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平将門公はもちろん、神武天皇から戦国時代の武将までの資料を展示、「平将門公展2021」【連載:アキラの着目】

平将門公を祀っている江戸総鎮守・神田明神。

徳川家康が関ケ原出陣に際し、神田明神で戦勝祈願をして実際に勝利したことが現在にまで伝わっているが、その他多くの武将たちにも崇敬されてきた由緒ある神社だ。

平将門公と密接に繋がっているだけあって、平将門公にちなんだイベントが活発に行われており、すでに7月2日(金)から神田明神資料館にて「平将門公展2021」が開催されている。

平将門公展2021―将門公の戦いのDNAと戦国武将 神田明神公式サイトから引用
平将門公展2021―将門公の戦いのDNAと戦国武将
神田明神公式サイトから引用

「平将門公展2021」では、平将門公に関連したものを展示しているのはもちろんのこと、初代天皇である神武天皇の武装した御姿から戦国時代の中心となった武将まで、忘れられてきた『戦(いくさ)』をテーマに立体と絵画で資料を展示している。

この「平将門公展2021」の”主人公”である平将門公だが、よく知らない人のために簡単に説明すると、東国武士団を形成して、硬直化した公家や貴族による支配体制に対し、真っ先に風穴を開けた武将だ。

平将門公に端を発した武士のダイナミックな躍進があったからこそ、その後、鎌倉幕府~江戸幕府へと引き継がれ、欧米列強の植民地化をはねのけて強力な統一国家として日本を成立させることができたのだ。

激動の混乱期を生き抜き、日本を守った武士と戦(いくさ)という歴史を展示している「平将門公展2021」を観覧することで、混迷を極め、低迷を深めている現代日本と照合させて、改善する糸口を見いだせるかもしれない。

平将門公展2021の図録や、数々の平将門公グッズも販売されているので、興味のある人はぜひ入館しよう!

なお、コロナ禍であるから、(1)37.5℃以上の発熱があった場合、(2)咳・咽頭痛などの症状がある場合、(3)過去2週間以内に感染が引き続き拡大している国・地域への訪問歴がある場合、等々は入館できない。

【平将門公展2021―将門公の戦いのDNAと戦国武将 詳細】

・会期:令和3年7月2日(金)~8月2日(月)
・時間:10時~16時
・場所:神田明神資料館(境内裏左手の赤い建物)
・受付:神田明神資料館1階
・拝観料:大人500円 学生200円
     ※神田明神崇敬会会員は会員証提示にて3名まで無料
・主催:神田明神 資料館、株式会社トーキョー・ダブ・エージェント
・協力:株式会社謙信
・運営:株式会社トーキョー・ダブ・エージェント

■平将門公展2021
https://www.masakadokouten.com/

■平将門公展2021―将門公の戦いのDNAと戦国武将 文化事業|江戸総鎮守 神田明神
https://www.kandamyoujin.or.jp/bunka/detail/?id=98

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

オンライン博物館開館のために神田明神がクラウドファンディング初挑戦!【連載:アキラの着目】

天平2年(730年)に創建され、縁結び、商売繁昌、厄除けの神様をお祀りする神社の神田明神。

平将門公が祀られていることから、昔から江戸っ子に贔屓にされてきた神社だ。

江戸総鎮守 神田明神公式サイトから引用
江戸総鎮守 神田明神公式サイトから引用

近年は江戸文化の雰囲気を伝えつつ、アニメとのコラボなども積極的に行なっており、若い世代からの支持も集めている。

その神田明神が公式サイトでクラウドファンディングに初挑戦することが昨日6月10日に告知され、支援募集中だ。

クラウドファンディングの目的は、オンライン博物館開館のためだ。

神田明神の境内には、神田明神や神田祭はじめ、江戸東京の文化を伝える資料を所蔵し展示している「神田明神資料館」があるのだが、すべての所蔵資料を展示できているわけではなく、一度も展示したことがない資料も多くある。

そこで、これら浮世絵、絵巻物、古文書、古写真など数千点にのぼる資料をデジタルアーカイブ化し、貴重な資料の保存をするとともに、オンラインを通じてより多くの方々にこれらの資料を閲覧してもらったり、活用してもらおう、ということでオンライン博物館を開館させるためのプロジェクトが立ち上がったというわけだ。

「リターン」は3,000円(お気持ちコース)から1,000,000円(神田明神所蔵浮世絵レプリカ(大))まで幅広くあり、自分の懐具合で寄付金額を選ぶことが可能だ。

貴方の支援が、いまだ日の目を見ない神田明神所蔵の資料に光を照らす!

【神田明神 クラウドファンディング】

・目標金額:300万円
・プロジェクト内容:2023年4月1日までに宗教法人 神田神社が所蔵する絵画や浮世絵、文書などを閲覧できるオンライン資料館サイトの制作を終了すること
・支援URL:https://readyfor.jp/projects/kandamyoujin

■お知らせ詳細|江戸総鎮守 神田明神
https://www.kandamyoujin.or.jp/infoblog/detail/?pid=22

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