「江戸文化」タグアーカイブ

オンライン博物館開館のために神田明神がクラウドファンディング初挑戦!【連載:アキラの着目】

天平2年(730年)に創建され、縁結び、商売繁昌、厄除けの神様をお祀りする神社の神田明神。

平将門公が祀られていることから、昔から江戸っ子に贔屓にされてきた神社だ。

江戸総鎮守 神田明神公式サイトから引用
江戸総鎮守 神田明神公式サイトから引用

近年は江戸文化の雰囲気を伝えつつ、アニメとのコラボなども積極的に行なっており、若い世代からの支持も集めている。

その神田明神が公式サイトでクラウドファンディングに初挑戦することが昨日6月10日に告知され、支援募集中だ。

クラウドファンディングの目的は、オンライン博物館開館のためだ。

神田明神の境内には、神田明神や神田祭はじめ、江戸東京の文化を伝える資料を所蔵し展示している「神田明神資料館」があるのだが、すべての所蔵資料を展示できているわけではなく、一度も展示したことがない資料も多くある。

そこで、これら浮世絵、絵巻物、古文書、古写真など数千点にのぼる資料をデジタルアーカイブ化し、貴重な資料の保存をするとともに、オンラインを通じてより多くの方々にこれらの資料を閲覧してもらったり、活用してもらおう、ということでオンライン博物館を開館させるためのプロジェクトが立ち上がったというわけだ。

「リターン」は3,000円(お気持ちコース)から1,000,000円(神田明神所蔵浮世絵レプリカ(大))まで幅広くあり、自分の懐具合で寄付金額を選ぶことが可能だ。

貴方の支援が、いまだ日の目を見ない神田明神所蔵の資料に光を照らす!

【神田明神 クラウドファンディング】

・目標金額:300万円
・プロジェクト内容:2023年4月1日までに宗教法人 神田神社が所蔵する絵画や浮世絵、文書などを閲覧できるオンライン資料館サイトの制作を終了すること
・支援URL:https://readyfor.jp/projects/kandamyoujin

■お知らせ詳細|江戸総鎮守 神田明神
https://www.kandamyoujin.or.jp/infoblog/detail/?pid=22

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

予約不要、江戸文字・勘亭流(歌舞伎文字)の体験 at 蟠龍寺【連載:アキラの着目】

中国大陸から朝鮮半島を経て伝わってきた漢字。

その漢字には様々な書体があり、もちろん漢字の伝来とともに伝わってきた。

篆書体、隷書体、楷書体、明朝体、…等々、今日ではそうした多くの書体の漢字で溢れかえっている。

しかし、日本で発案され、現在でも目にすることができる書体も存在する。

それが、江戸文字・勘亭流と寄席文字だ。

今回のニッポンニュースでは、前者の江戸文字・勘亭流を取り上げる。

江戸文字・勘亭流は歌舞伎に使用されるため、「歌舞伎文字」ともいわれる。

文字の線が太く、他の書体に比べ、余白が少ないのが特徴で、誰もがこの書体を見れば、「見たことある」と答えるはずだ。
東銀座の歌舞伎座で見かけた江戸文字・勘亭流(歌舞伎文字)東銀座の歌舞伎座で見かけた江戸文字・勘亭流(歌舞伎文字)

その江戸文字・勘亭流(歌舞伎文字)を体験できるワークショップが、目黒区下目黒にある蟠龍寺(ばんりゅうじ)にて開催される。

江戸文字・勘亭流(歌舞伎文字)体験ワークショップは、歌舞伎のために作られた江戸文字・勘亭流(歌舞伎文字)の歴史について知識を深め、この文字に込められた思いを実感するためのものだ。

義務教育で誰もが学んだ習字とは異なり、江戸文字・勘亭流(歌舞伎文字)では力強く、縁起良く、書き上げる。

講師・川田 真壽(かわた しんじゅ)さんによる説明の後、基本となる線を練習し、「令」、「和」、「寿」、「龍」等の文字を手本通りに江戸文字・勘亭流(歌舞伎文字)で書く講義内容だ。

講師・川田 真壽(かわた しんじゅ)さんによる江戸文字・勘亭流(歌舞伎文字)の指導 【蟠龍寺】江戸文字・勘亭流を書いてみよう(予約不要) - 寺社フェス向源から引用
講師・川田 真壽(かわた しんじゅ)さんによる江戸文字・勘亭流(歌舞伎文字)の指導 【蟠龍寺】江戸文字・勘亭流を書いてみよう(予約不要) – 寺社フェス向源から引用

ワークショップと並行して、オリジナル千社札のオーダーメイドも受け付けている。

依頼したい文字を担当者に伝え、川田さんの手によって書きあげられた千社札は、後日郵送で届く(要別途送料)。

ちなみに、江戸文字・勘亭流(歌舞伎文字)体験ワークショップは、予約なしの当日受付でも大丈夫なのだが、定員が4名とのことなので、意外と競争率が高いかもしれない。

心配な人は、お早めに開催場所の蟠龍寺へ。

★江戸文字・勘亭流(歌舞伎文字)講師:川田 真壽(かわた しんじゅ)さん

1997年、伏木壽亭師の勘亭流教室に入門、2003年中伝授与。

「文字書く人たち カクトキ・カクオト・カクコトバ」(J-LAF主催)、「お正月飾り 勘亭流文字&つまみ細工」(つまみ堂主催)、「江戸文字で年賀状を作ろう!」(桜美林大学アカデミー)、「TypeTalks 第26回 寄席文字vs.勘亭流:その場で書いてもらえば違いが分かる!」(青山ブックセンター主催)等の数多くのワークショップに参加、他には看板や色紙等の制作活動も行う。

江戸の伝統文化の灯を消さぬよう、細く長く多岐に渡って現在も活動中。

【江戸文字・勘亭流(歌舞伎文字)体験ワークショップ 詳細】

・開催日:5/04(土), 5/05(日)
・開始時間:10:30~18:00(講師の在席時間や予約状況により、早く受付を終了する場合あり)
・場所:蟠龍寺、参道(東京都目黒区下目黒3-4-4)
・講師:川田 真壽(かわた しんじゅ)さん
・価格:1,000円
・定員:4名
※ワークショップや公演によっては、メディアの取材や向源オフィシャルの撮影が入ることあり

■【蟠龍寺】江戸文字・勘亭流を書いてみよう(予約不要) – 寺社フェス向源
http://kohgen.org/event/kanteiryu_edomoji/

■蟠龍寺 – Home | Facebook
https://www.facebook.com/vanryuji344/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099