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2021年3月12日(金)開催のQUINTETに桜庭和志の長男・SAKU Jr.参戦!【連載:アキラの着目】

2021年3月12日(金)東京の港区六本木にある「EX THEATER ROPPONGI」にて開催の『QUINTET FIGHT NIGHT 6 in TOKYO』に、桜庭和志ゼネラルプロデューサーの長男・SAKU Jr.(22)が参戦する。

SAKU Jr.は、エキシビションの「Special Iron Man Match」(試合時間8分)で鈴木和宏(トライフォース柔術アカデミー)と対戦する予定で、試合時間内は双方いずれかが一本を取っても、改めて競技場中央から試合を再開するというルール。

幼少期から大学まで柔道に一筋で今春の大学卒業後、一般企業への就職が決まっているSAKU Jr.だが、桜庭和志ゼネラルプロデューサーが「これまで鍛え上げてきた技術や情熱をQUINTETの舞台で披露したらどうだ」とSAKU Jr.話を持ちかけたところ、SAKU Jr.が「やってみたい」と返答したことで今大会への出場が決定した。

決してSAKU Jr.がプロ格闘家としてデビューするのではないとのこと。

SAKU Jr.の対戦相手“ラバンバ”鈴木は桜庭和志ゼネラルプロデューサーと同郷の秋田出身で、柔術日本選手権紫帯フェザー級3位という実績を持つ。

QUINTET秋田大会ではTEAM SAKURABAのメンバーとして出場し、直近の2月28日に開催された柔術大会「KIT 02」では、寒河江寿泰をゴールデンスコア(延長戦)で負かしている。

QUINTET公式YouTubeで「手足が長いタイプなので大外刈です」とコメントしたSAKU Jr.は、総合格闘家・所英男選手とのスパーリングでは、バックから父親・桜庭和志譲りの腕十字を極める動きを披露。

YouTube QUINTET公式チャンネル 桜庭和志の長男が3.12QUINTET六本木大会に出場 から引用
YouTube QUINTET公式チャンネル 桜庭和志の長男が3.12QUINTET六本木大会に出場 から引用

スパーリングした所英男選手は「正直、(SAKU Jr.が)強くてビックリしたのと、(SAKU Jr.が)気を遣ってくれて(所英男選手を)投げたりしなかったですけど、本当(の試合)だったら、ここで投げられて死んでるなみたいなところがたくさんありますね」と絶賛した。

グレイシー・ハンターでありIQレスラーである桜庭和志を父親に持つSAKU Jr.。

2021年3月12日(金)のQUINTET「EX THEATER ROPPONGI」では、どのような動きや展開を見せてくれるのか、ファンの期待値が上がる。

■YouTube QUINTET公式チャンネル 桜庭和志の長男が3.12QUINTET六本木大会に出場

K-1で活躍した極真空手戦士と女性柔道家の戦い【連載:アキラの着目】

今回は、空手家と女性柔道家が戦う試合を取り上げる。

とは言っても、一般的にいわれている異種格闘技戦とは異なり、NHK WORLDで放送されていた番組『SAMURAI SPIRIT』(柔道編)におけるスパーリング的な試合なので、打撃は一切なしの柔道ルールだ。

空手家はK-1で活躍した”青い目のサムライ”こと極真会館空手家ニコラス・ペタス氏、女性柔道家はグランドスラムなど数々の世界大会で優勝した女子柔道48kg級の山岸絵美選手だ。

NHK WORLD『SAMURAI SPIRIT』(柔道編)での女子柔道48kg級・山岸絵美選手と”青い目のサムライ”こと極真会館空手家ニコラス・ペタス氏の柔道ルールによる試合
NHK WORLD『SAMURAI SPIRIT』(柔道編)での女子柔道48kg級・山岸絵美選手と”青い目のサムライ”こと極真会館空手家ニコラス・ペタス氏の柔道ルールによる試合

ナビゲーターに抜擢されたニコラス・ペタス氏が、番組放送回ごとに様々な日本武道に挑戦し、その武道の選手と試合をしたりする番組構成なので、「柔道編」では山岸絵美選手と対戦したわけだ。

元々柔道は、柔術の流れを組んだ格闘技で、明治時代になってから嘉納治五郎が諸流柔術の長所を集め、また、西洋から渡来してきたスポーツの概念を取り入れることで柔術の当身(打撃技)をあえてなくし、誰でもできるようにした武道だ。

ここで武道について簡単にいうと、本来武道はどのような相手でも対処できるような技術を有しているから、西洋のスポーツ概念である「階級制」を別に必要としない。

しかし、柔道は、嘉納治五郎が柔道というものを創った瞬間から、現在のような「階級制」になることが予想されていた(!?)であろうから、柔道はスポーツでもあるのは言うまでもないし、現在の柔道をみて誰もスポーツではないとは思わない。

そうしたスポーツである柔道という観点からすると、山岸絵美選手とニコラス・ペタス氏との対戦は、あまりにも体格が異なり過ぎて、スポーツ的試合というよりは武道的試合であり、「無差別級」の試合とみることができ、興味深かった。

対戦結果は、ここで書くよりも実際に動画を観て、知った方が良いだろう。

■『SAMURAI SPIRIT』(柔道編)

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099