「クラウドファンディング」タグアーカイブ

「家康が見た絶景が見たい!」プロジェクト(諏訪原城跡)のためのクラウドファンディング【連載:アキラの着目】

国指定史跡で武田流築城術を駆使した壮大な山城の諏訪原城跡。

巨大な丸馬出と深い堀が特徴だ。

牧之原台地の上に築かれている城跡からは駿河国を一望でき、敵の侵攻にいち早く気づくことができる城でもあった。

それゆえに現在でも諏訪原城跡から雄大な大井川と島田の町を望むことができ、晴れた日には遠く駿河湾や伊豆半島、富士山などの絶景を堪能できる。

武田氏によって築かれた後は、徳川家康が諏訪原城に入城し、「牧野城(まきのじょう)」と改名された。

そんな諏訪原城だが、現在は雑木等が多く生い茂り、美しい景観が狭められてしまっている状態だ。

そこで今回、島田市観光協会が城郭ファンに協力を仰ぎ、クラウドファンディングを通じて諏訪原城跡の整備資金を集い、雑木の伐採を実施することになった次第だ。

また、諏訪原城跡の整備を実施するにあたって、島田市と、春風亭昇太師匠を隊長とする「諏訪原城応援隊」がタイアップすることになった。

「家康が見た絶景が見たい!」プロジェクト始動! - 島田市公式ホームページ から引用
「家康が見た絶景が見たい!」プロジェクト始動! – 島田市公式ホームページ から引用

諏訪原城跡からの眺望を遮る雑木等の伐採することで、奪還当時、家康が眺めたであろう素晴らしい景色と、春風亭昇太師匠お気に入りの土橋から見る本曲輪の壮大な堀を、来城する城郭ファンにより一層楽しんでもえらるはずだ。

 

【諏訪原城跡の整備】

・伐採予定個所の現状:(1)本曲輪東側斜面、(2)二の曲輪から本曲輪へと入る土橋
・伐採実施期間:令和3年8月1日~令和3年9月30日
・目標金額:200万円
・資金使途:雑木伐採費、返礼品準備金、運営事務費

 

【「家康が見た絶景が見たい!」プロジェクトのリターン】

今回のクラウドファンディングでは、以下の4点を寄付した人へのリターンとしている。

現在、春風亭昇太師匠に御城印のデザイン及び「諏訪原城」の文字の執筆を依頼中のため、返礼品の発送は御城印の完成次第での発送となるため、9月上旬~中旬の予定。

1.お気持ちコース 3,000円

整備実施後の事業報告と感謝のメッセージメール

2.限定御城印コース 5,000円(先着限定400名様)

(1)ここでしか手に入らない、春風亭昇太師匠デザインの限定御城印
(2)整備実施後の事業報告と感謝のメッセージメール

3.お茶セットコース 8,000円 (先着限定50名様)

(1)諏訪原城域内に茶畑を持つ「諏訪原園茶舗」のお茶セット
(2)ここでしか手に入らない、春風亭昇太師匠デザインの限定御城印
(3)整備実施後の事業報告と感謝のメッセージメール

4.応援隊イベント参加コース 12,000円 (先着限定50名様)

(1)諏訪原城応援隊イベントへの参加券
(2)ここでしか手に入らない、春風亭昇太師匠デザインの限定御城印
(3)整備実施後の事業報告と感謝のメッセージメール

※イベントの運営については、新型コロナウイルス感染症対策を徹底した上での実施
※万が一イベント開催当日に静岡県またはイベント参加希望者の住む都道府県で緊急事態宣言が発令されている場合は、なるべくイベントへの参加を控えること
※緊急事態宣言の発令によりイベント参加を控えた人には、後日限定御城印と2,000円分のQUOカード、及び来年開催されるイベントへの優先応募券を送付(イベントへの参加には別途要参加費)

 

■諏訪原城応援隊イベントとは

令和2年9月に、春風亭昇太師匠を隊長にして結成されたのが「諏訪原城応援隊」。

今年は、昨年人気を博した「諏訪原城ガイドツアー」を再度実施予定。

諏訪原城応援隊と共に楽しく諏訪原城内を巡り、諏訪原城の魅力を再発見!

なお、当日雨天の場合は諏訪原城応援隊によるトークショーを開催。

 

【諏訪原城応援隊イベント】

・諏訪原城応援隊:隊長 春風亭昇太師匠(落語芸術協会会長、山城愛好家)
副隊長 加藤 理文氏(日本城郭協会理事、諏訪原城跡整備委員会委員)
隊員 片川 乃里子氏(島田市出身のフリーアナウンサー)
・開催日時:令和3年11月21日(日)13:00開始(12:45集合)※約2時間程のツアーを予定しております
・会場:国指定史跡 諏訪原城跡 (静岡県島田市菊川1174番地)※雨天の場合:金谷公民館「みんくる」(静岡県島田市金谷代官町3400)

 

筆者もこの諏訪原城を訪れたことがあるのだが、見事な半円形を象った丸馬出が圧巻だ。

丸馬出を囲む半円状の深い堀に落ちれば、そうそう上には這い上がれない。

防御機能としては申し分のない丸馬出だ。

乱雑に生い茂った樹木を伐採することで視界がさらに開け、城郭ファンのみならず、一般の人も公園的な感覚で訪れやすくなることもあるかと。

「家康が見た絶景が見たい!」プロジェクトに貢献したい人はクラウドファンディングに急げ!

 

■「家康が見た絶景が見たい!」プロジェクト始動! – 島田市公式ホームページ
https://www.city.shimada.shizuoka.jp/gyosei-docs/suwaharajocf.html

 

■新着情報 「家康が見た絶景が見たい!」プロジェクト始動!~諏訪原錠応援隊×島田市観光協会によるクラウドファンディング実施!~
http://www.shimada-ta.jp/topics/topics.php?id=101

 

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

オンライン博物館開館のために神田明神がクラウドファンディング初挑戦!【連載:アキラの着目】

天平2年(730年)に創建され、縁結び、商売繁昌、厄除けの神様をお祀りする神社の神田明神。

平将門公が祀られていることから、昔から江戸っ子に贔屓にされてきた神社だ。

江戸総鎮守 神田明神公式サイトから引用
江戸総鎮守 神田明神公式サイトから引用

近年は江戸文化の雰囲気を伝えつつ、アニメとのコラボなども積極的に行なっており、若い世代からの支持も集めている。

その神田明神が公式サイトでクラウドファンディングに初挑戦することが昨日6月10日に告知され、支援募集中だ。

クラウドファンディングの目的は、オンライン博物館開館のためだ。

神田明神の境内には、神田明神や神田祭はじめ、江戸東京の文化を伝える資料を所蔵し展示している「神田明神資料館」があるのだが、すべての所蔵資料を展示できているわけではなく、一度も展示したことがない資料も多くある。

そこで、これら浮世絵、絵巻物、古文書、古写真など数千点にのぼる資料をデジタルアーカイブ化し、貴重な資料の保存をするとともに、オンラインを通じてより多くの方々にこれらの資料を閲覧してもらったり、活用してもらおう、ということでオンライン博物館を開館させるためのプロジェクトが立ち上がったというわけだ。

「リターン」は3,000円(お気持ちコース)から1,000,000円(神田明神所蔵浮世絵レプリカ(大))まで幅広くあり、自分の懐具合で寄付金額を選ぶことが可能だ。

貴方の支援が、いまだ日の目を見ない神田明神所蔵の資料に光を照らす!

【神田明神 クラウドファンディング】

・目標金額:300万円
・プロジェクト内容:2023年4月1日までに宗教法人 神田神社が所蔵する絵画や浮世絵、文書などを閲覧できるオンライン資料館サイトの制作を終了すること
・支援URL:https://readyfor.jp/projects/kandamyoujin

■お知らせ詳細|江戸総鎮守 神田明神
https://www.kandamyoujin.or.jp/infoblog/detail/?pid=22

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

これぞ「メイドイン尼崎」、プラモ尼崎城シャチホコ(兵庫県尼崎市)【連載:アキラの着目】

プラモ尼崎城シャチホコ1617年(元和3年)に戸田氏鉄(とだ うじかね)が入封し、4重天守を築いたが、1873年(明治6年)の廃城令により、一部を除き取り壊され、廃城となった尼崎城。

しばらくの間、天守がないままの状況が続き、尼崎城本丸跡地には尼崎市立明城小学校が、尼崎城西三ノ丸には尼崎市立中央図書館が建てられた。

そんな状況が一変したのが、2016年(平成28年)12月20日。

尼崎城復興天守建設のための関連工事として、尼崎城西三ノ丸だった尼崎城址公園に仮囲いの設置と建築地の整備が始まった。

そして今年2019年3月、尼崎市民待望の尼崎城復興天守が尼崎城西三ノ丸だった尼崎城址公園にオープン!

尼崎城復興天守
尼崎城復興天守

すると、なんとしても市民のシンボル・尼崎城をPRしたく、天守に飾られる鯱(しゃちほこ)のプラモデルを製作しようと立ち上がった。

発案者は、地域環境計画研究所(尼崎市)の役員である綱本武雄さん。

プラモデル好きの市民や町工場の従業員らと団体「プラモ尼崎城」を結成し、「メイドイン尼崎」のプラモ開発に乗り出した。

樹脂やプラスチック加工を行う市内の町工場5事業者が協力、技術を結集し、尼崎城全体の製作を目指すも、資金面からやむなく断念。

そこで、目標を小さな鯱に変更し、インターネットのクラウドファンディングで「プラモ尼崎城シャチホコ」の開発資金約110万円を調達した。

正確な図面が残されておらず、写真等から形状を推測しながらの作業。

プラモデルの金型作製や成形等では町工場各自の得意分野が生かされ、鱗や尾の曲がり具合等の細部まで再現しただけでなく、子供が組み立てやすいようにと、接着剤不要のはめ込み式にし、部品の点数も可能な限り減らした。

こうして出来上がったプラモ尼崎城シャチホコは実物の24分の1サイズで高さ約5.5センチ。

プラモ尼崎城シャチホコ
プラモ尼崎城シャチホコ

前述した通り、金型製作や量産等全工程を尼崎市内で手掛けた、まさに「メイドイン尼崎」の逸品だ。

プラモ尼崎城シャチホコは全4色。

グレーのみ800円で、赤、黄、青はそれぞれ1,000円(全て税別)。

尼崎城はもちろんのこと、阪神尼崎駅前の「あまがさき観光案内所」でもプラモ尼崎城シャチホコは販売されている。

9月下旬以降は、全国の模型専門店でも発売される予定とのことだ。

■プラモ尼崎城 | Facebook
https://ja-jp.facebook.com/injectionmodel/

■プラモ尼崎城 Twitter @plamo_amagasaki
https://twitter.com/plamo_amagasaki

■プラモ尼崎城|シャチホコプラモ|尼崎城|プラモデル|尼崎市|阪神尼崎|日本
https://www.ama-injectionmodel.com/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099