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放映開始45周年記念、「大都会」シリーズ・コンプリートDVD-BOX 8月4日発売!【連載:アキラの着目】

去る4月28日、放映開始45周年を記念して、刑事ドラマ「大都会」シリーズ・コンプリートDVD-BOXが今夏8月4日に発売されることが決定した。

刑事ドラマ「大都会」といえば、故・石原裕次郎さんが代表を務める石原プロが映画からテレビに進出し、1976年(昭和51年)1月初めて手掛けたテレビドラマ。

刑事ドラマ「大都会」PARTⅡ
Amazon販売サイトから引用

その「大都会」は1作目「大都会-闘いの日々-」、2作目「大都会 PARTⅡ」、3作目「大都会 PARTⅢ」と続き、シリーズ化したのだが、その「大都会」の放映開始から45年を迎えたことを記念し、以前に発売されていたDVDをコンパクトなサイズ感とお求めやすい価格で新装パッケージ化したのがこの度の「大都会」シリーズ・コンプリートDVD-BOXだ。

放映開始45周年記念 「大都会」 シリーズ・コンプリートDVD-BOX ポニーキャニオン/石原プロモーション DVD・Blu-ray公式サイトから引用
放映開始45周年記念 「大都会」 シリーズ・コンプリートDVD-BOX
ポニーキャニオン/石原プロモーション DVD・Blu-ray公式サイトから引用

8月4日の発売日なのは、昨年8月に他界された渡哲也さんの一周忌のタイミング合わせ、より多くの方々に観て戴き、楽しんで戴きたいという願いからだそうだ。

1976年(昭和51年)1月の第一回から1979年9月の最終回までの約3年半に渡って放送された全132話がDVD-BOXに収録されており、石原軍団の記録映像ともいえよう。

ポニーキャニオン/石原プロモーション DVD・Blu-ray公式サイトから予約購入した人を対象として先着300人に特製スペシャルブックレット<オールカラー>(復刻版)が進呈されるので、購入したい人はお早めに。

放映開始45周年記念 「大都会」 シリーズ・コンプリートDVD-BOXの購入特典 先着300人対象 特製スペシャルブックレット<オールカラー>(復刻版) ポニーキャニオン/石原プロモーション DVD・Blu-ray公式サイトから引用
放映開始45周年記念 「大都会」 シリーズ・コンプリートDVD-BOXの購入特典
先着300人対象
特製スペシャルブックレット<オールカラー>(復刻版)
ポニーキャニオン/石原プロモーション DVD・Blu-ray公式サイトから引用

【放映開始45周年記念 「大都会」 シリーズ・コンプリートDVD-BOX】

・3シリーズ・セット価格:¥40,656(税込)
・収録数:シリーズ全132話(「大都会-闘いの日々-」、「大都会 PARTⅡ」、「大都会 PARTⅢ」)
・特典:ポニーキャニオン/石原プロモーション DVD・Blu-ray公式サイト限定で3シリーズ・セットを予約購入した人対象に先着300人に特製スペシャルブックレット<オールカラー>(復刻版)進呈
※特製スペシャルブックレットは2012年4月~11月に発売されたDVD、「大都会-闘いの日々-」(PCBP-62021)、「大都会 PARTⅡ」BOX1・2(PCBP-62022,62023)、「大都会 PARTⅢ」BOX1・2(PCBP-62024,62025)に特典封入されていたブックレットを合本した内容

■石原プロモーションDVDシリーズ|株式会社ポニーキャニオン
http://ishihara-dvd.jp/

※詳細はポニーキャニオン/石原プロモーション DVD・Blu-ray公式サイトを参照のこと

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

昔の東京を見たいのなら、昔のドラマを観るべし!【連載:アキラの着目】

2020年の東京オリンピックを控え、渋谷の再開発や大規模道路沿いのビル再建工事など、目まぐるしく変化してゆく大都市・東京。

「あれ、ここは昔どうなっていたかな?」、「ありゃ、ここにあった木造の店がなくなっちゃって、ビルになっちゃったのか!」ということは東京においては日常茶飯事。

変わってしまった街は、もう取り戻せないし、観ることができない。

そうなると、昔の映像で観るしかないのだ。

幸い東京の場合は、昔から日本の中心地であり、ロケ地でもあるので、昔の東京の映像には事欠かない。

しかし、記録映像だとどうしても大衆が集う銀座や新宿、といった商業地が多く、駅から離れたエリアを撮影しているのが少なかったりするのだ。

でも、心配ご無用!

昔のドラマを観れば、昔の様々な東京の街が現れる。

例えば、石原裕次郎や渡哲也が出演していた『大都会』シリーズ。

このドラマだけ観ていても、かなり昔の様々な東京の街を観ることができるのだ。

実際に観てみよう。

ドラマ『大都会』シリーズで頻繁に犯人が立て籠もる料亭があるのだが、その場所は新宿区十二社(じゅうにそう)にある。

ドラマ『大都会』新宿十二社

なぜ十二社にあると断定できたのかというと、写真右奥に見える熊野神社があるからだ。

現在の新宿十二社

この約40年の間に熊野神社も建て替えたようで、社殿の向きが変わってしまったものの、料亭前の坂は変わらぬままで、これらを手がかりに十二社と判明した。

この十二社は、西新宿よりさらに西のエリアで、幕末-明治期には十二社池という北から南にかけて胡瓜形をした池があり、多くの料亭がひしめく景勝地としてかなり賑わっていた。

かの勝海舟も、この十二社池・熊野神社そばに別荘を構えていたそうだ。

新宿十二社(1896年~1909年)
新宿十二社(1896年~1909年)

しかし、現在ではその十二社池もすっかり埋め立てられ、池のほとんどはマンション等に変わってしまった。

因みに明治期の地図右側にある「淀橋浄水場」は現在、東京都庁をはじめとする高層ビル群に生まれ変わっている。

新宿区十二社(現在)
新宿区十二社(現在)
歌川広重 角筈熊野十二社
歌川広重 角筈熊野十二社

次に挙げるのが六本木・テレビ朝日周辺だ。

現在テレビ朝日がある場所は、かつてしばらくの間、ニッカウヰスキー東京工場があった。

ドラマ『大都会PartⅡ』では、当時の地図とロケ地に「ニッカウヰスキー」の文字が現れ、時代を感じさせる。

ドラマ『大都会PartⅡ』での六本木周辺 左端に「ニッカウイスキー」の文字
ドラマ『大都会PartⅡ』での六本木周辺
左端に「ニッカウイスキー」の文字

ドラマ『大都会PartⅡ』での六本木周辺 後ろに「ニッカウヰスキー」の文字
ドラマ『大都会PartⅡ』での六本木周辺
後ろに「ニッカウヰスキー」の文字

上と同じ場所(現在のテレビ朝日前)
上と同じ場所(現在のテレビ朝日前)

その後、ニッカウヰスキー東京工場は閉鎖し、空き地となり、再開発を経て、テレビ朝日となった。

テレビ朝日前を走る都道319号線は、現在でこそ六本木ヒルズの前にあるトンネルを潜り、六本木通りに抜けているが、かなりの長期間、トンネル前が封鎖されていた。

したがって、自動車や人の往来はなく、撮影に適したロケーションだったのだ。

ドラマ『大都会PartⅡ』六本木の都道319号線(現在のテレビ朝日前)
ドラマ『大都会PartⅡ』六本木の都道319号線(現在のテレビ朝日前)

上と同じ場所(現在テレビ朝日前)
上と同じ場所(現在テレビ朝日前)

ドラマ『大都会PartⅡ』六本木の都道319号線(現在のテレビ朝日前)
ドラマ『大都会PartⅡ』六本木の都道319号線(現在のテレビ朝日前)

上と同じ場所(現在テレビ朝日前)
上と同じ場所(現在テレビ朝日前)

都道319号線の六本木ヒルズ前にあるトンネル
都道319号線の六本木ヒルズ前にあるトンネル

上と同じ場所(六本木ヒルズ前にあるトンネル)
上と同じ場所(六本木ヒルズ前にあるトンネル)

このように、昔のドラマを観れば、嫌でも昔の東京の街や風景を観ることができるので、現在の東京を思い浮かべながら、ドラマ中の東京を観れば、比較でき、ちょっとしたタイムスリップ的な楽しみができるかと思う。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099