fjsamurai のすべての投稿

階級制が揺らぐ問題試合 ~ボクシングWBC世界バンタム級選手権 山中慎介 VS ルイス・ネリ~【連載:アキラの着目】

3月1日両国国技館で行われた、ボクシングWBC世界バンタム級タイトルマッチは、山中慎介選手(35歳・帝拳ジム)が、4回にルイス・ネリ(23歳・メキシコ)にTKOで敗れたのはご承知の通り。

この敗戦により、試合後に山中慎介選手は引退を表明したが、最後の試合となったこのネリ戦は、あまりにもアンフェアな試合であった。

アンフェアな試合だった山中 VS ネリ戦

というのも、試合前日の体重計量でルイス・ネリ(23歳・メキシコ 当時王者)が1回目の計量で55.8kgと2.3kgも超過し、2回目の計量でも54.8kgで、まだ1.3kgの超過。

端からバンタム級のリミット体重である53.5kgを遵守するつもりはなく、減量放棄とみられても仕方がないようなあるまじき態度だった。

無理に減量をして負けるリスクが高まるのならば、契約違反であろうが減量をあえて放棄し、ベストコンディションを維持して、なおかつ体重の乗ったパンチを打てる方が良い、という判断で今回の試合に挑んだのは明白だ。

細かく17の階級に分けているボクシングにおいて、規定体重を厳守するのはルールとして当然のこと。

体重がたった数百グラム異なるだけでも、パンチの威力に差が出るからこその階級制なのだから、ネリの体重超過は明らかに厳罰だ。

このアンフェアな試合だった山中 VS ネリ戦について専門家や芸能人がコメントを寄せている。

■元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志氏
「体重超過を犯し、王座を剥奪された前王者のネリに有利に働いた世界戦だった」、「アンフェアな相手と戦った山中の方が相当きつかったと思う」。

■後輩のWBA世界ミドル級王者・村田諒太選手
「前日計量で大幅超過した相手との体重差や体力のハンデを背負った試合」、「ドーピングもそうだけど、ルールを厳正化しないとだめ。そうしないと、どうやったってしこりが残る」、「計量失敗やドーピング違反の選手は2度と使わないぐらいにしないと競技は衰退する」。

■元WBCスーパーフェザー級王者・三浦隆司氏
「(ネリは)体重オーバーしてベルトを捨てても勝ちにきた。そういうのは許せないし歯がゆい」。

■元WBC世界バンタム級王者・元WBC世界フェザー級王者・元WBC世界スーパーバンタム級王者・長谷川穂積氏
「結果的に体重超過の影響があったのは明白だ。ネリ選手は明らかに前回より力強さがあり、減量苦がなかったと感じた。ウエートをつくらない(=リミット体重にまで減量をしない)ネリ選手の行為は、ボクシングという競技に対する冒とくだと思っている」。

■お笑いコンビ「極楽とんぼ」加藤浩次氏
「自分の連勝記録を守りたかっただけ」、「2階級違うわけです。全然違うから。だから階級分けってあるわけですよ。パンチが全然、違うわけだから。これを許してしまったら階級分けの意味がまったくない。これだとボクシング自体が衰退するんじゃないのと思ってしまいます」(自身がMCを務めるワイドショーで)。

すでにチケットが売れてしまっていることや、TV中継が決まっていることなど、いわゆる興行優先の足かせがある中で、減量失敗だからといって簡単に試合を中止にできない事情もあり、そんな最悪状況で明らかに”2階級上”になってしまった選手と戦わざるを得なかった山中選手については、本当に気の毒としかいいようがない。

こんな悪行が今後も許されるはずはなく、階級制ボクシングを遵守する上でも、減量失敗の選手はリングに上げてはならないといった、厳罰な規定を早急に作るべきではないか。

契約体重を犯し、”2階級上”の体格となり、戦いに有利となって勝つことができた選手が、そのままファイトマネーが支払われるのも、実に納得がいかない。

ただ唯一、このアンフェアな試合で救いがあったのは、試合後に両国国技館の観客が、勝って喜んでいたネリに対し、「帰れよ!」の罵声を飛ばしたことだ。

観客やファンはちゃんとわかっている。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

徳川家康公もビックリ!岡崎八丁味噌コーラと静岡みかんコーラ【連載:アキラの着目】

最近は、地域活性化を目的にご当地名産がひっきりなしに登場する時代だが、そうした中でも特にご当地色が強いなと思われる製品が、これから紹介する「岡崎八丁味噌コーラ」と「静岡みかんコーラ」だ。

木村飲料株式会社HPから引用 「静岡みかんコーラ」と「岡崎八丁味噌コーラ」
木村飲料株式会社HPから引用 「静岡みかんコーラ」と「岡崎八丁味噌コーラ」

両コーラには岡崎、静岡という地名が付いていることから、「もしや…」と勘づいた人もいることかと。

そう、岡崎、静岡ときたら徳川家康公だ。

岡崎出身であり、静岡の駿府城にもいた徳川家康公にちなんで、「岡崎八丁味噌コーラ」と「静岡みかんコーラ」が発売されたのだ。

ゆえに「岡崎八丁味噌コーラ」と「静岡みかんコーラ」は「三つ葉葵(あおい)」の家紋をあしらったラベルが貼られている。

徳川家康公も、まさか自分に縁のある土地の八丁味噌やみかんがコーラになり、「三つ葉葵」も使われるとはビックリしていることだろう。

「岡崎八丁味噌コーラ」は、徳川家康公の出身地・愛知県岡崎市にある創業延元二年「まるや八丁味噌」の八丁味噌を使用、「見た目のインパクトはすごいが、味噌の風味は控えめ。ふわりと香るようにしました」(木村飲料株式会社・広報担当者)とのことで、「日本初の八丁味噌コーラ」だ。

★岡崎八丁味噌コーラ
・240ml ビン
・20本/ケース

「静岡みかんコーラ」は、静岡県日本平(にほんだいら)産のみかん「はるみ」をギュッと搾った濃厚な果汁を使用、爽やかな酸味と甘みにインパクトがあり、スッキリとした仕上がりになっている。

★静岡みかんコーラ
・240ml ビン
・20本/ケース

因みに木村飲料株式会社は、「岡崎八丁味噌コーラ」、「静岡みかんコーラ」以外にも、「静岡マスクメロンサイダー」(2012年モンドセレクション金賞受賞、2013年モンドセレクション銀賞受賞)、「富士山頂コーラ」(2015年・2016年・2017年モンドセレクション金賞受賞、国際優秀品質賞受賞)、「福招きソーダ」(2011年モンドセレクション金賞受賞)等、実に多彩でユニークな飲料を販売している。

興味のある人は木村飲料株式会社HPや木村飲料株式会社 公式Facebookページにアクセスしてみよう。

■木村飲料株式会社HP 商品案内ページ 岡崎八丁味噌コーラ・静岡みかんコーラ
http://www.kimura-drink.net/products-miso_mikan.html

■木村飲料株式会社 公式Facebookページ
https://www.facebook.com/kimuradrink

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

マンホールマニアにとって魅力的なグッズ「マンホールカード」【連載:アキラの着目】

昨日は、ダムマニア垂涎の的「ダムカード」を紹介したが、本日紹介するのはマンホールマニア垂涎の的「マンホールカード」だ。

そもそもマンホールの蓋が好きなマニアがいるというのもこれまた驚きだが、そのマンホールマニアのための「マンホールカード」が存在するのもさらに驚きだ。

下水道広報プラットホームHPから引用
下水道広報プラットホームHPから引用

「マンホールカード」は、その名の通り各自治体にある様々なマンホールの蓋の写真が表面に、「ダムカード」同様にマンホールの詳細情報も載っている。

確かに街中を歩いていると、たまに派手なデザインや色付きのマンホールの蓋に出くわすことがあり、その瞬間は「ああ、こんなマンホールの蓋があるんだな」くらいには誰しもが思うが、「あらゆるマンホールの蓋を写真に収めて、眺めるんだ!」という気にまではさすがにならない。

でも、マンホールマニアの人達は、熱心にマンホールの蓋を探し求め、かつ「マンホールカード」も収集したりしているのだ。

最近では、外国人マンホールマニアの”棲息”も確認されており、わざわざ遠路はるばる母国から日本にやって来て、「魚拓」ならぬ「マンホール蓋拓」を取ったり、撮影してるのだとか。

マンホールマニアの域にまではさすがに無理だが、街中を歩く際にボーっと歩くよりは、こうしたマンホールの蓋にも多少なりとも気にかけて歩くと、楽しいかもしれない。

■下水道広報プラットホームHP マンホールカード
http://www.gk-p.jp/mhcard.html

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

「ダムカード」は、ダムマニアにとってはたまらない【連載:アキラの着目】

以前は全くその存在が知られていなかったダムマニア。

しかし、ここ数年でテレビ番組等で取り上げられたことで、ダムマニアの存在は僅かながらも知られるようになった。

その影響か、ライスで作ったダムが、カレールーを堰き止める”構造”の「ダムカレー」もあわせて知られるようになるなど、ダムマニアにとって追い風が吹いている最近の状況だ。

ダムにまつわるアイテムはまだあり、今回取り上げるのが「ダムカード」。

「ダムカード」は、全国各地に存在するダム毎にあるようで、「ダムカード」表面にはダムの写真、「ダムカード」裏面にはダムの詳細なスペック(ダムの形式、貯水池の容量、ダム建設に採用された技術、等々)が明記されている。

国土交通省HP ダムカードページより引用
国土交通省HP ダムカードページより引用

仮面ライダーカードとかの類なら知っているが、「ダムカード」があるなんて完全に意表を突かれ、一本を取られた形だ。

「ダムカード」作成の経緯は、国土交通省と独立行政法人水資源機構の管理するダムをより知ってもらうために、平成19年より「ダムカード」を作成し、ダムを訪問した方に配布し出したのだとのこと。

「ダムカード」は、ダムマニアにとってはたまらないようで、ヤフオクで「ダムカード」と検索すると、しこたまヒットする。

ヤフオクで「ダムカード」と検索して表示された画面

また、ダムマニアの人が立ち上げているダムマニア専門サイトでも、「ダムカード」を紹介しているページもあったりで、ダムマニアではない人にとっては、ただただ驚くしかない。

でも城とダムは、似ているようにも思えてしまうのは筆者だけだろうか?

■国土交通省HP ダムカード
http://www.mlit.go.jp/river/kankyo/campaign/shunnkan/damcard.html

■ダムマニア
http://dammania.net/

■ダムカードあり升 – ダムカード集めの便利サイト
http://card.dammaps.jp/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

自宅で納豆が作れちゃう自家製本格納豆造り器【連載:アキラの着目】

いつの頃からか世の中は健康志向ブーム。

発酵食品は体に良いという情報が、様々なメディアで取り上げられており、5、6年前には麹ブームがあったり、またカスピ海ヨーグルトもちょっとしたブームになった。

そんな発酵食品の中で最も身近で親しまれているのが納豆だろう。

稲作中心の日本において、豆と藁のコンビネーションはかなり古くからあっただろうから、すでに古代日本でも納豆らしきものはあっただろうという観方もある。

実際に納豆(糸引納豆)が、最も古い文献で登場するのは、室町時代中期の御伽草子『精進魚類物語』と言われており、昔から日本人には馴染みのある発酵食品だ。

しかし、いくら馴染みのある発酵食品の納豆でも、滋賀県の鮒ずしや、糠漬けのように、各家庭で作るかといったら、そんなふうに作ることはできない。

でもご安心あれ!

今では、自家製本格納豆造り器なる物があるから、納豆を各家庭で作れちゃうのだ。

株式会社東京ユニコム 公式オンラインショッピング 「自家製本格納豆造り器(高橋納豆菌付) (MMC-2001)」ページから引用
株式会社東京ユニコム 公式オンラインショッピング 「自家製本格納豆造り器(高橋納豆菌付) (MMC-2001)」ページから引用

作り方は、至ってシンプルで誰でも納豆を作ることができる。

柔らかく煮た大豆に、納豆(納豆菌)を入れ、自家製本格納豆造り器に入れるだけだ。

24時間後には、柔らかく煮た大豆が納豆になっている。

自家製本格納豆造り器に内蔵されたヒーターが、納豆菌の活動を活発にし、柔らかく煮た大豆を発酵させるという仕組みだ。

毎日納豆を切らしたくないという”納豆マニア”の人にはぜひこの自家製本格納豆造り器をおすすめする。

■自家製本格納豆造り器(高橋納豆菌付) (MMC-2001)
http://www.t-uni.co.jp/item/p63122001.html

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

競技名2文字目が「ー」ならば、女子選手たちは「娘」表記!? ~「カー娘」~【連載:アキラの着目】

2月24日(土)に行われた平昌オリンピック女子カーリング3位決定戦「日本 VS 英国」で見事に勝利を収め、銅メダルを獲得したカーリング日本女子チーム。

平昌オリンピック カーリング女子銅メダルに輝いた日本女子チーム(カー娘)

予選から彼女らの活躍について逐一メディアが報じてきたが、スポーツ新聞やWEBサイトでは字数制限もあり、見出しがどうなるのかについても筆者は興味があった。

長々と書くわけにはいかないから、どう表現するのかと思っていたら、スポーツ新聞やWEBサイトは、カーリング日本女子チームを「カー娘」(かーむす)と表記。

これにはしてやられたな、という思いだ。

ご承知の通り、「カー娘」は既存の単語「モー娘」(もーむす =モーニング娘。)にかけており、「カーリングをする女子」の意味で、略して「カー娘」なのだ。

じゃあ、女子スピードスケートの選手たちも同様に「ス娘」あるいは「スピ娘」と表記すればいいかとなると、それはまた事情が変わってくる。

「ス娘」あるいは「スピ娘」の表記だと、一言でいうと語呂が悪く、本家「モー娘」にかけていることが見る者に明確に伝わってこない。

また、「スピードスケート」という競技名の2文字目が、音を伸ばす「ー」ではないので、「モー娘」とは似ても似つかないのだ。

その点、カーリングだと競技名の2文字目が音を伸ばす「ー」で、「モーニング娘。」と同じであるため、「モー娘」ならぬ「カー娘」という表記は使えると踏んで、メディアはこぞって、「カー娘、惜敗」、「カー娘、銅メダル!」と多用したのだろう。

冬季オリンピックにおいて競技名の2文字目が「ー」である競技は、このカーリングのみであることから、「●ー娘」を使用する競技は他には存在しない。

しかし、夏季オリンピックにおいて競技名の2文字目が「ー」である競技は、女子アーチェリー、女子ロードレース、女子セーリングが存在する。

今後これら競技の日本女子選手が活躍した場合、女子アーチェリーならば「アー娘」、女子ロードレースならば「ロー娘」、女子セーリングならば「セー娘」という表記がなされることは十分に考えられるだろう。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

少女のための編み機『あむかわアミーナ』【連載:アキラの着目】

高度経済成長期くらいまでの日本では、編み機というものが主婦の間で重宝がられていた。

既製服を買うのにはお金がかかるので、少しでも倹約し、家計を上手くやり繰りするために、世のお母さん達は、子供の服を自前で作っていたのだ。

なので、セーターも買うのではなく、自前で前述の編み機を使って編んでいた。

しかし、所得が増え、家計に余裕が出てくると、自前で編み機を使ってセーターやカーディガン等を編まなくても、デパートで買えばいいということになり、編み機は次第に廃れていく。

実際に大人が使っていた編み機がすでに廃れてしまったのだから、子供が使う玩具としての編み機なんて存在しないだろうと思いきや、実は平成30年の今でも存在しているのだから、筆者は驚いた。

その上、子供用玩具でありながら、実際に編めてしまうのが、タカラトミーが発売している『あむかわアミーナ』だ。

下記の紹介ページURLにアクセスすると、この『あむかわアミーナ』で編まれたポーチや巾着、マフラー、カーディガンらしき羽織る物が掲載されている。

タカラトミーHP『あむかわアミーナ』ページより引用
タカラトミーHP『あむかわアミーナ』ページより引用

子供用玩具とは思えぬ実用的な編み機であり、この『あむかわアミーナ』も大人が欲しがってしまう一品かもしれない。

■YouTube 【まとめ】あむかわアミーナあそびかた

ここまでくると、玩具というよりも立派な編み機だ。

タカラトミー『あむかわアミーナ』

かつて使用していた編み機を廃棄処分してしまい、自前で編まなくなったお母さん達も、この『あむかわアミーナ』を手に取れば、再び”編み物熱”が復活し、自前のセーターなどを編むのではないだろうか。

筆者は男なので、編み物には興味がないが、今どき珍しい製品なので、取り上げてみた。

■あむかわアミーナ|タカラトミー
http://www.takaratomy.co.jp/products/amukawaamina/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

縄張図マニアは城マニアの一種である【連載:アキラの着目】

一応、筆者は城マニアの末席に名を連ねさせて頂いている身なのだが、その筆者から見て、かなりの年季が入っているなというマニアが「縄張図マニア」だ。

「縄張図マニア」とは、そのままいうと「縄張図」のマニアということなのだが、世間の人達は「?」と思うことかと。

「縄張図」とは、グダグダ説明するよりも、まずは画像を見せた方が話が早いので、以下に掲載する。

武蔵・杉山城縄張図 - 山崎一氏の縄張図から引用
武蔵・杉山城縄張図 - 山崎一氏の縄張図から引用

これが「縄張図」というもので、簡単に言ってしまえば、城郭の見取り図とも言うべきものだ。

城郭にある堀や土塁、通路、虎口(入口)、搦手口(出口、退却口)、曲輪(郭ともいう)を実際に平面上に落とし込んだ地図であり、大抵の城郭にはこの「縄張図」が存在する。

中世の城郭、とりわけ山城を歩く際は、この「縄張図」なくしてはキッチリと隅々まで歩くことができない。

なぜかというと、城が機能していた当時は、整備が行き届いていただろうから視界良好で、城郭の隅々まで把握できただろうが、平成の現在では、藪だらけで地形や堀、曲輪を視認できないくらいにまで荒れ果ててしまっている山城も多いからだ。

今、自分が歩いているのはどこで、何の用途の場所なのかわからなくても、この「縄張図」があれば迷うことなく、山城を把握でき、歩けるのだ。

この城巡りの必須アイテムともいうべき「縄張図」を入手してから城巡りをする城マニアが多い中、この「縄張図」を自分で書きたくて、城巡りをする熱狂的な城マニアも少なからずおり、その人達が「縄張図マニア」と呼ばれているのだ。

ゆえに「縄張図マニア」も城マニアの一種には違いない。

長年の歳月により、土砂が流れ込んで浅くなってしまった空堀であろうが、竹藪だらけの土塁であろうが、根気強い「縄張図マニア」の人達は、着実に城郭データを詳細に記録し、帰宅後そのデータを元に白紙にペンを走らせるのだ。

「縄張図マニア」の城郭に対する情熱は尊敬に値し、ペーペーの城マニアである筆者にはとても真似できない。

世間の人達は、普段目にすることがほとんどない「縄張図」だが、もし何かの際に見かけたら、「縄張図マニア」の存在も思い出してほしい。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

日本女子団体パシュート(追い抜き)金メダル獲得の秘密【連載:アキラの着目】

平昌オリンピックで見事に金メダルを獲得した日本の女子団体パシュート・メンバー。

金メダル獲得の裏には、新たな技術革新が3つあったのだ。

1つ目は、「一糸乱れぬ隊列」、2つ目が「先頭選手の素速い交代」、そして3つ目が「エース選手を存分に起用」だ。

順番に見ていこう。

1.女子団体パシュート金メダル獲得の秘密「一糸乱れぬ隊列」

なぜ「一糸乱れぬ隊列」を実現させる必要があったのかというと、それはこんな理由からだ。

メンバー全員の隊列が一直線に揃わずに、前の選手から横に40cmずれただけでも、先頭選手と同じ風の抵抗を受けてしまうのだ。

その状態は、すなわち後ろの選手が一人で滑走するのと同じくらいの空気抵抗がかかってしまうことを意味し、各選手の体力・スタミナを消耗してしまうのだ。

そのため、空気抵抗を受けるのを極力先頭を走る選手のみにすることで、「一糸乱れぬ隊列」を実現させることになった。

この「一糸乱れぬ隊列」の実現で隊列全体としては15%の空気抵抗を減少させることができた。

また、「一糸乱れぬ隊列」を実現させることで、足や手の動きが皆シンクロし、互いの足、手がぶつかって転倒するリスクも軽減できている。

「一糸乱れぬ隊列」を実現させるために、前回のソチオリンピックから平昌オリンピックまでの4年間、ひたすら同じメンバーで滑り続け、メンバーの滑りにおける特徴や癖をそれぞれ叩き込んだのだった。

2.女子団体パシュート金メダル獲得の秘密「先頭選手の素速い交代」

団体パシュートは、先頭を滑る選手が入れ代わるため、その交代を素速く機敏に行えば、タイム短縮に繋がる。

それはちょうど陸上競技のリレーにおけるバトンの受け渡し時間をいかに短縮させるかみたいなものだが、団体パシュートでは陸上競技のリレーにおけるバトンの受け渡しよりもさらに考慮すべき点があり、時間短縮以外に体力の消耗を最小限に抑えることも必要なのだ。

通常、先頭選手の交代は、先頭選手がスピードを落とし、最後尾に回る方法を各国とも採用している。

しかし、この一連の動作、先頭選手が一旦スピードを落とし、最後尾につくと、再び隊列と同じトップスピードまで上昇させるという動作に、かなりの体力を消耗するのだ。

そこでパシュート日本女子チームが発案・実践した方法が、先頭選手は従来のようなスピードを落とすことなく、その代わりに一旦コースを大回りで膨らみ、そこから最後尾につくというものだ。

『NHK SPORTS STORY』の「女子団体パシュート 世界最速の秘密」から引用
『NHK SPORTS STORY』の「女子団体パシュート 世界最速の秘密」から引用

この方法により、先頭選手はスピードを落として、またスピードを上げて、といった体力の消耗を抑えることができ、最後まで体力を温存させることができるようになったのだ。

3.女子団体パシュート金メダル獲得の秘密「エース選手を存分に起用」

パシュート日本女子チームが3つ目に採用した戦術は、他の選手よりも体力のあるエース選手の高木美帆選手を存分に起用するというもの。

高木選手が全6周のうち3.5周を先頭で滑ることにより、他の選手の体力消耗を最小限に抑えることが可能となり、その結果、パシュート日本女子チームは、さらにタイムを縮めることができたのだ。

最後に

スポーツは、もちろん身体でやるものではあるものの、頭でもやるものであり、科学的、理論的な裏付けなしに、ただやみくもに根性だけでやる時代ではなくなってきている。

パシュート日本女子チームが今回採った戦術は、今後各国チームの分析・研究のメスが入り、戦術の拡散化も始まることだろう。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

大人でも欲しくなる最新「野球盤」【連載:アキラの着目】

今でこそサッカーや卓球、ラグビーなど様々なスポーツが脚光を浴び、競技人口も増え、人気メジャースポーツとなっている。

しかし、筆者の幼少期ではやはり野球が花形スポーツとして群を抜いていた存在だった。

なので、広場や原っぱで遊ぶにしても、サッカーよりも野球だったのだ。

ただし、雨が降っていなければ、屋外で草野球ができるものの、雨天だとどうしても誰かの家で遊ばざるを得ない。

比較的裕福な家庭に育った小学生だと「野球盤」を持っており、皆でその子の家に上がって「野球盤」を楽しんだりしたものだった。

しかし時は流れ、現在は2018年。

野球以外にも前述したような花形スポーツが幾つか存在しており、野球の”パイ”は縮小しているように思われるが、しかし、そんなことを払拭するかのごとく、「野球盤」は進化していた。

「野球盤」の何が進化していたのかというと、まず投球だろう。

以前の「野球盤」では球はゴロゴロと「野球盤」を這っていたが、最新「野球盤」では、おもちゃ名のサブタイトルに「3D ACE」と謳ってあるだけあって、ピッチャーの投げる球が、「野球盤」を這わずに、本物のプロ野球同様にピッチャーからキャッチャーまで空中を空間移動するのだ。

エポック社の野球盤 -BASEBALL GAME- 3D ACE オーロラビジョン

エポック社の野球盤 -BASEBALL GAME- 3D ACE オーロラビジョン から引用

もちろん変化球のバリエーションも増え、全部で9種類。

初期「野球盤」同様に”消える魔球”も装備済みで、バッターの手元で地面の蓋が沈むからくりは、いまだ健在だ。

また、カラー電光掲示板が付いているのも良い。

スコア表示はもちろんのこと、「イニング選択&リプレイボタン」機能も搭載され、今のプレイをリプレイして観たいな、と思ったら、この機能を使うと、再現可能だ。

バージョン・アップする度に、リアルタイムのハイテクが「野球盤」に盛り込まれ、児童・生徒が欲しくなるのは当然のことだが、大人でも欲しくなるトイともいえよう。

VRもリアリティがあるが、やはり空間に放たれるピッチャーの投球と、バッターによる球を捉え、打つといった本物のリアリティを味わいたいのならば、ビデオゲームの野球よりも「野球盤」だ。

■エポック社の野球盤 -BASEBALL GAME- 3D ACE オーロラビジョン
http://epoch.jp/ty/yakyuban/3d-aurora/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099