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将棋・藤井聡太二冠(王位・棋聖)、前王位・木村一基九段に敗北 ~NHK杯2回戦~【連載:アキラの着目】

11月22日、将棋の藤井聡太二冠(王位・棋聖=18)が、前王位の木村一基九段に第70回将棋NHK杯トーナメント2回戦で敗北を喫した。

対戦相手の木村一基九段は、今夏保持していた将棋のタイトル「王位」を挑戦者であった藤井聡太棋聖(当時1冠)に4-0のストレート負けを喫し、王位を失冠していた。

この度の第70回将棋NHK杯トーナメント2回戦では捲土重来を期し、先手番・木村一基九段は藤井聡太二冠の得意戦法の角換わりを敢えて採用、”千駄ヶ谷の受け師”の異名通りに藤井聡太二冠の攻めを、重厚に固めた自陣の王様の守りで受け凌いだ。
第70回将棋NHK杯トーナメント2回戦で投了した藤井聡太二冠

第70回将棋NHK杯トーナメント2回戦「木村一基九段 VS 藤井聡太二冠」戦の投了局面(後手・藤井聡太二冠の投了)
第70回将棋NHK杯トーナメント2回戦「木村一基九段 VS 藤井聡太二冠」戦の投了局面(後手・藤井聡太二冠の投了)

今局は木村一基九段の完勝譜ともいえるような、自身の持ち味が十二分に発揮された一局だった。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

将棋・藤井聡太棋聖が4連勝、王位奪取!史上最年少で二冠&八段昇段の快挙!!【連載:アキラの着目】

昨日の8月20日、福岡市・大濠公園能楽堂で指された第61期王位戦第4局2日目は、挑戦者・藤井聡太棋聖(18)が木村一基王位(47)を80手にて撃破。

無傷の4連勝で王位を奪取し、史上最年少の18歳1ヵ月での二冠(棋聖・王位)保持&八段昇段という快挙を達成した。
王位も獲得し、二冠となった藤井聡太棋聖

これまでの史上最年少の二冠保持記録は、羽生善治九段の21歳11ヵ月で、藤井聡太新王位はこれを大幅に塗り替えた。

また、二冠を達成したことで日本将棋連盟の昇段規定により、七段から八段に昇段し、これまで加藤一二三九段の持っていた最年少八段昇段記録(18歳3ヵ月)も塗り替えることに。

王位奪取となった本局は、藤井聡太棋聖が大逆転勝ちを収めた第2局と同じ戦型「相掛かり」で、序盤の早い段階から双方の飛車が動き合う。

後手番・藤井聡太棋聖の8六にいる飛車が、先手番・木村王位の8七にいる銀で取られそうな局面が運命を分けたのかもしれない。

普通の指し手ならば無難な「2六飛」で、最強の駒・飛車を木村王位に取られないように退避するところだ。

しかし、藤井聡太棋聖の指し手は「8七飛成」で、味方の最強の駒と敵方の銀を交換するという、思い切った荒業を仕掛けたのだった。

あとは、とにかく攻め続けるいつもの藤井ペースで進み、詰将棋で鍛えた最強の終盤力で木村王位をねじ伏せた。

まだ未成年の男子がこれだけ強いとなると、成人してからはさらに棋力が充実し、脂が乗り切り放題になるのではなかろうか。

どこまで強くなるのか計り知れない藤井聡太新王位だ。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

藤井七段、30年ぶり更新の最年少17歳11ヵ月でのタイトル獲得、世界のトレンド1位に【連載:アキラの着目】

将棋の藤井聡太七段(17)が渡辺明棋聖(36 棋王、王将の2冠保持者)に挑戦していた第91期棋聖戦5番勝負第4局が7月16日大阪市の関西将棋会館で行なわれ、後手の藤井七段が110手で勝利し、対戦成績3勝1敗で初タイトルとなる棋聖を奪取した。
棋聖戦第4局に勝ち、史上最年少でタイトルを獲得した藤井新棋聖

藤井七段の17歳11ヵ月でのタイトル獲得は、1990年棋聖戦で当時18歳6ヵ月だった屋敷伸之九段(48)の持つ史上最年少記録を30年ぶりに更新した。

また、今回の前代未聞の大偉業は、棋聖戦の対局終了後にもある現象として現れた。

それは、「藤井棋聖」がツイッターにおける世界のトレンド1位になったことだ。

「#棋聖戦」、「藤井くん」、「歴史的瞬間」等もトレンド入りする大反響で、「新型コロナウイルス禍の中で希望に」、「日本で数少ない明るい気持ちになれるニュース」といった喜びのコメントも相次いで投稿される一方、「もう藤井くんと気安く呼べない」という、弱冠17歳の少年が遠い存在になるのではと惜しむコメントも見られた。

対戦相手の前棋聖・渡辺明九段は、かつてあの羽生元名人を「震え上がらせた実績」を持つ棋界屈指の強さを誇る名棋士だ。

羽生元名人が震え上がったというのは、駒を持つ際に手が震え、なかなか盤上に置くことができなかった事件だ。

そんな”超強い”渡辺明元棋聖でもってしても、藤井七段の勢いを止めることができなかった。

藤井将棋の特徴は、以前のニッポンニュースでも触れたが、並み居る棋士たちでさえも盲点となるような指し手だろう。

いわゆる筋にない手を指せるのだ。

それは、AIに限りなく肉薄する精度を手にした藤井七段だからこそできる神業かもしれない。

そんな藤井新棋聖は王位戦も挑戦者として戦っており、木村王位に2連勝中だ。

8月4、5日に指される王位戦第3局にも勝って、王位というタイトルにもリーチするのか、注目が集まるところ。

令和の怪物は、近い将来、王位も奪取し、2冠王に君臨するかもしれない。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099