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アナログ的なものに惹かれる人は「大人の科学マガジン」の付録「からくりロボット ミニ茶運び人形」を組立てよう【連載:アキラの着目】

最近の科学は凄まじい速さで進歩している。

今では難しいことを人間にやらせると誤りがあるかもしれないし、長時間の思考は疲弊してしまうので、AIにやらせたり、様々な分野で自動オペレーションになったりしているのはご存知のことかと。

AIが登場する以前はロボットにやらせたり、コンピュータでシミュレーションさせた後に人間が実際にやったりしていたのがむしろ懐かしくさえ感じる。

今では自動車の速度メーターなどはデジタル画面表示となり、本物の針が速度表示盤を指していたアナログの速度メーターは皆無となった。

もちろん益々便利になり、速度メーターでいうと部品数が減り、低コストで製造できる利点もあるのだが、どこか物足りなさを感じて仕方がないのだ。

いろんなセンサーが埋め込まれ、人間の動きに忠実な最新の人形よりも、メカニカルな仕掛けでチンタラ動くおもちゃの人形等のほうに惹かれるのは筆者だけではないはずだ。

それに我が国はそうしたアナログ的な仕掛けを得意としてきた歴史もある。

江戸時代に造られたからくり人形がその最たるもの。

以前のニッポンニュースでも取り上げたが、弓を持って的を目掛けて弓を引くからくり人形や、茶運び人形は令和の現在に見ても精巧に造られているのがわかり、感心しきりだ。

前置きが長くなった。

そんなからくり人形を現代に造ろうと思ったら、すでにあるからくり人形を分解し、中の構造を把握し、それから同じような部品を造り、といった工程や作業が必要になってくる。

それはかなり面倒だ。

でもご安心を。

「大人の科学マガジン」が「からくりロボット ミニ茶運び人形」のキットを付録にしているのだ。

大人の科学マガジン BESTSELECTION04 からくりロボット ミニ茶運び人形
大人の科学.net から引用

本家本元の茶運び人形とは材質もからくり構造も異なるが、そこは現代風にアレンジして同じ動きを再現できるようにキットを設計してあるのだ。

だから、誰もが組み立てられるのだ。

アナログ的なものに惹かれているあなた!

現在発売中の「大人の科学マガジン」最新号を購入して、「からくりロボット ミニ茶運び人形」のキットを組み立てるべし!

【大人の科学マガジン BESTSELECTION04 からくりロボット ミニ茶運び人形】

・編集:大人の科学マガジン編集部
・価格:3,278円 (税込)
・発売日:2021年08月12日
・発行:学研プラス
・判型:A4変
・ページ数:24頁
・キット:ミニ茶運び人形
・ISBN:978-4-05-750785-9

 

■ミニ茶運び人形 | 大人の科学マガジン | 大人の科学.net
https://otonanokagaku.net/magazine/bs/04/

 

■『大人の科学マガジン BESTSELECTION04 からくりロボット ミニ茶運び人形』 | 学研出版サイト
https://hon.gakken.jp/book/1575078500

 

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

カセットテープ、レコード、VHS、ラジカセ…の販売ショップ「waltz」(中目黒)【連載:アキラの着目】

かつては音楽を聴くにはレコードか、レコードから録音したカセットテープか、しかなかった。

現在のようなデジタルなオーディオではなく、アナログなオーディオ。

でも逆にそれが味わい深く、聴く者の感性を刺激していたのだ。

良質な音で聴きたいから、高価なレコード針に変えてみよう!

再現する音質をもっとクリアにしたいから、ノーマル・ポジションのカセットテープではなく、クローム・ポジションのカセットテープで録音してみよう!

バイトの給料が入ったから、ここは奮発してメタル・ポジションのカセットテープを買って録音してみよう!

なんてことを当時の音楽好きはやっていたのだ。

しかし、時の流れには逆らえず、レコードやカセットテープ、ラジカセなどは衰退、現在はスマホで音楽を聴く時代となったのはご承知の通り。

アナログからデジタルになったことで手軽さが際立ち、音楽がさらに身近なものになったことは確かだろう。

筆者からすれば、レコードをかける手間に比べれば、スマホにタッチするだけで曲が鳴るのは便利過ぎて、もうあの頃には戻りたくないくらいだ。

ところが、現在の若者たちはレコードやカセットテープ、ラジカセなどを通過していない世代であるがゆえに、これらが己の興味をそそる存在として捉えているようだ。

そんな若者たちを後押しするようなショップが、中目黒にある「waltz」。

waltz | カセットテープ & レコード from 中目黒 から引用
waltz | カセットテープ & レコード from 中目黒 から引用

「waltz」にはカセットテープ、レコード、VHS、ラジカセ、国内外の雑誌のバックナンバーや書籍までがあり、アナログの音楽を楽しみたい輩のハートを鷲掴みにしている。

もちろん「waltz」はこれらの販売だけでなく、買取りも行なっており、数々のアーティストのカセットテープも取り扱っているのだ。

今日も「waltz」にはアナログ音楽に興味のある若者だけでなく、かつてアナログ音楽に親しんだおっさん世代も足を運んでいることだろう。

【waltz | カセットテープ & レコード from 中目黒】

・所在地:東京都目黒区中目黒4-15-5
・最寄駅:東急東横線「中目黒」駅
・電話:03-5734-1017
・営業時間:13:00~19:00
・定休日:月曜日

■waltz | カセットテープ & レコード from 中目黒
https://waltz-store.co.jp/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

昭和の子供たちが熱中した懐かしの駄菓子屋ゲーム、販売中止後もネットで人気【連載:アキラの着目】

バンダイ・駄菓子屋ゲーム(新幹線ゲーム) Amazonから引用まだ現在のようなビデオゲームがなかった時代。

昭和の子供たちは、駄菓子屋やゲームセンターに置いてあった数々のゲームに硬貨を投じて遊んでいた。

それらのゲームは、ようやく電子回路が埋め込まれたルーレットゲームであったり、あるいは実にアナログな古めかしい「新幹線ゲーム」であったり。

後者の「新幹線ゲーム」は、10円硬貨をゲーム機本体上部から投入すると、その10円硬貨そのものが東海道・山陽新幹線の路線旅をする主人公となる。

バンダイ・駄菓子屋ゲーム(新幹線ゲーム) Amazonから引用
バンダイ・駄菓子屋ゲーム(新幹線ゲーム)
Amazonから引用

東京にある10円硬貨が、指先で操るレバーで弾かれて、上手いこと次は名古屋へ、またそこで指先で操るレバーで弾かれて新神戸へ、以下広島、終点・博多まで行くとそこは「GOAL」で、樹脂製の当たり券が出てくる仕組みだ。

バンダイ・駄菓子屋ゲーム(新幹線ゲーム) Amazonから引用
バンダイ・駄菓子屋ゲーム(新幹線ゲーム)
Amazonから引用

レバー操作に慣れるまでは、虎の子の10円硬貨を何度も路線間のブラックホールに落としてしまい、なかなかGOALの博多まで辿り着くことができない。

そうやって小銭がどんどん吸い取られるので、駄菓子屋やゲームセンターの思うツボなのだが、「今度こそ、今度こそ!」と雪辱を期すことに夢中になってしまい、ますます冷静さを失って、さら土壺にハマってしまうのだ。

そんな「新幹線ゲーム」を玩具メーカーのバンダイが日本で唯一の駄菓子屋ゲーム博物館の館長である岸昭仁氏と完全タイアップし忠実に再現、硬貨も貯めることができる貯金箱として2010年に発売した。

実際の「新幹線ゲーム」よりは、かなりミニチュア化されたものの、スリルと興奮はこじんまりすることは決してない。

しかし、懐かしの駄菓子屋ゲームとして売り出された「新幹線ゲーム」は、やがて販売中止となり、今ではネットで流通するのみだ。

中古市場で取引されており、高値が付いているのもあれば、比較的妥当な値が付いているものもあり。

一家に1台、バンダイの駄菓子屋ゲーム(新幹線ゲーム)をリビングに置いておけば、「昔はこんなゲームをやっていたの?」と子供たちが言いながら、家族間のコミュニケーションも図れたり、貯金箱として本当に機能したりで、なかなか楽しめそうだ。

バンダイ・駄菓子屋ゲーム(新幹線ゲーム) Amazonから引用
バンダイ・駄菓子屋ゲーム(新幹線ゲーム)
Amazonから引用

【駄菓子屋ゲーム(新幹線ゲーム)の遊び方】

硬貨を入れ、レバーを弾き、無事にゴールまで辿り着くと、当たり券が排出され、硬貨を取り出せる。
※盤面シート2枚入りで差し替えも可能。

【使用可能硬貨】

5円玉、10円玉、50円玉、100円玉
※1円玉と500円玉は使用不可
※日本製硬貨以外は入れぬこと

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

昨年からのカセットテープ・ブームでラジカセ需要も上昇中!?【連載:アキラの着目】

40代以上の世代なら知っているカセットテープ

今は、音楽を気軽にスマホで聴いて楽しめる時代だ。

CDの需要もあるにはあるが、そんなかさばるCDよりも、インターネットから好みの音楽をダウンロードし、即座に聴くのが主流なのだ。

だが、かつては、音楽を気軽に聴くためにはカセットテープを使っていた。

40代以上の世代の人たちならば、ご存知だろう。

レコード(これまた今や買う人がほとんどいない)をかけて、それと同時にカセットテープに録音してゆくのだ。

カセットテープ

使うほどに音が劣化するカセットテープ

レコードプレイヤーからアンプに、アンプからカセットデッキにコードを繋いで、音源データが移動してゆくのだが、その間に音源データは確実に劣化してゆく。

さらにカセットテープに録音した後でも音源の劣化は進む。

なぜなら、テープは気温差に弱く、テープは暑ければ伸び、寒ければ縮むからだ。

また、テープに塗布された磁気帯と呼ばれる鉄粉を主原料とした部分は、何かの衝撃等で剥離することもあり、使えば使うほど、録音した音楽は劣化してゆくのだ。

デジタル音源よりも柔らかみのあるカセットテープの音

そんな良いところがなさそうなカセットテープなのだが、短所と長所は裏表、劣化した音がむしろ味わい深いと評価されたり、キンキンなデジタルよりもアナログなカセットテープが奏でる音の方が柔らかいと好まれているのだ。

それも、昨年あたりからジワジワと若い世代の間でカセットテープが再評価されている。

カセットテープで音を聴くにはラジカセが必要!

もちろん、物珍しさもあるだろうし、音楽を聴くまでに手間がかかるのが、楽しかったりするのだろう。

スマホなら、音楽アプリの中から聴きたい曲を選び、再生ボタンを押すだけだが、カセットテープならば、まずはラジカセを用意しなければならない。

だから、カセットテープの密かなブームに並行し、ラジカセ需要も上昇中らしいのだ。

ラジカセ

若い世代には新鮮で楽しい!ラジカセの様々な設定やセットアップ手順

ラジカセのEJECTボタンを押し、カセットテープを挿入できる状態にし、それからカセットテープを挿入、蓋を閉め、再生ボタンを押し込む。

これで安心してはならない。

もしカセットテープが巻き取られていなくて、途中の巻具合ならば、一旦巻き戻すか巻き送るかをしなければならない。

高機能ラジカセなら、曲と曲の間のブランクを感知して、何曲目に頭出しする機能があるから、その場合は何曲目かを指定しなければならない。

我々おっさん世代は、さんざん若い頃にカセットテープを使い倒したし、現在の便利さに慣れてしまったから、もうカセットテープには戻れない。

でも若い世代にとっては、そうした七面倒臭い様々な設定やセットアップ手順が、新鮮だったり、楽しかったりするのだろう。

用なしと思っていたカセットテープとラジカセが少し息を吹き返したようだ。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099