将棋・藤井聡太棋聖が4連勝、王位奪取!史上最年少で二冠&八段昇段の快挙!!【連載:アキラの着目】

昨日の8月20日、福岡市・大濠公園能楽堂で指された第61期王位戦第4局2日目は、挑戦者・藤井聡太棋聖(18)が木村一基王位(47)を80手にて撃破。

無傷の4連勝で王位を奪取し、史上最年少の18歳1ヵ月での二冠(棋聖・王位)保持&八段昇段という快挙を達成した。
王位も獲得し、二冠となった藤井聡太棋聖

これまでの史上最年少の二冠保持記録は、羽生善治九段の21歳11ヵ月で、藤井聡太新王位はこれを大幅に塗り替えた。

また、二冠を達成したことで日本将棋連盟の昇段規定により、七段から八段に昇段し、これまで加藤一二三九段の持っていた最年少八段昇段記録(18歳3ヵ月)も塗り替えることに。

王位奪取となった本局は、藤井聡太棋聖が大逆転勝ちを収めた第2局と同じ戦型「相掛かり」で、序盤の早い段階から双方の飛車が動き合う。

後手番・藤井聡太棋聖の8六にいる飛車が、先手番・木村王位の8七にいる銀で取られそうな局面が運命を分けたのかもしれない。

普通の指し手ならば無難な「2六飛」で、最強の駒・飛車を木村王位に取られないように退避するところだ。

しかし、藤井聡太棋聖の指し手は「8七飛成」で、味方の最強の駒と敵方の銀を交換するという、思い切った荒業を仕掛けたのだった。

あとは、とにかく攻め続けるいつもの藤井ペースで進み、詰将棋で鍛えた最強の終盤力で木村王位をねじ伏せた。

まだ未成年の男子がこれだけ強いとなると、成人してからはさらに棋力が充実し、脂が乗り切り放題になるのではなかろうか。

どこまで強くなるのか計り知れない藤井聡太新王位だ。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099