一般的には蛇口を捻ると出てくるのは水道水だが、地域によっては「えっ、こんなものが蛇口から出てくるの?」ということがある。
もうご存知の方がいるかと思うが、先日5月14日を駆け抜けたニュースの中の1つ、「桃ジュースの出る蛇口」というニュースがまさにそれだ。
この「桃ジュースの出る蛇口」はまだ実現化されていないが、岡山市や岡山商工会議所等でつくる官民組織・岡山ビジットアソシエーションが今夏、JR岡山駅などに白桃を無料で試飲できる専用装置を置くというイベント「桃ジュースの出る蛇口」のことをいっている。
白桃といえば岡山を代表する果物であることから、観光客に桃ジュースとして振る舞い、果物王国・岡山をアピールするのが狙いだ。
この手の「○○の出る蛇口」は、すでにみかん王国・愛媛県では実現されており、みかんジュースが出る蛇口(有料)を松山市内の物産館で常設済みだ。
桃やみかん以外の果物では沖縄名産・シークヮーサーも同様に、大宜味シークヮーサーパークや、那覇空港からほど近い豊見城市豊崎の沖縄特産市場『YONA’S(ヨナーズ)』でシークヮーサージュースが出る蛇口が常設されいる。
果物ジュースではないのだが、緑茶が出る蛇口もある。
静岡県では緑茶が出る蛇口が何箇所かあるのだが、今回取り上げるのは静岡県島田市で、同市の小学校4校と中学校2校に設置されており、蛇口を捻ることで手軽に冷たい緑茶が飲める。
近年、緑茶に含まれるカテキンが、風邪やインフルエンザの予防や症状の緩和に効果的であることが明らかとなり、こうした日々緑茶を飲む環境が整っていることで、島田市の小中学生は他の都道府県の小中学生よりも、風邪やインフルエンザに対し、抵抗力がついているかもしれない。
こうした地域の特産品を活かした「○○の出る蛇口」はインパクトがあり、多額の投資で構築するようなものでもないため、今後もますます増えてほしいインフラ(?)だ。
■施設紹介 蛇口からみかんジュース(1杯100円)| 愛媛県観光物産協会
https://iyonet.com/facility/
■感動の再会とか美味しすぎる料理とかいろいろあった大宜味シークヮーサーパーク – 沖縄B級ポータル – DEEokinawa(でぃーおきなわ)
https://www.dee-okinawa.com/topics/2016/05/shikwasa.html
■給茶機 島田市HP
https://www.city.shimada.shizuoka.jp/shisetsu_k/kyuuchaki.html