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ここは一体東京のどこ?~Part13~【連載:アキラの着目】

FJ時事新聞ニッポンニュース恒例の、昔の東京の街に関する写真や絵を見て、それがどこなのかをあてるシリーズの第11弾。

ではいつもの通り早速問題へ。

Q1.ここは東京のどこなのか?

Q2.ここは東京のどこなのか?

Q3.ここは東京のどこなのか?

おわかりになったであろうか。では順番に正解を発表する。

A1.芝公園・赤羽橋付近

芝公園・赤羽橋付近
正解は芝公園・赤羽橋付近。

建設中の東京タワーから、東京タワー周辺の場所というのがわかるかと。

さらに道の曲がり具合を知っている人ならば、増上寺裏手の芝公園、それも赤羽橋付近だなと。

昔はこの辺りまでが増上寺の境内だったが、少しずつ減って現在に至っている。

元々、東京タワーのある地は、高低差があって景色が良かったため、戦前は料亭があった。

東京タワーの開業が昭和33年なので、それより以前の写真ということになる。

A2.秋葉原

秋葉原
第2問の正解は秋葉原。

「ラジオセンター」の看板があるので、この写真は簡単だっかたかと。

今でこそサブカルチャーの聖地として世界に名を馳せる秋葉原だが、元々は電気街。

ラジオの真空管やコンデンサ等の細かい部品を扱う店ばかりが立ち並び、「ラジオセンター」もその中の1軒だ。

「牛にひかれて善光寺参り」という諺があるが、昔の写真は「牛に大八車をひかせて秋葉原参り」といったところか。

現在の秋葉原からは想像できぬほど牧歌的雰囲気が漂う1枚だ。

A3.恵比寿

恵比寿
最終問の正解は恵比寿。

今でこそ20代女性に支持され、「住みたい街(駅)ランキング関東版」2位の恵比寿だが、元々は恵比寿麦酒工場のための駅。

この恵比寿駅からビールを鉄道輸送していたのだ。

昔の写真では、蒸気機関車が黒煙を吐きながら疾走している下で子供たちが遊んでいるように見える。

昔の東京では、どこの駅もこのような風景が展開されていたことだろう。

では最後に恒例の今昔対比でおさらいを。

芝公園・赤羽橋付近の今昔

芝公園・赤羽橋付近

秋葉原の今昔

秋葉原の今昔

恵比寿の今昔

恵比寿の今昔

今後も気になる昔の東京の街の写真や浮世絵、錦絵、木版画を見つけたら、取り上げてみたい。

ここは一体東京のどこ? ~Part2~【連載:アキラの着目】

2018年01月19日のニッポンニュース「ここは一体東京のどこ?【連載:アキラの着目】」の第2弾だ。

久々に東京のどこの街・町なのか的中してほしい。

では早速問題へ。

Q1.ここは東京のどこなのか?

Q2.ここは東京のどこなのか?

Q3.ここは東京のどこなのか?

では順番に正解を発表しよう。

A1.芝 増上寺

芝 増上寺

徳川将軍家の菩提寺である芝の増上寺。

現在、赤い三解脱門は劣化させないために登ることができないが、戦災を免れた昔からの門ということで、観られるだけでもありがたい。

A2.芝 赤羽橋

東京都港区の赤羽橋交差点

増上寺に極めて近い赤羽橋が正解。

現在は、川の上に首都高速道路が架かっている。

現在のザ・プリンスパークタワー東京や芝丸山古墳のある地も、昔は増上寺の境内であったため、浮世絵に描かれている赤羽橋右手にみえる屋敷の壁は増上寺だ。

浮世絵は下の周辺図でいうと、赤い矢印の側から描かれている。

現在の赤羽橋周辺図 Googleマップから引用
現在の赤羽橋周辺図 Googleマップから引用

A3.湯島聖堂

湯島聖堂 Googleマップから引用
湯島聖堂 Googleマップから引用

神田駿河台を人工的に掘り下げ、そこに水を通し、外堀を兼ねたのが神田川。

その神田川沿いに徳川5代将軍・綱吉によって孔子廟が建てられ、後に幕府直轄の学問所となったのが湯島聖堂だ。

では最後におさらいとして、それぞれ今昔対比をさせた画像を並べる。

芝 増上寺の今昔

芝増上寺の今昔

芝 赤羽橋の今昔

芝 赤羽橋の今昔

湯島聖堂の今昔

湯島聖堂の今昔対比

今後も気になるエリアの浮世絵や昔の写真を見つけたら、取り上げてみたい。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099