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精神的安らぎを与える存在のウルトラマン「ウルトラブッダ」【連載:アキラの着目】

昨年2020年11月6日にグランドオープンした「ところざわサクラタウン」。

KADOKAWAと埼玉県所沢市の共同プロジェクト「クール ジャパン フォレスト(COOL JAPAN FOREST) 構想」が手掛けた大型複合施設だ。

その「ところざわサクラタウン」には様々な施設があるが、石造りで斬新なデザインの角川武蔵野ミュージアムが一際異彩を放っている。

美術館・博物館・図書館それぞれの機能を網羅するという前人未到のプロジェクトによって造られたがゆえに、リアルとバーチャルを行き来する複合文化ミュージアムになっており、高さ8メートルの巨大本棚に囲まれる「本棚劇場」はまさにそれを具現化したものだ。

他には、2階エントランスから入りショップに向かうと、その入り口には黄金の光を眩いばかりに放つウルトラマンが何体も並んでお迎えしている。

誰もが知る有名な特撮ヒーローのウルトラマンは、我々の知る限りではファイティングポーズを取っているものが圧倒的に多いが、ここに並ぶウルトラマンは皆、座している。

黄金で座しているともなれば、仏様以外に存在しないはずなのだが、この角川武蔵野ミュージアムにはしっかりと黄金で座しているウルトラマンが存在しているのだ。

これはどういうことなのかというと、この黄金に光り輝く座したウルトラマンたちは仏様でもあるということなのだ。

その名も「ウルトラブッダ(2010)」。

これら黄金の座したウルトラマンたちを制作したのは、日本人とオーストラリア人によるアーティストユニット「米谷健+ジュリア」。

「米谷健+ジュリア」はこれまでに環境問題や社会問題をテーマに、素材を活かしたインスタレーションやパフォーマンス、写真、映像、立体など多様な表現を行なっており、ヴェネチア・ビエンナーレのオーストラリア代表(2009)の1組として選ばれ、「シンガ ポールビエンナーレ 2013」(シンガポール国立美術館)、個展「The Last Temptation」(2015、オーストラリア国立美術館)、「ホノルル・ビエンナーレ2017」などといった海外の芸術祭、美術館で活躍してきた。

オーストラリアの一般家庭(特に裕福層)では、インテリアの1つとして仏像(中近代あたりの遺物が多い)を飾る習慣があり、その習慣に違和感と興味を覚えたことから「ウルトラブッダ(2010)」を制作し始めたとのことだ。

仏像に代わる偶像の創作を模索していた時に、日本の偉大な特撮ヒーロー・ウルトラマンとの折衷を閃いた。

お金にまみれ、疲弊した現代社会において、人は裕福であろうがなかろうが、精神的な安らぎや救済を求め、脱人類的あるいは宇宙的観点を備えた超人の来迎、また己の解脱を願ってはいないだろうかと思い、その象徴として「ウルトラブッダ=超仏陀」を制作したとのことだ。

ウルトラマンは、怪獣や宇宙人による直接的な破壊から人類を救済してきた存在。

角川武蔵野ミュージアムに座しているウルトラマンたちは、我々人類に精神的な安らぎを与えるために、精神的な救済をするために我々人類の前に登場してきた存在なのだ。
ウルトラブッダ Ken + Julia Yonetani 米谷健+ジュリア HPから引用
ウルトラブッダ Ken + Julia Yonetani 米谷健+ジュリア HPから引用

ウルトラブッダ Ken + Julia Yonetani 米谷健+ジュリア HPから引用
ウルトラブッダ Ken + Julia Yonetani 米谷健+ジュリア HPから引用

■ウルトラブッダ – Ken + Julia Yonetani 米谷健+ジュリア
http://kenandjuliayonetani.com/ja/sakuhin/ultrabuddha/

■Ken + Julia Yonetani 米谷健+ジュリア(@kenandjuliayonetani) ・ Instagram
https://www.instagram.com/kenandjuliayonetani/

■角川武蔵野ミュージアム
https://kadcul.com/

■角川武蔵野ミュージアム 公式Twitter @Kadokawa_Museum
https://twitter.com/Kadokawa_Museum/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

2021年「ウルトラマンシリーズ」放送開始55周年を記念し、55周年記念サイト開設【連載:アキラの着目】

今年は、様々な節目の年であったり、記念の年であったりする。

東日本大震災から10年、ココ・シャネル没後50年、福沢諭吉没後120年、サンフランシスコ講和条約から70年、渋沢栄一没後90年、等々がそうだ。

そんな節目の今年に、子供たちの永遠のヒーローも名を連ねる。

その永遠のヒーローとはウルトラマンだ。

今年2021年は「ウルトラマンシリーズ」の放送が開始されてから55年を迎える年。

その「ウルトラマンシリーズ」放送開始55周年を記念して、「『ウルトラマン』55周年記念サイト」なる特別サイトが開設された。

「ウルトラマン」55周年記念サイトから引用
「ウルトラマン」55周年記念サイトから引用

近々公開されるであろう『シン・ウルトラマン』のページや、定額で「ウルトラシリーズ」見放題の”ウルトラ”サブスクのページ、など多彩なコンテンツが満載だ。

中でも特に注目したいコンテンツは、「ウルトラマン55周年特別企画」という副題が付いた「ウルトラマンへの手紙」。

ウルトラマンへの手紙 「ウルトラマン」55周年記念サイトから引用
ウルトラマンへの手紙
「ウルトラマン」55周年記念サイトから引用

「すかがわM78光の町」(福島県須賀川市)にあるIMAGINATION支所に、期間限定で姉妹都市・M78星雲光の国に手紙を送ることができる<ウルトラポスト>が出現するのだ!

この<ウルトラポスト>は特別なポストで、<ウルトラポスト>からウルトラマン宛に手紙を送ると、後日ウルトラマンから返事が届くとのこと!

手紙はもちろん、<地球語でOK>だ。

「ウルトラマンへの手紙」のページは「TSUBURAYAアカウント」の取得が必須なので、登録していない人は登録することから始めよう。

なお、応募期間は2021年6月15日(火)までなので、それまでにウルトラマンへ手紙を出そう。

■「ウルトラマン」55周年記念サイト
https://m-78.jp/55th/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

今ではありえない!続100名城・品川台場での仮面ライダー格闘シーン【連載:アキラの着目】

10/1(火)から毎週TOKYO MXにて再放送が開始された「仮面ライダー」。

先日のニッポンニュースでも取り上げたばかりだ(2019年09月11日ニッポンニュース「令和に昭和の初代・仮面ライダー復活!10/1(火)から毎週TOKYO MX再放送!!【連載:アキラの着目】」)。

筆者も録画をしかけて観たのだが、なんと本編以外にも気になるところが。

特撮ヒーローものに限らずなのだが、昔の映画・ドラマを観ていると、昔の東京の風景や流行等を見ることができ、なかなか興味深いのだ。

「仮面ライダー」もご多分に漏れず、ED曲が流れる格闘シーンのロケ地は、なんと今ではありえない続100名城・品川台場なのだ。

早速そのED曲が流れる格闘シーンを観てみよう。

最初の写真右側から、虎ノ門の霞が関ビル、浜松町の世界貿易センタービル、そして中央にいる仮面ライダーの背景には東京タワーを視認できる。

ちょうどこの初代・仮面ライダーが撮影された当時の東京は、高度経済成長時代といっても高層ビルはこれら霞が関ビルと世界貿易センタービルしか存在しなかったのだ。

だから逆にいうと、この2つのビルを確定でき、東京タワーとの位置関係もわかり、さらに撮影ロケ地の陸地が斜めに映っていることも決め手となって、ED曲の格闘シーンは現在の台場公園、すなわち品川台場で撮影されたことがわかるのだ。

ちなみに最初の写真と4枚目の写真は同じ場所だ。

昔と今で明らかに異なるのは、東京のビルの多さやレインボーブリッジの有無だろう。

当時のお台場は一般人が足を踏み入れるような場所では決してなく、貯木場だったり、ゴミ埋立地だったり、ただの空き地だったりしてたので、邪魔されずに撮影ができる絶好のロケ地だったことは想像に難くない。

現在では、品川台場こと台場公園は、前述の通り続100名城に選出された「城」であり史跡扱いだから、当時のような派手な格闘シーンやアクションシーンの撮影許可は容易に下りないことだろう。

過去の映画やドラマを観ると、面白い発見があるから、昔の映画・ドラマを追っかけるのを推奨したい。

■関連記事:
東京の様々な地名の由来 ~お台場(東京都港区)前編~【連載:アキラの着目】
東京の様々な地名の由来 ~お台場(東京都港区)後編~【連載:アキラの着目】

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

令和に昭和の初代・仮面ライダー復活!10/1(火)から毎週TOKYO MX再放送!!【連載:アキラの着目】

等身大の特撮変身ヒーローの代表格である、昭和の仮面ライダー・シリーズの第1作「仮面ライダー」がTOKYO MXで10/1(火)から毎週火曜日に放送されることが発表された。

仮面ライダー
仮面ライダー

第1作の初代・仮面ライダーといえば、もちろん誰もが知る、藤岡弘、さんだ。

将来を嘱望された若き科学者で天才レーサーの本郷猛(藤岡弘、)が、悪の組織・ショッカーに拉致され、改造人間にされてしまう。

最終段階の脳改造手術直前にショッカーの基地を脱出、仮面ライダーとしてショッカーに立ち向かう。

その後、一旦、海外のショッカーを追って日本を離れた本郷猛に代わり、一文字隼人(佐々木剛)が後継の仮面ライダー2号として登場。

この一文字隼人(佐々木剛)が仮面ライダー2号に変身するポーズが当時の子供たちを熱狂させ、「変身ブーム」という社会現象を起こした。

元々、映画制作に携わりたかったスタッフたちが「子供用ドラマを作れ!」と会社上層部から言われ、普通ならば落胆するところを、「子供用ドラマでも凄いのを作って、驚かせてやろうじゃないか!」と奮起して制作し、1971年に放送されたのが仮面ライダーだったのだ。

ゆえに、昭和40年代ならではの重厚さや、怪奇色の強いスリリングな展開があり、観たら虜になること必至。

本郷猛と一文字隼人という2人の仮面ライダーの活躍はもちろんのこと、ゾル大佐、死神博士、地獄大使など次々に登場するインパクト大のショッカー幹部、お色気担当のライダーガールズなど、子供の時には気づかなかった演技力や意図するところ、愉しみも大人になった今ならば、きっと見い出せるはずだ。

【仮面ライダー】

●原作:石ノ森章太郎
●主演:藤岡弘、[本郷猛・仮面ライダー1号]、佐々木剛[一文字隼人・仮面ライダー2号])
●放送局:TOKYO MX1
●放送開始日時:2019/10/1(火)18:30~ ※以降毎週火曜日 18:30~19:00

■仮面ライダー|ドラマ|TOKYO MX
https://s.mxtv.jp/drama/kamen-rider/

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責任編集:拡輪 明-HS099

男性だけではない!変身願望ありの”仮面ライダー女子”【連載:アキラの着目】

一般的にオタクとよばれる人たちに対する世間の勝手なイメージは、次のようなものがあるかと。

・専門知識が頭に詰まっている
・服装があまりオシャレではない
・小太りの男性が多い
・常に汗をかいている
・仲間同士だと饒舌だが、一般人や異性とはなかなかコミュニケーションを取れない

もちろん、オタクとよばれる人たち全員が以上のようなステレオタイプの通りではなく、イケメンや美女のオタクもいるし、スタイル抜群な人たちもいる。

だが、筆者もそうなのだが、仮面ライダーのオタクは男ばかりだろう、と勝手に、自然と決めつけていたのだ。

ところがどっこい、熱烈な仮面ライダーオタクの女性、すなわち「仮面ライダー女子」も世の中にはしっかりと存在するのだ。

以下は、その「仮面ライダー女子」の人が描いた短編マンガで、なかなかの筋金入りだ。

メザシ Twitter @Wr7HnFnp8XNroaz 「24歳女子が仮面ライダージオウの変身ベルトを買った話」から引用①メザシ Twitter @Wr7HnFnp8XNroaz 「24歳女子が仮面ライダージオウの変身ベルトを買った話」から引用②メザシ Twitter @Wr7HnFnp8XNroaz 「24歳女子が仮面ライダージオウの変身ベルトを買った話」から引用③

メザシ Twitter @Wr7HnFnp8XNroaz 「24歳女子が仮面ライダージオウの変身ベルトを買った話」から引用④
メザシ Twitter @Wr7HnFnp8XNroaz 「24歳女子が仮面ライダージオウの変身ベルトを買った話」から引用

このマンガを読んでみていかがだったろうか?

マンガ中に出てきた仮面ライダーの変身アイテムや武器等は、以下の物だろう。

仮面ライダージオウ 変身ベルト 仮面ライダーおもちゃウェブ | バンダイ公式サイトから引用
仮面ライダーゲイツ ライドウォッチ ライドウォッチシリーズ | 仮面ライダーおもちゃウェブ | バンダイ公式サイトから引用
仮面ライダークウガ ライドウォッチ ライドウォッチシリーズ | 仮面ライダーおもちゃウェブ | バンダイ公式サイトから引用

幼少時におけるごく普通の女の子の場合、仮面ライダーよりもリカちゃん人形で遊ぶとか、女の子らしい玩具で遊ぶものだ。

なのに、このマンガを描かれた「メザシ」さんは女の子にもかかわらず、仮面ライダーをはじめとした特撮ヒーローの変身アイテムや武器、「●●ロボ」の類を親御さんに買いねだっていたというのだから、なかなかの変わり者だ。

さらに変わっているところが、大抵は大人への成長過程において次第に特撮ヒーローの玩具を欲しがらなくなるのだが、24歳にして自分の特撮ヒーローへの変身願望を満たすべく、自分で仮面ライダージオウの変身ベルト等を購入し、着飾ったりしているのだから、いまだに特撮ヒーロー愛、仮面ライダー愛が継続しっ放しなのだ。

女性でここまで仮面ライダーを愛し、オタクを継続しているのは尋常じゃない。

筆者も幼少期は仮面ライダーに夢中になった一人だが、さすがに現在の仮面ライダーを毎週観ていないし、ゆえに何ライダーなのか知る由もないし、どうでもよくなっているのだ。

世の中には実に様々なタイプの人たちが存在するのだなと。

他人からみたら、くだらない、つまらない、ということがあっても、こうした人たちに対しても存在を認めてあげられるのが、本当の世の中かと。

そもそも皆と異なるから、一人ひとりが同じではないから、面白いし、興味深いのだ。

でもさすがに、今は最新の仮面ライダーのベルトを買おうとは筆者は思わないが。

■メザシ Twitter @Wr7HnFnp8XNroaz 「24歳女子が仮面ライダージオウの変身ベルトを買った話」
http://tinyw.in/osQ6

■変身ベルト DXジクウドライバー | 仮面ライダーおもちゃウェブ | バンダイ公式サイト
https://www.b-boys.jp/series/rider/item/detail/5703/

■仮面ライダージオウ|テレビ朝日
https://www.tv-asahi.co.jp/zi-o/

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責任編集:拡輪 明-HS099

見えない所からもなりきれる!仮面ライダーシリーズなりきりボクサーパンツ【連載:アキラの着目】

おじさん世代には朗報だ!

昭和時代を駆け抜けた、往年の仮面ライダーになりきれるボクサーパンツの登場だ!

昭和仮面ライダーシリーズ なりきりボクサーパンツ プレミアムバンダイ公式通販サイトから引用

仮面ライダー旧1号~仮面ライダーBLACKまでのボクサーパンツが揃っており、立体的でリアルな変身ベルトの描写は日本の職人が丁寧に染色プリントしている。

なので、パッと見、本当に変身ベルトを腰に締めているかのよう。

昭和仮面ライダーシリーズ なりきりボクサーパンツ(仮面ライダー旧1号タイプ) プレミアムバンダイ公式通販サイトから引用

非常に伸縮性の良いキュプラの混紡生地を使用したボクサーパンツなので、キュプラ独特の光沢感があり、履き心地のよいパンツだ。

この仮面ライダーシリーズなりきりボクサーパンツを履くことで、スーツや私服などの外見であっても、精神的に仮面ライダーになりきれる。

仮面ライダーになりきるためには、こうした見えない所から仮面ライダーになりきることが重要なのだ。

そのうえ、見えない所の”おしゃれ”をすることで、精神的余裕のある男、いい加減ではなく、ものにこだわる男を演出でき、男を上げるアイテムにもなるだろう。

お父さんならば、お子さんにも仮面ライダーシリーズなりきりボクサーパンツを履かせることで、親子2代に渡って憧れの仮面ライダーになりきれる。

昭和仮面ライダーシリーズ なりきりボクサーパンツ(仮面ライダー旧1号タイプ) プレミアムバンダイ公式通販サイトから引用

現時点では予約受付だから、欲しい人は確実にゲットするために、すぐにでも申し込もう!

【昭和仮面ライダーシリーズ なりきりボクサーパンツ 詳細】

・素材:キュプラ60%、ナイロン40%(リブ部分:綿97%、ポリウレタン3%)
・サイズ:胴囲 76cm~94cm(M~L)
・生産国:日本
・販売価格:6,480円(税込)
・発送日:2019年8月発送予定
※製品染色のため、サイドの合わせ目、ウエストリブとの境目、縫い目の上等、多少のプリント・ムラが出てしまう
※イベント等で販売する場合あり

■昭和仮面ライダーシリーズ なりきりボクサーパンツ | 仮面ライダーシリーズ | プレミアムバンダイ公式通販
http://tinyw.in/ztEw

※価格・発送日は令和元年6月10日現在のもの

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責任編集:拡輪 明-HS099

『ロボコップ』は『シルバー仮面』のオマージュか!?【連載:アキラの着目】

筆者の幼少時は、本放送・再放送も含め、特撮ヒーロー番組が華やかかりし時代だった。

特撮ヒーローとはもちろん、仮面ライダーやウルトラマンに代表される正義の味方で、他にもメジャー・マイナー問わず様々な特撮ヒーローが活躍していたのだった。

大抵の特撮ヒーローは時代の経過に伴い、廃れてはまた出現しの繰り返しで、現在も残っているのは、やはり仮面ライダーとウルトラマンくらいのものだろう。

その他大勢の特撮ヒーローは、いつの間にか消え去り、復刻版DVDでしか観ることができなくなってしまっているのが現状だ。

しかし、そんなDVDでしか観ることができなくなったマイナーな特撮ヒーローでも、ハリウッド映画に影響を与えたのではないかと一部の特撮マニアの間で囁かれている特撮ヒーローがいる。

その特撮ヒーローとは、『シルバー仮面』だ。

シルバー仮面 宣弘社HPから引用

『シルバー仮面』は、高度経済成長期に制作・放送された特撮ヒーローで、1971年(昭和46年)11月28日から1972年(昭和47年)5月21日まで、宣弘社と日本現代企画の製作により、TBS系列局にて毎週日曜19:00~19:30の時間帯に全26話が放送された(第11話より『シルバー仮面ジャイアント』に改題)。

人間の口元が露わになった仮面を見て、何かを連想しないだろうか?

そう、1987年公開のハリウッド映画『ロボコップ』だ。

殉職した警官を改造したサイボーグ警官が活躍するSFアクション映画の『ロボコップ』だ。

ハリウッドというところは、常に何か面白い題材はないか、素材はないか、という探究心旺盛なところであると耳にしたことがある。

そのハリウッドのスタッフがたまたま日本の特撮ヒーロー物を観てみたら、「このマスクのデザインからインスパイアしよう!」とかパクるまではいかないが、ちょっとデザインを拝借しよう、ということがあったのではないか、というのだ。

あくまでもこの説は、真偽の程は定かでないが…。

「ロボット」の刑事が悪を倒すという『ロボコップ』のストーリー自体も、マスクのデザイン同様に日本の特撮ヒーローにオマージュ元があるのではともいわれている。

そのオマージュ元が『ロボット刑事』だ。

『ロボット刑事』は1973年(昭和48年)4月5日から同年9月27日までフジテレビ系列局にて毎週木曜日19:00~19:30の時間帯に全26話が放送された、石ノ森章太郎原作・東映製作の特撮ヒーローのテレビ番組だ。

これまた、あくまでもこの説は、真偽の程は定かでないが…。

ただ、これだけは断言できる。

当時の特撮ヒーロー番組を制作していたスタッフの人達は、映画製作をしたくて仕方がない集団だったにもかかわらず、会社の命令や意向で「お前は子供向け番組を作ってろ!」と言われ、「チキショー、だったら誰もが満足して、文句を言われない子供向け番組を作ってやる!」と奮起して、当時の子供たちを正しく導くような「教育番組」のレベルにまで昇華させ、制作していたのだと。

はたして『ロボコップ』が『シルバー仮面』や『ロボット刑事』のオマージュかどうかは不明だが、そうであってほしいという願望のままで置いておくのも悪くはないだろう。

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責任編集:拡輪 明-HS099

ウルトラマンから君だけに宇宙で1通のメールが届く「ウルメール」【連載:アキラの着目】

ヒーローから手紙をもらえたら、人はそれほどに嬉しくなって、感激してしまうのだろうか。

現実の世界では、懇意の仲でない限り、ヒーローもしくはそれに準ずる人物から直接手紙をもらえることはまず不可能だ。

ところが、そんな不可能だと思われていたヒーローからの手紙を実現できてしまうサービスが、実はあるのだ。

ウルトラマンを筆頭としたウルトラヒーローから、オリジナル封筒と便箋による君(子供や知人等)宛の手紙が届くサービスが「ウルメール」だ!

ウルメール 歴代ウルトラマンから届くオリジナルメッセージの手紙「ウルメール」|ウルメール事務局HPから引用
ウルメール 歴代ウルトラマンから届くオリジナルメッセージの手紙「ウルメール」|ウルメール事務局HPから引用

「ウルメール」をもらって、感激しない人はまずいない。

届けたい人のシチュエーションやタイミングに合わせて、ウルメールを送ると、さらに効果覿面だ。

ウルメールは、子供の入園・入学、誕生日祝い、入社祝い、結婚祝い、成人式、役職等の就任、等々といった様々なシーンに合わせて相応しいメッセージを選ぶことができ、また、依頼人自身による追伸メッセージを添えることもできるのだ。

届けたい人に対し、気持ちを伝えることができ、なおかつ、サプライズも起こせるウルメールを使わない手はない。

【ウルメール】

・送り主:ウルトラマンゼロ、ウルトラセブン、ウルトラマンティガ、ウルトラマン、ウルトラマンタロウ、ウルトラマンギンガから選べる
・価格:1,500円(税・送料込) ※郵送による「申込みセット」の場合は1,620円(税・送料込)

ウルメール送り主:ウルトラマンゼロ、ウルトラセブン、ウルトラマンティガ、ウルトラマン、ウルトラマンタロウ、ウルトラマンギンガから選択  歴代ウルトラマンから届くオリジナルメッセージの手紙「ウルメール」|ウルメール事務局HPから引用
ウルメール送り主:ウルトラマンゼロ、ウルトラセブン、ウルトラマンティガ、ウルトラマン、ウルトラマンタロウ、ウルトラマンギンガから選択 
歴代ウルトラマンから届くオリジナルメッセージの手紙「ウルメール」|ウルメール事務局HPから引用

■歴代ウルトラマンから届くオリジナルメッセージの手紙「ウルメール」|ウルメール事務局
https://www.ultramanmail.com/

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宮内洋氏曰く「特撮番組は、教育番組である!」【連載:アキラの着目】

特撮番組は、テレビの発展や日本経済の発展と共に続いてきた。

一時期、特撮番組がない空白期間もあったようだが、平成30年現在において毎週日曜日には「仮面ライダービルド」が放送されており、特撮番組はいまだ健在で、人気のコンテンツだ。

筆者もかつて子供の頃は、特撮番組に夢中で、本放送や再放送で何回も繰り返してよく観たものだ。

悪者を退治する正義のヒーローに憧れてた当時の子供たちは、「弱きを助け、強きをくじく」といった道徳心や、卑怯な真似をしない、といったことを特撮番組から自然に学んでいったのだと思う。

そういったことは、作り手側も常に意識していたようで、花形の映画現場から”窓際”的な当時のテレビ現場に仕方なく移動してきたスタッフたちは、「たとえテレビでも、ちゃんとした物を作ってやろうじゃないか! 子供番組でもしっかりした物を作ってやろうじゃないか!」と手抜きをすることなく、むしろ「俺たちをはずした映画を見返してやる!」くらいの意気込みで、特撮番組を制作したのだそうだ。

その意気込みはスタッフだけではなく、当然演者である俳優の人たちも持っており、屋外の撮影現場に群がってくる当時の子供たちの夢を壊すことなく、また手本であらねばならないという信念をもっていた。

タバコを吸いたくとも、子供たちの前ではプカプカとタバコを吸うのは、正義のヒーロー像として失格だから、自制しておこう。

そんなエピソードも数あまたあったのだ。

かつて「仮面ライダーV3」の風見志郎役を演じたり、それ以外に幾つもの特撮ヒーローを演じてきた宮内洋氏は、今から20年ほど前に、日本テレビ系バラエティ番組「新橋ミュージックホール」(MC:ビートたけし、トータス松本、ユースケ・サンタマリア)に出演した際に、キッパリとこう言い放っている。

仮面ライダーV3 - 石森プロ公式HPより引用
仮面ライダーV3 - 石森プロ公式HPより引用
宮内 洋 氏 - office28プロダクションHPより引用
宮内 洋 氏 - office28プロダクションHPより引用

「特撮番組は、教育番組である!」

その言い放った様をリアルタイムで視聴していた筆者は、「ああ、自分が観ていた特撮番組は、”教育番組”だったのか!」とあらためて認識したのだった。

そうなのだ、特撮番組こそ”教育番組”であらねばならないし、特撮ヒーローこそ子供たちの手本とならねばならないのだ。

子供時代に多くの”教育番組”を観ることができて良かったな、良い時代だったな、とつくづく思う次第だ。

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責任編集:拡輪 明-HS099