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城マニアのご厚意によって作成された「全国城もなかマップ 2019/12版」【連載:アキラの着目】

先日のニッポンニュースでは、石垣の焼印が付いたせんべいを紹介した(2019年11月09日ニッポンニュース「切込み接ぎか打込み接ぎ?石垣の焼印付き「お城せんべい」(岐阜県恵那市)【連載:アキラの着目】」)。

この石垣焼印せんべいのように、城にまつわる菓子や酒などが頻繁に名産として目にするようになったが、その中でも全国各地の城周辺で見受けられる菓子が「城もなか」だ。

その名の通り城を模ったもなかで、幼児からお年寄りまで幅広く食べられるため、お土産の需要や消費が高いのだ。

そうした全国各地にある「城もなか」を1つの地図で確認できれば、城好きの甘党に重宝されるとよんだのかわからないが、城マニア「城葱@令和元年 城納めは何処に。」さんのご厚意で「全国城もなかマップ 2019/12版」なるものが作成された。

「城葱@令和元年 城納めは何処に。」さんのTwitterから引用
「城葱@令和元年 城納めは何処に。」さんのTwitterから引用

城もなかは城周辺や城下町ならあってもおかしくはないし、まあ、そこそこはあるのだろうなとは思っていたが、こんなにざっと数十もの「城もなか」があるとは想像もしなかった。

こんなに日本全国で「城もなか」が存在し、製造・販売されているのだから、日本人は城好きであり、甘党であることも再認識させられた。

この網羅の仕方はハンパなく、よくぞここまでこのマップを作成されたものだと感心しきりだが、作成者当人の「城葱@令和元年 城納めは何処に。」さんは謙遜されているのか、「今回は、新発見の追加、廃業や連絡つかないお店のは非掲載としました。載ってないけど売ってるよ!ってのあったらまた教えて下さい。まだまだ制覇には程遠い…」とのコメントが。

完璧さを追求するその姿勢には頭が下がる思いだ。

また、城マニアでなくとも、もなか好きマニアでも堪らないマップであろう。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

越後高田城銘菓、家紋入り「七十五萬石最中」【連載:アキラの着目】

昨日のFJ時事新聞ニッポンニュースでは、家紋入りのラテを取り上げたが、本日は同じような家紋入りでも、飲み物ではなく、和菓子、それも最中を取り上げる。

その家紋入り最中が、越後高田城銘菓の「七十五萬石最中」だ。

越後高田城銘菓「七十五萬石最中」 越後新潟の餅 もちやHPから引用
越後高田城銘菓「七十五萬石最中」
越後新潟の餅 もちやHPから引用

徳川家康の六男で、伊達政宗の娘・五朗八姫を妻にし、越後高田城主七十五万石の大名となった松平忠輝を偲んで、高田開府400年に因んで作られた銘菓なのだ。

「第二回全国和菓子大品評会褒賞之証」や「9代目上野正夫特選技能賞」という輝かしい受賞歴のあるこの「七十五萬石最中」は、通常の最中とは異なり、表のかわには家紋が入っている。

その家紋は、前述の通り、徳川家親藩の松平家だから、葵の紋が最中のかわに刻まれているのだ。

「七十五萬石最中」の特徴はこれだけに非ず。

最中の中に入っている餡が2種類なのだ。

越後高田城銘菓「七十五萬石最中」 越後新潟の餅 もちやHPから引用
越後高田城銘菓「七十五萬石最中」 越後新潟の餅 もちやHPから引用

つまり、1個の最中で2度美味しいのだ。

なかなか贅沢な和菓子といえる。

2種類は最中の中身の餡だけではない。

包装紙も2種類あり、祝い、法事、土産にと使い分けて包むことができ、なかなか重宝しているからこそ、55年もの長き間に不動の人気を勝ち得てきたわけだ。

越後高田城銘菓「七十五萬石最中」 越後新潟の餅 もちやHPから引用
越後高田城銘菓「七十五萬石最中」 越後新潟の餅 もちやHPから引用

越後高田城を訪れた際には、米どころ新潟で作られている異色の家紋入り「七十五萬石最中」を手土産に買うべし。

【高田城 七十五萬石最中の注文】

●電話・FAX:025-523-3270
●電話受付時間:9:30~18:00
●FAX受付時間:8:30~18:30
●定休日:水曜日(観桜会等イベント開催時・年末は営業)
●メール:oisii-okasi@motiya.jp(急がない場合)

■高田開府400年 七十五萬石最中 もなか 高田城 松平忠輝
http://www.motiya.jp/monaka.html

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099