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地元の安心な食材と最高級生クリームを使用、ご利益ありそうな奈良の「まほろば大仏プリン」【連載:アキラの着目】

筆者の幼少期は、大抵どこの家庭でもスイーツを、といってもプリンだが、母親が作っていたものだ。

ところが、高度経済成長期が終わり、やがてバブル経済へと突入した日本の家庭では、プリンを自宅で作るよりも買うほうを選択するようになった。

「作るよりも買うほうが手間が省けるし、我が家のプリンよりも洋菓子店のプリンのほうがやっぱり美味しいもん」と実感したからかもしれない。

なので、今では美味しいプリンがどこそこにあると聴けば、皆その洋菓子店に殺到し、開店からものの10分でプリンが完売ということも珍しくなくなったのだ。

作りたてのプリンを美味しく感じるのは当然なのだが、やはり凄いこだわりを持って作っている店のプリンを食べたいと思うのは、甘党ならば皆同じ。

前置きが長くなったが、今回のニッポンニュースではそうした思いを抱いている甘党を満足させることのできるプリンを紹介する。

そのプリンとは「まほろば大仏プリン」。

まほろば大仏プリン公式サイトから引用
まほろば大仏プリン公式サイトから引用

奈良県の「まほろば大仏プリン」は、できるだけ地元・奈良の食材を取り入れ、幼児でも安心して食べられる安心・安全な食材を厳選・使用し、最高級生クリームをプリン生地に練り込んでおり、1つ1つが手作りなのだ。

プリンに最高級生クリームを入れていることを知った牛乳屋さんはビックリしたとのことだ。

それくらいプリンの食材に対しこだわり、妥協しないのだ。

もちろん「まほろば大仏プリン」は安心・安全で最高級の食材を使用しているだけがウリではない。

そう、大仏のイラストが描かれた蓋もウリで、これだからこそ商品名が「まほろば大仏プリン」なのは言うまでもない。

「まほろば大仏プリン」のサイズが大小2種類で、テイストは通常の誰でも知っているカスタード、大和茶、レアチーズ、ショコラ、カプチーノ、大和の地酒「春鹿」と豊富なラインナップだ。

一般的なプリンと同じでカラメルなのかと思いきや、あんこを使用しており、和のあんこと洋のプリンは実は意外と合うんだなと食べた人は実感するはずだ。

「まほろば大仏プリン 大和茶」は、カテキンやビタミンが豊富な奈良特産の日本茶・大和茶を使用、奈良県観光みやげもの大賞など数々の受賞歴があるスイーツだ。

「まほろば大仏プリン」とは別に「白い鹿のプリン」や「さくらプリン」(2種:奈良八重桜・さくらんぼ)や「四神獣古代米プリン」もあり、一度の来店では買い切れないから、何度でも店舗に足を運ぶことになるだろう。

白い鹿のプリン まほろば大仏プリン公式サイトから引用
白い鹿のプリン
まほろば大仏プリン公式サイトから引用

さくらプリン(奈良八重桜) まほろば大仏プリン公式サイトから引用
さくらプリン(奈良八重桜)
まほろば大仏プリン公式サイトから引用

さくらプリン(さくらんぼ) まほろば大仏プリン公式サイトから引用
さくらプリン(さくらんぼ)
まほろば大仏プリン公式サイトから引用

「まほろばプリン」を販売している店舗は奈良県内の9店舗で、5月にはさらに1店舗が開店する予定だ。

■まほろば大仏プリン | 奈良のお土産・洋菓子
https://daibutsu-purin.com/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

甘党には堪らない、”甘さの上ぬり”羊羹ぱん【連載:アキラの着目】

高知県西部に位置する幡多地域。

この幡多地域の住民には甘党が多い。

なぜ幡多地域、とりわけ宿毛市は甘党嗜好なのかというと、昔から船による対岸・九州との交流が盛んだったからだ。

海外貿易や地元での砂糖生産が盛んな九州は、醤油にまで砂糖が入るほどの甘党文化の地。

その九州から幡多地域に砂糖が入り、甘党文化が伝播、羊羹をはじめとした甘い和菓子が数多く作られるようになった。

その結果、幡多地域には独自の文化が形成され、海向こうの大分県や近隣の愛媛県に似た味の嗜好になったと考えられている。

なので、ただでさえ甘いあんぱんに茶色い羊羹をコーティングした”甘さの上ぬり”ともいえる、甘党には堪らない羊羹ぱんなるものがこの地に存在するのだ。

羊羹ぱん 有限会社 菱田ベーカリーHPから引用
羊羹ぱん
有限会社 菱田ベーカリーHPから引用

羊羹ぱんは、昭和40年代頃から幡多地域で食べられるようになったのだが、その時期や由来の詳細は定かではない。

伝聞によれば、昔、焼きすぎて表面が焦げたパンをごまかすために茶色い羊羹をパンの表面に塗って売り出したのが始まりとのこと。

その場しのぎの職人アイデアが、高知県の名物パンへと変貌を遂げたのだから、何がどう転ぶのかわかならいものだ。

かつては高知市内でも作られ、農繁期のおやつなどとして食べられていた羊羹ぱんだが、現在では高知県内でも西部地域にしか残っておらず、宿毛市の菱田ベーカリーが製造・販売している。

羊羹ぱん 有限会社 菱田ベーカリーHPから引用
羊羹ぱん
有限会社 菱田ベーカリーHPから引用

この高知県西部の幡多地域に生まれ根付いた独特の文化や、昔懐かしい商品を今後も引き続き届けられるように、菱田ベーカリーは製造・販売、そして発信もしてゆくとのことだ。

【有限会社菱田ベーカリー】

・所在地:本店 高知県宿毛市和田340番地1
・TEL.:0880-62-0278
・FAX:0880-63-0005
・MAIL:info@hishidapan.co.jp

■菱田ベーカリーオンラインショップ
https://hishidapan.co.jp/ec/html/

■有限会社 菱田ベーカリー
https://hishidapan.co.jp/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

城マニアのご厚意によって作成された「全国城もなかマップ 2019/12版」【連載:アキラの着目】

先日のニッポンニュースでは、石垣の焼印が付いたせんべいを紹介した(2019年11月09日ニッポンニュース「切込み接ぎか打込み接ぎ?石垣の焼印付き「お城せんべい」(岐阜県恵那市)【連載:アキラの着目】」)。

この石垣焼印せんべいのように、城にまつわる菓子や酒などが頻繁に名産として目にするようになったが、その中でも全国各地の城周辺で見受けられる菓子が「城もなか」だ。

その名の通り城を模ったもなかで、幼児からお年寄りまで幅広く食べられるため、お土産の需要や消費が高いのだ。

そうした全国各地にある「城もなか」を1つの地図で確認できれば、城好きの甘党に重宝されるとよんだのかわからないが、城マニア「城葱@令和元年 城納めは何処に。」さんのご厚意で「全国城もなかマップ 2019/12版」なるものが作成された。

「城葱@令和元年 城納めは何処に。」さんのTwitterから引用
「城葱@令和元年 城納めは何処に。」さんのTwitterから引用

城もなかは城周辺や城下町ならあってもおかしくはないし、まあ、そこそこはあるのだろうなとは思っていたが、こんなにざっと数十もの「城もなか」があるとは想像もしなかった。

こんなに日本全国で「城もなか」が存在し、製造・販売されているのだから、日本人は城好きであり、甘党であることも再認識させられた。

この網羅の仕方はハンパなく、よくぞここまでこのマップを作成されたものだと感心しきりだが、作成者当人の「城葱@令和元年 城納めは何処に。」さんは謙遜されているのか、「今回は、新発見の追加、廃業や連絡つかないお店のは非掲載としました。載ってないけど売ってるよ!ってのあったらまた教えて下さい。まだまだ制覇には程遠い…」とのコメントが。

完璧さを追求するその姿勢には頭が下がる思いだ。

また、城マニアでなくとも、もなか好きマニアでも堪らないマップであろう。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099