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ここは一体東京のどこ?~Part8~【連載:アキラの着目】

FJ時事新聞ニッポンニュース恒例の、昔の東京の街に関する写真や絵を見て、それがどこなのかをあてるシリーズの第8弾。

ではいつもの通り早速問題へ。

Q1.ここは東京のどこなのか?

Q2.ここは東京のどこなのか?

Q3.ここは東京のどこなのか?

おわかりになったであろうか。では順番に正解を発表する。

A1. 東京都港区大門

東京都港区大門

突き当たりの門が大門で、通りの両側は増上寺の別院と思われる。

大門という判断が下せれば、意外と簡単だったのではあるまいか。

A2. 新橋(博品館前)

新橋(博品館前)

JR新橋駅の駅名の由来となった橋だ。

したがって、この橋およびこの通りは現在の銀座通り。

A3. 品川駅

品川駅

蒸気機関車の煙突から振りまく煙や火の粉が街を焼き尽くす恐れがあるとの風評から、内陸での鉄道建設が許可されず、仕方なく海に堤防を築き、そこに線路を敷設するという苦肉の策で開通させた。

なので、品川駅も海沿いだったのだ。

では最後に恒例の今昔対比でおさらいを。

東京都港区大門の今昔

東京都港区大門の今昔

新橋(博品館前)の今昔

新橋(博品館前)の今昔

品川駅の今昔

品川駅の今昔

今後も気になる昔の東京の街の写真や浮世絵、錦絵、木版画を見つけたら、取り上げてみたい。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

寒空でも映える芝・増上寺の満開櫻(東京都港区)【連載:アキラの着目】

一昨日の時点では、靖国神社の櫻が五分咲きとのことで、まだ満開までには数日かかるなと思いきや、なんと翌日には東京の櫻は満開との発表があり、うれしいけれどもやや戸惑いを隠せない東京都民。

櫻満開ですっかり気候も春陽気だとはしゃいでいたら、昨日今日と東京は肌寒い冬に逆戻りで、なんとも安心できない季節だ。

しかし、満開の櫻が蕾に逆戻りすることは決してありえず、撮影するなら今のうちということで、寒空の中、芝・増上寺に繰り出してみた。

以前のニッポンニュース(2017年09月21日「東京タワーとのコントラストが面白い! ~芝・増上寺(東京都港区)~【連載:アキラの着目】」)でも取り上げた増上寺だが、満開の櫻目当てで訪れる人が内外問わずそこそこいた。

やはり増上寺といえば、バックに聳え立つ東京タワーとのコントラストを撮影しないわけにはいかない。

ありきたりの撮影ポイントと言ってしまえば、確かにその通りなのだが、でもやはりこの位置からの撮影は必須だろう。

ということで撮影した写真が↓。
芝 増上寺三解脱門東京タワーとのコントラストが面白い、櫻満開の芝 増上寺芝 増上寺の境内に咲いている満開の櫻

寒空でも映える芝・増上寺の満開櫻と、東京タワー。

でもやはり青空の方が、さらに増上寺の満開櫻は映えたかもしれない。

ちなみに増上寺の歴史は古く、約600年前からこの地にある。

徳川家康が入府した頃にはすでに増上寺は存在したのだ。

家康が江戸城を改修する際に、今風に言うと、”風水のプロフェッショナル”である天海僧正に”都市計画”を任せ、江戸城の鬼門にあたる北東に浅草寺を、裏鬼門にあたる南西に目黒不動尊(瀧泉寺)を置いた。

その後、三代将軍・徳川家光の時に江戸の街の鬼門にあたる北東に寛永寺を置き、寛永寺-江戸城大手門の延長線上にある増上寺の境内に、祖父・家康公の寿像を祀る社殿「安国殿」を建立し、大権現・家康公の神力をもって江戸の守護と繁栄を願ったのだ。

なので、寛永寺-江戸城大手門-増上寺は見事に一直線上に並ぶのだ。
寛永寺-江戸城大手門-増上寺ライン

現在のような精密な測量技術やGPSによる位置情報の取得ができなかった昔に、よくぞまあ、ピッタリ一直線に3つとも並べたよね、と感心してしまう。

さらに余談だが、江戸を平和な街にするため、様々な風水の仕掛けをしていたようだ。

「ついで、江戸城、諏訪、東照宮(日光・久能山)の位置 - 古代日本史への情熱」から引用
「ついで、江戸城、諏訪、東照宮(日光・久能山)の位置 – 古代日本史への情熱」から引用

【関連サイト】
・ついで、江戸城、諏訪、東照宮(日光・久能山)の位置 – 古代日本史への情熱
https://blog.goo.ne.jp/go-hot-ai2395/e/6d0de9e480fc8e58459c4182c7e414e6

話がだいぶ横道に逸れてしまったが、増上寺にはこうした重要な役目が任されてきた寺院であり、訪れることでご利益があること間違いないだろうから、花見がてらでも訪れると良いだろう。

■大本山 増上寺
http://www.zojoji.or.jp/

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東京タワーとのコントラストが面白い! ~芝・増上寺(東京都港区)~【連載:アキラの着目】

当社BUKKYO時事新聞株式会社の周辺には、歴史のある観光スポットも数多く存在する。

中でも筆頭格の歴史スポットは、増上寺だ。

芝・増上寺
芝・増上寺

江戸幕府・徳川家の菩提寺である増上寺には、徳川家霊廟(徳川将軍家歴代の墓所)があったが、その大部分が1945年(昭和20年)の戦災で焼失してしまった。

しかし、増上寺の表玄関である三解脱門は幸いにも戦災を免れた。

なお、駅名に付けられた大門は、三解脱門と浜松町駅を結ぶ通りにある。

大門

2017年9月21日現在では、三解脱門は修復工事により白い衝立てで隠されており、観光客にとっては残念な姿となっている。

しかし、ものは考えようで、白い衝立てで覆われた三解脱門は、めったに観ることができないので、これはこれで貴重だと思った方が良いだろう。

三解脱門を潜ると、奥に増上寺の本堂が見える。

芝・増上寺

ちょうど私が訪れた時は、たまたま欧米からの観光客が来ており、彼ら越しに撮影してみた。

さらに歩みを進めると、増上寺本堂と東京タワーのコラボレーションが目に飛び込んでくる!

芝・増上寺と東京タワー

近世と現代、低と高、和と洋、黒と赤、横と縦、木と鉄。

様々な尺度で増上寺本堂と東京タワーのコントラストを観ることができるのが面白い!

東京タワー

増上寺脇には公園もあり、何の障害もなく東京タワーが素通しで視えるのも良い。

増上寺観光の後は、すぐ近くにある港区役所11Fのレストラン・ポートで食事、またはお茶しよう!

港区役所
港区役所11Fレストラン・ポート港区役所11Fレストラン・ポート

私が行った時間は、すでに15時を回っていたため、売り切れのメニューばかりだったが、大混雑の12~13時を除けば、比較的ゆったりと眼下の増上寺や、隣に聳え立つ東京タワーを観ながらの飲食が可能だ。

港区役所11Fレストラン・ポートから観る増上寺と東京タワー

浜松町・芝界隈に行った際には、芝・増上寺と港区役所11Fレストラン・ポートに足を運んでみよう!

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