「満開」タグアーカイブ

寒空でも映える芝・増上寺の満開櫻(東京都港区)【連載:アキラの着目】

一昨日の時点では、靖国神社の櫻が五分咲きとのことで、まだ満開までには数日かかるなと思いきや、なんと翌日には東京の櫻は満開との発表があり、うれしいけれどもやや戸惑いを隠せない東京都民。

櫻満開ですっかり気候も春陽気だとはしゃいでいたら、昨日今日と東京は肌寒い冬に逆戻りで、なんとも安心できない季節だ。

しかし、満開の櫻が蕾に逆戻りすることは決してありえず、撮影するなら今のうちということで、寒空の中、芝・増上寺に繰り出してみた。

以前のニッポンニュース(2017年09月21日「東京タワーとのコントラストが面白い! ~芝・増上寺(東京都港区)~【連載:アキラの着目】」)でも取り上げた増上寺だが、満開の櫻目当てで訪れる人が内外問わずそこそこいた。

やはり増上寺といえば、バックに聳え立つ東京タワーとのコントラストを撮影しないわけにはいかない。

ありきたりの撮影ポイントと言ってしまえば、確かにその通りなのだが、でもやはりこの位置からの撮影は必須だろう。

ということで撮影した写真が↓。
芝 増上寺三解脱門東京タワーとのコントラストが面白い、櫻満開の芝 増上寺芝 増上寺の境内に咲いている満開の櫻

寒空でも映える芝・増上寺の満開櫻と、東京タワー。

でもやはり青空の方が、さらに増上寺の満開櫻は映えたかもしれない。

ちなみに増上寺の歴史は古く、約600年前からこの地にある。

徳川家康が入府した頃にはすでに増上寺は存在したのだ。

家康が江戸城を改修する際に、今風に言うと、”風水のプロフェッショナル”である天海僧正に”都市計画”を任せ、江戸城の鬼門にあたる北東に浅草寺を、裏鬼門にあたる南西に目黒不動尊(瀧泉寺)を置いた。

その後、三代将軍・徳川家光の時に江戸の街の鬼門にあたる北東に寛永寺を置き、寛永寺-江戸城大手門の延長線上にある増上寺の境内に、祖父・家康公の寿像を祀る社殿「安国殿」を建立し、大権現・家康公の神力をもって江戸の守護と繁栄を願ったのだ。

なので、寛永寺-江戸城大手門-増上寺は見事に一直線上に並ぶのだ。
寛永寺-江戸城大手門-増上寺ライン

現在のような精密な測量技術やGPSによる位置情報の取得ができなかった昔に、よくぞまあ、ピッタリ一直線に3つとも並べたよね、と感心してしまう。

さらに余談だが、江戸を平和な街にするため、様々な風水の仕掛けをしていたようだ。

「ついで、江戸城、諏訪、東照宮(日光・久能山)の位置 - 古代日本史への情熱」から引用
「ついで、江戸城、諏訪、東照宮(日光・久能山)の位置 – 古代日本史への情熱」から引用

【関連サイト】
・ついで、江戸城、諏訪、東照宮(日光・久能山)の位置 – 古代日本史への情熱
https://blog.goo.ne.jp/go-hot-ai2395/e/6d0de9e480fc8e58459c4182c7e414e6

話がだいぶ横道に逸れてしまったが、増上寺にはこうした重要な役目が任されてきた寺院であり、訪れることでご利益があること間違いないだろうから、花見がてらでも訪れると良いだろう。

■大本山 増上寺
http://www.zojoji.or.jp/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

例年よりも9日早い桜満開・千鳥ヶ淵(東京都千代田区)【連載:アキラの着目】

ついに東京では桜が満開に!

それも今年の桜は、例年よりも9日早く、満開になったのだ。

東京都千代田区九段千鳥ヶ淵 満開の桜

FJ時事新聞編集部ニッポンニュース担当は、早速桜の名所として名高い、東京都千代田区九段の千鳥ヶ淵に繰り出し、動画を撮影したので、ご鑑賞あれ。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

桜の開花情報で耳にする「●分咲き」って何?【連載:アキラの着目】

東京では、ついこの前まで寒い日が続いたかと思ったら、一転して20数℃にまで気温が上昇したりで、なんだかよくわからぬまま春に近づいている状況だ。

そんな東京でも、数日前に桜の開花宣言が出され、いよいよ今年も桜の季節がやってきた。

桜の花

しかし、毎年筆者は桜を堪能しようとしても、気づいた時には桜の花びらが散りかかっていたりで、日本人なのにしっかりと桜のことを把握していなかったりする。

そこで今回は、桜の開花にまつわる話をしようかと。

桜の開花宣言が出されてから、桜の花が散るまでの期間は、一体どのくらいなのか?

筆者は、まさにこれをしっかり頭に叩き込んでいないので、花見の「旬」を逃し、毎年「あ~あ…」の繰り返しなのだ。

この答えは「約10日~約2週間程度」だ。

この期間は、あくまでも一つの目安に過ぎないので、地域や気候により、長くなったり短くなったりする。

当然ながら、雨天や強風の天候だと、桜の花は長く持たずに散ってしまう。

「来週の土日のどちらかで花見をすればいいや」と先送りすると、あっという間に花見の「旬」が過ぎてしまうので、満開になったら、さっさと花見をしよう!

桜の花

ちなみに開花宣言してから満開になるまでの期間は、これまた地域で異なるのだが、九州から東海・関東地方では約7日、北陸・東北地方では約5日、北海道では約4日だ。

次は、桜の開花情報で耳にする「●分咲き」という表現についてだが、これは開いている桜の花の割合で判断されている。

桜の花

「三分咲き」は「3割の桜の花が開いて、残りの7割の桜の花がつぼみだよ」ということ。

同様に「五分咲き」、「八分咲き(=満開)」も同じで、割合が異なるだけだ。

桜の花の開花のプロセスは、まず「開花」、その後に前述の「三分咲き、「五分咲き」、「八分咲き(=満開)」となり、その後は「散り始め」さらに桜の花が散ってしまうと、「葉桜」(桜の花が散って、若葉が出始め、新緑で桜の枝が覆われた状態をいう)となる。

東京だと花見の名所として有名なのは、千鳥ヶ淵、中目黒、飛鳥山、等々、かなりあるが、近所の名も知れぬ公園でも全然桜の花を堪能することはできるので、とにかく筆者のように花見の「旬」を逃さぬようにしよう。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099