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寝室・更衣室・トイレスペース・診療室などの多目的に対応可能なダンボールシェルター【連載:アキラの着目】

最近やたらと小地震が発生している日本列島。

大地震の周期は、マグニチュードの数値によって何十年に1回の割合で起こるということまで現代科学ではわかっており、関東大震災クラスの大地震はもういつ起きても不思議ではないほどだ。

10年前に起きた東北大震災の教訓から、災害時に必要な物を備蓄していたり、災害セットなるものを揃えたりしている家庭もあると聴くが、さすがに住居やシェルターとなると、そこまで準備・用意をしている人は圧倒的に少ない。

しかし、いざという時に屋根があって雨風を凌げ、プライバシーの確保もできる簡易的な家というか小屋というか、そういった物があると、大助かりなのは言うまでもない。

今回のニッポンニュースで取り上げるのはそうしたことが実現できる安価なダンボールシェルターだ。

工学院大学建築学部建築学科の鈴木敏彦教授が開発したこのダンボールシェルターは、縦型・横型・多目的型の計3タイプを揃えている。

タイプ1は、避難場所の体育館等で避難生活をおくる人達のために一時的な寝室用として開発された。

工学院大学 公式サイトから引用

タイプ2は、やはりこれも避難場所の体育館等で避難生活をおくる人達のためで、更衣室代わりや避難場所用トイレとしてのスペースを確保する目的で造られた。

工学院大学 公式サイトから引用

タイプ3もこれまた避難場所の体育館等で避難生活をおくる人達のためで、設置・収納がより手軽にコンパクトになっており、寝室、更衣室、避難場所用トイレ、診療室の用途目的で造られた。

工学院大学 公式サイトから引用

いずれも工学院大学の公式サイトにて各シェルターの図面ファイル(PDF)と組み立て方ファイル(PDF)が公開されているので、興味のある人は工学院大学に問合せしてみよう。

 

■進化を続けるダンボールシェルター | 工学院大学
https://www.kogakuin.ac.jp/archive/shelter.html

 

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

関東大震災から96年の大地震ブランク、己の身は己で守れ!【連載:アキラの着目】

2011年の東日本大震災で東京を含めた関東地方は、東北地方ほどではないにせよ、かなりの打撃を被った。

しかし、東京周辺で起きたもっと甚大な打撃を被った大地震を遡ると、96年前の関東大震災が”直近”となっており、それ以降関東大震災クラスの大地震はない状況だ。

地震のメカニズムは、年々解明されてはきているものの、まだ未解明領域が多く存在し、そのため様々な学説が飛び交っている。

東京周辺は1980年代あるいは1990年代以降、地震の活動期に入ったとする説もあり、その説の通りだとしたら、2019年の現在はかなり大地震が起こる確率が高い時期に差し掛かっていると言わざるを得ない。

いくら高度の科学が発達した現代においても、自然現象を力技でねじ伏せることは不可能で、ましてや大地震ともなれば、我々人類の存在は砂粒同然だ。

そうなると、いつの日か来たる東京の大地震に備え、事前の準備を怠らないようにし、今できることを万全にするしかないのだ。

最も手っ取り早いのが、情報の入手だ。

現在自分の住んでいる場所は、地盤が硬いのか、それとも柔らかいのか、海や川に近いのであれば、津波が来るのか、来ないのか、川の流れが逆流するのか、しないのか、堤防が丈夫なのか、脆いのか、住宅密集地なら火災延焼のしやすいエリアなのか、等々はインターネットで検索すれば、容易に入手できる。

検索すれば役立つサイトは数多くあるとは思うが、FJ時事新聞ニッポンニュースがおすすめするのは「国土交通省ハザードマップポータルサイト」(https://disaportal.gsi.go.jp/)だ。

ここにアクセスすると、洪水、土砂災害、津波、道路防災情報、わがまちハザードマップ、等々、大地震などに役立つ情報が満載で、有益な市区町村等の外部リンクも明記され、飛ぶこともできる。
国土交通省ハザードマップポータルサイトから引用

このサイトで、今自分を取り囲む環境を知れば、あとはその対策を練ればいいだけの話だ。

海や川の近くに居住しているのであれば、海や川の近くから引っ越すのも十分な対策だろうし、引っ越しができないのならば、浮き輪やゴムボートを用意するのも手だ。

ハザードマップで真っ赤な火災延焼エリアの場所に居住しているのであれば、防火頭巾や防火服を用意すれば、仮に自宅が全焼しても生き伸びることはできる。

大地震も合戦の敵とみなせば、「彼を知り己を知れば百戦殆うからず」で、大地震の情報やシミュレーションを知ることで、自分を少しでも有利に、安全に導くことは可能なはず。

ぜひ、このサイトにアクセスして、「もし~ならば、●●●だろう」と反実仮想をして、自分なりの大地震対策を練ってみることをおすすめしたい。

■地震ハザードマップ|国土交通省 ハザードマップポータルサイト
https://disaportal.gsi.go.jp/hazardmap/bousaimap/index.html?code=1

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

無用の長物かと思いきや、大災害に適した通信手段のポケベル【連載:アキラの着目】

若い人たちには馴染みのないポケベル。

現在のようなスマホ、携帯電話、PHSが出現するまでは、ポケベルはコミュニケーション手段、連絡手段として重宝されていた。

ポケベル 東京テレメッセージ株式会社|ページャ(マジックメール)|商品ラインナップ から引用
ポケベル 東京テレメッセージ株式会社|ページャ(マジックメール)|商品ラインナップ から引用

ポケベルは、特定の手順によって、電波で小型受信機(通信機器)にデータを送ることで、送信者の電話番号や用件分類等の合図を伝えることができるものだ。

元々、主に営業マンが事務所とのやりとりをするために使われることが多かったポケベルだが、当時の女子高生たちの間でも大ヒット!

女子高生たちは、数字しか利用できない環境でも、「0840=おはよう」のような語呂合わせや、仲間内での略語を創作し、かなり複雑なコミュニケーションをとることができた。

こうした女子高生たちの間で爆発的に流行ったポケベルも廃れてしまったのは、ご承知の通りだが、だからといって絶滅したのかというと、そんなことはなく、一部の職種やエリアで使用され続けており、また、大災害に適した通信手段として見直され始めている。

病院などの携帯電話の使用が制限されている場所や、それに関連する医師・看護師等の間では、いまだにポケベルが使用されているのだ。

その上、ポケベルの利用する電波帯は、大容量通信には不向きだが、強出力を許可されているため、携帯電話よりも確実に電波が届き、スマホ・携帯電話・PHSが繋がらないようなエリアでもしっかりと届くのだ。

そのため、大災害時には建物の崩壊により、遮蔽物が多くなってしまったような状況や、皆が通話・通信することによる回線のパンク状態の時でも、ポケベルはスマホ・携帯電話・PHSよりも比較的通信することができるのだ。

こうした長所により、大地震等でも確実に連絡を取りたい場合は、連絡を取りたい双方が、あらかじめ互いにポケベルを持っているといいだろう。

すっかり無用の長物と化したのかと思いきや、まだまだポケベルは使い途やメリットがあり、そうは安々と絶滅はしないのだ。

■東京テレメッセージ株式会社|ページャ(マジックメール)|商品ラインナップ
http://www.teleme.co.jp/service/magicmail/product.html

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

クイズ形式で防災知識が身につく「防災まち歩きシミュレーション」【連載:アキラの着目】

このところやたらと関東圏では小規模な揺れが起こり、関東大震災クラスの大地震がいよいよ襲来するのではないかと危惧されている。

何事も準備や対策が必要で、事前に学習し、地震が起こった場合に注意すべきこと、実行することを知っておくのは、身の安全を確保する上でかなり重要だ。

そこで地震等の防災対策を楽しみながら学べるサイトをご紹介!

そのサイトは東京海上日動の「防災まち歩きシミュレーション」だ。

子供でも理解しやすく、とっつきやすいイラストを使ったクイズ形式の問題で防災対策を学ぶことができる。

東京海上日動「防災まち歩きシミュレーション」

常日頃から想定していないと、咄嗟の地震や災害の際には慌てふためいて対応できないので、このサイトのクイズ形式問題で防災対策の知識を深め、迅速かつ適切な行動がとれるように馴れておきたい。

「防災まち歩きシミュレーション」はスマホにも対応済みなので、移動中の電車内でチャレンジすることも可能なので、ぜひ空き時間にやってみよう!

■東京海上日動火災保険 防災まち歩きシミュレーション
http://www.tokiomarine-nichido.co.jp/world/egao/sonae/escape-sim.html

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099