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オンラインで城攻め!総石垣の秘密に迫る新宮城オンラインツアー【連載:アキラの着目】

コロナ禍で緊急事態宣言が発令されている現在、実際に外出しての旅行は、なかなかしずらい状況だ。

しかし、逆に言えば、自宅時間が多いからこそパソコンを駆使したバーチャルな体験ができる環境が整っているともいえよう。

その利点を上手に活かし、自宅のパソコンで素晴らしい景色を観賞できたり、ZOOM等の映像配信ソフト・アプリで現地ガイドさんの説明をしっかりと聴けたりできる「ツアー」が、最近よく目にするオンラインツアーというものなのだ。

数あるオンラインツアーの中でも今回取り上げるのは、和歌山県熊野にある新宮城のオンラインツアーだ。

新宮城オンラインツアー オンラインで城攻め!失われた天守閣と石垣の秘密に迫る~熊野・新宮城~ | JapanWonderGuide から引用
新宮城オンラインツアー
オンラインで城攻め!失われた天守閣と石垣の秘密に迫る~熊野・新宮城~ | JapanWonderGuide から引用

新宮城の歴史は平安時代にまで遡る。

新宮城は源頼朝の叔父・源為義の娘であった丹鶴姫の住居であったことから「丹鶴城」とも呼ばれており、その後1601年(慶長6年)に紀伊和歌山藩新宮領主・浅野忠吉が築城に着手した。

さらに、徳川家康の従兄弟・水野重仲(紀伊新宮藩初代藩主)が改修し、当時の地方にある城としてはかなり別格な存在であった。

明治になると、廃城令より天守等の建物は払い下げられるが、往年の技術が結集された石垣は現存しており、2017年に「続日本100名城」に選定され現在に至っている。

新宮城オンラインツアーでは、こうした新宮城の城としてのユニークさや、熊野・新宮という地域の歴史を紐解く内容となっている。

オンラインツアーの現地案内人は、新宮城復元対策委員も務めた小渕氏で、城マニアにはたまらない専門解説付きの新宮城攻めとなる

新宮城オンラインツアーの得することは以下の3点。

1.今回だけの特別仕様・限定の「御城印」をゲット!
2.歴史たっぷり!和歌山県新宮市をオンライン観光
3.新宮でしか入手できない地元銘菓をご自宅にお届け

なお、肝心の新宮城オンラインツアーだが、以下のABCの3コースが用意されている。

A.城攻めコース 1,980円

・新宮城「御城印」※オンラインツアー特別仕様
・新宮銘菓・香梅堂の鈴焼

香梅堂の鈴焼 オンラインで城攻め!失われた天守閣と石垣の秘密に迫る~熊野・新宮城~ | JapanWonderGuide から引用
香梅堂の鈴焼
オンラインで城攻め!失われた天守閣と石垣の秘密に迫る~熊野・新宮城~ | JapanWonderGuide から引用

B.香りで楽しむ熊野新宮コース 3,770円

・新宮城「御城印」※オンラインツアー特別仕様
・新宮銘菓・香梅堂の鈴焼
・熊野の香りR「熊野ヒノキ」フローラルウォーター(芳香蒸留水)

C.徐福伝説・不老不死コース 4,200円

・新宮城「御城印」※オンラインツアー特別仕様
・新宮銘菓・香梅堂の鈴焼
・徐福茶
・熊野三山・純米太平洋セット(日本酒)
※Cコースは酒を含むため、20歳以上の申込制限あり
※未成年者の飲酒は法律で禁止されている

新宮城オンラインツアーの流れについては、次のようなものだ。

■新宮城オンラインツアーの流れ

1.世界遺産のまち・新宮紹介

・新宮に来たら外せない見どころの紹介

2.オンラインで城攻め!新宮城の秘密に迫る

・熊野新宮の歴史
・技術の粋を結集した城作り
・絶景の見えるお城・新宮城を歩いてみよう

3.クロージング

・記念撮影

※参加者全員には、ツアー前、自宅に特別仕様の「御城印」と新宮銘菓等を送付
※新宮銘菓の味を楽しみながらのオンラインツアー
※当日の天候等により予告なくプログラムが変更されることあり、また終了時間は多少の前後あり
※Zoom使用、開始5分前の入室

さあ、貴方も新宮城に攻め入って、制覇すべし!

【新宮城オンラインツアー 詳細】

・日時:2021年3月21日(日)13:00-14:00(約60分) @オンライン(Zoom使用)
・参加費:1,980円~/1アカウント 1人でも友人家族一緒でもOK!
・含まれるもの:新宮城オンラインツアー、オンラインツアー限定・新宮のみやげ(送料込)
 ※コースにより含まれるもの異なる
・募集人数:先着30名
・受付締切:2021年3月15日(月)
 ※上限人数に達した場合は締切日より前に受付終了となる

■オンラインで城攻め!失われた天守閣と石垣の秘密に迫る~熊野・新宮城~ | JapanWonderGuide
https://japanwonderguide.com/shingu-castle-online-tour/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

国宝・彦根城(滋賀県彦根市)~FJ時事新聞おすすめ名城~【連載:アキラの着目】

彦根城天秤櫓今回のニッポンニュース「FJ時事新聞おすすめ名城」で取り上げるのは現存12天守であり、なおかつ姫路城、松本城、犬山城、松江城と並ぶ国宝城郭の彦根城だ。

代々、井伊家が城主を務めた彦根城は、慶長9年(1604年)に江戸幕府初代将軍・徳川家康の命により着工された。

築城工事には尾張藩や越前藩等、計7ヵ国12大名(15大名とも)が動員される天下普請であった。

慶長11年(1606年)には2期までの工事が完了、同年の天守完成と同じくらいの時期に井伊直継が入城。

元和2年(1616年)、大坂夏の陣で豊臣氏が滅亡後、彦根藩のみにより第3期工事が開始され、元和8年(1622年)には表御殿の造営、城郭改造などを含む全部の工事が完了して、ようやく彦根城が完成した。

明治時代初期の廃城令で滋賀県の城郭のほとんどが破却・解体される中、彦根城は奇跡的に破却・解体を免れ、往時の天守が現存する貴重な城だ。

長い説明となったが、早速みてゆこう。

石段を登ってゆくと、石垣とともに見えてくるのが彦根城天秤櫓と廊下橋。

彦根城天秤櫓と廊下橋
彦根城天秤櫓と廊下橋

万一、敵の侵入があった場合は、この廊下橋を切断し、本丸方面に入らせないようにするのだ。

この廊下橋の下を通過し、さらに鐘の丸を経て方向を転換すると、自ずと視界に入るのが先ほど下でみた天秤櫓だ。

彦根城天秤櫓
彦根城天秤櫓

その名の如く左右のバランスをとった、シンメトリーな構造をした櫓だ。

ここを通過すると、さらに天守に近づくことができ、太鼓門櫓を潜れば、もう彦根城天守のお目見えだ。

ゆるキャラの魁として全国に名を轟かせた「ひこにゃん」がお出迎え。

彦根城天秤櫓
彦根城天秤櫓

この「ひこにゃん」と一緒に彦根城を背景に撮影するのが定番だ。

天守に登ると、下界には彦根城表御殿を見渡すことができる。

彦根城表御殿
彦根城表御殿

天守から下りたら終わり、という観光客が多いが、さらに城の裏や背後に回り込んで観るのがオススメだ。

天守裏手の西の丸から撮影した彦根城が↓。

天守裏手の西の丸から撮影した彦根城
天守裏手の西の丸から撮影した彦根城

観終えたら往きと同じ道を通らずに、黒門山道から下山するのもオススメ。

基本的に城巡りでは、同じ道を通らずに、可能な限り様々な角度から天守や櫓、多くの郭(城の区画・エリア)等を観たり、様々な道を歩いてみよう。

コンパクトな造りの彦根城だが、天守のある本丸に辿り着くまでに幾つもの門や枡形が設けられており、かなり強固な城であることがわかるはずだ。

国宝の城ということで、それなりに登城者による混雑が予想されるため、登城の際は、開城時間に行くくらいのほうが良いだろう。

滋賀県観光の折には、ぜひ行ってみる価値のある城だ。

■彦根城 – 彦根観光ガイド : 公益社団法人 彦根観光協会
https://www.hikoneshi.com/jp/castle/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

これぞ「メイドイン尼崎」、プラモ尼崎城シャチホコ(兵庫県尼崎市)【連載:アキラの着目】

プラモ尼崎城シャチホコ1617年(元和3年)に戸田氏鉄(とだ うじかね)が入封し、4重天守を築いたが、1873年(明治6年)の廃城令により、一部を除き取り壊され、廃城となった尼崎城。

しばらくの間、天守がないままの状況が続き、尼崎城本丸跡地には尼崎市立明城小学校が、尼崎城西三ノ丸には尼崎市立中央図書館が建てられた。

そんな状況が一変したのが、2016年(平成28年)12月20日。

尼崎城復興天守建設のための関連工事として、尼崎城西三ノ丸だった尼崎城址公園に仮囲いの設置と建築地の整備が始まった。

そして今年2019年3月、尼崎市民待望の尼崎城復興天守が尼崎城西三ノ丸だった尼崎城址公園にオープン!

尼崎城復興天守
尼崎城復興天守

すると、なんとしても市民のシンボル・尼崎城をPRしたく、天守に飾られる鯱(しゃちほこ)のプラモデルを製作しようと立ち上がった。

発案者は、地域環境計画研究所(尼崎市)の役員である綱本武雄さん。

プラモデル好きの市民や町工場の従業員らと団体「プラモ尼崎城」を結成し、「メイドイン尼崎」のプラモ開発に乗り出した。

樹脂やプラスチック加工を行う市内の町工場5事業者が協力、技術を結集し、尼崎城全体の製作を目指すも、資金面からやむなく断念。

そこで、目標を小さな鯱に変更し、インターネットのクラウドファンディングで「プラモ尼崎城シャチホコ」の開発資金約110万円を調達した。

正確な図面が残されておらず、写真等から形状を推測しながらの作業。

プラモデルの金型作製や成形等では町工場各自の得意分野が生かされ、鱗や尾の曲がり具合等の細部まで再現しただけでなく、子供が組み立てやすいようにと、接着剤不要のはめ込み式にし、部品の点数も可能な限り減らした。

こうして出来上がったプラモ尼崎城シャチホコは実物の24分の1サイズで高さ約5.5センチ。

プラモ尼崎城シャチホコ
プラモ尼崎城シャチホコ

前述した通り、金型製作や量産等全工程を尼崎市内で手掛けた、まさに「メイドイン尼崎」の逸品だ。

プラモ尼崎城シャチホコは全4色。

グレーのみ800円で、赤、黄、青はそれぞれ1,000円(全て税別)。

尼崎城はもちろんのこと、阪神尼崎駅前の「あまがさき観光案内所」でもプラモ尼崎城シャチホコは販売されている。

9月下旬以降は、全国の模型専門店でも発売される予定とのことだ。

■プラモ尼崎城 | Facebook
https://ja-jp.facebook.com/injectionmodel/

■プラモ尼崎城 Twitter @plamo_amagasaki
https://twitter.com/plamo_amagasaki

■プラモ尼崎城|シャチホコプラモ|尼崎城|プラモデル|尼崎市|阪神尼崎|日本
https://www.ama-injectionmodel.com/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099