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カセットテープ、レコード、VHS、ラジカセ…の販売ショップ「waltz」(中目黒)【連載:アキラの着目】

かつては音楽を聴くにはレコードか、レコードから録音したカセットテープか、しかなかった。

現在のようなデジタルなオーディオではなく、アナログなオーディオ。

でも逆にそれが味わい深く、聴く者の感性を刺激していたのだ。

良質な音で聴きたいから、高価なレコード針に変えてみよう!

再現する音質をもっとクリアにしたいから、ノーマル・ポジションのカセットテープではなく、クローム・ポジションのカセットテープで録音してみよう!

バイトの給料が入ったから、ここは奮発してメタル・ポジションのカセットテープを買って録音してみよう!

なんてことを当時の音楽好きはやっていたのだ。

しかし、時の流れには逆らえず、レコードやカセットテープ、ラジカセなどは衰退、現在はスマホで音楽を聴く時代となったのはご承知の通り。

アナログからデジタルになったことで手軽さが際立ち、音楽がさらに身近なものになったことは確かだろう。

筆者からすれば、レコードをかける手間に比べれば、スマホにタッチするだけで曲が鳴るのは便利過ぎて、もうあの頃には戻りたくないくらいだ。

ところが、現在の若者たちはレコードやカセットテープ、ラジカセなどを通過していない世代であるがゆえに、これらが己の興味をそそる存在として捉えているようだ。

そんな若者たちを後押しするようなショップが、中目黒にある「waltz」。

waltz | カセットテープ & レコード from 中目黒 から引用
waltz | カセットテープ & レコード from 中目黒 から引用

「waltz」にはカセットテープ、レコード、VHS、ラジカセ、国内外の雑誌のバックナンバーや書籍までがあり、アナログの音楽を楽しみたい輩のハートを鷲掴みにしている。

もちろん「waltz」はこれらの販売だけでなく、買取りも行なっており、数々のアーティストのカセットテープも取り扱っているのだ。

今日も「waltz」にはアナログ音楽に興味のある若者だけでなく、かつてアナログ音楽に親しんだおっさん世代も足を運んでいることだろう。

【waltz | カセットテープ & レコード from 中目黒】

・所在地:東京都目黒区中目黒4-15-5
・最寄駅:東急東横線「中目黒」駅
・電話:03-5734-1017
・営業時間:13:00~19:00
・定休日:月曜日

■waltz | カセットテープ & レコード from 中目黒
https://waltz-store.co.jp/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

ドライバーだけの簡単組立『大人の科学マガジン』トイ・レコードメーカー、在庫僅少【連載:アキラの着目】

現代は、スマホから音楽データファイルをダウンロードして、音楽を聴く時代。

かつての、音声データを円盤に彫り刻んで記録していたレコードの時代とは比べ物にならないほど、音楽を楽しむスタイルが簡便になったのは言うまでもない。

昔の不便さと現在の便利さを知ってしまった我々からすれば、特に珍しく思わないが、昔を知らぬ若者にとっては、昔のものが新鮮に映るようで、使ってみたくなるようだ。

だからなのだろうか、ここ3年くらいの間でラジカセ人気が復活したり、今回紹介するトイ・レコードメーカーが発売元で売切になったりするのだ。

その『大人の科学マガジン』トイ・レコードメーカー(2020/3/26発売)は、2020年6月22日現在、流通在庫が僅かながらあるようで、Amazonではまだ購入可能だ。

『大人の科学マガジン』トイ・レコードメーカー(2020/3/26発売) Amazonから引用
『大人の科学マガジン』トイ・レコードメーカー(2020/3/26発売)
Amazonから引用

ドライバーだけの簡単組立だから、誰でもトイ・レコードメーカーを完成させることができる。

音声データの量によってLP盤とEP盤とに分かれているレコードだが、このトイ・レコードメーカーはEP盤のみの対応だ。

「レコードメーカー」の名の通り、まずレコードを造ることができるのが1つ目の機能。

音楽でも声でも、好きな音源をカッティングし、片面につき33回転で4分、45回転で3分録音可能だ。

『大人の科学マガジン』トイ・レコードメーカー(2020/3/26発売) Amazonから引用
『大人の科学マガジン』トイ・レコードメーカー(2020/3/26発売)
Amazonから引用

なお、両面使用可能なレコード盤だから、両面で6~8分録音できる。

2つ目の機能は、コンパクトな録音再生機として利用できること。

自分でカッティングしたレコードをLo-Fiで味のあるアナログの音として楽しむことができるし、EPアダプタが付属しているので7インチEP盤も再生できる。

世界で自分だけのオリジナル・レコードを造ることができるし、EP盤も聴けるしの1台2役で、若者でなくとも欲しくなるマシンだ。

『大人の科学マガジン』トイ・レコードメーカー(2020/3/26発売) Amazonから引用
『大人の科学マガジン』トイ・レコードメーカー(2020/3/26発売)
Amazonから引用

売切れる前に急がないと、入手困難になること間違いない。

【トイ・レコードメーカー 詳細】

・目安の組立時間:60分
・付属品:組立キット一式/USB電源ケーブル/3.5mmオーディオケーブル/カッティング針2本/5インチブランクレコード黒5枚・白5枚(両面使用可)、EPアダプタ、レコードホルダー、ジャケット工作紙10枚、レーベルシール1枚
     ※レコードとカッティング針は別途購入可能
・サイズ:完成時本体 W19×H16×D15cm/570g

【『大人の科学マガジン』 詳細】

・単行本:64ページ
・出版社:学研プラス (2020/3/26)
・言語:日本語
・ISBN-10:4057507221
・ISBN-13:978-4057507224
・発売日: 2020/3/26
・梱包サイズ:28.8 x 21.2 x 9.4 cm

■大人の科学マガジン トイ・レコードメーカー (大人の科学マガジンシリーズ) | 大人の科学マガジン編集部 |本 | 通販 | Amazon
https://www.amazon.co.jp/大人の科学マガジン-トイ・レコードメーカー-大人の科学マガジンシリーズ-大人の科学マガジン編集部/dp/4057507221

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

昭和レトロ好きは全員集合!「第8回昭和レトロ市」(東京都中央区)【連載:アキラの着目】

今年3月で8回目の開催を迎える「昭和レトロ市」。

今回から開催会場が変わり、日本橋人形町に程近い綿商会館にて昭和レトロな調度品、小間物、昭和古着・アクセサリー、おもちゃ、家電、ファンシー文具、ホーロー看板、駄雑貨、昭和歌謡レコード等々が所狭しと並べられる。

「ああ、これあった、あった!」と懐かしさがこみ上げてくるグッズやアイテムに出会う度に絶叫したり、いつの間にか平成最後の年に自分がいることをすっかり忘れてしまい、昭和にどっぷりとハマってしまうこと間違いなしだ。
昭和レトロ市昭和レトロ市

昭和レトロ市公式サイトから引用
昭和レトロ市公式サイトから引用

昭和レトロ市公式サイト(http://www.mihonichi.com/showaretro)には、「お宝逸品などないけれど優しくキッチュな和みのアイテムに魅せられて・・・・」との記述があり、謙遜しているが、公式サイトや公式Facebook等に掲載された昭和レトロ市の写真を見る限り、むしろお宝逸品ばかりに見えて仕方がない。

かつてはどこの家庭にもあったはずの昭和レトロな家電製品やおもちゃは、壊れたり、用無しとなり、または後発の最新機に取って代わられたりして、姿を消していった。

しかし、中には丁寧に扱っていたのか、それとも偶然壊れなかったのか、あるいは捨てなかったのか知らないが、大事に保管する人がいたことで平成の現在でも昭和レトロな物が現存しているのだ。

昭和レトロなデザインは、丸みを帯びたフォルムで観る者の心を和ませるし、知っている者にとっては懐かしさを誘う一方、平成生まれの若者にとっては逆に真新しい”最新型”に見えるかもしれない。

瞬時に時が流れていく現代の時間経過と異なり、なんかゆったりのんびりな昭和レトロに身を委ね、精神の洗浄をするのもよいかもしれない。

【第8回昭和レトロ市 詳細】
・開催会場:綿商会館 http://www.mensyou.co.jp/images/map/map_walk.pdf
・所在地:〒103-0006 東京都中央区日本橋富沢町8-10
・アクセス:東京メトロ日比谷線・都営浅草線「人形町」駅A4出口徒歩約6分
     都営新宿線「馬喰横山」駅A3出口徒歩約6分
     都営浅草線「東日本橋」駅B2出口徒歩約6分
     JR総武快速線「馬喰町」駅1番出口徒歩約9分
・開催日時:2019年3月15日(金)・16日(土)の11:00~17:00
・入場料;500円(中学生以下無料)

■昭和レトロ市
http://www.mihonichi.com/showaretro

■昭和レトロ市 公式インスタグラム midsyouwa
https://www.instagram.com/midsyouwa/

■昭和レトロ市 公式Twitter @kitanomarukouen
https://twitter.com/kitanomarukouen

■昭和レトロ市 公式Facebook 東京 昭和レトロ市 @syowaretroichi
https://www.facebook.com/syowaretroichi/

※料金は平成31年2月1日現在のもの

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

アナログサウンドが簡単にデジタルファイルに!USBメモリー対応レコードプレーヤー【連載:アキラの着目】

音にこだわる人にとっては、キンキンに響く角ばったデジタル音よりも、丸く滑らかなアナログ音が良い、という人がいる。

そのため、インターネットからダウンロードした曲よりも、レコードの曲を愛でるのだ。

そういう人がいる一方で、過去に収集したレコードや、比較的廉価で欲しい盤を入手できるとのことで、現在も中古レコードを収集している人もいる。

こういう人は、冒頭に述べた人のような音質までのこだわりがないため、自宅ではレコードで、自宅以外ではスマホで聴くというスタイルで音楽を楽しんでおり、レコード音源をいかに綺麗なデジタル音にするかについても気にしているのだ。

そんな人のために便利なのが、USBメモリー対応レコードプレーヤーだ。

USBメモリー対応・フルオートレコードプレーヤー DP-200USB | Denon公式HPから引用
USBメモリー対応・フルオートレコードプレーヤー DP-200USB | Denon公式HPから引用

USBメモリーをレコードプレーヤー前面のUSB端子に差し込み、スタートボタンと、録音ボタンを押すだけでアナログサウンドが簡単にデジタルファイルに変換される(MP3、192kbps)。

Windows/Macを問わず、MP3対応ソフトウェアがインストールされていれば、そのままUSBメモリーから取り込んで利用することが可能だ。

もちろん、通常のレコードプレーヤーとしても利用できる。

レコードはたくさんあるものの、スマホ等でそれらレコードの曲を聴きたい人には、申し分ない商品だ。

【USBメモリー対応・フルオートレコードプレーヤー DP-200USB 詳細】
・駆動方式 /ベルトドライブ
・回転数/33・1/3、45rpm
・ワウ・フラッター/0.15%以下(W.R.M.S)
・ターンテーブル/アルミダイカスト
・トーンアーム/ダイナミックバランス形
・有効長/195mm
・カートリッジ/MM型
・適正針圧/3.5g
・交換針/DSN-84 希望小売価格 3,600円(税抜)
・デジタル記録媒体/USB(マスストレージクラス)
・デジタル記録形式とビットレート/MP3、192kbps
・Trans Music Manager(CD-ROM)対応OS/Microsoft Windows 7/Vista/XP/2000(32bit版)
・電源/AC100V 50/60Hz
・消費電力/10W
・外形寸法/W360×H98×D358mm(ダストカバーを閉じた時)、W360×H415×D363mm(ダストカバーを開けた時)
・質量/約3.2kg
・付属品/EPアダプタ、Trans Music Manager(CD-ROM)
※ 外付けハードディスクには録音不可、また、PCとの直接接続も不可。
※ 楽曲情報の取得は、全てのレコードに対応しているものではない。
※“Trans Music Manager”は、トランステクノロジー株式会社の商標と登録商標。
※ Gracenote および CDDB は、Gracenote社の登録商標。

■Denon公式 | DP-200USBの仕様・特長 | USBメモリー対応・フルオートレコードプレーヤー
https://www.denon.jp/jp/product/hificomponents/turntablecartridges/dp200usb

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

昨年からのカセットテープ・ブームでラジカセ需要も上昇中!?【連載:アキラの着目】

40代以上の世代なら知っているカセットテープ

今は、音楽を気軽にスマホで聴いて楽しめる時代だ。

CDの需要もあるにはあるが、そんなかさばるCDよりも、インターネットから好みの音楽をダウンロードし、即座に聴くのが主流なのだ。

だが、かつては、音楽を気軽に聴くためにはカセットテープを使っていた。

40代以上の世代の人たちならば、ご存知だろう。

レコード(これまた今や買う人がほとんどいない)をかけて、それと同時にカセットテープに録音してゆくのだ。

カセットテープ

使うほどに音が劣化するカセットテープ

レコードプレイヤーからアンプに、アンプからカセットデッキにコードを繋いで、音源データが移動してゆくのだが、その間に音源データは確実に劣化してゆく。

さらにカセットテープに録音した後でも音源の劣化は進む。

なぜなら、テープは気温差に弱く、テープは暑ければ伸び、寒ければ縮むからだ。

また、テープに塗布された磁気帯と呼ばれる鉄粉を主原料とした部分は、何かの衝撃等で剥離することもあり、使えば使うほど、録音した音楽は劣化してゆくのだ。

デジタル音源よりも柔らかみのあるカセットテープの音

そんな良いところがなさそうなカセットテープなのだが、短所と長所は裏表、劣化した音がむしろ味わい深いと評価されたり、キンキンなデジタルよりもアナログなカセットテープが奏でる音の方が柔らかいと好まれているのだ。

それも、昨年あたりからジワジワと若い世代の間でカセットテープが再評価されている。

カセットテープで音を聴くにはラジカセが必要!

もちろん、物珍しさもあるだろうし、音楽を聴くまでに手間がかかるのが、楽しかったりするのだろう。

スマホなら、音楽アプリの中から聴きたい曲を選び、再生ボタンを押すだけだが、カセットテープならば、まずはラジカセを用意しなければならない。

だから、カセットテープの密かなブームに並行し、ラジカセ需要も上昇中らしいのだ。

ラジカセ

若い世代には新鮮で楽しい!ラジカセの様々な設定やセットアップ手順

ラジカセのEJECTボタンを押し、カセットテープを挿入できる状態にし、それからカセットテープを挿入、蓋を閉め、再生ボタンを押し込む。

これで安心してはならない。

もしカセットテープが巻き取られていなくて、途中の巻具合ならば、一旦巻き戻すか巻き送るかをしなければならない。

高機能ラジカセなら、曲と曲の間のブランクを感知して、何曲目に頭出しする機能があるから、その場合は何曲目かを指定しなければならない。

我々おっさん世代は、さんざん若い頃にカセットテープを使い倒したし、現在の便利さに慣れてしまったから、もうカセットテープには戻れない。

でも若い世代にとっては、そうした七面倒臭い様々な設定やセットアップ手順が、新鮮だったり、楽しかったりするのだろう。

用なしと思っていたカセットテープとラジカセが少し息を吹き返したようだ。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099