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初詣で比較的空いている神社・寺院3選【連載:アキラの着目】

毎年行く初詣、参拝するまでに長い行列を並ぶのは嫌だな。

そんなふうに思っている貴方!

筆者の経験上、他の神社・寺院よりも比較的空いていると感じたり、思われる神社・寺院を3つおすすめする。

1.赤坂氷川神社

赤坂の某テレビ局からさほど離れていない距離にある赤坂氷川神社。

天暦5年(951年)武州豊島郡一ツ木村(人次ヶ原)に祀られたのが始まりといわれていることから、都内でもかなり古い神社だ。

なぜ空いているのかというと、筆者の浅はかな分析だが、雑木林に覆われ、赤坂といえども赤坂の繁華街からはやや離れ、住宅街にあるため、目立たないことがまず1つの要因として挙げられよう。

もう1つの要因は、近隣に大神社の日枝神社や、芸事に御利益のある豊玉稲荷が大通りに面し、有名なこともあって、それらの神社に参拝客が押し寄せることが挙げられよう。

個人的には都内で1番好きな神社で、実をいうとここで紹介したくないくらいだ。

■赤坂氷川神社
東京都港区赤坂6-10-12

・赤坂氷川神社 オフィシャルサイト
https://www.akasakahikawa.or.jp/

2.芝大神宮

JRの駅でいうと浜松町が最寄り駅で、第一京浜の西側に位置する芝大神宮。

こちらの芝大神宮も由緒あるお社で、寛弘二年(1005年)一条天皇の御代に創建されたとのこと。

この芝大神宮が比較的空いているのは、芝大神宮境内の西側200m先に増上寺があるからだ。

浜松町・大門に来る人の大多数は増上寺に参拝し、増上寺-大門-浜松町の参道から外れた、参道北側裏手の路地に入って、芝大神宮に参拝する人は圧倒的に少ないのだ。

しかし、この芝大神宮も個人的には好きで、地元に根づいているお社さんだなという、東京なのにローカルな雰囲気を感じられるところが良い。

■芝大神宮
東京都港区芝大門1-12-7

・芝大神宮ホームページ
http://www.shibadaijingu.com/

3.瀧泉寺(目黒不動尊)

瀧泉寺と訊かれても「は?」とほとんどの人が反応する寺が通称・目黒不動尊。

目黒不動尊と訊かれたら、名前くらいは知っているはずだ。

大同3年(808年)に慈覚大師・円仁が、師の広智阿闍梨と共に下野国(現・栃木県)から比叡山伝教大師・最澄の元へ向かう途中でこの目黒の地に立ち寄り、像を彫刻して安置したことから始まったとされる。

江戸時代の浮世絵師・歌川広重の「江戸名所」には「目黒不動」として描かれているくらい、当時は参拝客で大賑わいだった瀧泉寺(目黒不動尊)だが、現在は穴場の寺院となっている。

歌川広重「江戸名所」 目黒不動

因みに山手通りからのアクセスが良いのだが、電車からのアクセスとなると、JR目黒駅より徒歩約20分、東急目黒線・不動前駅より徒歩約15分かかる。

逆に駅からのアクセスがやや不便だからゆえに、穴場寺院としての地位を保っているのかもしれない。

この目黒不動尊こと瀧泉寺も個人的には好きで、渋い参道には様々な店があり、大幹線の山手通りそばとは思えぬ静寂さが都会のギャップを感じさせてくれる。

■瀧泉寺(目黒不動尊)
東京都目黒区下目黒3-20-26

・泰叡山護國院 瀧泉寺(通称:目黒不動尊)
http://park6.wakwak.com/~megurofudou/

最後に

前述したように、筆者の好きな神社・寺院なので、本当は紹介したくないのだが、ケチケチ精神では御利益に授からないであろうから、思い切って紹介した。

みんなが行くことで、穴場スポットから大人気スポットになったら、それはそれでめでたいことだ。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099