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マイホームを「俺の城」に!寺門工務店の「城 天守閣」【連載:アキラの着目】

日本では城が好まれる傾向がある。

市民の税金を投じて、町興しで城を再建したりしても、外国と異なり誰も文句を言わず、むしろ聳え立った城を誇りに思い、日々の生活をおくるのだ。

また、自分の領域や縄張り、テリトリーという意味で「城」を代用することもしばしば。

マイホームを「俺の城」という亭主がいるのはそのためだ。

そんな「俺の城」が既にあればいいのだが、「俺の城」がない亭主は戸建てを購入したり、新たに建築したりすることになる。

今回のニッポンニュースで取り上げるのは「俺の城」を新築したい人向けで、まさに戸建て住宅が近世城郭の天守の如く建築してしまうものだ。

城好きの筆者からすると、城は必らずしも「城=天守」ではなく、堀や郭、虎口等も含めた「縄張り」全てが城であり、天守のない城も立派な城なのだ。

だが、一般的には「城=天守」なので、今回取り上げる「俺の城」の城は天守という狭義の城で話を進めてゆく。

さて、近世城郭の天守を彷彿とさせる和風住宅「城 天守閣」を建築するのは寺門工務店。

和風住宅 城 天守閣 | テラカドの家 | 寺門工務店 公式サイトから引用
和風住宅 城 天守閣 | テラカドの家 | 寺門工務店 公式サイトから引用

城好きは天守というが、一般的には天守を「天守閣」と表すので、ここではさほどツッコミを入れないでおこう。

天守閣建築に必須の入母屋破風を取り入れた「城 天守閣」は確かに威風堂々たる造りだ。

遠くから見ても確実に「俺の城」とわかるのが「城 天守閣」の家だ。

最上階の天守閣に登り、周囲の景色を見渡せば、あたかも自分は天下を手中に収めた殿様になったかの気分に浸れる。

これがまさに「俺の城」であり、天守閣と高揚感をダブルで味わえるのが醍醐味なのだ。

城好きでなくとも、「俺の城」を具現化してみたい人はぜひ寺門工務店の「城 天守閣」でマイホームを建築しよう。

 

■和風住宅 城 天守閣 | テラカドの家 | 寺門工務店
https://terakado-k.com/lineup/shiro/

 

 

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

江戸城以外に東京のど真ん中にあった城、星ヶ丘城【連載:アキラの着目】

大都市・東京は城下町。

しかし、東京が城下町であることを、日常生活の中ではすっかり頭の中から欠落してしまっている人が結構多い。

それはたぶん、江戸城が皇族居住地であるため、我々庶民が気安く立ち入ることができない神聖なエリアになってしまっているからだろう。

江戸城が、東京が城下町であることの証明となる城郭にもかかわらず、意識外なのだから、それ以外の東京中心部に存在していた城郭なら、なおさら知られていないのは言うまでもない。

実は、東京中心部にはこの江戸城以外にも城郭が複数存在していたのだ。

今回はその中の1つ、星ヶ丘城(星ヶ岡城とも)にスポットを当てる。

星ヶ丘城は、ちょうど赤坂山王神社付近に存在していた戦国時代の中世城郭だ。

築城主は扇谷上杉氏と推測されているが定かでない。

現在キャピトル東急のあるエリアが主郭、日枝神社のあるエリアが二の郭、都立日比谷高校のあるエリアが三の郭と伝えられているが、前述のキャピトル東急や日比谷高校があるので、主郭と三の郭は面影が一切残っていない。

日枝神社境内に土塁が残るくらいだ。

なお、日枝神社と日比谷高校の間を分ける道は、かつての二の郭と三の郭を分ける堀切の名残だ。

星ヶ丘城の堀切跡 左側:日枝神社 右側:都立日比谷高校
星ヶ丘城の堀切跡
左側:日枝神社
右側:都立日比谷高校

太田道灌が南西の抑えとして使用されていた星ヶ丘城だが、徳川家康が江戸城を改築した際に星ヶ丘城は廃城となり、江戸城に組み込まれてしまった。

今でこそ、この赤坂山王の地は大都会・東京のど真ん中に位置する赤坂エリアなのだが、戦国時代は雑木林と湿地が広がったエリアだった。

それだけに、今昔の違いを感じずにはいられない。

 

 

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

いつでもどこでも受検可能「日本城郭検定オンライン入門級」【連載:アキラの着目】

以前に比べ、増えている城郭ファンや城郭アニア。

彼らを陰ながら支援したり、様々な活動・交流を通じて城郭文化を広めているのが日本城郭協会だ。

その日本城郭協会が行なっているものの1つに日本城郭検定がある。

過去のニッポンニュースでも取り上げた日本城郭検定だが、あらためて簡単に説明すると、日本の財産である城の奥深い魅力をより多くの人に知って欲しいという思いのもとに立ち上がった、城を愛するすべての人のための検定だ。

その日本城郭検定がWeb上でも受検できるオンライン入門級が登場した!

なんと受検料無料で、どこからでも好きな時に受検できるのだ。

そのうえ、オトクな特典もあり!

第19回日本城郭検定との「Wで合格キャンペーン」を予定(決定次第、詳細告知)しており、詳細は未定だが、何かしらの期待できる特典があることは確かだ。

また、日本城郭検定オンライン入門級の認定証をSNSでシェアすると、毎月10名様に抽選で合格缶バッジをプレゼントするという特典もある。

日本城郭検定オンライン入門級認定証 日本城郭検定 オンライン入門級 公式サイト
日本城郭検定オンライン入門級認定証
日本城郭検定 オンライン入門級 公式サイト
合格缶バッジ 日本城郭検定 オンライン入門級 公式サイト
合格缶バッジ
日本城郭検定 オンライン入門級 公式サイト

合格缶バッジプレゼントの応募方法は以下の通り。

 

■応募方法

「#日本城郭検定オンライン入門級合格」を付けて、なおかつ受検IDの確認できる画像を載せて、Facebook、Twitter、Instagramのどれでも投稿

オンラインでどこからでもいつでも入門級の受検ができるというハードルの低さは、ますます城郭文化の裾野を広げることに繋がってゆくことだろう。

 

【日本城郭検定にWeb上で受けられる オンライン入門級 詳細】

・出題形式:50問出題 四者択一
・制限時間:60分
・合格基準:30問以上正解で合格
・受験料:無料
・認定証:合格後すぐにダウンロード可能
・主催:日本城郭協会
・特別協力:株式会社ワン・パブリッシング
・企画・運営:日販セグモ株式会社

 

■日本城郭検定 オンライン入門級 公式サイト
https://www.kentei-uketsuke.com/shiro/online/

 

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

好きな時にどこからでも受検可能、日本城郭検定オンライン入門級【連載:アキラの着目】

日本には国宝・姫路城をはじめとした優美な城が全国に存在する。

しかし、そうした優美な城は全体の一部にしか過ぎない。

というのも、日本全国には天守のない城のほうが圧倒的に多く、その数は3万~4万ともいわれているからだ。

なので、城というと大抵の人は前述の姫路城のように天守のある城を思い浮かべるが、多くの城は山に土塁や堀、切岸、虎口(こぐち。城の出入口)、馬出(城門防御&出撃口)などが築かれた、天守のない城ばかりなのだ。

天守のない城でも愛好家やマニアがおり、様々な城を巡ってはそれらの知識・情報をインプットし、各自が”自称「城博士」”となってゆくのだ。

”自称「城博士」”は他の城マニアと比較して、どのくらいの位置に自分はいるのか気になるものだ。

それを測ることができる指標にもなり、ステータスにもなるのが日本城郭検定だ。

検定主催者側からすれば、日本の財産である、城の奥深い魅力をより多くの人に知って欲しいという思いで日本城郭検定を行なっている。

その日本城郭検定がなんとWeb上で、それも無料で受けられるという画期的なオンライン入門級が登場した!!

日本城郭検定 オンライン入門級 公式サイトから引用
日本城郭検定 オンライン入門級 公式サイトから引用

好きな時にどこからでも無料で受検できるのは、とてもありがたい。

受検に失敗してもお金がかからないし、クイズ感覚で受検できるから、城マニアでなくともとにかくチャレンジしてみよう!

貴方でも認定証をもらえるかもしれない。

【日本城郭検定 オンライン入門級 詳細】

・出題形式:50問出題(四者択一)
・制限時間:60分
・合格基準:30問以上正解で合格
・受験料:無料
・認定証:合格後すぐにダウンロード可能
・主催:日本城郭協会
・特別協力:株式会社ワン・パブリッシング
・企画・運営:日販セグモ株式会社

■日本城郭検定 オンライン入門級 公式サイト
https://www.kentei-uketsuke.com/shiro/online/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

熊本城・特別公開第2弾、被害状況や復旧過程を見学しよう!【連載:アキラの着目】

2016年4月に起きた熊本地震。

熊本市民の象徴的存在である熊本城が至る所で石垣が崩落したり、櫓が倒壊したのは記憶に新しい。

その熊本城が昨年、「特別見学通路」を完成させ、熊本城の地震被害状況や復旧の過程などを見学することができるようになった。

熊本城・特別公開第2弾 YouTube 熊本城・特別公開から引用
熊本城・特別公開第2弾
YouTube 熊本城・特別公開から引用

現在は「特別公開第2弾」として「特別公開 北ルート」、「特別公開 南ルート」の2ルートを公開、片方だけのルートを歩いて見学するのも、通しで両ルートを歩いて見学するのも可能だ。

熊本城「特別公開第2弾」の「特別公開 北ルート」と「特別公開 南ルート」 熊本城公式サイトから引用
熊本城「特別公開第2弾」の「特別公開 北ルート」と「特別公開 南ルート」
熊本城公式サイトから引用

■熊本城特別公開第2弾②

完全に復旧すると、この「特別見学通路」は撤去されるであろうから、逆に今こそ「特別見学通路」からの熊本城の眺めを観ておくべきだ。

とはいえ、完全復旧までにはあと最低でも20年を要すでろうとの試算が出ており、しばらくの間は「特別見学通路」は”安泰”だ。

「特別見学通路」を歩いて見学するにあたり、幾つかの注意点がある。

天守内部への入場ができない、事前予約ができない、カメラの三脚や自撮り棒の使用は不可、等々で、特別公開中は大変な混雑が予想されるため、余裕を持って早めに熊本城へ行こう。

【特別公開第2弾 入園料】

・高校生以上:500円(400円)
・小中学生:200円(160円)
・未就学児:無料

()の料金は団体料金 ※有料入園30名以上

※熊本市内に在学する小中学生、身体障がい者手帳などの交付を受けている方、熊本市内在住の65歳以上の方、城主手形をお持ちの方などは入園料免除
※入園料免除対象の方も券売所で無料券の受取が必要

■【公式】熊本城
https://castle.kumamoto-guide.jp/

復興中の熊本城 熊本城公式サイトから引用
復興中の熊本城
熊本城公式サイトから引用
FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

国宝・彦根城(滋賀県彦根市)~FJ時事新聞おすすめ名城~【連載:アキラの着目】

彦根城天秤櫓今回のニッポンニュース「FJ時事新聞おすすめ名城」で取り上げるのは現存12天守であり、なおかつ姫路城、松本城、犬山城、松江城と並ぶ国宝城郭の彦根城だ。

代々、井伊家が城主を務めた彦根城は、慶長9年(1604年)に江戸幕府初代将軍・徳川家康の命により着工された。

築城工事には尾張藩や越前藩等、計7ヵ国12大名(15大名とも)が動員される天下普請であった。

慶長11年(1606年)には2期までの工事が完了、同年の天守完成と同じくらいの時期に井伊直継が入城。

元和2年(1616年)、大坂夏の陣で豊臣氏が滅亡後、彦根藩のみにより第3期工事が開始され、元和8年(1622年)には表御殿の造営、城郭改造などを含む全部の工事が完了して、ようやく彦根城が完成した。

明治時代初期の廃城令で滋賀県の城郭のほとんどが破却・解体される中、彦根城は奇跡的に破却・解体を免れ、往時の天守が現存する貴重な城だ。

長い説明となったが、早速みてゆこう。

石段を登ってゆくと、石垣とともに見えてくるのが彦根城天秤櫓と廊下橋。

彦根城天秤櫓と廊下橋
彦根城天秤櫓と廊下橋

万一、敵の侵入があった場合は、この廊下橋を切断し、本丸方面に入らせないようにするのだ。

この廊下橋の下を通過し、さらに鐘の丸を経て方向を転換すると、自ずと視界に入るのが先ほど下でみた天秤櫓だ。

彦根城天秤櫓
彦根城天秤櫓

その名の如く左右のバランスをとった、シンメトリーな構造をした櫓だ。

ここを通過すると、さらに天守に近づくことができ、太鼓門櫓を潜れば、もう彦根城天守のお目見えだ。

ゆるキャラの魁として全国に名を轟かせた「ひこにゃん」がお出迎え。

彦根城天秤櫓
彦根城天秤櫓

この「ひこにゃん」と一緒に彦根城を背景に撮影するのが定番だ。

天守に登ると、下界には彦根城表御殿を見渡すことができる。

彦根城表御殿
彦根城表御殿

天守から下りたら終わり、という観光客が多いが、さらに城の裏や背後に回り込んで観るのがオススメだ。

天守裏手の西の丸から撮影した彦根城が↓。

天守裏手の西の丸から撮影した彦根城
天守裏手の西の丸から撮影した彦根城

観終えたら往きと同じ道を通らずに、黒門山道から下山するのもオススメ。

基本的に城巡りでは、同じ道を通らずに、可能な限り様々な角度から天守や櫓、多くの郭(城の区画・エリア)等を観たり、様々な道を歩いてみよう。

コンパクトな造りの彦根城だが、天守のある本丸に辿り着くまでに幾つもの門や枡形が設けられており、かなり強固な城であることがわかるはずだ。

国宝の城ということで、それなりに登城者による混雑が予想されるため、登城の際は、開城時間に行くくらいのほうが良いだろう。

滋賀県観光の折には、ぜひ行ってみる価値のある城だ。

■彦根城 – 彦根観光ガイド : 公益社団法人 彦根観光協会
https://www.hikoneshi.com/jp/castle/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

配布終了した城もあり、ゲット急げ!「近江の城カード」【連載:アキラの着目】

琵琶湖に占有され、土地面積が狭い滋賀県。

にもかかわらず、滋賀県には1,300を超える城郭が築かれていた。

そんな滋賀県内にある城の魅力を少しでも現地で知ってもらうために、滋賀県の各城にて令和2年4月より順次配布している、城の写真と情報を記載した「近江の城カード」。

「近江の城カード」 戦国ワンダーランドHPから引用
「近江の城カード」
戦国ワンダーランドHPから引用

「近江の城カード」第1弾は8城。

これがあまりにも好評で、すでの配布を終了してしまった城もあるのだが、9月19日以降に「近江の城カード」第2弾として新たに7城が登場する。

【「近江の城カード」第1弾】

●坂本城(大津市)※配布終了(※第2弾で増刷・再配布あり)

●彦根城(彦根市)

 ・配布時間:8:45~17:30(公益社団法人彦根観光協会)
 ・配布場所:彦根市観光案内所(JR彦根駅前)、彦根観光センター(いろは松駐車場内)
 ・配布条件:1,000円以上お買い上げの人のみ
※ツアー参加者としておりましたが、ツアー実施の目途がついておりませんので、配布方を変更

●安土城(近江八幡市)※配布終了

●八幡山城(近江八幡市)

 ・配布時間:9:00~16:10 ※夜間営業の場合19:10まで(村雲御所瑞龍寺事務所)
 ・配布場所:彦根市観光案内所(JR彦根駅前)、彦根観光センター(いろは松駐車場内)
 ・配布条件:要 八幡山ロープウェー乗車料金
       「夕涼み夜間営業期間」、「紅葉夜間営業期間」各期間中先着200名に配布
       「GW夜間営業期間」と「春・秋イベント開催時」の中止に伴い、先着順で配布(なくなり次第終了)

●長浜城(長浜市)

 ・配布時間:9:00~17:00 ※入館受付16:30まで
 ・配布場所:長浜城歴史博物館受付 ※要スタッフに声がけ
 ・配布条件:入館者限定1人1枚

●水口岡山城(甲賀市)

 ・配布時間:9:00~17:00 ※月曜・年末年始休館
 ・配布場所:甲賀市ひと・まち街道交流館

●三雲城(湖南市)

 ・配布時間:10:00~16:00 ※土日祝(旧青少年自然道場)
 ・配布場所:旧青少年自然道場、長谷商店(平日、休日) ※要スタッフに声がけ
 ・配布条件:入館者限定1人1枚

●大溝城(高島市)

 ・配布時間:10:00~17:00 ※水・木定休
 ・配布場所:大溝まち並み案内所総門
 ・配布条件:大溝城天守台跡に設置されたパンフレットケース在中の「大溝城お城カード引換券」と引換えに配布

【「近江の城カード」第2弾(9/19~)】

「近江の城カード」第2弾の詳細は近日公開

●佐和山城(彦根市)
●小谷城(長浜市)
●賤ケ岳砦(長浜市)
●多喜山城(栗東市)
●水口城(甲賀市)
●鎌刃城(米原市)
●中野城(日野城)(日野町)

「Go To トラベル」でも、新型コロナウイルス対策を万全に、各城を巡って城カードをゲットすること。

■近江の城カード 戦国ワンダーランド
https://sengoku.biwako-visitors.jp/近江の城カード/

※掲載した情報は令和2年8月29日現在のもの

「真田街道六城攻城記念御城印」、8月1日より無料頒布!【連載:アキラの着目】

8月1日(土)より「真田街道六城攻城記念御城印」の無料頒布がスタート。

真田街道六城攻城記念御城印 信州上田観光情報 上田市ホームページから引用
真田街道六城攻城記念御城印
信州上田観光情報 上田市ホームページから引用

長野県と群馬県にまたがる真田氏ゆかりの上田城(長野県上田市)、松代城(長野県長野市)、沼田城(群馬県沼田市)、名胡桃城(群馬県みなかみ町)、岩櫃城(群馬県東吾妻町)、中山城(群馬県高山村)の6城全ての御城印を提示した人が無料頒布の対象だ。

ちなみに、御城印をよく知らないという人のために説明すると、御城印とは半紙等に名城やゆかりのある城主の家紋の印を押したものだ。

最近の御朱印ブームにあやかり、城も寺院・神社みたいに、訪れたら入手できるものがあったほうが、登城のモチベーションが上がるのではということで、ここ1、2年の間に御城印をゲットできる城が増えた。

城マニアと戦国武将マニアはかなり重なり、ましてや今回のように頭に「真田」が付くとなると、真田マニアが居ても立っても居られなくなるのは言うまでもない。

以前のニッポンニュースでも触れたが、戦国大名の中でも決して大きくはない真田氏が、かの天下を獲った徳川氏をさんざん苦しめたのだから、人気になっているのだ。

公に正真正銘の真田マニアとして認められたい貴方は、「真田街道六城攻城記念御城印」を必ずやゲットすべし!

【真田街道六城攻城記念御城印 頒布場所】

●上田市観光会館 2階観光案内所
https://www.city.ueda.nagano.jp/site/kankojoho/14383.html

●真田神社(上田城跡公園内)
http://sanada-jinja.com/

●信州松代観光協会(平日)・松代観光案内所(土曜日・日曜日・休日)
http://www.matsushiro-kankou.com/

●沼田市観光案内所
https://www.numata-kankou.jp/

●名胡桃城址観光案内所
http://www.enjoy-minakami.jp/

●東吾妻町観光協会
http://www.tohgoku.or.jp/~aysk/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

城マニア垂涎の1冊『日本のお城 縄張図集』【連載:アキラの着目】

ここ最近でかなり増加してきた城マニア。

一口に城マニアといえども、天守のある城だけを巡る人もいれば、天守なしの城やかつての城下町や総構えの内側をも丹念に巡る人もいる。

後者の城マニアの場合、「縄張図」という城のレイアウト図を見ながら巡ることが多く、その縄張図があるとかなり重宝するのだ。

有名な城ならば、案内図や縄張図が確実にあるので、それを見ながら城を巡ることができるのだが、それほど有名ではない城だと縄張図がないことがあったり、見つけにくいことがある。

そうなると、”手探り状態”で城を巡ることになるのだが、効率が悪いのだ。

そんな城マニアにとって重要な縄張図、それも多くのマニアックな城ばかりの縄張図集が自費出版された。

それが『日本のお城 縄張図集』(渡邉敬 著 山城出版)だ。
『日本のお城 縄張図集』(渡邉敬 著 山城出版)

今から18年前に50の手習いならぬ60の手習いで始めた縄張図描きが、80歳を迎える今では描きためた縄張図が430城を超えるまでに。

毎年恒例の「城郭研究者セミナー」での情報公開コーナーでその年に描いた縄張図を発表するも、城マニアの先輩方から「このまま城の縄張図が埋もれているのはもったいない。ぜひ縄張図集として出版すべき!」と勧められ、満を持しての書籍化となったのだ。

1頁1頁繰ると、城マニア大好物の城ばかりが出現する。
『日本のお城 縄張図集』(渡邉敬 著 山城出版)

まさに『日本のお城 縄張図集』は城マニア垂涎の1冊だ。

この『日本のお城 縄張図集』さえあれば、城の縄張がわからずただやみくもに歩き回って藪で立ち往生することもなくなり、実に効率的に城の造りを把握することができる。

ちなみに、『日本のお城 縄張図集』に掲載されている城郭は、北は北海道から南は沖縄までの全国津々浦々で、日本中の城マニアが満足すること確実だ。

【都道府県別 掲載城館名】

●北海道
桂ヶ岡チャシ、倉栄チャシ、アオシマナイチャシ、タブ山チャシ、カムイチャシ、館山チャシ、志海苔館、勝山館

●青森県
湯口茶臼館、真言館、浪岡城、石亀館、黒土館

●岩手県
一戸城、江刺家館、小国館、岩崎城、上須々孫館、立花高館、唐梅城

●秋田県
大湯城、小平館、羽後松山城、鎧ヶ崎城、八反田城、田代城

●山形県
金山城、愛宕山城、太郎田館、判兵衛館、小国城、清水城、次年子楯、河島山遺跡、小国城、中山城

●宮城県
大瓜城、大窪城、村田館、古屋館、荒山城、三沢城、柴小屋館、金山城

●福島県
新地城、比丘尼館、大森館、白土城、鯨岡館、下宿御所館、宇津峰城、大寺城、小屋山館、三森館、赤館城、関ノ森城、一夜館、三坂館、中丸館、赤坂館、上遠野城、東館、桑折西山城、大鳥城、檜原城、松山城、長沼城、九々布館、久川城

●新潟県
小野城、米山寺城、長峰城、荒砥城、京ヶ岳城、箕冠城

●富山県
銀納砦、海老瀬城、桑山城、西勝寺城

●石川県
萩城、松波城、二穴城、和田山城、鷹巣城、朝日山城

●福井県
越前大野城、戌山城、小山城、朝倉山城、細呂木館

●茨城県
車城、東野城、山入城、天神山城、田渡城、宇留野城、御前山城、上入野城、古徳城、足崎城、金上城、久下田城、橋本城、谷貝峰城、館岸城、小幡城、大館・小館、飯塚城、金田城、下小池城、小坂城、木崎城、楯ノ宮館、相賀城、木原城、林外城、守谷城、長山城

●栃木県
芦野城、伊王野城、岩谷要害、佐久山城、武茂本城、武部城、武茂西城、新地館、金枝城、下川井城、勝山城、千本城、茂木城、犬飼城、児山城、多功城、神楽ヶ岡城、箕輪城、皆川城

●群馬県
宮野城、明徳寺城、長井坂城、棚下砦、白井城、箱田城、鷹留城、膳城、五覧田城、大胡城、山名城、根小屋城、麻場城、内匠城、真下城

●埼玉県
猪俣城、金尾要害山城、高見城、杉山城、山田城、松山城、菅谷城、箕田の城山、大築城、大堀山城、柏原城、岡城、滝之城、勝楽寺城、三峰城

●東京都
深大寺城、小野路城、小山田城、片倉城、今井城、勝沼城、枡形山城

●千葉県
松ヶ崎城、根戸城、増尾城、佐津間城、長沼城、東和泉城、矢作城、山崎城、森山城、須賀山城、見広城、八日市場城、飯高城、久方城、本佐倉城、高田山城、師戸城、飯重城、鹿渡城、立堀城、山室城、坂田城、田間城、犬成城、真里谷城、三直城、富津砲台、千本城

●神奈川県
小沢城、茅ヶ崎城、小机城、篠原城、深見城、上ノ山城、大矢部城、新井城、大庭城、河村城、湯坂城、土肥城

●山梨県
谷戸城、笹尾砦、獅子吼城、中山砦、白山城、牧野砦、駒宮砦、真篠砦

●長野県
後谷城、野尻新城、割ヶ岳城、古海城、壁田城、替佐城、雁田城、大倉城、小柴見城、寺尾城、飯田城、中山城、平尾城、城ヶ峰、妻籠城、田草城、式部城

●静岡県
上山田山陣城、韮山城、大見城、鎌田城、柏久保城、狩野城、大沢城、下田城、葛山城、

●葛山館、千福城、戸倉城、勝間田城、千頭峯城

●愛知県
日近城、慈眼寺館、下り地城、山中城、西川城、岩略寺城、和田城、二連木城、赤岩城、船形山城

●三重県
柚井城、治田城、保々西城、城山城、鹿伏兎城、宮山城、稲垣城、五箇所城、福地城

●岐阜県
広瀬城、篠脇城、加治田城、大森城、小原城、今城、松尾山城、前田砦、細野城、長山城、明智城

●滋賀県
賤ヶ岳砦、長比城、佐生城、布瀬山城、佐久良城、土山城、上野城、和田城、後藤氏館

●京都府
吉原山城、溝尻城、堂奥城、佐武嶽城、館城、高津城、中尾城、平山城、丹波城、直見城、大戸城、日置谷城

●大阪府
山辺城、野間城、野間館、安威砦、高安山城、金胎寺城、烏帽子形城、上赤阪城、稲葉城、根福寺城

●奈良県
菅生城、岡西山城、本郷城、本郷東城、赤埴城

●和歌山県
尾崎城、霜山城、今城山城、皮張城、志賀城、平岩城、南山城、神田城、手取城、高城山城

●兵庫県
竹田城、小谷城、荒木城、篠ノ丸城、長水城、上月城、下土井城

●岡山県
爪ヶ城、矢櫃城、高山城、尼ヶ城、林野城、矢櫃城、日上山城、小田草城、神楽尾城、嵯峨山城、州前城、、竹山城、荒神上陣城、楽万上陣城

●鳥取県
上ノ山城、二上山城、妙見山城、田内城、富長城、小松城

●広島県
渕上城、阿草城、桜山城、梨羽城、木村城、茶臼城

●島根県
土居城、茶臼山城、賀田城、石見城、鵜丸城、矢羽城、津和野城

●山口県
岩国城、若山城、萩城、高峰城、勝山御殿

●香川県
引田城、六車城、黄峰城、九十九山城、沙弥城山

●愛媛県
岡城、黒瀬城、大除城

●高知県
岡豊城、大津城、古井の森城、泰泉寺城

●徳島県
脇城、重清城、上桜城、吉田本城

●福岡県
松山城、馬ヶ岳城、戸城山城、花尾城、白山城、黒木城、犬尾城、覗山城

●佐賀県
三瀬城、獅子ヶ城、住吉城、須古城

●長崎県
梶谷城、鳥屋城、井手平城、平松城

●熊本県
山ノ井城、焼米城、神尾城、梅尾城、飛隈城

●大分県
妙見嶽城、烏帽子岳城、小牟礼城

●宮崎県
倉岡城、梅北城、六ヶ城

●鹿児島県
西原城、加瀬田城、手取城

●沖縄県
伊波グスク、座喜味グスク、勝連グスク、浦添グスク、玉グスク、具志川グスク

●大韓民国
釜山支城台城、亀浦城、梁山城、馬山城、永登浦城、南海城、順天城

さあ、この『日本のお城 縄張図集』の縄張図を元に全国の城へ繰り出そう!

【日本のお城 縄張図集 詳細】

・タイトル:日本のお城 縄張図集
・著者:渡邉敬 作図・編集
・著者標目:渡邉, 敬
・出版地(国名コード):JP
・出版地:横浜
・出版社:山城出版
・出版年月日等:2019.12
・大きさ、容量等:436p ; 30cm
・ISBN:9784991110313
・価格:6000円
・ISBN(エラーコード):978-4-9911103-1-1
・出版年(W3CDTF):2019
・対象利用者:一般
・資料の種別:図書
・言語(ISO639-2形式):jpn : 日本語

■日本のお城 縄張図集
http://jcastles.jp/shop/shop.htm

■日本のお城縄張図集 (山城出版): 2019|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I030160340-00

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

山中城の障子堀を模った名物「障子堀ワッフル」(静岡県三島市)【連載:アキラの着目】

最近は、戦国武将ブームや刀剣ブーム同様に、城郭もブームとなっている。

城郭も様々で、ザックリ大別すると天守なし、天守ありに分類できる。

天守なしの城郭は大概、中世に造られた「土の城」がほとんどで、石垣はないが高い土塁と深い堀を郭(曲輪ともいう)の周りにめぐらせた防御体制をとっている。

堀も、水を張った水堀もあれば、水のない空堀もある。

さらに空堀でも、北条氏(=後北条氏)が得意とした畝堀や障子堀といった、堀の中に仕切りを構築したものがある。

なぜ堀の中に仕切りを入れているのか。

1つ目は、堀の中に仕切りを入れることで、堀に侵入した者は横に移動できなくなる。

横に移動できなくなった敵は、弓矢や鉄砲で命中しやすくなるのは言うまでもない。

2つ目は、堀の中に仕切りを入れることで、仕切りを歩く敵をこれまた命中しやすくなる。

つまり、敵が堀底にいても、仕切りの上にいても、どちらでも敵を命中しやすくなるという利点があるのだ。

だから、こんな理にかなった、そしてなおかつ見た目が斬新な障子堀は、城郭マニアの”大好物”なのだ。

そんな障子堀は、見た目が菓子のワッフルそっくりだ、と以前から言われ続けていた。

じゃあ、実際に作って発売してみるか、日本百名城である山中城の魅力をより多くの人に発信するために、山中城の障子堀に見立てた「障子堀ワッフル」を。

というわけで、山中城名物「障子堀ワッフル」が常設販売となったのだ。

山中城名物「障子堀ワッフル」 三島市HPから引用
山中城名物「障子堀ワッフル」
三島市HPから引用

「障子堀ワッフル」を手に持って、障子堀を背景に撮影すれば、インスタ映えすること間違いない。

山中城障子堀をバックに撮影した山中城名物「障子堀ワッフル」 三島市HPから引用
山中城障子堀をバックに撮影した山中城名物「障子堀ワッフル」
三島市HPから引用

【障子堀ワッフル 販売情報】

・販売店舗:山中城跡案内所 売店(静岡県三島市山中新田410-4)
・電話:055-985-2970
・営業時間:午前10時~午後4時
・定休日:月曜日(月曜日祭日は営業で翌日休み)

■障子堀ワッフル発売中!三島市
https://www.city.mishima.shizuoka.jp/kanko_content034333.html

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