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最強の呼び声高い将棋AIソフト「水匠」をダウンロード&インストールして強くなろう!【連載:アキラの着目】

先日、無類の強さで豊島将之竜王(当時)を4-0のストレートで打ち負かし、竜王位を奪取した藤井聡太四冠。

藤井聡太四冠の強さの秘密は、深く緻密で正確な読みと、将棋のAIソフトを駆使しての研究といわれている。

前者については個々の能力によるものだから、おいそれと誰でも真似することは難しく、筆者のようなアマチュアで将棋を指す者ならば尚更だ。

しかし、後者についてはハイスペックモデルのPCと、将棋のAIソフトを入手しインストールすれば、研究できる環境を構築できるから、これは誰でもできる。

将棋AIソフトも様々なものがあるが、高評価でなおかつ無料でダウンロードできるものもあり、ニッポンニュース編集部では「水匠」(すいしょう)をオススメする。

「水匠」は2020年5月に開催された「世界コンピューター将棋オンライン大会」で優勝したり、その他にも数々のコンピュータ将棋大会で優勝や上位入賞を果たしており、実際にプロ棋士も愛用しているくらいの将棋AIソフトで最強の呼び声高い。

コンピュータ将棋を使うにあたり、まずは将棋GUIというものを準備し揃えなければならない。

将棋GUIとは、PCで動く将棋盤を指し、これがないと将棋AIソフトを動かすことができないのだ。

「水匠」を使うのも例外に漏れず、まずは将棋GUIを導入することから始まる。

この辺りの手順等は「きゃべ夫」さんという方が懇切丁寧に自身のブログ記事「【2021年4月版】水匠のダウンロード手順!最強将棋ソフトを導入しよう」に書かれているので、今回のニッポンニュースでは割愛・省略する。

将棋GUIも「水匠」もインストールできたら、実際に「水匠」を起動し対局してみよう。

最新将棋は玉(王様のこと)の囲いを省略し、その分だけ先制攻撃の体勢を整え、将棋盤の5段目まで素早く攻め駒を繰り出して、自分に優位な展開に持ち込んでゆくというもの。

それゆえに、じっくりと駒組みを進め穴熊の堅陣に収まるという戦いがかなり減少してきている。

これも将棋AIソフトの進歩とは決して無関係ではなく、むしろ将棋AIソフトが進化し、それを駆使して研究したからこそ生み出された戦術といえよう。

この「水匠」を使って研究してゆけば強くなれるし、第二、第三の藤井聡太が出てくるかもしれない。

 

■たややん@水匠(将棋AI) @tayayan_ts 公式Twitter
https://twitter.com/tayayan_ts

 

■コンピュータ将棋「水匠」、棋譜ファイル、定跡ファイル、機械学習用の教師局面データ等を保管しているURL
https://t.co/ch6WKGuCVh?amp=1

 

■【2021年4月版】水匠のダウンロード手順!最強将棋ソフトを導入しよう – きゃべ夫の将棋畑
https://cabbage-shogi.com/suisho/

 

 

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

将棋・藤井聡太四冠、王将への挑戦者に【連載:アキラの着目】

将棋の藤井聡太四冠(棋聖・竜王・王位・叡王 19歳)が、11月19日に東京都渋谷区の将棋会館で指された第71期王将戦挑戦者決定リーグで近藤誠也七段(25歳)を91手で負かした。

これで王将戦挑戦者決定リーグ戦の通算成績は5勝0敗となり、11月24日の最終局を待たずに1位が確定、王将戦に初挑戦することも確定した。

王将戦挑戦者決定リーグ戦は計7人の棋士による総当たりで行なわれ、勝者は王将戦の挑戦権を獲得するというシステム。

羽生善治九段をはじめとした難敵ばかりが揃う中、藤井聡太四冠は無傷の5連勝を決め、またもやタイトル戦に登場することになった。

前期は、珍しく負けがこみ、王将戦挑戦者決定リーグから陥落するという苦い経験を味わったが、今期は捲土重来を期すべく2次予選から勝ち上がり、王将戦挑戦者決定リーグに見事にカムバック。

あれよあれよという感じで王将への挑戦者にまで上り詰めた。

その王将戦は来年1月に七番勝負が開幕し、対局相手は昨年と今年のヒューリック杯棋聖戦五番勝負で戦った渡辺明王将(名人・棋王 37歳)。

相手が名人であろうとも、過去の対戦成績では6勝1敗と大きく勝ち越しており、それゆえに藤井聡太四冠の王将位奪取の確率が高いとみられている。。

将棋界の8冠のうちすでに4冠を制覇、今年度中に王将も含めた史上最年少の5冠達成に期待が藤井聡太四冠にかかる。

 

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

将棋・藤井聡太三冠、4-0ストレートで豊島将之竜王から竜王奪取、史上最年少四冠達成!【連載:アキラの着目】

将棋の竜王戦七番勝負第4局が11月12、13日に行われ、藤井聡太三冠(王位、叡王、棋聖 19歳)が豊島将之竜王(31歳)を122手で勝利した。

この勝利により、竜王戦シリーズの成績が4勝0敗のストレートとなり、藤井聡太三冠が将棋界最高峰のタイトル・竜王を奪取した。

藤井聡太三冠 日本将棋連盟公式サイトから引用
藤井聡太三冠
日本将棋連盟公式サイトから引用

また、羽生善治九段(51歳)がこれまで保持していた史上最年少四冠達成記録22歳9ヵ月を大幅に更新する19歳3ヵ月での史上最年少10代初の四冠を達成したことで、全棋士の序列においてトップとなった。

初対戦から6戦目までは6連勝で「藤井キラー」との異名が付けられた豊島将之竜王だったが、今年になってからは王位戦、叡王戦といったタイトル戦で藤井聡太三冠に悉く負け、此度の竜王戦はなんとしてでも死守せねばならぬ戦いであった。

ところが、いざ蓋を開けてみると、挑戦者・藤井聡太三冠の3連勝で竜王奪取に王手がかかり、もう後がない。

はたして豊島将之竜王は一矢報いることができるのか、それとも4-0のストレート勝ちで藤井聡太三冠が竜王を奪取し、史上最年少四冠を達成するのかが見どころとなっていた。

そんな竜王戦七番勝負第4局は、先手番・豊島竜王の誘導で角換わり戦法に。

互いに研究範囲なのだろう、速い指し手の応酬が続き、昼食休憩では既に64手目にも達し、中盤戦に突入した。

午後になると指し手のペースが一変し、激しい局面を前に両者共に長考に沈む。

封じ手までにわずか9手しか指されず、74手目を藤井聡太三冠が封じ、形勢互角で竜王戦1日目が終了。

2日目は、豊島将之竜王の攻めをうまく対処した藤井聡太三冠が攻めに転じ、豊島将之竜王の陣地を強襲。

優勢を拡大したが、終盤では一時AIの形勢判断評価値が逆転し、形勢がもつれるも、最終的には逆転に成功した藤井聡太三冠が豊島将之竜王を下したのだった。

今後、独走中のALSOK杯王将戦での挑戦者決定リーグで王将への挑戦権を獲得できれば、史上最年少五冠達成も決して夢物語ではない。

対戦してきた相手棋士には、ほぼ勝ち越している藤井聡太四冠には、もう敵がいないのではないかと思ってしまうくらい、揺るぎない強さを棋譜から感じる。

どこまでタイトルを獲得するのか。

かつて羽生善治九段は七冠を達成したが、現在の将棋界には八冠あり、これらを全て制覇すれば当然八冠保持者となり、新記録となる。

藤井聡太四冠は八冠制覇を達成しそうな強さと勢いだ。

 

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

将棋・竜王戦七番勝負第3局は藤井聡太三冠勝利、竜王に王手【連載:アキラの着目】

将棋の竜王戦七番勝負第3局が10月30、31日に行われ、挑戦者の藤井聡太三冠(王位・叡王・棋聖 19歳)が豊島将之竜王(31)を93手で降した。

藤井聡太三冠 日本将棋連盟公式サイトから引用
藤井聡太三冠
日本将棋連盟公式サイトから引用

これで敗者の豊島将之竜王は同シリーズ3連敗を喫し、早くもカド番に追い込まれ、あとがなくなった。

藤井聡太三冠は竜王奪取にまであと1勝を上げればよく、史上最年少での四冠達成もいよいよ現実味を帯びてきた。

藤井聡太三冠の先手番で始まった第3局は、両者間では7局ぶりとなる角換わり戦法に。

豊島竜王が強気に互いの銀をぶつける手を選ぶと、そこから局面は前例のない未知の領域に。

以降は難解な中盤戦に突入し、両者共に100分を超える長考合戦に突入、両者形勢互角のまま1日目を終えた。

翌2日目も均衡が保たれたまま中盤に入り、勝負どころで藤井聡太三冠が先に抜け出すと、安泰な自玉を活かしつつ豊島陣深くに攻め込み、一気に形勢が藤井聡太三冠側に傾き、豊島将之竜王が投了した。

今年度、3つのタイトル戦で藤井聡太三冠は豊島将之竜王と戦ったが、お~いお茶杯王位戦七番勝負で4勝1敗、叡王戦で3勝2敗、今回の竜王戦で3勝0敗と圧倒的に勝ち越し、通算の対戦成績でも11勝9敗と、かつて“藤井キラー”と呼ばれた豊島将之竜王に対し、勝ち星2つを先行するほどに。

藤井聡太三冠が11月12、13日に行われる竜王戦第4局に勝利し、将棋界最高峰タイトルである竜王を獲得すると、現在保持する三冠と合わせ四冠となり、羽生善治九段(51歳)が記録した最年少四冠記録22歳9ヵ月を大幅に更新、史上初の10代四冠となる。

また、そうなれば渡辺明名人(棋王・王将 37歳)も上回り、ついに将棋界の序列1位に君臨することになる。

中学生でプロ棋士になった藤井聡太三冠による「一強」時代が、すぐそこまで来ているのかもしれない。

 

 

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

藤井聡太三冠、豊島将之竜王に圧勝 ~将棋・竜王戦七番勝負第2局【連載:アキラの着目】

将棋の竜王戦七番勝負第2局が10月22、23日両日に行われ、藤井聡太三冠(王位、叡王、棋聖、19歳)が豊島将之竜王(31歳)を70手で下した。

藤井聡太三冠 日本将棋連盟公式サイトから引用
藤井聡太三冠
日本将棋連盟公式サイトから引用
豊島将之竜王 日本将棋連盟公式サイトから引用
豊島将之竜王
日本将棋連盟公式サイトから引用

 

これで豊島将之竜王は第1局に続き、竜王戦2連敗。

豊島将之竜王の先手番で始まった第2局は、またもや相掛かり。

序盤から変化を入れた展開に持っていったものの、徐々に藤井聡太三冠の指しやすい局面になったところで1日目が終了。

2日目も藤井聡太三冠の優勢は動かず、途中流れを変えるべく豊島将之竜王の勝負手があったが、的確に応じた藤井聡太三冠の優位はますます拡大し、終わってみれば大差による藤井聡太三冠の勝利となった。

今年度のタイトル戦での藤井聡太三冠との対戦成績にまで広げると、11局対戦して3勝8敗と大きく差が開き、通算の対戦成績がついに9勝10敗と豊島将之竜王は負け越してしまった。

この豊島将之竜王と藤井聡太三冠の対戦成績は当初、豊島将之竜王の一方的な5勝0敗で、藤井聡太三冠が唯一勝てぬ相手としてテレビのワイドショーでも取り上げられたほどだったが、ジリジリと藤井聡太三冠が実力を発揮し、対戦成績が拮抗するくらいにまで追いついたのだった。

豊島将之竜王にとっては保持しているタイトルがこの竜王だけとなっている現在、なんとしても次は挽回し、差を詰めたいところだろう。

一方の藤井聡太三冠はこのまま次の第3局も勝って、10代初の四冠制覇達成も現実味を帯びてきそうな勢いだ。

 

 

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

将棋・藤井聡太二冠、叡王獲得で史上最年少の三冠達成、28年ぶりに羽生善治九段の記録抜く【連載:アキラの着目】

将棋の藤井聡太王位・棋聖(19歳)が9月13日、将棋の8大タイトル戦のうちの1つである叡王戦五番勝負の最終第5局で豊島将之叡王(竜王・31歳)に111手で勝利した。

この結果、叡王戦シリーズでは3勝2敗の成績を上げ、先に3勝したことで「叡王」のタイトルを獲得した。

「叡王」の獲得で藤井聡太二冠は三冠となり、史上最年少19歳1ヵ月での達成だ。

藤井聡太三冠 日本将棋連盟 公式サイトから引用
藤井聡太三冠
日本将棋連盟 公式サイトから引用

従来の最年少三冠達成記録は、1993年に羽生善治九段(50)が持つ22歳3ヵ月で、これを大きく3歳も上回った。

これで藤井聡太三冠は渡辺明名人(棋王、王将・37歳)と並び、最多の三冠保持者となった。

その三冠を決めた対局は藤井聡太二冠の先手番で始まり、またもや相掛かりという戦法に。

比較的早いペースで局面が進むが、やがて序中盤ともじっくりとした展開となった。

その後、藤井聡太二冠が着実に優勢を築き、双方とも残り時間が1分で秒読みに追われる最終盤へと進む。

さすがに棋士でも1分の秒読みに追われると、なかなか最善手を読み切るのは難しいものだが、そんな状況でも藤井聡太二冠は解説していた棋士も唸る「9七桂」を着手、ついに豊島叡王を降したのだった。

通算対戦成績で1勝6敗と大きく負け越していた豊島将之二冠には、いざ蓋を開けてみたら、本局を含めて今年度だけで7勝3敗(王位戦4勝1敗、叡王戦3勝2敗)と大きく勝ち越していた藤井聡太二冠。

10月からは将棋界最高峰のタイトル「竜王」をかけた七番勝負が開幕する。

相手はこの度対局した豊島将之竜王だ。

もしこの竜王も獲得すると、史上最年少の四冠達成となり、その他の棋戦でも勝ち続ければ、今年度中に渡辺名人が保持する王将、棋王への挑戦も可能となり、全て奪取すれば六冠達成となる。

10代での六冠達成を将棋ファンは待ち望んでいることだろう。

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責任編集:拡輪 明-HS099

将棋・藤井聡太二冠、渡辺名人相手に棋聖戦三タテ防衛【連載:アキラの着目】

将棋の藤井聡太二冠が、将棋界8大タイトル戦のうちの1つ棋聖戦五番勝負で挑戦者・渡辺明三冠(名人・王将・棋王)に三タテを食らわせ、藤井聡太二冠自身初となるタイトル防衛と、史上最年少18歳11ヵ月での「九段」昇段を達成した。

藤井聡太二冠 日本将棋連盟公式サイトから引用
藤井聡太二冠
日本将棋連盟公式サイトから引用

静岡県沼津市で7月3日(土)午前9時に始まった棋聖戦第3局は、藤井聡太二冠・渡辺明三冠ともに1時間も長考する1手を指し、終盤戦では両者ともに秒読みに追われる熱戦となったが、7月3日(土)午後7時14分、100手までにて後手・藤井聡太二冠が渡辺明三冠を負かし、棋聖のタイトルを防衛した。

藤井聡太二冠が18歳11ヵ月でタイトルを防衛したことにより、1991年に屋敷伸之九段が記録したタイトル防衛最年少記録「19歳0ヵ月」を30年ぶりに更新することにもなった。

また、今回の棋聖位防衛により、九段への昇段条件である「タイトル3期獲得」を満たしたので、将棋界の最高段位である九段に藤井聡太二冠は昇段し、従来の九段昇段最年少記録「21歳7ヵ月」(渡辺明三冠が16年前に記録)をこれまた大幅に更新することになり、10代で初めての「九段」棋士の誕生となった。

ますます藤井聡太二冠から目が離せない。

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責任編集:拡輪 明-HS099

将棋界の異端児・橋本崇載八段引退!【連載:アキラの着目】

まだ18歳というのに並み居る大棋士の先生方をなぎ倒し、気づけば王位と棋聖に君臨していた藤井聡太二冠。

ここ最近の将棋界は藤井聡太二冠1色に染まっていると言っても過言ではないだろう。

そんな中、将棋界から新たに発信されたニュースが橋本崇載八段絡みのもの。

なんと、橋本崇載八段は日本将棋連盟に引退届を提出し、昨日4月2日付で引退が受理されたのだ。

引退の理由は「一身上の都合」とのこと。

全盛期には、現役棋士約160名の中でトップ10、すなわち名人への挑戦権を争うリーグ「A級」の10人に入ったこともあったほどの棋士であった橋本崇載八段。

2021年4月2日付けで引退した橋本崇載八段 日本将棋連盟 公式サイトから引用
2021年4月2日付けで引退した橋本崇載八段
日本将棋連盟 公式サイトから引用

テレビ将棋の対局ではカメラ目線をしたり、対局前の意気込みを語るインタビューではモノマネを披露したり、また金髪で対局したり、等々、橋本崇載八段は将棋界の異端児としても将棋ファンには知られていた。

これらの言動は、将棋ファンや棋士を楽しませるために、また「こんなおかしなヤツが将棋を指していて強いのか!」と将棋に詳しくない層にも届くようにしていたのは想像に難くない。

以下の動画は、まさにテレビの前にいる人たちを楽しませた橋本崇載八段のアーカイブとも言えよう。

■二歩をやった橋本崇載さん、今度は爆笑インタビューをやってくれた(笑)

■【将棋】2013年も期待を裏切らない橋本崇載八段 じぇlじぇlじぇ

■将棋界でも1番面白いハッシー特集 ※カメラ目線

こんなユーモアのセンスがある橋本崇載八段が引退するとは将棋界の損失だが、YouTubeチャンネル『橋本崇載チャンネル』を開設し、赤裸々な発信もしており、これまで通りの異端児ぶりは発揮されているようだ。

将棋に興味のない人すらも楽しませてくれた橋本崇載八段には、今後も邁進してほしいと願うばかりだ。

■橋本崇載チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCEc5Ag1CkbePLQJNvB_pH_w

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

将棋 藤井聡太二冠、残り1戦を余し9戦全勝でB級1組への昇級決定【連載:アキラの着目】

将棋の藤井聡太二冠(王位・棋聖 18歳)が2月9日、東京千駄ヶ谷・将棋会館で指された第79期名人戦順位戦B級2組第10回戦で窪田義行七段(48歳)を100手で負かし、9戦全勝で残り1戦を待たずにB級1組へ昇級を決めた。

この一番によって藤井聡太二冠は、順位戦では20連勝に。

藤井聡太二冠と窪田義行七段は初対戦で、窪田義行七段の振り飛車戦法に対し、藤井聡太二冠は居飛車の対抗型で応戦し、終始優位のまま終盤の詰めまで押し切った。

対局後に「勝って昇級を決められてよかったと思います。B級1組だとまた対戦相手がさらに厳しくなると思うので、これからまず実力をつける必要があると思います」と藤井聡太二冠はコメントし、さらなる棋力のアップを目指す。

藤井聡太二冠 日本将棋連盟 公式サイトから引用
藤井聡太二冠
日本将棋連盟 公式サイトから引用

B級1組への昇級に勢いずく藤井聡太二冠に対し、谷川浩司九段(58歳)の持つ最年少名人への期待を周囲の人間たちは寄せるが、そのためにはB級1組において上位2名に入り、確実にA級昇級を決めなければならない。

だが、これまでの藤井聡太二冠の勝ちっぷりを見ると、あながち最年少名人の誕生はそう遠くのことでもなく、極めて実現性が高いと言わざるを得ない。

昨年の棋聖戦では、現名人の渡辺明名人(対局当時は名人ではない)から棋聖を奪い取るほどの活躍を見せたからだ。

もはや誰もこの藤井聡太二冠勢いに抗うのは困難といえよう。

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責任編集:拡輪 明-HS099

将棋初心者や漢字を読めぬ外国人でもわかりやすく覚えやすい「大明駒」【連載:アキラの着目】

藤井聡太二冠の活躍で最近富みに注目を集めている将棋。

子供の頭脳発達にも良いとのことで、将棋セットも売れるようになってきたのだとか。

しかし、将棋の駒は様々な役割の駒があり、それらの1つ1つの駒は動きが異なるため、全種類の駒の動きを知って覚えなければ、将棋を楽しむことができない。

また、漢字の識別が難しい外国人だと、駒の表面に書かれた漢字を読み取ることができず、駒の動きを覚える以前に駒の名前を覚えなければならないという手間が生じる。

そんな、初心者や外国人にとって将棋を覚えるためのハードルを少しでも下げるために考案された将棋の駒が「大明駒」だ。

アートディレクター稲葉大明氏により考案された初心者用の将棋駒だから、考案者の名前から取って「大明駒」なのだ。

大明駒 大明駒公式サイトから引用
大明駒
大明駒公式サイトから引用

大明駒は図柄がそのまま各駒の動きを表しており、大変明解でわかりやすく覚えやすいはずだ。

この図柄で駒の動きを表したユニバーサルなデザインの大明駒ならば、前述した漢字の識別が難しい外国人でも容易に将棋を指せるようになること間違いない。

大明駒 大明駒公式サイトから引用
大明駒
大明駒公式サイトから引用

また、駒の名前とその駒の動きを覚える前の段階でも、容易に将棋を指すことができ、初心者が見落としやすい相手側の動きも視覚的に把握できることで次の手を読みやすく、将棋の楽しみに一層早く触れることが可能だ。

将棋経験者が将棋初心者に教えながら指す際などにも非常に便利だ。

大明駒の駒木地には将棋の町として知られる山形県天童市産の駒(楓)を使用し、一駒一駒、丁寧に手塗りしており、使っていくうちに風合いも出てくることだろう。

緊急事態宣言の発令で、”おうち時間”こと在宅時間が増えて何をしたらいいか迷っていて、将棋を知らない人は、この大明駒で新たに将棋を覚えるのも良いのでは。

【大明駒】

・駒木地:木製〈楓〉
・塗装:カシュー塗料手塗り塗装
・内容物:40枚+予備(歩)1枚
・包装:蝋引き紙箱入り
・サイズ:W87×H50×D97mm

■TAIMEI-KOMA
http://fundament.jp/taimeikoma/

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