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ハロプロの10人組アイドルグループ・Juice=Juice、竹内まりや「プラスティック・ラブ」をカバー【連載:アキラの着目】

ハロー!プロジェクトの10人組アイドルグループ・Juice=Juiceが、竹内まりやさんの「プラスティック・ラブ」(1984年リリース)をカバーすることに。

「プラスティック・ラブ」は、11月24日の横浜アリーナでのコンサートをもって卒業するリーダー・金澤朋子ちゃんにとってはラスト参加となるトリプルA面シングル「PLASTIC LOVE/Familia/Future Smile」(12月22日発売)に収録される。

リーダー・金澤朋子ちゃんにとってはラストでも、7月に加入した新メンバー3人(有澤一華ちゃん、入江里咲ちゃん、江端妃咲ちゃん)にとっては初参加のシングルで、新旧交代の節目にふさわしい1曲となることだろう。

肝心の曲だが、カバーなのだから、同じ曲でもアレンジによって全く同じテイストににならないのは至極当然のこと。

「プラスティック・ラブ」は現代版グルーヴにアレンジした曲調に仕上がっており、スウェーデン人プロデューサー・Anders Dannvik氏の手によるものだ。

元祖・竹内まりやの「プラスティック・ラブ」と聴き比べてみるのも良いかと。

 

■Juice=Juice『プラスティック・ラブ』(Juice=Juice [Plastic Love]) Promotion Edit

ちなみに、Juice=Juiceがカバーするのは、今回の「プラスティック・ラブ」が初めてではなく、前作で山下達郎率いたバンド「シュガー・ベイブ」の曲「「DOWN TOWN」」をすでにカバー済みだ。

なお、「プラスティック・ラブ」のミュージックビデオは11月12日18:00にYouTube公式ユーチューブチャンネルにてフルサイズ公開されるので、忘れずに拝聴しよう。

 

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

ここ数年海外で人気の「シティ・ポップ」【連載:アキラの着目】

松原みき『ニートな午後3時』のジャケット Amazonから引用ここ数年で「シティ・ポップ」なるものが海外で人気を博している。

知っている人は知っているのだが、初耳の人もいるかと思うので簡単に「シティ・ポップ」を説明すると…。

「シティ・ポップ」とは、1970年代後半~1980年代にかけて日本でリリースされ流行したニューミュージックの中でも特に都会的に洗練されたメロディや歌詞を持つポピュラー音楽をさす。

とは言っても、明確に決まったスタイルのサウンドは無く、定義はいまいち曖昧だ。

選者によっては、シティ・ポップの基本線は山下達郎、吉田美奈子、大貫妙子、南佳孝といった、「はっぴいえんど」の後輩アーティストが主軸と唱える人もいたり、またある人からすれば、シティ・ポップとは「単にニュー・ミュージックのことじゃないか」といった意見や議論が噴出したりする。

結局は、「シティ・ポップ」というのは字面通り、牧歌的な曲でなくアーバンな雰囲気を漂わす曲ということなのだろう。

そうした日本製のポップが海外でジワリジワリと人気に火が点き、今や海外での山下達郎の評価は「King of Citypop」なのだそうだ。

そこで今回のFJ時事新聞ニッポンニュースでは以下の曲を「シティ・ポップ」として挙げてみた。

■Miki Matsubara (松原みき) – ニートな午後3時

■竹内まりや OH NO,OH YES!

■Taeko Ohnuki – Sunshower – 01 Summer Connection

■月下美人 – 門あさ美

■Tatsuro Yamashita – Ride on Time (1982)

松原みきさんの『ニートな午後3時』というタイトルには思わず「え!?」となるが、この曲の「ニート」は別の意味。

今でこそ「ニート」(neet)というと、働きもせずに親の脛を囓るような意味合いで使われるが、『ニートな午後3時』の「ニート」は「neat」で、「ごてごてした飾りがなく、すっきりしているさま」をいうのだそうだ。

山下達郎の『Ride on Time』もシティ・ポップに入れてはみたが、この『Ride on Time』を「シティ・ポップ」だと筆者が思ったことは、これまでに1度たりともない。

海外のシティ・ポップファンがそういう認識なのだから、最後に付け加えた次第だ。

「いやいや、その曲はシティ・ポップじゃないよ!」と思われる方がいても不思議ではない曖昧なジャンルなので、オススメのシティ・ポップがあったら、ぜひFJ時事新聞ニッポンニュースまで。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099