メモリー』

絶叫系歌詞や、やや巻き舌を要すような歌詞の曲は、近藤真彦さんか薬丸裕英さんが最も適任だと筆者は思うのだが、その”2強”のうちの1人である近藤真彦さんが本領発揮する曲が、この『ブルージーンズ メモリー』だ。

エレキが、イントロではメインのメロディラインを奏でるのだが、イントロが終わり本編に入ると、メインのメロディラインを近藤真彦さんの歌声に譲り、しばらく”裏方”に徹する。

あとは近藤真彦さんがやや巻き舌っぽく歌ったり、絶叫したりで、インパクトの強い曲だ。

3.中森明菜『1/2の神話』

またまた、中森明菜さんの曲。

オススメ3曲ではなく、5曲とかに広げると、筆者の中では近藤真彦さんの曲もさらに入ってくることは確実で、中森明菜さん・近藤真彦さんの曲はかなり盤石だ。

大沢誉志幸さん作曲の『1/2の神話』は、「ヤング歌謡曲」の範疇に入れてよいのか、それよりもロックに入れた方がよいのでは、ということもあるのだが、昭和のアイドルが歌うこともあり、とりあえず「ヤング歌謡曲」に分類してみた次第。

のっけから畳み掛けてくるイントロは、歌い出す直前ですでに気分が高揚するようなかまし方。

間奏も同様で、リリースされてから30数年経っているというのに、令和の今に聴いても全然陳腐でなく、ノリノリになれるのがこの曲の良いところだ。

以上、昭和50年代中盤以降の「ヤング歌謡曲」を3曲取り上げてみた。

もっと新しい時代の曲が良いとか、いやいやもっと古い曲にも焦点を当ててくれとか、様々な意見をお待ち申し上げる。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

かなり”攻めている”アイドルの曲3選【連載:アキラの着目】

アンジュルム『出過ぎた杭は打たれない』(作詞:児玉雨子・作曲:魚住有希)かつてのアイドルが歌う曲は、お花畑で蝶々が舞うような、ある意味において無難な曲だったり、幼稚な曲だったりしたものだ。

しかし、シャ乱Qのつんく♂がモーニング娘。をはじめとするハロー!プロジェクト(通称:ハロプロ)の楽曲を手がけるようになってからは、アイドルの曲でもかなり”高品質”で、聴くに耐えられる曲が多くなった。

そこで今回は、そうした”高品質”になってきたアイドルの曲でも、かなり”攻めている”のではないかと思われる曲を3つ独断で選んでみた。

1.アンジュルム『出過ぎた杭は打たれない』(作詞:児玉雨子・作曲:魚住有希)

作曲は、知る人ぞ知る、女性ロックバンド・LoVendoЯ(ラベンダー)のギターを担当していた魚住有希さん(楽曲提供当時は、LoVendoЯ(ラベンダー)所属)。

有名女性ロックバンド・SHOW-YAを彷彿とさせる、いい意味で荒くれる曲調は、ローギアからいきなりトップギアに観客のテンションを持ってゆくのに、これ以上最適なアンジュルムの曲はない。

実際、2018年6月フランス・パリにおけるアンジュルムのライブでは、まあまあ会場が”あったまってきた”7曲目に『出過ぎた杭は打たれない』がセットされ、一気に会場を沸点にもっていったのだった。

2.こぶしファクトリー『チョット愚直に!猪突猛進』(作詞:前山田健一・作曲:前山田健一)

作詞・作曲で名を連ねる「前山田健一」は誰なんだと思うかもしれない。

でも、「前山田健一」はヒャダインなんだといえばわかる人もいるはずだ。

そう、ももいろクローバーZの楽曲を手がけ、時折バラエティ番組でも見かけるヒャダインが作詞作曲をしているのだ。

こぶしファクトリーというアイドルグループだから、歌う際に「こぶし」が回っているのか定かでないが、ファンキーでブラック・ミュージックなノリの良い曲だ。

なにもアイドルグループがこのレベルの曲を歌う必要はないのでは、と思ってしまうくらいしっかりしたメロディラインでもある。

3.HIGH-KING『抱いてよ!PLEASE GO ON』(作詞:つんく♂・作曲:つんく♂) ※原曲は後藤真希

鋭くえぐる歌詞の影響もあるだろうが、パワフルな振り付けをしやすい、たたみかける曲調がかなり”攻めている”方なのではないかと。

ただし、パフォーマーにもよるかと思うので、原曲の後藤真希よりも、ハロプロ選抜メンバーで組まれたHIGH-KINGの面々の方が”攻めている”こともあるだろう。

特に、メインボーカルの高橋愛(当時:モーニング娘。リーダー)の豪快なパフォーマンスが圧巻で、「ちょいとあんた、アイドルの範疇を超えとりまっせ!」というくらいだ。

以上、アイドルの曲にしては、かなり”攻めている”のではないかと思われる曲3つを取り上げた。

いやいや、アイドルの曲でもっと”攻めている”曲があるよ、という人はFJ時事新聞ニッポンニュースまで。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

日本の三味線とロックが融合した三味線ロック【連載:アキラの着目】

2019年もFJ時事新聞ニッポンニュースを宜しくお願い申し上げます。

さて、2019年1発目のニッポンニュースということで、日本の正月にふさわしく、なるべく和テイストの方が良いかなとの判断で、今回は三味線ロックを取り上げる。

三味線ロックとは、その名が示す通り、三味線とロックが融合したもので、それ以下でもそれ以上でもない。

通常のロックは、弦楽器にエレキギターやベースが当たり前。

そのうえ、ロックは洋物だ。

その洋物に三味線という和物を足すのだから、違和感が生じるはずなのだが、その違和感をあえて取り入れることで、和の香りを引き立たせることができ、また、エッジの効いたけたたましさ(=三味線の音色)を、ロックの躍動感に変換させることができるのだ。

とにもかくにも、まずは以下の動画を観てみよう。

■[PV] 『ENERGY DRINK』Shamirock Kamii original 曲【三味線ロック】

[PV] 『ENERGY DRINK』Shamirock Kamii original 曲【三味線ロック】YouTubeから引用
[PV] 『ENERGY DRINK』Shamirock Kamii original 曲【三味線ロック】YouTubeから引用

曲スタート時(0:42)から響き渡り、メインメロディをたどってゆく三味線の音色は、自己主張が強く、他の楽器が脇役に追いやられてしまうほど。

だから、聴き終えた後、耳に残るのは、三味線の音色だけのはずだ。

逆にいえば、ロックのメロディをしっかりと観衆に植え付けたいのならば、三味線を効果的に使えば可能だということを示しているともいえよう。

そんなメリットを知った上でバンドの個性・特徴として前面に押し出して活動しているのが、Shamirock Kamiiなのだ。

三味線は決して、うどん・そばにおける七味唐辛子のような存在ではない。

三味線は、うどん・そばそのものなのだ。

それも七味唐辛子を練り込んだうどん・そばと例えてもいいだろう。

つまり目立ちまくる主役ということに他ならない。

三味線ロックは”主役”が飛び出す、和テイストのロックということがおわかり頂けたであろう。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

バラエティ番組やCMで披露された、実はかなりの名曲ベスト3【連載:アキラの着目】

蝶野正洋踊る「ジョッキ生8クリアストロング」筆者が学生の頃はフジテレビ系「オレたちひょうきん族」というお笑いバラエティ番組が大人気を博し、毎週視聴していた。

その番組内で「ひょうきんベストテン」という、当時人気の歌番組「ザ・ベストテン」をパクったものをコーナーでやっていたのだが、そこでかかった曲の中には、今聴いても名曲だな、とつい聴き惚れてしまうのもあった。

そこで今回は、お笑いバラエティ番組やCMでかかった曲にもかかわらず名曲であるものを3つ選んでみた。

第1位 安岡力也「ホタテのロックンロール」

「ひょうきんベストテン」では「ホタテマン」として安岡力也さんが熱唱していたのが、この「ホタテのロックンロール」。

作曲は、樹木希林さんの夫で、俳優・本木雅弘さんの義理の父である内田裕也さんだ。

ロック調というよりも、イントロからバリバリにロックそのものの曲なのだが、元々この「ホタテのロックンロール」は子供向けという側面もあるため、途中に「エビしちゃいけません」、「カニしちゃいけません」という歌詞のところでは、可愛らしげな声色で歌い上げるという、アンバランスな面も特徴となっている。

しかし、サビの「これがホタテの、これがホタテの、ホタテのロックンロール!」は安岡さんのいつもの凄みのあるボイスではち切れる。

第2位 明石家さんま「アミダばばあの唄」

これまた「オレたちひょうきん族」で出てきた曲で、同番組内の「タケちゃんマン」の敵・アミダばばあ(明石家さんま)が歌っていた。

アミダばばあの貧相で淋しげな容姿とピッタリ重なる黄昏れたメロディが絶品で、作曲はサザン・オールスターズの桑田佳祐さん。

聴いた後から桑田佳祐さんの作曲とわかった時は「だからか~」と納得したものだ。

第3位 蝶野正洋踊る「ジョッキ生8クリアストロング」

プロレスラーは年間何百試合もこなしているため、全身が満身創痍であり、試合の時だけは気合を入れ、悪い箇所を悟られまいとするも、日常生活では足を引きずったりなど、結構”ガタ”がきていることが多い。

蝶野選手も例外でなく、満身創痍に違いないのだが、このCMの時ばかりは、商品のビール同様にキレの良いダンスを披露している。

ショートソングでありながら、耳に残るメロディラインで、エレキサウンドもダンスと並び、ノリノリに仕立てている。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

アイドル曲にハマるアマチュアのロック・ギタリストたち【連載:アキラの着目】

この約10年間においてYouTubeでやたらと目にするのが、自分の得意とする楽器で、気になる曲や好きなアーティストの曲を”完コピ”(「完全コピー」の略)する「~を弾いてみた」動画だ。

FJ時事新聞ニッポンニュースでもこれまでにこの「~を弾いてみた」動画を取り上げてきた(2018年01月03日「『◯◯◯を弾いてみた!』を取り上げてみた!」2018年05月13日「『◯◯◯を弾いてみた』を取り上げてみた ~Part2~」)。

こうした”完コピ”するアマチュアの人たちは、ピアノ演奏ならクラシックの曲、エレキギターならロックというように、概ね演奏する楽器で演奏曲が決まっていたようなところがあった。

しかし、いつの頃からか、楽器のイメージとはかけ離れたジャンルの曲を”完コピ”するのも多く目につくようになり、エレクトーンでアニメ主題歌や、エレキギターで特撮ヒーロー主題歌を演奏する人たちが現れた。

今回はそうした中でも、おそらくロックバンドのアマチュア・ギタリストであろう人たちがアイドル曲にハマり、エレキギターで演奏している動画を3つ取り上げてみた。

アイドル曲とはいっても曲調がロックだったり、完成度の高いノリノリなサウンドの曲もあるから、聴く側も結構違和感なく、曲そのものをロックみたいに楽しめるはずだ。

エレキギター

アマチュアのロック・ギタリストが演奏するJuice=Juice(ジュース=ジュース)『五月雨美女がさ乱れる(さみだれびじょがさみだれる)』

まず最初の、アイドル曲にハマったアマチュアのロック・ギタリストがエレキギターでジャカジャカ弾いている曲が、先日も取り上げた、世界で人気の女性アイドルグループ・Juice=Juice(ジュース=ジュース)『五月雨美女がさ乱れる(さみだれびじょがさみだれる)』だ。

『五月雨美女がさ乱れる』は、特にギュンギュンうなるイントロ部分からして一般的なアイドル曲とは思えず、曲全体を通して聴いても、これはどこかの1アーティストが歌っている曲にしか聴こえないほどの完成度といえる。

この『五月雨美女がさ乱れる』をあえて選び、エレキギターで弾くこの青年の右傍らには、少なく見ても他にまだ2つのエレキギターがあるのを確認できる。

エレキギターをこよなく愛する青年が弾く曲が、バリバリのロックではなく、バリバリのロック調のアイドル曲というのが興味深い。

アマチュアのロック・ギタリストが演奏するANGERME(アンジュルム)の『マナーモード』

次に紹介するアマチュアのロック・ギタリストによるアイドル曲の演奏は、やはり海外で人気のある女性アイドルグループ・ANGERME(アンジュルム)の『マナーモード』だ。

この『マナーモード』、既にどこかで聴いたことがあるような耳に馴染みやすいメロディラインの曲で、エレキギターの演奏でさらに気分が高揚してくる。

サビ部分や、3分ちょうどからの間奏では、指が忙しく弦を弾き、いわゆるアイドル、アイドルした曲とは無縁のメロディ展開だ。

その後また、ANGERMEメンバーの伸びのある声とエレキサウンドがシンクロしてゆく。

アマチュアのロック・ギタリストが演奏するBerryz工房『雄叫びボーイ WAO!』

最後に紹介するアマチュアのロック・ギタリストによるアイドル曲の演奏は、2015年3月3日をもって解散したBerryz工房『雄叫びボーイ WAO!』だ。

この『雄叫びボーイ WAO!』という曲は、「コブシ」みたいな歌い回しがある力強い曲であるがゆえに、ガンガンにエレキギターで弾くことに耐えうるような曲でもあるかと。

そもそもアイドルが「コブシ」を回すような歌い方をすることが稀だ(モーニング娘。「シャボン玉」はその代表例)。

そういう歌唱力だけではないパワフルな歌い方を必要とする曲は、まさにアイドル曲というよりもロック寄りの曲に感じられ、アマチュアのロック・ギタリストたちが演奏対象として、このBerryz工房『雄叫びボーイ WAO!』を選んだのではないか、という見方もできよう。

最後に

従来だと、「いい歳こいて、アイドル曲を聴くなんて変だ」という風潮があったが(現在もある?)、結構クリエイティブな分野や領域(デザイン事務所・WEB製作)で勤務する人たちの間では、音楽ジャンルに関係なく、「良い曲は良い」と自由なスタンスで聴いている傾向がある。

そうした人たちは、新たに何かを創り出す際に、世の中すべての物に対し門戸を閉ざすのではなく、むしろあえて開き、その中から創作ヒントを見つけるなり、インスパイアされるなり、といったことが当たり前となっているのだ。

それが音楽を聴く際にも当てはまり、「ロックミュージシャンの曲ではないけれど、アイドルの曲も聴いてみようか、あれ、聴いてみたら意外とこの曲スゲーじゃん!」ということもあったりするのだろう。

今回紹介したアマチュアのロック・ギタリストの人たちも、このような垣根を自分の中で置かない人たちなのではと思った次第だ。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

『◯◯◯を弾いてみた』を取り上げてみた ~Part2~【連載:アキラの着目】

以前の記事(2018年01月03日ニッポンニュース「『◯◯◯』を弾いてみた!」を取り上げてみた!)の第2弾だ。

観るだけでは飽き足らず、実際に自分のギターやベースで演奏してしまう熱狂的なファンの動画の中から、FJ時事新聞ニッポンニュース担当が気になった動画をピックアップしてみた。

RAINBOW『KILL THE KING』ギターカバー
RAINBOW『KILL THE KING』ギターカバー

■RAINBOW『KILL THE KING』ギターカバー

元ディープ・パープルのギタリスト、リッチー・ブラックモアが率いていたRAINBOWの名曲『KILL THE KING』を、女性マニアが演奏する動画。

淀みなく流れる間奏部分を一糸乱れることなく弦を弾く様は、惚れ惚れする。

■JUICE=JUICE『Fiesta!Fiesta!』ベースカバー

知る人ぞ知る、世界ツアーで各国のファン・マニアを魅了しているJUICE=JUICEの『Fiesta!Fiesta!』をベースで演奏している動画。

ベースなので、メロディラインを損ねることなく安定感のあるリズム・テンポを取りながらの演奏で、聴きやすい。

■RED WARRIORS『BLACK JACK WOMAN』ギターカバー

ダイヤモンドユカイがボーカルを務めた伝説のロックバンド・RED WARRIORSの『BLACK JACK WOMAN』を軽快に弾いている動画。

卓越した演奏だと、ギタリストの指先を目で追いながら聴いてしまう。

以上、マニアたちが思い思いの曲を熱演している動画をピックアップしてみた。

今後もちょくちょく、この手の動画をご紹介したい。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

ガールズバンド・LoVendoЯ(ラベンダー)田中れいな、満員のファンに感謝感激!【連載:アキラの着目】

元モーニング娘。の田中れいな(27)率いる3人組ガールズバンド「LoVendoЯ(ラベンダー)」が8月12日、東京・新宿ReNYで「LoVendoЯ LIVE TOUR 2017~Яe:Start~」のツアーファイナル公演を行った。

先月1日から東京や大阪、福岡などの5都市で9公演を行ってきた「LoVendoЯ LIVE TOUR 2017~Яe:Start~」のツアーファイナルは、ミニアルバム収録曲「ぶっぱなせ!Baby I Love Ya」(来月6日発売)など18曲を披露、ファンとともに大いに盛り上がった。

昨年9月にギター担当・魚住有希(26)が卒業して以来、初の3人体制で挑んだツアーだったが、田中は「こんなにもたくさんの方に集まってもらって本当にうれしい。幸せになりました。ありがとうございました!」と会場を埋め尽くしたファンに対し、感謝感激の言葉を現した。

田中とツインボーカルを組む岡田万里奈(23)は、自身の作詞作曲であるソロ曲「出発の鐘(たびだちのかね)」も披露。

「1年ぶりのツアーで、ファンの方とはSNSとかでしかやりとりができなくて、みなさんの気持ちが見えなくて心配だった。でも、このツアーに来てくれた人は本物で、私たちを愛してくれてると伝わったツアーでした。本当にパワーをもらえました。ありがとうございました!」と田中同様にやはり岡田も感謝の言葉を現した。

ギター担当の宮沢茉凜(24)は「長いようで短く、過ぎていってしまいました。ひと夏のいい思い出になりました。それはみなさんも同じだということを信じて、皆さんの全力の笑顔が見たいので、最後まで見せてください!」と今回のツアーの感想とファンへのメッセージを述べた。

今回のツアーと同名のミニアルバム「Яe:Start」には「ぶっぱなせ~」など6曲を収録、9月以降はリリイベ(=リリースイベント)も多数予定されている。

田中は「これが終わっても、来月にまた(私たちと)会う機会があります。自分が書いた曲もありますし、やっぱリリイベにも来てほしいです!」とファンとの接点を大切にするメッセージを発信した。

LoVendoЯ(ラベンダー)の田中れいな、岡田万里奈、宮沢茉凜ほか
写真は「田中れいな公式インスタグラム」(https://www.instagram.com/tanakareina.lovendor/)より

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責任編集:拡輪 明-HS099