日本が世界に誇るサブカルチャーといえば、いうまでもなくアニメやマンガ、アイドル等が知られており、その繋がりからメイドカフェも生まれ、今やその存在を知らぬ者は皆無に近い。
そんな状況の中、この3、4年くらいだろうか、男装カフェなるものが新たに誕生、人気となっている。
男装カフェの客層がどうなのかは、メイドカフェと比較するとわかりやすいかもしれない。
一般的な認識では、メイドカフェを訪れる客層は、圧倒的に男性が多い。
政府主導の「Cool Japan 戦略」等で近年メイドカフェには外国人観光客や女性客も多くなってきてはいるものの、やはり圧倒的に多いのは男性オタクやおじさんだ。
一方、男装カフェはというと、逆に圧倒的に女性客が多いのだ。
その理由は、男装カフェのシステムによるところが大きい。
男装カフェへの入店は、女性同伴でないとダメとか、もしくは男性禁制だったりする。
さらに、マンガ・アニメ・ゲーム・ラノベ(※ライトノベル)好きの女性は、それらの影響で異性に対し過度な理想を抱き、その理想にマッチした男性が現実の世界にはほぼ存在していないことから、男装した女性を理想像とみてしまうことがあるようで、それで男装カフェにハマってしまうことも女性客の多い理由として挙げられよう。
なので、簡単にザックリと言うならば、「男が多いメイドカフェ、女の多い男装カフェ」となる。
男装カフェの客層は女性が多いということを理解してもらえたかと思うが、では次に男装カフェで何をするのか。
男装カフェはカフェなので、入店したら飲料や軽食を注文し、飲食しつつ、男装カフェ店員とダベる。
ただし、ダベるにも話題が必要で、やはり男装カフェ店員も女性客も互いにマンガ・アニメ・ゲーム・ラノベ好きの女性オタクだから、この手の話題に終始するようだ。
アニメやマンガのオタクではない筆者からすると、メイドカフェにしろ、男装カフェにしろ、「こういう店に行って楽しいのか?」と疑問を呈してしまうが、それは彼らにとっては余計なお世話以外の何物でもなく、絡んでくるなと言われること必至だろう。
秋葉原だけでも数件の男装カフェが存在するので、興味のある人は足を踏み入れよう。
※ライトノベル
若者向けであったり、読みやすい文体であったり、アニメ絵の表紙の「軽小説」をいう。
■男装カフェ&BAR『QUEEN DOLCE』|秋葉原 男装カフェ&BARドルチェ
http://akibakotower.com/queen-dolce/
■Desperado~とある神話の星座図書館~ 秋葉原 男装喫茶
http://desperado.tokyo/
■秋葉原 幕末男装CAFE&BAR誠酒屋
http://www.makotozakaya.com/
■軍事男装カフェ&バー 帝国迎賓館
http://teikoku-geihin.com/
■男装パフォーマンスユニット【Vipera】ヴァイパー~男装カフェ『ViperaCafe』秋葉原NEWTYPE~
http://jackpot-pro.net/viperacafe.html