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専用ミニカセットで録音再生可、FM/AMも聴ける!手のひらサイズ「昭和ミニラジカセ」【連載:アキラの着目】

ラジカセが秘かなブームなのだとか。

今の若い世代には馴染みがないラジカセだが、馴染みがないからこそ、物珍しさで購入してしまう輩もいるとのこと。

念のためにラジカセについて簡単に説明すると、ラジオカセットレコーダーのことで、略してラジカセなのだ。

カセットテープレコーダーが内蔵されていることで、ラジオ(FM/AM)の音声はもちろんのこと、外部の録音もでき、録音した音声は再生できるのは言うまでもない。

そんな昭和臭がプンプンするラジカセだが、今回のFJ時事新聞ニッポンニュースで取り上げるラジカセは、ラジカセでも手のひらサイズのラジカセなのだ。

商品名はベタな「昭和ミニラジカセ」(発売:タカラトミーアーツ)。

昭和ミニラジカセ スペシャルサイト | タカラトミーアーツHPから引用
昭和ミニラジカセ
スペシャルサイト | タカラトミーアーツHPから引用

ラジカセだから、当然FM/AM放送が聴けるのは言うまでもなく、さらにエアチェックも可能。

おっと、エアチェックと言っても、今の若い人たちには通じないか。

FM/AM放送を録音することをエアチェックというのだ。

もちろん標準的なラジカセ同様に外部音声の録音も可能だ。

付属の約3.2cmの専用ミニカセットは、A面・B面それぞれ1データ(最長5分まで)ずつ録音可能で、かつてのカセットテープと同じようにカセットケースやタイトルシールも付いている凝りようだ。

昭和ミニラジカセ付属の専用ミニカセット スペシャルサイト | タカラトミーアーツHPから引用
昭和ミニラジカセ付属の専用ミニカセット
スペシャルサイト | タカラトミーアーツHPから引用

■昭和ミニラジカセPV

本物のカセットみたいに取り出してひっくり返し、A面・B面を聴き分けることができるし、なんと言っても当時のラジカセを彷彿とさせる外観が申し分ない。

手のひらサイズだから邪魔にならず、ポケットにも入るのもありがたい。

懐かしくなった人も物珍しさで興味を持った人も、「昭和ミニラジカセ」を身近に置いて音声を楽しもう。

【昭和ミニラジカセ 詳細】

・商品サイズ:W121mm×H64mm×D34mm
・パッケージサイズ:W160mm×H120mm×D60mm
・商品コード:4904790522963
・メーカー希望小売価格:5,480円(税抜)

■昭和ミニラジカセ ザ・昭和シリーズ | スペシャルサイト | タカラトミーアーツ
https://www.takaratomy-arts.co.jp/specials/showa/#radio

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

昨年からのカセットテープ・ブームでラジカセ需要も上昇中!?【連載:アキラの着目】

40代以上の世代なら知っているカセットテープ

今は、音楽を気軽にスマホで聴いて楽しめる時代だ。

CDの需要もあるにはあるが、そんなかさばるCDよりも、インターネットから好みの音楽をダウンロードし、即座に聴くのが主流なのだ。

だが、かつては、音楽を気軽に聴くためにはカセットテープを使っていた。

40代以上の世代の人たちならば、ご存知だろう。

レコード(これまた今や買う人がほとんどいない)をかけて、それと同時にカセットテープに録音してゆくのだ。

カセットテープ

使うほどに音が劣化するカセットテープ

レコードプレイヤーからアンプに、アンプからカセットデッキにコードを繋いで、音源データが移動してゆくのだが、その間に音源データは確実に劣化してゆく。

さらにカセットテープに録音した後でも音源の劣化は進む。

なぜなら、テープは気温差に弱く、テープは暑ければ伸び、寒ければ縮むからだ。

また、テープに塗布された磁気帯と呼ばれる鉄粉を主原料とした部分は、何かの衝撃等で剥離することもあり、使えば使うほど、録音した音楽は劣化してゆくのだ。

デジタル音源よりも柔らかみのあるカセットテープの音

そんな良いところがなさそうなカセットテープなのだが、短所と長所は裏表、劣化した音がむしろ味わい深いと評価されたり、キンキンなデジタルよりもアナログなカセットテープが奏でる音の方が柔らかいと好まれているのだ。

それも、昨年あたりからジワジワと若い世代の間でカセットテープが再評価されている。

カセットテープで音を聴くにはラジカセが必要!

もちろん、物珍しさもあるだろうし、音楽を聴くまでに手間がかかるのが、楽しかったりするのだろう。

スマホなら、音楽アプリの中から聴きたい曲を選び、再生ボタンを押すだけだが、カセットテープならば、まずはラジカセを用意しなければならない。

だから、カセットテープの密かなブームに並行し、ラジカセ需要も上昇中らしいのだ。

ラジカセ

若い世代には新鮮で楽しい!ラジカセの様々な設定やセットアップ手順

ラジカセのEJECTボタンを押し、カセットテープを挿入できる状態にし、それからカセットテープを挿入、蓋を閉め、再生ボタンを押し込む。

これで安心してはならない。

もしカセットテープが巻き取られていなくて、途中の巻具合ならば、一旦巻き戻すか巻き送るかをしなければならない。

高機能ラジカセなら、曲と曲の間のブランクを感知して、何曲目に頭出しする機能があるから、その場合は何曲目かを指定しなければならない。

我々おっさん世代は、さんざん若い頃にカセットテープを使い倒したし、現在の便利さに慣れてしまったから、もうカセットテープには戻れない。

でも若い世代にとっては、そうした七面倒臭い様々な設定やセットアップ手順が、新鮮だったり、楽しかったりするのだろう。

用なしと思っていたカセットテープとラジカセが少し息を吹き返したようだ。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099