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明智光秀入浴せずとも「明智風呂」、3月18日まで特別公開【連載:アキラの着目】

最近の明智光秀ブームにより、これまであまり世間に知られていなかった明智光秀情報が続々世に出ている。

今回のFJ時事新聞ニッポンニュースでは、その知られていなかった明智光秀情報の1つである「明智風呂」を取り上げる。

明智光秀の叔父・塔頭大嶺院の密宗和尚が創建したのが「明智風呂」だ。

「明智風呂」というネーミングからすると、てっきり明智光秀が入浴した風呂かと思いきや、そうではないのだ。

主君・織田信長を討った逆賊としての明智光秀の菩提を弔うために妙心寺に「明智風呂」を作ったのだ。

妙心寺 明智風呂 妙心寺HPから引用
妙心寺 明智風呂
妙心寺HPから引用

当時の寺院において入浴は、身を洗い清め、仏につかえるための修業の一環だったのだ。
妙心寺 明智風呂 妙心寺HPから引用

妙心寺 明智風呂 妙心寺HPから引用
妙心寺 明智風呂
妙心寺HPから引用

かつて風呂が沸いた際の合図として鳴らしていた鐘が、春日局によって建立されていたが、火災によって焼失。

現存の鐘は、近年、京都東山仁王門の信行寺にあった鐘楼を譲り受け、移築したもので、これも春日局が塔頭の麟祥院に寄進したものだったと言い伝えられている。

”明智系”を制覇したい人は、実際に入浴することはできないが、2020年3月18日まで特別公開中の「明智風呂」を訪れると、より盤石なものになるかと。

【妙心寺 明智風呂 詳細】

・所在地:〒616-8035 京都府京都市右京区花園妙心寺町1
・創建:天正15年(1587年)※現在の建物は明暦2年(1656年)
・指定:重要文化財
・拝観:非公開(特別公開:2020年1月10日~3月18日)

■浴室 | 参拝・拝観 | 境内のご案内 | 妙心寺
https://www.myoshinji.or.jp/worship/keidai/317

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099