今年も残すところ半月。
例年と異なり、コロナ禍での新年を迎えることになるため、初詣を控える動きも出てくるかもしれないが、初詣をする前提でおすすめの神社をご紹介する。
そのおすすめの神社は、東京都世田谷区喜多見にある氷川神社だ。
氷川神社と名の付く神社は全国にあまた存在するが、この世田谷の地にも存在する。
喜多見氷川神社の歴史は古く、天平十二年(740年)の創建と伝えられており、延文年間(1356年~1360年)に宮殿が大破し、さらには多摩川洪水のため古縁起・古文書等を流失し、この神社の詳細に関しては不明なところが多い。
元々は、多摩川岸に近い場所に建立されていたのだとか。
そんな由緒ある喜多見神社を訪れてみると、まずは世田谷区有形文化財に指定されている二の鳥居がお出迎えし、その先が思いのほか長い参道だ。
その参道を歩み進めると紅葉で色づいており、京都の名刹を訪れているかのような風景だ。
そしてその奥に本殿と拝殿がある。
大晦日から元日にかけては地元の人達や、この喜多見氷川神社を知っている人達がそれなりに訪れるのだろうが、いわゆる明治神宮や増上寺のような混み具合はおそらくなかろう。
なぜなら、喜多見氷川神社は都心にあるわけではなく郊外にあり、知名度も高くないからだ。
東京にいながら、地方の感覚に浸りたいような人には、ぜひとも訪れてもらいたい神社だ。
【喜多見氷川神社】
・所在地:〒157-0067 東京都世田谷区 喜多見4丁目26-1
・アクセス:電車 小田急線「喜多見」駅徒歩約20分
バス 小田急線「狛江」駅南口 狛江苑バス停下車徒歩約5分
タクシー 小田急線「成城学園」駅前から約10分
■世田谷区喜多見 氷川神社
http://www5e.biglobe.ne.jp/~hikawa-j/