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東西両軍の将に思いを馳せつつ飲む「家紋ラテ」(岐阜県関ヶ原町)【連載:アキラの着目】

日本史上、最大の合戦といえば「関ケ原の合戦」だ。

五大老の1人・徳川家康が大将の東軍7万人、対するは五奉行の1人・石田三成が中心となった西軍8万人(西軍総大将・毛利輝元)が、現在の岐阜県不破郡関ケ原町にて激戦となり、わずか半日で東軍の勝利となった戦いだ。

その「関が原の合戦」があった関ヶ原町にある「関ケ原CoffeeStand」では「家紋ラテ」を提供し、歴史マニアのみならず、多くの人を魅了しているのだ。

「家紋ラテ」に採用される家紋は、もちろん「関ケ原の合戦」に参戦した武将の家紋が中心だ。

前述した敗軍の将・石田三成の家紋「大一大万大吉」(だいいちだいまんだいきち。意味:1人が万民のために、万民は1人のために尽くせば、天下の人々は幸福(=吉)になれる)や大谷吉継の家紋「向かい蝶(=対い蝶)」、織田信長の家紋「織田木瓜」、さらには家紋の他に明智光秀の肖像画もラテにしたりで、実に多彩だ。

石田三成の家紋「大一大万大吉」 関ケ原CoffeeStand @sekigaharacoffeestand 公式FACEBOOKから引用
石田三成の家紋「大一大万大吉」
関ケ原CoffeeStand @sekigaharacoffeestand 公式FACEBOOKから引用

家紋ラテ 関ケ原CoffeeStand @sekigaharacoffeestand 公式FACEBOOK
家紋ラテ
関ケ原CoffeeStand @sekigaharacoffeestand 公式FACEBOOK
大谷吉継の家紋「向かい蝶(対かい蝶)」
大谷吉継の家紋「向かい蝶(対かい蝶)」

家紋ラテ 左上は明智光秀ラテ 関ケ原CoffeeStand @sekigaharacoffeestand 公式FACEBOOKから引用
家紋ラテ
左上は明智光秀ラテ
関ケ原CoffeeStand @sekigaharacoffeestand 公式FACEBOOKから引用

これらの他には、「関ケ原の合戦」よりも前に他界した森蘭丸の家紋「鶴丸」も「家紋ラテ」に採用されている。

森蘭丸の家紋「鶴丸」を模した家紋ラテ 関ケ原CoffeeStand @sekigaharacoffeestand 公式FACEBOOKから引用
森蘭丸の家紋「鶴丸」を模した家紋ラテ
関ケ原CoffeeStand @sekigaharacoffeestand 公式FACEBOOKから引用

鶴が羽を広げる様を表現した「鶴丸」はデザイン、意匠というよりもアートのような美しさがあり、インスタ映えすること間違いなし。

このように、関ヶ原という地域が、その特色を活かして、他の地域にはないオリジナルかつユニークな表現を生み出し、町おこしや経済効果に繋げているのはとてもクールだ。

「おらが町には特色なんてありっこない」と悲観している地方自治体は、ぜひ岐阜県関ヶ原町に負けじと、自分たちの地域でしか成し得ないことを見つけ出し、名物としてみよう。

■関ケ原CoffeeStand @sekigaharacoffeestand 公式FACEBOOK
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FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

「推定兵力」毎に分類された粋な武将家紋ロッカー(岐阜県不破郡関ケ原町)【連載:アキラの着目】

去る9月15日(日)は、日本の合戦史上最大である関ヶ原の合戦があった日。

記念イベントが開催されたりで、今もなお当時の合戦を偲ぶ歴史マニアが多い。

このニッポンニュースでもそのイベントについて触れたが(明日9月15日は関ケ原合戦記念日、足軽甲冑体験や土産プレゼントも【連載:アキラの着目】)、関ヶ原という所は、合戦記念日でなくとも常に歴史マニアが立ち寄る”聖地”であるので、記念日以外でもそこそこ歴史マニアがたむろっている。

なので、武将系のお土産や施設が充実していたりするのだ。

その中で今回のニッポンニュースで取り上げるのが、関ケ原駅前観光交流館(愛称:いざ!関ケ原)にある武将家紋ロッカーだ。

関ケ原駅前観光交流館(愛称:いざ!関ケ原)にある武将家紋ロッカー 関ケ原観光情報のポータルサイト SEKIGAHARA Tourismから引用
関ケ原駅前観光交流館(愛称:いざ!関ケ原)にある武将家紋ロッカー
関ケ原観光情報のポータルサイト SEKIGAHARA Tourismから引用

通常、駅にあるコインロッカーは小サイズのロッカーが大半を占め、大サイズのロッカーがほぼないという所もあったりする。

しかし、関ケ原駅前観光交流館の武将家紋ロッカーは大サイズのロッカーもしっかりあるのだ。

というのも、「推定兵力」毎にロッカーを分類しているからだ。

「推定兵力」毎にサイズ分類されている関ケ原駅前観光交流館の武将家紋ロッカー exciteニュースから引用
「推定兵力」毎にサイズ分類されている関ケ原駅前観光交流館の武将家紋ロッカー
exciteニュースから引用

関ヶ原の合戦の東軍大将・徳川家康のロッカーは大サイズ。

「推定兵力:30000」を要するから大サイズのロッカーなのだ。

西軍の毛利輝元、同じく西軍の宇喜多秀家、西軍から東軍に寝返った小早川秀秋、西軍の石田三成、東軍の福島正則らも大サイズのロッカー。

参考までに、黒田長政、細川忠興は中サイズのロッカー、島左近、大谷吉継は小サイズのロッカーだ。

「推定兵力」毎の分類が史実に基づいて忠実に”再現”されているのだ。

「推定兵力」毎に分類されるのはもちろんクールなのだが、なんといっても武将の家紋がロッカーの扉にデカデカと描かれているのが歴史マニアには堪らないことだろう。

前述の徳川家康ならば「葵の御紋」、石田三成ならば「大一大万大吉」が描かれ、全国広しといえどもコインロッカーで武将名と家紋を観ることができるのは、ここ関ケ原駅前観光交流館だけだ。

ちなみに、石田三成の家紋「大一大万大吉」の意味は「1人が万民のために、万民は1人のために尽くせば、天下の人々は幸福(=吉)になれる」というもの。

なお、関ケ原駅前観光交流館は関ケ原町の観光情報の発信拠点であり、観光案内所でもあり、土産ショップや休憩スペース等も兼備されている便利なスポットなので、ロッカー以外でも利用してみよう。

関ケ原町の観光情報発信拠点兼観光案内所兼土産ショップ兼休憩スペースの関ケ原駅前観光交流館 関ケ原観光情報のポータルサイト SEKIGAHARA Tourismから引用
関ケ原町の観光情報発信拠点兼観光案内所兼土産ショップ兼休憩スペースの関ケ原駅前観光交流館
関ケ原観光情報のポータルサイト SEKIGAHARA Tourismから引用

【関ケ原駅前観光交流館(愛称:いざ!関ケ原) 武将家紋ロッカー】

・料金
 小型(10口):100円/1日
 中型(12口):200円/1日
 大型(8口):300円/1日
※関ケ原駅前観光交流館営業時間内の利用に限る

■関ケ原観光情報のポータルサイト SEKIGAHARA Tourism
http://www.kanko-sekigahara.jp/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

戦国大名の家紋がデザインされたビスケット「エース家紋」【連載:アキラの着目】

今回のニッポンニュースで取り上げるのは「エース家紋」(日清シスコ株式会社・日清食品グループ)というビスケットだ。

発売されたのは2011年で、もう7年も前なのだが、まだ全国区的な知名度になっておらず、まだそんなに知られていないようなので、ご紹介する。

元々、日清シスコ株式会社は「エースコイン」という、コイン(古銭)を象った昔ながらのミルクビスケットを1955年から発売していた。

その姉妹品のような存在として、家紋をあしらった「エース家紋」という、おしるこ味のビスケットをリリースしたわけなのだ。

現在では、「エース家紋 ~戦国時代編~(ココア味)」も発売され、家紋の種類は以下の全22種で、家紋のイメージである黒色を「ココア味」にて再現している。

エース家紋 ~戦国時代編~(ココア味) 日清シスコ株式会社HPから引用
エース家紋 ~戦国時代編~(ココア味) 日清シスコ株式会社HPから引用

・織田信長
・徳川家康
・佐々成政
・浅井長政
・豊臣秀吉
・山内一豊
・明智光秀
・真田幸村(真田信繁)
・最上義光
・毛利輝元
・前田利家
・長宗我部元親
・宇喜多秀家
・小早川隆景
・竹中重治
・本多忠勝
・井伊直政
・島津義弘
・酒井忠次
・榊原康政
・石田三成
・加藤清正
(以上順不同)

エース家紋 ~戦国時代編~(ココア味)の家紋全22種 日清シスコ株式会社HPから引用
エース家紋 ~戦国時代編~(ココア味)の家紋全22種 日清シスコ株式会社HPから引用

ほぼ誰しもが知っている織田信長、徳川家康などの武将の家紋もあれば、佐々成政や最上義光といった歴史好きでないとほぼ耳にしない武将の家紋もあるなど、どういった基準でこの全22種の家紋を選出したのか気になるところだが、さすがにその選出理由については明らかにしてはいない。

工場での加工のしやすさ等を考慮すれば、北条氏(後北条氏)の「三つ鱗」は加工しやすい意匠なので、「エース家紋 ~戦国時代編~(ココア味)」に入れても良さそうなものだが、北条氏(後北条氏)の家紋は入っていない。

もしかしたら、工場責任者の好みがかなり優先されたり、またマーケティング的視点に立って売れ筋になれそうな武将の家紋を率先して入れたり、等々があるのだろう。

「六連銭(六文銭)」の真田は外せないなとか、中国・四国市場を考慮すると、毛利と長宗我部は絶対に選出しとけよ、という按配で。

いずれの家紋にしろ、口に運ぶ際にその家紋やその武将を多少ならずとも意識せざるを得ないので、これまで戦国武将や戦国時代に興味のなかった人でも、「エース家紋~戦国時代編~ ココア味」を食べることで印象に残りやすくなるかもしれない。

■「エース家紋~戦国時代編~ ココア味」(11月14日発売) | 日清食品グループ
https://www.nissin.com/jp/news/2463

■エース家紋~戦国時代編~ ココア味
https://goo.gl/oxMKhr

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099