「城マニア」タグアーカイブ

お城EXPO 2017潜入レポート【連載:アキラの着目】

今年も城マニアの祭典・お城EXPO 2017がやってきた。

会場はいつものパシフィコ横浜で、2017年12月22日~24日3日間の開催だ。

お城EXPO 2017に行ってきた城好きの筆者が、レポートする。

パシフィコ横浜で2017年12月22日~24日3日間の開催のお城EXPO 2017

まず入場すると、地震により損壊した熊本城のパネルが飛び込んでくる。

熊本城のパネル

熊本城復興のための募金コーナーがあり、透明アクリル板で作られた募金箱には、千円札、またセレブの城マニアからなのだろうか、1万円札が入れられているのも見受けられた。

筆者も城マニアの端くれとして、千円を募金した。

女性の城マニア

3Fフロアは、城の情報パネルが設置され、城マニアが自分の好きな城パネルをつぶさに見入っていた日本名城100選コーナーや、城ラマ(お城ジオラマ)・城模型のコーナー、城巡り観光情報ゾーンがある。

城ラマ(お城ジオラマ)・城模型のコーナー
城ラマ(お城ジオラマ)・城模型のコーナーで展示されている江戸城の模型
城巡り観光情報ゾーンにいるゆるキャラ

城巡り観光情報ゾーンにある甲冑

筆者も含めた城マニアたちは、新たに行ってみたい城の情報を収集すべく、これらのコーナーに展示された城情報を見たり、またはブース係員に訊いたり、カタログ・パンフレットをピックアップしまくったりした。

4Fフロアへ上がると、ダンボール製の甲冑を着ての撮影等ができる、ダンボール甲冑フォトスポットがある。

5Fフロアは、お城シアターや城・武将関連のグッズ、書籍を購入できるコーナーが開設されており、城のキーホルダーやスマホケースを手にとって、購入検討をしている歴女もかなりいた。

城グッズ
城グッズ
城グッズ城関連グッズやプラモデル、書籍

小学生による城についての自由研究
小学生による城についての自由研究

元来、城に関係する趣味はマイナーな部類に属し、世間的には活動しているのか、していないのか、また、そもそも興味を持ってもらうことすらなかった。

しかし、こうしたお城EXPOを大々的に告知・開催することによって、城に関係する趣味があることや城マニアがいること、等々を世間に対し知らしめることができ、新規マニアの獲得につながる可能性も出てくるので、かなり有意義なイベントだ。

どのジャンルにもいえることだが、やはり女性の城ファンや城マニアを増やし、ファン層を拡大してゆくことが、今後も城ジャンルを活性化するためには、引き続き重要であることは間違いないだろう。

■お城EXPO
http://www.shiroexpo.jp/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

ジオラマならぬ「城ラマ」!【連載:アキラの着目】

一口に鉄道マニアといっても「乗り鉄」(鉄道に乗るのが趣味の人)、「撮り鉄」(鉄道写真を撮るのが趣味の人)、等々、様々な鉄道マニアに分かれるのだそうだ。

それと同じように、城マニアでも分かれたりする。

今回紹介するのは、城を模型で再現する「城ラマ」だ。

もちろん「城ラマ」は、ジオラマにかけているのは言うまでもない。

「城ラマ」マニアは、城好きなのは当然なのだが、「日本100名城を全制覇するんだ!」とか、週末は必ず城巡りするといった城マニアとは趣きが異なる城マニアで、模型マニアも兼ねている。

城を模型で再現するのだから、その再現しようとする城の隅々まで知り尽くしていることは間違いない。

城ごとに呼び名が変わるが、各郭や堀(空堀・水堀)、土塁等の配置構成や、地形そのものの形状も把握した上で製作し、再現しているのだ。

高天神城 城郭復元ジオラマ「城ラマ」を手がける、お城ジオラマ復元堂の公式サイトより引用
高天神城 城郭復元ジオラマ「城ラマ」を手がける、お城ジオラマ復元堂の公式サイトより引用

「城ラマ」の中には、スマホアプリで3DCG映像が楽しめるものもあり、「城ラマ」に臨場感を味わえるとのことだ。

城ラマARアプリ
城ラマARアプリ

城ラマARアプリ

ただいかんせん、AKBの握手会付きCDを買い求めるファンのように、夥しい数のファンやマニアが城というジャンル、それもさらにニッチな「城ラマ」というジャンルには存在していないので、どうしても「城ラマ」の販売価格が高い。

ゆえによっぽど城と模型が好きな人しか手が出せないのが現状だ。

老若男女問わず、城と模型に興味がある人は、一見の価値あり!

■城郭復元ジオラマ「城ラマ」を手がける、お城ジオラマ復元堂の公式サイト
http://joukaku-fukugen.com/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099