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低年齢層向けの「西部警察」関連商品、「西部警察」チョロQ【連載:アキラの着目】

一昨日の俳優・渡哲也さんの訃報には驚かされたが、この訃報をきっかけに再び渡哲也さんが出演したドラマや映画にスポットが当たりだしているようだ。

筆者の友人・仲間内でも、渡哲也さん主演ドラマ『大都会』シリーズのDVDをレンタルしようかなと話している者がいるくらいだ。

過去の作品を観賞して、渡哲也さんの演技や功績、凄さを再確認するのは、とても良いことだ。

しかし、幼児がいる家庭だと、皆揃って渡哲也さんの出演されたドラマ・映画のDVDを観賞するのは現実的には難しい。

幼児は得てして集中力が持続せず、長丁場のドラマや映画を観賞すると飽きてしまうからだ。

ならば、そんな幼児に渡哲也さんの凄さを間接的に伝えるにはどうしたらよいか?

「西部警察」の関連商品を手渡せばいい。

「西部警察」の関連商品は数多く、幼児や低年齢層向けのものまであるのだ。

先日のニッポンニュースでは「西部警察」のプラモデルを紹介したが(2020年08月06日ニッポンニュース「プラモデルで偲ぶ『西部警察』特殊車両【連載:アキラの着目】」)、これはさすがに低年齢層向けではないので、今回はもっと低年齢層向けに特化したものだ。

それが「西部警察」チョロQだ。

ミニカーのブランドとして昔から確立されているトミカが、「西部警察」という括りで、精密な再現をしたトミカや、ずんぐりむっくりにデフォルメしたチョロQをリリースしているのだ。

「西部警察」チョロQ スーパーZ  トミーテックミニカー公式サイトから引用
「西部警察」チョロQ スーパーZ
トミーテックミニカー公式サイトから引用

「トミーテックミニカー」公式サイトの「西部警察」ページで確認できるチョロQは全13種類。

リアルではないけど、でもリアルさがないと共感できないので、その微妙なさじ加減やデフォルメさが「西部警察」を知る大人にはわかる。

幼児はそこまではわかりようがないが、ずんぐりむっくりの愛らしいフォルムのチョロQだから、すぐに夢中になることだろう。

親子で渡哲也さん、「西部警察」を楽しみたい場合は、入門編として「西部警察」のチョロQを幼児のお子さんに持たせて遊ばせたらいかがだろうか。

■「西部警察」 | 製品紹介 | トミーテックミニカー
https://minicar.tomytec.co.jp/lineup/seibu/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

『大都会』、『西部警察』等で活躍の渡哲也さん、8月10日に死去【連載:アキラの着目】

ドラマ『西部警察』で大門刑事を演じた渡哲也さん映画『仁義の墓場』や、刑事ドラマ『大都会』での黒岩刑事役、『西部警察』での大門刑事役で活躍された俳優の渡哲也さんが、8月10日に肺炎のため死去されていた。

享年78歳。

最近のニッポンニュースでも『西部警察』関連の記事を頻繁にアップしていただけに、この突然の訃報には驚きを隠せない。

渡哲也さん 石原プロモーション公式サイトから引用
渡哲也さん
石原プロモーション公式サイトから引用

関係者によると、渡哲也さんは妻である俊子さんに対し、「自分の訃報は、葬儀など全てが終わるまで誰にも知らせるな」、「社葬も行うな」という旨の遺言を残していたという。

自身のことで人を巻き込みたくない、という“男気”から身内だけの葬儀となった。

舘ひろしさん、神田正輝さんら石原軍団には8月12日に渡哲也さんの死去が伝えられた。

渡哲也さんは「撮影所に行けば、石原裕次郎に会えるかもしれない」と友人から言われ、映画会社・日活の撮影所を訪問、その時にスカウトされ、1964年(昭和39年)に日活へ入社。

翌1965年(昭和40年)3月、映画『あばれ騎士道』で主演デビューし、エランドール賞新人賞を受賞した。

所属する日活の路線変更により日活を退社した後は、東映などの映画会社数社から専属オファーがあったが、石原裕次郎さんを尊敬していた渡哲也さんは1971年(昭和46年)、借金で倒産寸前の石原プロモーションへ入社、精力的に映画をこなし、石原プロモーションの大事な屋台骨となってゆく。

1973年(昭和48年)に大ヒットした任侠映画『仁義なき戦い』(主演:菅原文太さん)の主人公・広能昌三役は、元々最初にキャスティングされたのは渡哲也さんだったが、この時期、渡哲也さんは体調がすぐれず、広能昌三役の実現にまで至らなかった。

会社再建と経営安定を図る石原プロモーションは、テレビドラマへ本格進出し、『大都会 闘いの日々』、『大都会 PARTII』、『大都会 PARTIII』のシリーズ3部作を手掛け、いずれも渡哲也さんが主演を務めた。

さらに『大都会』終了後にスタートした『西部警察』も主演を務め、“角刈りにサングラス”というスタイルは、渡哲也さんのトレードマークとなった。

ドラマ『西部警察』で大門刑事を演じた渡哲也さん
ドラマ『西部警察』で大門刑事を演じた渡哲也さん

なので、渡哲也さんをモノマネするとなると、“角刈りにサングラス”でライフルを持つというものが多い。

男も女も惚れた男・渡哲也さんは、天国で石原裕次郎さんと美味しい酒を汲み交わしていることだろう。

■西部警察 PARTⅠセレクション 大門BOX 1 予告編

■石原プロモーション | 渡 哲也
https://www.ishihara-pro.co.jp/actor/watari/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

石原プロモーション、近い将来解散か!?【連載:アキラの着目】

刑事ドラマ「西部警察」DVD 石原プロモーションHPから引用「タフガイ」の愛称で絶大な人気を誇った故・石原裕次郎さんが1963年に設立した石原プロモーションが、近い将来、解散するという。

故・石原裕次郎さん 石原プロモーションHPから引用
故・石原裕次郎さん
石原プロモーションHPから引用

幾つかの石原プロモーション関連会社は、すでに清算されており、来年2021年1月頃の解散に向け、着々と準備が進められているとのことだ。

元々、石原裕次郎さんが他界された後は、裕次郎さんの遺言に従って、石原プロモーションを畳むはずだったようだが、まき子未亡人の生計のために、今日まで存続されてきたとのこと。

これまでにも度々、女性週刊誌等で石原プロモーションの解散が報じられてきたが、今回は解散の最終決定が下されたようだ。

この最終決定が下されたきっかけは、昨年横浜の総持寺で営まれた裕次郎さんの三十三回忌の法要での「弔い上げ」だ。

まき子さんから「今年をもって弔い上げとします」との話があり、今年になってから関連会社・石原音楽出版社の登記簿の目的欄には、「石原裕次郎の遺品の維持管理、展示及び賃貸」(7月3日付)という一文が加わり、また同じく関連会社・石原インターナショナル」の登記簿には、やはり7月3日付で「清算結了」という一文が加わったのだ。

関連会社・石原ミュージックについては、すでに昨年のうちに清算され、現存しているのは石原プロモーションと石原音楽出版社のみとなっている。

芸能関係者によれば、「石原プロモーション解散後は、石原音楽出版社に一本化し、版権収入やカラオケの歌唱印税の管理等をすることになるだろう」とのことだ。

筆者世代からすると、石原プロモーションといったら、やはり石原軍団出演による昭和の刑事ドラマの数々が印象に残っている。

「大都会」シリーズ、「西部警察」シリーズは、渡哲也さんを筆頭に、皆カッコ良すぎた。

刑事ドラマ「西部警察」DVD 石原プロモーションHPから引用
刑事ドラマ「西部警察」DVD
石原プロモーションHPから引用

そのうえ、先日のニッポンニュースで紹介したばかりだが、派手なカーチェイス・カーアクションがスリリングで目が離せなかった。

石原プロモーションが解散したら、古き良き昭和がまた記憶の隅に追いやられるような感じがして、寂しくなるかもしれない。

■石原プロモーション
https://www.ishihara-pro.co.jp/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

FJ時事新聞ニッポンニュース厳選!刑事ドラマテーマ曲3選【連載:アキラの着目】

頻繁に起こる銃撃戦や、派手なカーチェイス&カーアクションが”ウリ”だった、昭和の刑事ドラマ。

しかし、そうしたインパクトのある映像だけでなく、秀逸なメロディのテーマ曲やBGMも視聴者を惹きつけていたのだ。

今回のニッポンニュースは、ニッポンニュース編集部の独断で刑事ドラマのテーマ曲ベスト3を厳選してみた。

1.『ワンダフルガイズ』(刑事ドラマ『西部警察 PartⅢ』オープニング・テーマ曲)

西部警察PartⅢ

今では実現不可能な撮影として語り継がれているのが、戦車が銀座を走行する『西部警察 PartⅠ』での第1話&第2話。

その後継シリーズ第3弾が『西部警察 PartⅢ』なのだが、相変わらずパトカーの損壊率(!?)もPartⅠに劣らず、派手な爆破シーンや銃撃戦もあり、今観てもアクションドラマとして十分に楽しめる。

もちろん渡哲也を筆頭に、各刑事に扮する俳優陣による迫真の演技も見どころだ。

肝心のテーマ曲だが、オーケストラの演奏に耐えられる曲調の中に、エレキギターのアドリブ的な間奏が入るというもの。

一度聴いたら、耳に残りやすいメロディラインと、そこまで考慮したのか不明だが、ハミングや口三味線、口笛で再現する際に無理のない音域で構成されているのも良い。

■西部警察PartⅢ op – YouTube

2.刑事ドラマ『大都会PARTⅢ』オープニング・テーマ曲

大都会PARTⅢ

この『大都会PARTⅢ』も『西部警察』同様に石原軍団による刑事ドラマ。

時期としては『大都会』シリーズが先に放映され、『西部警察』はその後だ。

シリーズ1作目『大都会』は、暗く垂れ込めるようなイメージのドラマだったが、シリーズ2作目『大都会PARTⅡ』、シリーズ3作目『大都会PARTⅢ』と追うにつれ、アクションシーンが多くなり、またテコ入れした俳優陣の充実さも光り、1作目のような暗さは解消された。

ドラマ・イメージと比例するように、1作目のテーマ曲はどんよりした曲調だったが、シリーズを追う毎に明るくなった印象。

とりわけシリーズ3作目『大都会PARTⅢ』のテーマ曲は、パトカーのサイレンを連想するような、のっけからリフレイン調のメロディ。

メリハリ感もあって、筆者にとっては”中毒性”の高い名曲だ。

■大都会PARTⅢテーマ曲 – YouTube

3.刑事ドラマ『Gメン’75』オープニング・テーマ曲(フルサイズ Ver)

Gメン'75

毎回、なぜか空港の滑走路で歩みを進めるメンバーたちが映し出されるオープニングだった刑事ドラマ『Gメン’75』。

テーマ曲は、特撮ヒーロー物の主題歌を手掛けてきた菊池俊輔氏の作曲だ。

大滝詠一や中島みゆきの曲を聴けば誰でも「ああ、大滝詠一の曲だ、中島みゆきの曲だ」とわかるように、慣れてくると菊池俊輔氏の曲もわかってくるものだ。

演歌ほど”押し付けがましくない”郷愁さが漂うようなメロディとでも言っておこうか。

■『Gメン’75』テーマ曲(フルサイズ Ver)

以上、ニッポンニュース編集部の独断で選んだ刑事ドラマのテーマ曲ベスト3だったが、いかがであっただろうか?

『太陽にほえろ』のテーマ曲がランキングインしていない、等々の不満もおありかと思うが、また別の切り口で今回選ばれなかった曲は、紹介することができれば、と考えている。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

昔の東京を見たいのなら、昔のドラマを観るべし!【連載:アキラの着目】

2020年の東京オリンピックを控え、渋谷の再開発や大規模道路沿いのビル再建工事など、目まぐるしく変化してゆく大都市・東京。

「あれ、ここは昔どうなっていたかな?」、「ありゃ、ここにあった木造の店がなくなっちゃって、ビルになっちゃったのか!」ということは東京においては日常茶飯事。

変わってしまった街は、もう取り戻せないし、観ることができない。

そうなると、昔の映像で観るしかないのだ。

幸い東京の場合は、昔から日本の中心地であり、ロケ地でもあるので、昔の東京の映像には事欠かない。

しかし、記録映像だとどうしても大衆が集う銀座や新宿、といった商業地が多く、駅から離れたエリアを撮影しているのが少なかったりするのだ。

でも、心配ご無用!

昔のドラマを観れば、昔の様々な東京の街が現れる。

例えば、石原裕次郎や渡哲也が出演していた『大都会』シリーズ。

このドラマだけ観ていても、かなり昔の様々な東京の街を観ることができるのだ。

実際に観てみよう。

ドラマ『大都会』シリーズで頻繁に犯人が立て籠もる料亭があるのだが、その場所は新宿区十二社(じゅうにそう)にある。

ドラマ『大都会』新宿十二社

なぜ十二社にあると断定できたのかというと、写真右奥に見える熊野神社があるからだ。

現在の新宿十二社

この約40年の間に熊野神社も建て替えたようで、社殿の向きが変わってしまったものの、料亭前の坂は変わらぬままで、これらを手がかりに十二社と判明した。

この十二社は、西新宿よりさらに西のエリアで、幕末-明治期には十二社池という北から南にかけて胡瓜形をした池があり、多くの料亭がひしめく景勝地としてかなり賑わっていた。

かの勝海舟も、この十二社池・熊野神社そばに別荘を構えていたそうだ。

新宿十二社(1896年~1909年)
新宿十二社(1896年~1909年)

しかし、現在ではその十二社池もすっかり埋め立てられ、池のほとんどはマンション等に変わってしまった。

因みに明治期の地図右側にある「淀橋浄水場」は現在、東京都庁をはじめとする高層ビル群に生まれ変わっている。

新宿区十二社(現在)
新宿区十二社(現在)
歌川広重 角筈熊野十二社
歌川広重 角筈熊野十二社

次に挙げるのが六本木・テレビ朝日周辺だ。

現在テレビ朝日がある場所は、かつてしばらくの間、ニッカウヰスキー東京工場があった。

ドラマ『大都会PartⅡ』では、当時の地図とロケ地に「ニッカウヰスキー」の文字が現れ、時代を感じさせる。

ドラマ『大都会PartⅡ』での六本木周辺 左端に「ニッカウイスキー」の文字
ドラマ『大都会PartⅡ』での六本木周辺
左端に「ニッカウイスキー」の文字

ドラマ『大都会PartⅡ』での六本木周辺 後ろに「ニッカウヰスキー」の文字
ドラマ『大都会PartⅡ』での六本木周辺
後ろに「ニッカウヰスキー」の文字

上と同じ場所(現在のテレビ朝日前)
上と同じ場所(現在のテレビ朝日前)

その後、ニッカウヰスキー東京工場は閉鎖し、空き地となり、再開発を経て、テレビ朝日となった。

テレビ朝日前を走る都道319号線は、現在でこそ六本木ヒルズの前にあるトンネルを潜り、六本木通りに抜けているが、かなりの長期間、トンネル前が封鎖されていた。

したがって、自動車や人の往来はなく、撮影に適したロケーションだったのだ。

ドラマ『大都会PartⅡ』六本木の都道319号線(現在のテレビ朝日前)
ドラマ『大都会PartⅡ』六本木の都道319号線(現在のテレビ朝日前)

上と同じ場所(現在テレビ朝日前)
上と同じ場所(現在テレビ朝日前)

ドラマ『大都会PartⅡ』六本木の都道319号線(現在のテレビ朝日前)
ドラマ『大都会PartⅡ』六本木の都道319号線(現在のテレビ朝日前)

上と同じ場所(現在テレビ朝日前)
上と同じ場所(現在テレビ朝日前)

都道319号線の六本木ヒルズ前にあるトンネル
都道319号線の六本木ヒルズ前にあるトンネル

上と同じ場所(六本木ヒルズ前にあるトンネル)
上と同じ場所(六本木ヒルズ前にあるトンネル)

このように、昔のドラマを観れば、嫌でも昔の東京の街や風景を観ることができるので、現在の東京を思い浮かべながら、ドラマ中の東京を観れば、比較でき、ちょっとしたタイムスリップ的な楽しみができるかと思う。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099