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ハンコ捺印だけの出勤はもう不要、シヤチハタ「パソコン決済Cloud」6/30まで無料【連載:アキラの着目】

新型コロナウィルス感染拡大防止のため、テレワークによる業務が導入されている中、クライアントへ送る見積書に上長のハンコを捺印してもらうためにわざわざ出勤しなければならない、といったかなり効率の悪い動きもあるようだ。

そうした状況を受けて、ハンコ、スタンプのメーカーであるシヤチハタは、自社商品の「パソコン決済Cloud」を2020年6月30日まで無料開放にした。

シヤチハタ「パソコン決済Cloud」2020年6月30日まで無料開放 シヤチハタHPから引用
シヤチハタ「パソコン決済Cloud」2020年6月30日まで無料開放
シヤチハタHPから引用

シャチハタの「パソコン決済Cloud」とは、電子印鑑での捺印や、その捺印された文書の回覧等が、会社のパソコン上でできるクラウド電子決済システムのことだ。

また、同じくシャチハタの商品「パソコン決済7 + 電子印鑑パック」には、個人向け「パソコン決済7 Basic(無料版)」があり、無料でのダウンロードが可能だ。

シャチハタ 個人向け「パソコン決済7 Basic(無料版)」無料ダウンロード シャチハタHPから引用
シャチハタ 個人向け「パソコン決済7 Basic(無料版)」無料ダウンロード
シャチハタHPから引用

「パソコン決済7 + 電子印鑑パック」を導入することで以下のメリットがある。

1.業務効率UP!

プリンターで印刷してからの捺印後、上長への提出や、クライアントとの捺印済み書類の郵送やり取りが不要に。

パソコン画面上で電子印鑑を捺印、あとはメールにて提出という効率的な業務フローに変革。

2.WordやExcel上で捺印可能!

従来通りの業務運用ルールのままで、誰でも使えるWordやExcel上で利用できる。

3.セキュリティもバッチリ!

成りすまし防止のユーザー認証や、捺印後の文書改竄防止機能、誰がいつ押印したのかわかる捺印履歴管理、等々、万全の高セキュリティ対策。

実際にテレワークでシャチハタから無料で提供されたサービスや商品を利用したユーザーからは、もうハンコを上司からもらうためだけで出勤することがなく、業務が捗る、といった声も聴かれている。

頻繁にハンコのやり取りを必要とする業務の人は、このシャチハタから無料で提供されているサービスや商品を利用しない手はないだろう。

■電子印鑑・決裁・署名のシヤチハタクラウド
https://dstmp.shachihata.co.jp/

■電子決裁アプリケーション – パソコン決裁7+電子印鑑パック | 電子印鑑・決裁・署名のシヤチハタクラウド
https://dstmp.shachihata.co.jp/products/p7/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

初期導入費等は無料!売上に応じたロケーションフィーが支払われるはんこ自販機【連載:アキラの着目】

街中で頻繁に見かける清涼飲料等の自販機。

これらの自販機の中には、年間数千万を売り上げるのもあったりで、自販機ビジネスは相変わらず廃れない。

こうした清涼飲料等の自販機以外でも売り上げるのが、タバコの自販機だったり、酒類の自販機だったりするのだが、最近注目を集めているのが、なんとはんこの自販機なのだ。

設置無料の話題性抜群の自動販売機!それがはんこ自販機HPから引用
設置無料の話題性抜群の自動販売機!それがはんこ自販機HPから引用

日本は契約の際や、同意するためにやたらと押印する機会の多いはんこ社会。

その上、近年の在日外国人居住者や訪日外国人観光客の増加に伴い、はんこ需要も増加している。

前者は日本で生活する上ではんこが必要なこと、後者は土産として自分の名前のはんこを欲しいということに起因している。

そうしたはんこ需要の追い風を受けてか、はんこ自販機が脚光を浴び出しているようなのだ。

このはんこ自販機、以下の特徴を謳っている。

1.種類が無限大

前述の訪日外国人観光客が、土産として当て字の名前で作る事も可能で、販売の幅が広がる

2.カスタム可能

はんこに使用する文字のフォントを選ぶことができ、既製品とは異なる、納得の仕上がりを実感できる

3.手間いらず

このはんこ自販機1台で他には何もいらず、ガイダンスもタッチパネルで簡単操作

こうした手軽にオリジナルのはんこを作ることができる自販機を「初期導入費用+レンタル費用+メンテナンス」を無料で提供するサービスがあり、「設置スペース」+「電気代」のみがはんこ自販機を設置する側が負担する。

売上に契約歩率を乗じたロケーションフィーを支払うシステムで、要するに、はんこ自販機の利用者が多数いれば、その分、設置側に”歩合給”が入るということだ。

はんこ需要の増加を見越した新サービスであり、なかなかの立地条件を伴った土地・場所を所有している人は、一考する価値はあるかも。

■設置無料の話題性抜群の自動販売機!それがはんこ自販機
http://www.hankojihanki.jp/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

ハンコ業界の専門誌・月刊『現代印章』【連載:アキラの着目】

ハンコを含む印章業全般と社交印刷物の業界専門誌月刊『現代印章』

今や世界でサインよりもハンコに重きを置いて使用しているのは日本だけという状況。

印鑑登録制度は、今から約10年前までは中国や韓国、台湾にも存在したが、平成30年の現在でもこの制度が継続しているのは、やはり世界で日本だけなのだ。

そんなハンコを含む印章業全般と、名刺・ハガキ等といった社交印刷物を専門に取り扱った業界専門誌があり、それが月刊『現代印章』だ。

印鑑・ハンコの押印

素人目には、ハンコ、名刺、ハガキの類でよく毎月専門誌を出せるな、と感心しきりなのだが、当の月刊『現代印章』編集部からすれば、いくらでも取り上げるべき題材や記事ネタはあるということなのだろう。

実際、月刊『現代印章』(2018年5月号[創刊561号])の紹介を見ると、コンテンツは充実しており、特集が前述した印鑑登録制度について取り上げている(「登録制になって何が変わる? 6月の施行前に印章業者が押さえるべきポイントを解説する」)。

また、国内に唯一存在する、ハンコ職人を養成する専門の学校・神奈川県印章高等職業訓練校について、トピックで取り上げたりもしている。

むしろ、印章業全般と社交印刷物を専門にしているからこそ、記事ネタの枯渇なんて決してあり得ないというスタンスであり、上記のような記事が書けるのだろう。

印章文化は廃れないし、月刊『現代印章』が果たす役割は大きい

最近では、日本の人口減少に伴い、ハンコ需要も減少するとの予測もあったりで、印章文化の衰退も一部では危惧されている。

その反面、訪日外国人の土産として自分のハンコを作りたいという需要や、在日外国人の増加によるハンコ需要も増加しており、一概に印章文化の衰退を軽々しく唱えてはならない状況でもあるといえよう。

ハンコは、もちろん諸外国で常用されているサインと同様に本人確認の意味で使用されるが、それ以外の用途として、社内の稟議書や町内の回覧板などの書類に対し、「確かにこれに同意した」という意思表示の証拠として使用される比重が大きい。

ゆえに、今後も日本においてはハンコ文化、ひいては印章文化は廃れないだろう、という見方が大勢を占めている。

元号や印章は元々中国から伝来してきた文化・システムだが、実社会で使用されなくなってしまったものだから、せめて日本だけでもこの文化・システムを残し続けていくのが良いかと思う。

そういった意味で、ハンコ等について毎月発信し続けている印章業界唯一の業界専門誌・月刊『現代印章』が果たす役割は、かなり大きいといえるだろう。

■印章業界唯一の業界専門誌なら月刊現代印章
http://www.gendai-press.co.jp/gendai_inshou

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099