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程よい塩気と控えめな甘さがクセになるみそパン(群馬県沼田市)【連載:アキラの着目】

明治になって西洋から伝わってきたパン。

日本独自の進化を遂げ、焼きそばパンやコロッケパンなどの惣菜パンは全国どのパン屋でも売られており、日々新たな変わり種パンも出現している。

そうした変わり種パンの中の1つを今回のニッポンニュースでご紹介。

その変わり種パンとは、群馬県沼田市名物のみそパンだ。

みそぱん フリアンパン洋菓子店HPから引用
みそぱん
フリアンパン洋菓子店HPから引用

実際にフリアンパン洋菓子店から宅配されたみそパンを手にとってみると、意外と見た目よりも重いパンだ。

それもそのはず、みそパン用に開発され、手間暇かけて石窯で丁寧に焼いた、特製ソフトフランスを使用しているからだ。
フリアンパン洋菓子のみそぱん

真ん中にあるくびれでみそパンを半分に割ってみると、中には鼈甲色と飴色の中間色みたいな味噌が現れる。
フリアンパン洋菓子のみそぱん

味噌文化が発達した群馬県では、味噌を表面に塗った「味噌まんじゅう」もあるほどなので、みそパンも味噌まんじゅうのような味なのか、食べる前から様々な思いが頭の中を駆け巡る。

まずは一口噛り、味を確かめてみた。

上品にした味噌田楽の味噌といった感じか。

程よい塩気と甘さ控えめの味噌で、食べている最中に飽きが来ないから、いくらでも食べることができる。

とは言うものの、前述したように、見た目よりも重量感のあるパンだから、2つも食べれば満足してしまい、良い意味でいくらでも食べることができない”仕掛け”だ。

言い換えれば、大抵の人ならば、みそパン2つで満腹感と満足感を味わえるのだ。

人によっては、この食いごたえのあるパンを固いと感じてしまうかもしれない。

そんな場合は、店オススメの食べ方があって、食べる前に電子レンジで2分程度温めると、できたてのようなふっくら感を味わえるとのことだ。

フリーザ用の袋に入れて冷凍保存をすれば、約一週間はもつので、食べきれなくてもさほど心配することはないだろう。

ありきたりのパンに飽きた人は、みそパンにチャレンジしてみるべし。

■沼田名物 みそぱん | フリアンパン洋菓子店
https://friand.co.jp/misopan/

■シャロンフシミヤ ~元祖味噌パン発祥店は当店です~ – gansomisopanfushimiya ページ!
https://gansomisopanfushimiya.jimdofree.com/

■みそパン | 食べる | 沼田市観光協会
https://www.numata-kankou.jp/eat/misopan/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

山中城の障子堀を模った名物「障子堀ワッフル」(静岡県三島市)【連載:アキラの着目】

最近は、戦国武将ブームや刀剣ブーム同様に、城郭もブームとなっている。

城郭も様々で、ザックリ大別すると天守なし、天守ありに分類できる。

天守なしの城郭は大概、中世に造られた「土の城」がほとんどで、石垣はないが高い土塁と深い堀を郭(曲輪ともいう)の周りにめぐらせた防御体制をとっている。

堀も、水を張った水堀もあれば、水のない空堀もある。

さらに空堀でも、北条氏(=後北条氏)が得意とした畝堀や障子堀といった、堀の中に仕切りを構築したものがある。

なぜ堀の中に仕切りを入れているのか。

1つ目は、堀の中に仕切りを入れることで、堀に侵入した者は横に移動できなくなる。

横に移動できなくなった敵は、弓矢や鉄砲で命中しやすくなるのは言うまでもない。

2つ目は、堀の中に仕切りを入れることで、仕切りを歩く敵をこれまた命中しやすくなる。

つまり、敵が堀底にいても、仕切りの上にいても、どちらでも敵を命中しやすくなるという利点があるのだ。

だから、こんな理にかなった、そしてなおかつ見た目が斬新な障子堀は、城郭マニアの”大好物”なのだ。

そんな障子堀は、見た目が菓子のワッフルそっくりだ、と以前から言われ続けていた。

じゃあ、実際に作って発売してみるか、日本百名城である山中城の魅力をより多くの人に発信するために、山中城の障子堀に見立てた「障子堀ワッフル」を。

というわけで、山中城名物「障子堀ワッフル」が常設販売となったのだ。

山中城名物「障子堀ワッフル」 三島市HPから引用
山中城名物「障子堀ワッフル」
三島市HPから引用

「障子堀ワッフル」を手に持って、障子堀を背景に撮影すれば、インスタ映えすること間違いない。

山中城障子堀をバックに撮影した山中城名物「障子堀ワッフル」 三島市HPから引用
山中城障子堀をバックに撮影した山中城名物「障子堀ワッフル」
三島市HPから引用

【障子堀ワッフル 販売情報】

・販売店舗:山中城跡案内所 売店(静岡県三島市山中新田410-4)
・電話:055-985-2970
・営業時間:午前10時~午後4時
・定休日:月曜日(月曜日祭日は営業で翌日休み)

■障子堀ワッフル発売中!三島市
https://www.city.mishima.shizuoka.jp/kanko_content034333.html

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

400余年の歴史を誇るとろろ汁の元祖「丁子屋」(静岡県駿河区丸子)【連載:アキラの着目】

世の中には「これといったら、あの店しかない!」という定番の老舗や名店があるものだ。

今回のニッポンニュースは、そんな定番の老舗名店を取り上げたい。

とろろ汁といったら、東海道丸子宿の元祖・丁子屋

以前から、機会があればぜひ行ってみたいと願っていた老舗名店が、とろろ汁の元祖「丁子屋」だ。

1596年(慶長元年)に創業した丁子屋は、実に400余年の歴史を誇る老舗中の老舗、名店中の名店であるのは誰もが知るところ。

旧東海道の丸子宿(まりこしゅく。「鞠子宿」とも表記)を歩くと、その旧東海道沿いに創業当時とほぼ瓜二つのような茅葺き屋根の丁子屋が店を構えている。

旧東海道丸子(鞠子)宿
現在のとろろ汁の元祖「丁子屋」
歌川広重『東海道五十三次』の中の「丸子」で描かれているとろろ汁の元祖「丁子屋」

丁子屋の店前には、「元祖 丁子屋 名物とろろじる」と掘られた巨大石や、「鞠子宿 丁子屋」と書かれた木製看板、また「名物 とろゝじる 丁子屋」と筆を入れられた巨大提灯や「とろろ汁」と書かれた暖簾があり、どれもこれも風情を感じさせてくれる。

11:00の開店時間に合わせ、筆者が約5分前に行くと、まだ客は誰もおらず、「開店は十一時です。」の告知板前に一人開店を待ち望んだ。

やがて、壮年夫婦2人も現れ、筆者の後ろに並びだす。

開店時間11:00きっかりに店の引き戸が開き、「いらっしゃいませ」の声とともに女性店員さんが現れた。

さらに、「お一人様ですか?」と訊かれ、店内奥へと案内される。

その途中には、「丁子屋 お写真コーナー 『とろろ職人』」があり、観光地に多い顔ハメ看板の、もっと丁寧になり切れる版といったところか。

丁子屋 お写真コーナー 「とろろ職人」

そこを過ぎると、下足場となり、靴を脱ぐ。

その後、通されたのは、外光と暖色系の柔らかい室内灯の光が見事に調和したお座敷だった。
外光を取り入れながら、暖色系の柔らかい室内灯の光と見事に調和した丁子屋のお座敷

お座敷でも、椅子に腰掛けて優雅にとろろ汁を食べるスタイル。

何回か丁子屋を訪れている、前述の壮年夫婦は店員さんに「椅子に変わっちゃたの? 以前来た時は座布団に座る形式だったよね?」と話しかけていたのを耳にした筆者は、椅子に腰掛けるスタイルはこの数年で出現したのかと知ったのだった。

まあ、椅子でも特に問題なし、何せ、筆者はこの日の「1番乗り」だったから、自分好みの席を選ぶことができた。

選んだ席は、鴨居に飾られた歌川広重『東海道五十三次』の「丸子」直下の席だ。
丁子屋のお座敷にある鴨居に飾られた歌川広重『東海道五十三次』の「丸子」

早速、お品書きを繰ってみると、とろろ汁にも幾つかのバリエーションが。

宿(しゅく)の名前と同じで、手頃な値段の「丸子」にしようかと思ったが、次に訪れるのがいつになるかわからないから、ここはちょっと奮発して、「丸子」のワンランク上の「本陣」を注文した。

「本陣」と「丸子」の差は、おかべ揚げ、甘味などが付くか付かないかだ。

おかべ揚げとは、擦り下ろした山芋を団子状にして油で揚げたものだ。

とろろ汁「本陣」が運ばれてきた。

丁子屋 とろろ汁「本陣」 写真中央に3個ある玉状のものが、おかべ揚げ
丁子屋 とろろ汁「本陣」 写真中央に3個ある玉状のものが、おかべ揚げ

一人ひとりにおひつが支給され、蓋を開けると、ゆうに茶碗3~4杯分の白飯が湯気を立てていた。

普段から大盛りを食べる筆者でさえも、このとろろ汁の白飯はなかなかのボリュームで、食べた後の満腹感は100点満点だ。
とろろ汁かけご飯

竹焼き塩をつけながら食べるおかべ揚げは、上品な天ぷらに勝るとも劣らない美味だった。

甘味は抹茶餡の入った餅だ。

いうまでもなく、とろろ汁をはじめとした全てのお品の味も満点だし、とろろ汁が出されるまでの間や食後に飲んでいた緑茶も、さすが茶処・静岡だけあって、味が満点、筆者はガブ飲みした。

会計後は、店員さんに勧められ、店内に常設された歴史資料館も見学、実際に昔使用された摺鉢や宿丁子屋にちなんだ芭蕉翁、十返舎一九、安藤広重の作品を閲覧した。
丁子屋店内に常設歴史資料館に陳列された昔の摺鉢

訪れた時間が早かったこともあり、バスツアー等の団体客がおらず、団体客が使用するであろうお座敷も拝見し、パチリと撮影。
座布団のお座敷座布団のお座敷

和室には、やはり椅子よりも座布団かなと再確認した次第だ。

やはりメジャーな、とろろ汁専門の老舗である丁子屋は、時間帯によってはかなりの混雑が予想される。

筆者がお品書きを眺めている間にも、客が瞬く間に増え、食後の緑茶を堪能している頃には、ほぼ椅子が埋まっていた。

ストレスフリーでとろろ汁を堪能した方が、しっかり味わえるし、慌てて食べることもないので、やはり11:00の開店に合わせて、訪れるのがオススメだ。

■静岡市で食事するならとろろ汁の『元祖 丁子屋』へ
https://www.chojiya.info/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

道の駅「お茶の京都 みなみやましろ村」の『村茶屋』茶たれ~団子【連載:アキラの着目】

狭い国土の日本でも名物や特産品は多種多彩に渡る。

京都には八ツ橋があり、熊本には辛子蓮根、秋田にはきりたんぽ、等々だ。

基本的には、その場所に行かないと、食べられない。

しかし、日本全国大抵どこにでもあるのが、饅頭と団子だ。

外観等に多少の差があるものの、基本的にはどこのものも同じだ。

饅頭ならば外側には皮があり、中にあんこが詰まっており、団子ならば串に刺されて、醤油で焼き目を付けるタイプか、醤油ベースの甘ダレがかかっているみたらし団子かがほとんどなのだ。

しかし、異色を放つ甘ダレの団子が最近話題となっている。

それが、道の駅「お茶の京都 みなみやましろ村」の中に店舗を構える『村茶屋』の茶たれ~団子だ。

道の駅「お茶の京都 みなみやましろ村」 YouTubeから引用
道の駅「お茶の京都 みなみやましろ村」 YouTubeから引用

前述したように、大抵の甘ダレがかかった団子は醤油ベースなのだが、この『村茶屋』の団子は抹茶たれとほうじ茶たれの2種があり、これまでにありそうでなかったお茶系の味なのだ。

『村茶屋』のほうじ茶たれ団子と抹茶たれと団子 道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村HPから引用
『村茶屋』のほうじ茶たれ団子と抹茶たれと団子 道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村HPから引用

湯気が沸き立つ、モチモチした食感の団子に濃厚で甘いほうじ茶たれ、または抹茶たれがかかる。

お茶の産地・宇治がある京都ならではのぜいたくな茶たれは、他の地域では実現するのが難しく、この道の駅「お茶の京都 みなみやましろ村」の『村茶屋』だからこそ提供できる団子といえよう。

古き良き歴史遺産を観光するのも良いが、日本らしさ満載の茶たれがかかった団子を堪能するのも良いかと。

【道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村】
・所在地:京都府相楽郡南山城村北大河原殿田102
・営業時間:9:00~18:00 定休日 不定
 のもん市場(野菜、お土産)9:00~18:00
 村民百貨店(生活用品)  9:00~18:00
 つちのうぶ(レストラン) 11:00~16:00
 村茶屋(ファストフード) 9:30~17:00
・駐車場:普通車 76台、身障者専用 2台、大型車 15台、第二駐車場 普通車40台
・トイレ24時間利用可能
・問い合わせ:TEL 0743-93-1392

■【その⑤ 11/23 いきいきまつり商品紹介】抹茶たっぷりしったりパウンドケーキ、お茶のみたらし団子、実演おにぎりなど、道の駅オリジナル商品! | 道の駅 お茶の京都 みなみやましろ村
https://michinoeki.kyoto.jp/4693.html

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