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大阪ミナミではいまだ健在、レトロなスマートボールの専門店「ニュースター」【連載:アキラの着目】

ここ数年、若い世代を中心に秘かなブームとなっているのがレトロだ。

カセットテープやそれを聴くためのカセットデッキが、若い世代にとっては新鮮に映り、物珍しさからあえてカセットテープに録音して聴いてみたりしている輩もいるのだとか。

興味の対象となるレトロものは、決してオーディオだけとは限らず、昔懐かしの娯楽遊戯ものにまで及ぶ。

それがスマートボールだ。

かつては全国至るところの温泉街にあった、アトミックピンボールのような、ボールが釘の間をすり抜けるアレだ。

高度経済成長期には”大繁昌”したスマートボールの遊技場だが、徐々に衰退し始め、昨年2020年1月には東京で唯一のスマートボール専門店「三松館」(浅草)が閉店し、ますますスマートボールは絶滅危惧種的な遊戯となってしまった感がある。

そんな希少価値があるスマートボールは、令和3年の現在、大阪ミナミでは健在だ。

知る人ぞ知る、下町情緒あふれる通天閣のすぐ近くにあるスマートボール専門店のニュースター(大阪市浪速区)は、老人客だけでなく、若い世代の客も見られる。

100円玉を投入すると、ピンボールほどの玉が25個出てきて、それを1個ずつ盤面に打ち込んでゆく。

5点、15点と書いた穴に入ると、得点数の分だけ玉が出てきて、最終的にその得点数によって景品と交換してもらえるという単純なゲームのスマートボールなのだが、最新のビデオゲームにはない、レトロでアナログで素朴なところが若い世代には珍しくてたまらないのだろう。

大阪ミナミにあるニュースターだけは、昭和の良きレトロな遊具をずっと後世にまで遺してほしいものだ。

【ニュースター 詳細】

・所在地:大阪府大阪市浪速区恵美須東3-5-19
・アクセス:地下鉄御堂筋線「堺筋線動物園前」駅5番出口より動物園方面へ徒歩5分
・営業時間:10:00~21:30
・休業:月4回不定

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

地図や「廃墟種類」、「都道府県別」で廃墟を検索できるサイト「廃墟検索地図」【連載:アキラの着目】

いつの頃からかレトロなものや廃線跡、廃墟などが日の目を見るようになった。

今では1つのジャンルとして確立しており、写真集が出れば必ず購入するファンやマニアがそれなりに存在しているのだ。

筆者も廃墟などに少しだけ興味を惹かれるのだが、実際に廃墟に行ってみようという気にはならない。

素人にとってはあまりにも参入障壁が高いからだ。

廃墟にある建物に迂闊に踏み込めば、崩落して瓦礫の下敷きになるかもしれないし、訪れると寂しく思えてしまうのではないか。

そんな後ろ向きな思いに駆られて、なかなか現地に足を踏み込めないのだ。

こういう筆者のような”エアー廃墟ファン”にとってありがたいサイトが「廃墟検索地図」だ。

廃墟検索地図のトップページ
廃墟検索地図のトップページ

「廃墟検索地図」はその名の通り、地図から朽ちた建物や産業遺構などを見つけて、その廃墟の概要や歴史、写真を検索できるサイトなのだ。

「廃墟検索地図」というサイト名ではあるが、広義の「廃墟」的要素の見られるもの、「廃」的美を有するものを共有し、これらの歴史的・文化的・美的価値を鑑賞することを目的としているため、紹介している「物件」の中には、厳密にいえば、廃墟に該当しないものもある。

でもそれは逆にオマケもあるんだと喜んで観るくらいが良いだろう。

筆者からすれば、ネット上で廃墟を見ることができるので、移動時間がなく時短にもなるし、何よりも安全なのが良い。

サイト名にもなっている地図からの検索がメインだが、「団地・住宅・別荘」や「遊園地・テーマパーク」、「刑務所・矯正施設」などといった「廃墟種類」でも廃墟を検索できるし、「都道府県別」で好みの都道府県名のリンクをクリックして廃墟を検索することもでき、自分好みの検索方法を選べる。

地方ならば過疎化が進み、廃墟が点在していても不思議ではなく、東京は都会だから廃墟はそうそうないだろうと勝手に思い込んでいたが、実は東京にも廃墟は存在する。

奥多摩湖ロープウェイや府中米軍基地跡、東京都港湾局晴海線(晴海橋梁)、等々、1つ2つどころの廃墟ではなく、他道府県同様にかなり存在しているのは意外だった。

老朽化したビルもこのサイトでは広義の廃墟に含まれるとのことで、懐かしいビルの写真を拝めることができたりで、結構楽しめた。

筆者のように、実際に廃墟に行くほどのモチベーションを持ち得ていないが、でも廃墟を覗いてみたいという人は、この「廃墟検索地図」にアクセスだ。

■廃墟検索地図
 https://haikyo.info/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

レトロな建物や街並みを精密に再現、「旅とクラフト」のペーパークラフト【連載:アキラの着目】

以前のFJ時事新聞ニッポンニュースでは、築地界隈のレトロな建築について取り上げた(2017年10月08日 ニッポンニュース「築地には市場以外の魅力的なスポットが!【連載:アキラの着目】」)。

その記事では、インドの古代仏教建築を模した築地本願寺や、戦災から免れた銅板建築(看板建築)の日本家屋について取り上げたのだが、今回のFJ時事新聞ニッポンニュースでは、レトロな建物や街並みを精密に再現したペーパークラフトを取り上げる。

主に日本国内の、旅情ある街並みや景観を再現したオリジナル・ペーパークラフトを販売しているサイトが「旅とクラフト」(https://amff.thebase.in/)だ。

山形県銀山温泉にある旅館のペーパークラフト 「旅とクラフト」から引用
山形県銀山温泉にある旅館のペーパークラフト
「旅とクラフト」から引用

戦前、浅草に聳え立っていた凌雲閣、明治期にあった築地ホテル、牛久醸造場(現・牛久シャトー)、小江戸・川越の街並み(「時の鐘」付き)、等々、古き良き日本の建物や街並みをペーパークラフトで見事に再現しているのだ。

レトロな建物や街並みを精密に再現したペーパークラフト 「旅とクラフト」から引用
レトロな建物や街並みを精密に再現したペーパークラフト
「旅とクラフト」から引用

すでに無き建物を再現していたり、現存している建物も再現していたりで、いずれにしても観ていると、つい引き込まれてしまい、実際にその場所に行ったかのような気分になれる。

昭和の居酒屋のペーパークラフト 「旅とクラフト」から引用
昭和の居酒屋のペーパークラフト
「旅とクラフト」から引用

どのペーパークラフトも数百円で購入できるお手頃価格。

武漢肺炎沈静化のための休校で退屈している生徒や、テレワークで気分転換をはかりたい人は、このペーパークラフトを組み立てるといいかも。

昭和の銭湯のペーパークラフト 「旅とクラフト」から引用
昭和の銭湯のペーパークラフト
「旅とクラフト」から引用

■旅とクラフト
https://amff.thebase.in/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

昭和の子供たちが熱中した懐かしの駄菓子屋ゲーム、販売中止後もネットで人気【連載:アキラの着目】

バンダイ・駄菓子屋ゲーム(新幹線ゲーム) Amazonから引用まだ現在のようなビデオゲームがなかった時代。

昭和の子供たちは、駄菓子屋やゲームセンターに置いてあった数々のゲームに硬貨を投じて遊んでいた。

それらのゲームは、ようやく電子回路が埋め込まれたルーレットゲームであったり、あるいは実にアナログな古めかしい「新幹線ゲーム」であったり。

後者の「新幹線ゲーム」は、10円硬貨をゲーム機本体上部から投入すると、その10円硬貨そのものが東海道・山陽新幹線の路線旅をする主人公となる。

バンダイ・駄菓子屋ゲーム(新幹線ゲーム) Amazonから引用
バンダイ・駄菓子屋ゲーム(新幹線ゲーム)
Amazonから引用

東京にある10円硬貨が、指先で操るレバーで弾かれて、上手いこと次は名古屋へ、またそこで指先で操るレバーで弾かれて新神戸へ、以下広島、終点・博多まで行くとそこは「GOAL」で、樹脂製の当たり券が出てくる仕組みだ。

バンダイ・駄菓子屋ゲーム(新幹線ゲーム) Amazonから引用
バンダイ・駄菓子屋ゲーム(新幹線ゲーム)
Amazonから引用

レバー操作に慣れるまでは、虎の子の10円硬貨を何度も路線間のブラックホールに落としてしまい、なかなかGOALの博多まで辿り着くことができない。

そうやって小銭がどんどん吸い取られるので、駄菓子屋やゲームセンターの思うツボなのだが、「今度こそ、今度こそ!」と雪辱を期すことに夢中になってしまい、ますます冷静さを失って、さら土壺にハマってしまうのだ。

そんな「新幹線ゲーム」を玩具メーカーのバンダイが日本で唯一の駄菓子屋ゲーム博物館の館長である岸昭仁氏と完全タイアップし忠実に再現、硬貨も貯めることができる貯金箱として2010年に発売した。

実際の「新幹線ゲーム」よりは、かなりミニチュア化されたものの、スリルと興奮はこじんまりすることは決してない。

しかし、懐かしの駄菓子屋ゲームとして売り出された「新幹線ゲーム」は、やがて販売中止となり、今ではネットで流通するのみだ。

中古市場で取引されており、高値が付いているのもあれば、比較的妥当な値が付いているものもあり。

一家に1台、バンダイの駄菓子屋ゲーム(新幹線ゲーム)をリビングに置いておけば、「昔はこんなゲームをやっていたの?」と子供たちが言いながら、家族間のコミュニケーションも図れたり、貯金箱として本当に機能したりで、なかなか楽しめそうだ。

バンダイ・駄菓子屋ゲーム(新幹線ゲーム) Amazonから引用
バンダイ・駄菓子屋ゲーム(新幹線ゲーム)
Amazonから引用

【駄菓子屋ゲーム(新幹線ゲーム)の遊び方】

硬貨を入れ、レバーを弾き、無事にゴールまで辿り着くと、当たり券が排出され、硬貨を取り出せる。
※盤面シート2枚入りで差し替えも可能。

【使用可能硬貨】

5円玉、10円玉、50円玉、100円玉
※1円玉と500円玉は使用不可
※日本製硬貨以外は入れぬこと

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

平成終焉でも昭和レトロ文化花開くデコチャリ【連載:アキラの着目】

平成という元号も残り1ヵ月半を切った2019年3月21日現在、相変わらず昭和レトロが密かなブーム。

昭和レトロと一言でいっても、文房具から玩具、家電製品など多種多様に渡る。

大抵の昭和レトロマニアは、こうした物を買い漁ったりしているのだが、一部のマニアは自分で”昭和な物”を造ってしまうから驚きだ。

中でもデコトラ(デコレーションされたトラック)を彷彿とさせるデコチャリが圧巻だ。

デコチャリ Twitter「かずき@Erikamaru0701」から引用
デコチャリ Twitter「かずき@Erikamaru0701」から引用

パッと見、自転車だと認識できないくらいデコっており、真っ昼間に見ても派手だが、夜間に見るとさらに電飾が綺羅びやかに輝き、何かの祭りに使われる山車なんじゃないかと疑ってしまうくらいだ。

夜間に映える電飾明るいデコチャリ 全国デコチャリ青年団 初代会長 荒鷲丸急行&荒ちゃん丸のブログ♪ - Yahoo!ブログから引用
夜間に映える電飾明るいデコチャリ 全国デコチャリ青年団 初代会長 荒鷲丸急行&荒ちゃん丸のブログ♪ – Yahoo!ブログから引用

トラックの運転免許を取得し、なおかつトラックそのものを所有していないとデコトラを造れないが、デコチャリは免許不要、その上どこの家庭でも身近にある自転車で造れるので、デコトラに比べはるかに製作のハードルが低いのが良い。

Twitter セーラちゃん まぼろし博覧会 @maboroshimusumeから引用
Twitter セーラちゃん まぼろし博覧会
@maboroshimusumeから引用

だからか、「全国デコチャリ青年団」のメンバーの方々は、結成当時は高校生だったようで、高校生の小遣いで買える備品でマイ・チャリをデコっていたのだった。

元は自転車なんだけど、完成したデコチャリを見ると、ハンドルからサドルにかけては、しっかり”エリア”が確保され、コクピットのような造りとなっている。

デコチャリ Twitter papa@KKS @papa_KKSから引用
デコチャリ Twitter papa@KKS
@papa_KKSから引用

もはや自転車とは異なる別次元の乗り物を見ているかのようだ。

デコチャリ Twitter 拓ちゃん 倖田組 @KoudaKumi_Handsから引用
デコチャリ Twitter 拓ちゃん 倖田組
@KoudaKumi_Handsから引用

こんなマニアックなデコチャリなのだが、デコトラとは異なり、デコチャリは全国的な組織がなく、また”青春の1ページ”として造ったような側面もあり、多忙な社会人になるとデコチャリから「引退」する人もいたりで、大きなうねりにまで至っていないのが実情だ。

そのため、熱心なデコチャリ・マニアが音頭を取って、全国的な協会や連盟などを結成し、デコチャリの裾野を広げるキャンペーン等を展開しないと、将来的には廃れかねない。

”青春の1ページ”ではなく、”一生の宝物”としてデコチャリを愛する究極のスーパー・デコチャリ・マニアの出現を期待したい。

■全国デコチャリ青年団 初代会長 荒鷲丸急行&荒ちゃん丸のブログ♪ – Yahoo!ブログ
https://blogs.yahoo.co.jp/j652841snk

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

野球少年たちが欲しくてたまらなかった任天堂ウルトラマシン【連載:アキラの着目】

現在の日本における人気スポーツといえば、いうまでもなくサッカーだ。

しかし、昭和30年代~高度経済成長期~バブル期までは圧倒的に野球人気が他のスポーツを押さえて、1番だったのだ。

かつては都市部でも比較的空き地があったので、空き地さえあればまずは草野球をやるというくらい当時の小学生たちは野球に熱中した。

そうした野球人気の追い風を受けて開発された野球用トレーニングマシンが、今やビデオゲームで世界的に名高い任天堂が当時発売したウルトラマシンだ。

任天堂ウルトラマシン ガラクタ(我楽多)から引用
任天堂ウルトラマシン ガラクタ(我楽多)から引用

セットされたピンポン球が1球毎に投球され、それを付属の軽いプラスチック製バットでジャスト・ミートするという使い方だ。

■Nintendo Ultra Machine (任天堂 ウルトラ マシン) 1967 vintage retro toy

これは、現在のプロ野球選手でも練習する、いわゆるトス・バッティング練習に類似しており、いかにボールの真芯をバットで正確に捉えるかという練習だ。

1人がボールのトスを、もう1人はバッターという、通常は友達と2人1組で行っていたトス・バッティング練習が、このウルトラマシンを使えば、自分一人で練習できるようになるし、それも空き地でなく自宅でできるのが画期的だった。

だから任天堂ウルトラマシンは、当時の野球少年たちが欲しくてたまらなかったアイテムだった。
任天堂ウルトラマシン ガラクタ(我楽多)から引用

任天堂ウルトラマシン ガラクタ(我楽多)から引用
任天堂ウルトラマシン ガラクタ(我楽多)から引用

平成の現在では時折、ネットオークションや地元民に譲るコミュニティサイトで出されている任天堂ウルトラマシン。

極めて希少価値が高いものの、50年ほど前の玩具なので、保存状態の良し悪しや外箱が付いているか、等々、チェックする箇所は多いが、見かけたらすぐ買わないと、他人に先を越されること確実だ。

■任天堂ウルトラマシン ガラクタ(我楽多)
http://www.funkygoods.com/garakuta/ultra_machine/ultra_machine.htm

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

「懐かしい!」はおじさん&おばさん、「珍しい!」は若い人、ポリ茶瓶【連載:アキラの着目】

現代は、ペットボトルが全盛の時代。

一部のアルコール飲料以外の飲料は、ほぼペットボトルだ。

持ち運びやすさ、蓋付きでこぼれない、ある程度の量を飲むことができる、等々のメリットがあることから、すっかり我々の日常生活にペットボトルは定着した。

駅のホームで購入するお茶も今では完全にペットボトルのお茶が当たり前だ。

ペットボトル出現以前における駅売りのお茶は、何に入れていたのかというと、ポリ茶瓶と呼ばれる容器に入れられていた。

旅の楽しみ・・ポリ茶瓶をやめない訳 | 伊豆・伊東温泉 名物いなり・弁当・駅弁の祇園社長ブログから引用
旅の楽しみ・・ポリ茶瓶をやめない訳 | 伊豆・伊東温泉 名物いなり・弁当・駅弁の祇園社長ブログから引用

熱湯でいっぱいに注がれ、緑茶のティーバッグが入れられたポリエチレンの容器は、一応申し訳程度に付いている蓋をコップ代わりにしてポリ茶瓶のお茶を飲むのが昭和の時代だった。

ゆえに、このポリ茶瓶を見て「懐かしい!」と思うのはほぼおじさん&おばさんで、「珍しい!」と思うのは若い人とハッキリ分かれるくらいに、世代間の指標にもなる。

筆者も子供の頃は、駅で購入するお茶といったら、100%このポリ茶瓶のお茶だった。

なので、現在もこのポリ茶瓶のお茶が販売されているのならば、ぜひ購入したいと思っていたら、実際に販売されているから、まさかの展開だ。

そのポリ茶瓶のお茶を販売しているのが、JR伊東駅前にある、いなり寿しで有名のお弁当屋さん「祇園」だ。

そもそもなぜ伊東の祇園さんが、この昭和のレトロ臭漂うポリ茶瓶のお茶を販売しているのかというと、ティーバッグとはいえ淹れたての伊東産ぐり茶が美味しいこと、また、何よりも旅の風情があること、以上の理由からポリ茶瓶のお茶を販売しているのだそうだ。

懐かしさや物珍しさでポリ茶瓶のお茶を購入する人は確かにいるが、採算ベースでいうと、あまり売れていないのだとか。

それでも継続的にポリ茶瓶のお茶を販売するのは、ポリ茶瓶のお茶にはペットボトルのお茶とは異なり、前述した風情があるため、これを残してゆきたいという思いがあるからなのだとか。

この伊東の祇園さん意外では、2019年01月11日掲載ニッポンニュースで取り上げた道の駅「お茶の京都 みなみやましろ村」(2019年01月11日掲載ニッポンニュース 道の駅「お茶の京都 みなみやましろ村」の『村茶屋』茶たれ~団子【連載:アキラの着目】)でも不定期ではあるが、ポリ茶瓶のお茶を販売している。

道の駅「お茶の京都 みなみやましろ村」HPから引用
道の駅「お茶の京都 みなみやましろ村」HPから引用

工場で画一的に製造されたペットボトルのお茶よりは、ポリ茶瓶のお茶の方が美味しいだろうし、健康的だし、茶瓶から蓋のコップに注いで移し変える楽しさもあるし、懐かしさを味わえる。

伊東まで行ってられないというせっかちな人は、↓のYahoo!ショッピングのサイトにアクセスし、ポリ茶瓶のお茶を注文してみよう。

ポリ茶瓶に入った緑茶セット 電車DEおべんとう5個セット 旅行のお供やプレゼントに。懐かしの駅弁気分 :ys-ddo02:CHA・Oヤフー店 - 通販 - Yahoo!ショッピング から引用
ポリ茶瓶に入った緑茶セット 電車DEおべんとう5個セット 旅行のお供やプレゼントに。懐かしの駅弁気分 :ys-ddo02:CHA・Oヤフー店 – 通販 – Yahoo!ショッピング から引用

■茶瓶販売中@伊東駅:株式会社祇園
http://gion.ekiben.or.jp/news/2010/11/001430.html

■ポリ茶瓶に入った緑茶セット 電車DEおべんとう5個セット 旅行のお供やプレゼントに。懐かしの駅弁気分 :ys-ddo02:CHA・Oヤフー店 – 通販 – Yahoo!ショッピング
https://store.shopping.yahoo.co.jp/chao-chao/ys-ddo02.html?sc_e=slga_pla#ItemInfo

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

昭和レトロ好きは全員集合!「第8回昭和レトロ市」(東京都中央区)【連載:アキラの着目】

今年3月で8回目の開催を迎える「昭和レトロ市」。

今回から開催会場が変わり、日本橋人形町に程近い綿商会館にて昭和レトロな調度品、小間物、昭和古着・アクセサリー、おもちゃ、家電、ファンシー文具、ホーロー看板、駄雑貨、昭和歌謡レコード等々が所狭しと並べられる。

「ああ、これあった、あった!」と懐かしさがこみ上げてくるグッズやアイテムに出会う度に絶叫したり、いつの間にか平成最後の年に自分がいることをすっかり忘れてしまい、昭和にどっぷりとハマってしまうこと間違いなしだ。
昭和レトロ市昭和レトロ市

昭和レトロ市公式サイトから引用
昭和レトロ市公式サイトから引用

昭和レトロ市公式サイト(http://www.mihonichi.com/showaretro)には、「お宝逸品などないけれど優しくキッチュな和みのアイテムに魅せられて・・・・」との記述があり、謙遜しているが、公式サイトや公式Facebook等に掲載された昭和レトロ市の写真を見る限り、むしろお宝逸品ばかりに見えて仕方がない。

かつてはどこの家庭にもあったはずの昭和レトロな家電製品やおもちゃは、壊れたり、用無しとなり、または後発の最新機に取って代わられたりして、姿を消していった。

しかし、中には丁寧に扱っていたのか、それとも偶然壊れなかったのか、あるいは捨てなかったのか知らないが、大事に保管する人がいたことで平成の現在でも昭和レトロな物が現存しているのだ。

昭和レトロなデザインは、丸みを帯びたフォルムで観る者の心を和ませるし、知っている者にとっては懐かしさを誘う一方、平成生まれの若者にとっては逆に真新しい”最新型”に見えるかもしれない。

瞬時に時が流れていく現代の時間経過と異なり、なんかゆったりのんびりな昭和レトロに身を委ね、精神の洗浄をするのもよいかもしれない。

【第8回昭和レトロ市 詳細】
・開催会場:綿商会館 http://www.mensyou.co.jp/images/map/map_walk.pdf
・所在地:〒103-0006 東京都中央区日本橋富沢町8-10
・アクセス:東京メトロ日比谷線・都営浅草線「人形町」駅A4出口徒歩約6分
     都営新宿線「馬喰横山」駅A3出口徒歩約6分
     都営浅草線「東日本橋」駅B2出口徒歩約6分
     JR総武快速線「馬喰町」駅1番出口徒歩約9分
・開催日時:2019年3月15日(金)・16日(土)の11:00~17:00
・入場料;500円(中学生以下無料)

■昭和レトロ市
http://www.mihonichi.com/showaretro

■昭和レトロ市 公式インスタグラム midsyouwa
https://www.instagram.com/midsyouwa/

■昭和レトロ市 公式Twitter @kitanomarukouen
https://twitter.com/kitanomarukouen

■昭和レトロ市 公式Facebook 東京 昭和レトロ市 @syowaretroichi
https://www.facebook.com/syowaretroichi/

※料金は平成31年2月1日現在のもの

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

エコで、懐かしくて、インテリアとしても機能する、暖かいだるまストーブ【連載:アキラの着目】

現在では以前ほど見かけなくなったもので、だるまストーブがある。

だるまを連想させるようなずんぐりむっくりなフォルムから、だるまストーブと名付けられたのは想像に難くない。
だるまストーブ

このだるまストーブ、エアコンの普及によって徐々に姿を消し、現在では寒冷地や地方で見かけるくらいだろう。

しかし、得てして昔の物は頑丈な設計だったり、社会に優しい物で、あらためて見直されることがしばしば。

だるまストーブもこの例に漏れず、平成最後の年であっても、エコで懐かしくて、暖かいストーブとして見直されてきているのだ。

薪、木くず、石炭、コークス等、様々な物を燃料として利用できるだるまストーブは、柔らかい暖かさを体感できる点も評価されている部分だろう。

ゴミとして処分するはずの紙くずや木くずを燃料にできるため、電気もガスも使わぬ省エネ暖房器具として、環境に優しいのだ。

また、弁当をだるまストーブの上に載せて温めたり、芋を載せて焼いたり、等々もでき、通常の暖房器具にはできない機能を兼ね備えているのも魅力だ。

家庭に設置できるよう、数種の大きさのだるまストーブが最近では用意されており、各人の部屋に合わせただるまストーブ選びも可能だ。

手作り感満載の鋳物製であるだるまストーブは、レトロな風情を醸し出すインテリアとしても、他の暖房器具に水をあける存在だ。

残りの冬をさらに楽しみたい人には、うってつけの暖房器具ともいえよう。

だるまストーブ 建材、資材、道具、電動工具、エクステリアの、山口市、岡村建材店HPから引用
だるまストーブ 建材、資材、道具、電動工具、エクステリアの、山口市、岡村建材店HPから引用

■だるまストーブ 建材、資材、道具、電動工具、エクステリアの、山口市、岡村建材店HP
http://www.c-able.ne.jp/~pooh-k8o/darumasuto-bu.html

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

モダン・レトロな歴史散歩ができる街・小樽(北海道小樽市)~後編【連載:アキラの着目】

昨日に引き続き、本日のニッポンニュースも北海道の観光スポット・小樽を取り上げる。

まずは昨日のおさらいから。

小樽駅に着き、改札を出ると、今の時期は雪だるまがお出迎え(昨日の動画で撮影した場所とは正反対側)。

小樽駅構内でお出迎えの雪だるま
小樽駅構内でお出迎えの雪だるま

小樽駅から外に出れば、東京の両国駅や上野駅のような同形種の駅舎である小樽駅の駅舎が望める。

東京の両国駅や上野駅のような同形種の駅舎である小樽駅の駅舎
東京の両国駅や上野駅のような同形種の駅舎である小樽駅の駅舎

小樽駅前ロータリーをそのまままっすぐに北北東に進み、最初の交差点を渡ると、小樽の観光案内図が現れるので、これをスマホで撮影し、地図として活用するのもありだろう。

小樽の観光案内図
小樽の観光案内図

そのまままっすぐに緩やかな坂を下ると、右手に「おたる都通り商店街」のアーケード入口に達する。

「おたる都通り商店街」のアーケード
「おたる都通り商店街」のアーケード

というところまでが、昨日の動画による小樽だった。

ではその続きを。

またひたすら駅前からまっすぐに延びる通りを進むと、右手に「ぱんじゅう」の文字が鮮烈に飛び込んでくる店が出現。

「ぱんじゅう」屋さん
「ぱんじゅう」屋さん

「ぱんじゅう」については昨日のニッポンニュースで説明した通りで、まんじゅうの名称にかけた、今川焼きのような鉄板で焼かれ、餡が詰まった菓子だ。

小樽市内には多くの「ぱんじゅう」屋さんがあるが、運河に行く道中にある「ぱんじゅう」屋さんはここになるかと。

引き続き駅前から運河へと延びる通りを進むと、線路が出現。

そう、この線路は旧手宮線の廃線跡なのだ。

筆者が訪れた時は、若い女性3人が線路に寝転んだり、座ったりして、かつての単線鉄道に思いを馳せていたのだった。

旧手宮線廃線跡で戯れる若い女性観光客たち
旧手宮線廃線跡で戯れる若い女性観光客たち

さらに直進すると、今度は左手に旧安田銀行小樽支店のモダンなビルが登場。

モダンなビルの旧安田銀行小樽支店
モダンなビルの旧安田銀行小樽支店

平成30年の現在でも、モダンなビルは健在だ。

すぐそばの交差点を右折すると、現在は建設会社の事務所になっている、これまたモダンなビルが現れる。

現在建設会社事務所になっているモダンなビル
現在建設会社事務所になっているモダンなビル

その同じ並びには、小樽硝子屋本舗さんの蔵造り、そしてその南隣に総合食品卸問屋の後藤商店の和建築が建ち、モダンなビルから一転、日本古来の建物を観ることができる。

小樽硝子屋本舗さんの蔵造り
小樽硝子屋本舗さんの蔵造り
和建築の総合食品卸問屋・後藤商店
和建築の総合食品卸問屋・後藤商店

とりあえず運河を目指すから、また交差点まで引き返し、駅前から続く通りを直進すると、誰も迷うことなく小樽の運河に到着する。

ただ運河脇の遊歩道を散策して運河を観るのも良いが、遊覧船に乗って川面から運河を観ることもできる。

遊覧船もある小樽運河
遊覧船もある小樽運河

運河脇の遊歩道にはレトロな街灯もあり、煉瓦倉庫と運河と街灯の3つが、それぞれ持ち味の異なるレトロな役割を分担し、訪れる者を昭和にタイムスリップしたかのように思わせてくれる。

運河脇の遊歩道にあるレトロな街灯
運河脇の遊歩道にあるレトロな街灯

南側の橋に行くと、小樽運河で最も有名な定番ポイントに到着。

それゆえに、写真撮影をする外国人観光客でかなりごった返す。

写真撮影の外国人観光客でごった返す小樽運河定番スポット
写真撮影の外国人観光客でごった返す小樽運河定番スポット

ネクタイを締めて運河を撮影しているのは、筆者を含めたFJ時事新聞のスタッフだけだった。

当たり前のことながら、外国人観光客は皆、ネクタイなど堅っ苦しい格好は誰1人していなかった。

小樽運河定番スポット
小樽運河定番スポット

そんなことはさておき、小樽の街を紹介し続ける。

今度は”北のウォール街”と呼ばれる通りを上ってゆくと、坂の左手に旧日本銀行小樽支店のモダンなビルが。

一際大きいモダンなビルの旧日本銀行小樽支店
一際大きいモダンなビルの旧日本銀行小樽支店

さすが旧日本銀行というだけあって、このモダンなビルは、これまで小樽で観てきたビルよりも遥かに大きい。

紅葉の季節ということで木々の葉も紅に近づきある装いだ。

坂を登り続けると、左手に北海道タオルの店舗が出現。

西隣に蔵を引き連れている店舗だ。

蔵もある北海道タオル店舗
蔵もある北海道タオル店舗

さらに坂を登り、サンモール一番街に達したら、ここを右折。

しばらく歩くと、左手に大きな時計が中心に据えられ、三角に切れ込んだデザインの和田時計店と、アムステルダムの運河脇に佇む洋館のような建築のA.LIVEを観ることができる。

大きな時計が中心に据えられ、三角に切れ込んだデザインの和田時計店と、アムステルダムの運河脇に佇む洋館のような建築のA.LIVE
大きな時計が中心に据えられ、三角に切れ込んだデザインの和田時計店と、アムステルダムの運河脇に佇む洋館のような建築のA.LIVE

これらを通り過ぎ、先程の駅前から運河へと延びる中央通を横断し、現れてくるのが、中央市場のエリアだ。

ここで左折し、西方面へと舵を切り、緩やかな坂を登ってゆくと…。

ほら、出た、クリーム色で好印象のはずが、外壁がボロついて亀裂や剥離がいやでも目につく小樽中央卸市場の建物だ。

外壁がボロついて亀裂や剥離がいやでも目につく小樽中央卸市場
外壁がボロついて亀裂や剥離がいやでも目につく小樽中央卸市場

これはモダンとはいえないが、レトロの範疇ではあるかと。

このあとさらに緩やかな坂を登れば、駅前の通りに出て、三角市場にも近いし、そのまま小樽駅に戻ってもいい。

最後に、観てきておわかりのように、小樽は微妙な坂が存在する。

駅側が高く、運河に行くほど低くなるという高低差のある地形だ。

このくらいの坂だと、これからの季節では体力を消耗しないが、夏場は発汗による体力消耗があるだろうから、水分補給しながらの坂の上り下りになろうかと。

定番観光スポットの小樽だけに、運河だけ観て終わりにしないよう十分にモダン・レトロな歴史を堪能しよう。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099