現在でも活躍している大御所芸能人の方々。
もちろんデビューした頃は大御所のはずもなく、若手芸能人としてがむしゃらに活動していた。
そんな大御所芸能人の方々の若かりし頃を今回のFJ時事新聞ニッポンニュースでは取り上げる。
1.歯に衣着せぬ喋りが特徴の上沼恵美子さん
先日、某民放局で毎年放送される若手漫才大会にて、辛口審査が話題となったのが、お笑い界の大御所・上沼恵美子さんだ。
上沼恵美子さんは、若かりし頃は「海原千里・万理」(うなばらせんり・まり 千里:上沼恵美子さん、万理:実姉)として実姉と漫才コンビを組み、1970年代に絶大な人気を博した凄いお方なのだ。
売れまくっていたので、当然漫才だけでなく歌の世界にも進出、『大阪ラプソディー』をリリースして40万枚を売り上げるヒットを記録した。
2011年に芸能界を引退した島田紳助さんは、漫才を始めるにあたって、”漫才の教科書”を作ることから始めようと考え、そのための題材として海原千里・万理の漫才を選んだのだった。
毎日演芸場に通いつめ、同い年でありながら当時お笑い界の大スターだった、海原千里・万理の漫才を録音しながらしっかり聴き、帰宅後は録音音声を活字に直す作業をし、漫才およびお笑いのメカニズムを解明していったのだとか。
かの島田紳助さんが”研究対象”として聴いていたくらい海原千里・万理の漫才は面白かったのだ。
2.重量級の毒舌が冴え渡るビートたけしさん
今や日本国民で知らぬ者がいないほど知れ渡っている存在のビートたけしさん。
若い世代の人たちは、面白いおじさんとして認知しているのだろうが、元々ビートたけしさんは、浅草のストリップ劇場のコメディー芸人からスタートしている。
浅草のストリップ劇場のエレベーター・ボーイのアルバイトをしていたところ、歴代のエレベーター・ボーイがストリップ劇場でのコメディーを志願していたこともあって、コメディー芸人の深見千三郎さんに「お前も芸人目指してるんだろ?」と声をかけられ、芸人になる気がなかったのに芸人を志すようになってしまったのだという。
浅草のストリップ劇場でのコメディーの次は、ビートきよしさんと漫才コンビ「ツービート」を結成、重量級の毒舌が冴え渡るネタが大爆笑を生み、気づけば1980年代の漫才ブームでは一躍寵児となった。
ピン活動(=ソロ活動)以降は、俳優、映画監督等でも大活躍したのはご承知の通りだ。
3.マルチな活躍で奇才ぶりを発揮!所ジョージさん
やはり現在の民放番組では欠かせない存在となっているのが、所ジョージさん。
世の中が漫才ブームに明け暮れている頃、リーゼントでギターを演奏しながら唄い、またある時はマンガも連載していたりと、マルチな活躍で奇才ぶりを発揮していたのが、若かりし頃の所ジョージさんだ。
その当時は、東京12チャンネル系(現・テレビ東京系)で『所ジョージのドバドバ大爆弾』というゲームバラエティ番組のMCを担当。
つっぱった感じの兄ちゃんが司会してるんだ、と子供ながらに記憶している。
所ジョージさんの多彩な趣味が、頻繁に番組や専門誌に取り上げられたりもしており、いつまでも少年の心を持ち続けている方だ。
以上、もう40年くらい芸能界を第一線で突っ走っている大御所芸能人の若かりし頃について触れてみた。
今後も、時折大御所芸能人の若かりし頃について触れてみたい。