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平成終焉でも昭和レトロ文化花開くデコチャリ【連載:アキラの着目】

平成という元号も残り1ヵ月半を切った2019年3月21日現在、相変わらず昭和レトロが密かなブーム。

昭和レトロと一言でいっても、文房具から玩具、家電製品など多種多様に渡る。

大抵の昭和レトロマニアは、こうした物を買い漁ったりしているのだが、一部のマニアは自分で”昭和な物”を造ってしまうから驚きだ。

中でもデコトラ(デコレーションされたトラック)を彷彿とさせるデコチャリが圧巻だ。

デコチャリ Twitter「かずき@Erikamaru0701」から引用
デコチャリ Twitter「かずき@Erikamaru0701」から引用

パッと見、自転車だと認識できないくらいデコっており、真っ昼間に見ても派手だが、夜間に見るとさらに電飾が綺羅びやかに輝き、何かの祭りに使われる山車なんじゃないかと疑ってしまうくらいだ。

夜間に映える電飾明るいデコチャリ 全国デコチャリ青年団 初代会長 荒鷲丸急行&荒ちゃん丸のブログ♪ - Yahoo!ブログから引用
夜間に映える電飾明るいデコチャリ 全国デコチャリ青年団 初代会長 荒鷲丸急行&荒ちゃん丸のブログ♪ – Yahoo!ブログから引用

トラックの運転免許を取得し、なおかつトラックそのものを所有していないとデコトラを造れないが、デコチャリは免許不要、その上どこの家庭でも身近にある自転車で造れるので、デコトラに比べはるかに製作のハードルが低いのが良い。

Twitter セーラちゃん まぼろし博覧会 @maboroshimusumeから引用
Twitter セーラちゃん まぼろし博覧会
@maboroshimusumeから引用

だからか、「全国デコチャリ青年団」のメンバーの方々は、結成当時は高校生だったようで、高校生の小遣いで買える備品でマイ・チャリをデコっていたのだった。

元は自転車なんだけど、完成したデコチャリを見ると、ハンドルからサドルにかけては、しっかり”エリア”が確保され、コクピットのような造りとなっている。

デコチャリ Twitter papa@KKS @papa_KKSから引用
デコチャリ Twitter papa@KKS
@papa_KKSから引用

もはや自転車とは異なる別次元の乗り物を見ているかのようだ。

デコチャリ Twitter 拓ちゃん 倖田組 @KoudaKumi_Handsから引用
デコチャリ Twitter 拓ちゃん 倖田組
@KoudaKumi_Handsから引用

こんなマニアックなデコチャリなのだが、デコトラとは異なり、デコチャリは全国的な組織がなく、また”青春の1ページ”として造ったような側面もあり、多忙な社会人になるとデコチャリから「引退」する人もいたりで、大きなうねりにまで至っていないのが実情だ。

そのため、熱心なデコチャリ・マニアが音頭を取って、全国的な協会や連盟などを結成し、デコチャリの裾野を広げるキャンペーン等を展開しないと、将来的には廃れかねない。

”青春の1ページ”ではなく、”一生の宝物”としてデコチャリを愛する究極のスーパー・デコチャリ・マニアの出現を期待したい。

■全国デコチャリ青年団 初代会長 荒鷲丸急行&荒ちゃん丸のブログ♪ – Yahoo!ブログ
https://blogs.yahoo.co.jp/j652841snk

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

デコトラ情報が載っている専門誌「トラック魂(トラックスピリッツ)」【連載:アキラの着目】

世の中には、まさかこのジャンルの専門誌は、さすがにないだろうとたかをくくっていると、実際には存在していたりするものだ。

まさにそんな専門誌が、今回紹介する「トラック魂(トラックスピリッツ)」だ。

「トラック魂(トラックスピリッツ)」最新号 - トラック魂(トラックスピリッツ)公式HPより引用
「トラック魂(トラックスピリッツ)」最新号 - トラック魂(トラックスピリッツ)公式HPより引用

「アートトラック」、いわゆるデコトラ(デコレーション・トラック)を前面に押し出した表紙及び内容で、もちろんデコトラ以外のマニアックな「深箱」のトレーラーや、「煙突マフラー」のトラックを取り上げたりもしている。

正直なところ、かなり濃いジャンルで、面食らってしまう専門誌だ。

トラック魂(トラックスピリッツ)公式HPの具体的なコンテンツは、ファン・マニアのための「交流広場」、「全国デコトラ(アートトラック)イベント版総覧」が載っている「イベント情報」、また筆者のようなデコトラに詳しくない人間のために重宝する「用語集」というコンテンツページもあり、充実したサイトのつくりになっている。

もちろんこのトラック魂(トラックスピリッツ)公式HPから、「トラック魂(トラックスピリッツ)」最新号及び過去のバックナンバーを購入することができる。

デコトラというトラック自体、見せる(=魅せる)ことを意識して造られた車両であり、アートであるから、こうしたファン同士を繋ぎ、1人ではなく大勢でアピールしていく一助となる「トラック魂(トラックスピリッツ)」は、デコトラのファン・マニアにとって頼もしい存在となっていることだろう。

興味のある人は、トラック魂(トラックスピリッツ)公式HPにアクセスしてみて、さらにもっと知りたい人は、「トラック魂(トラックスピリッツ)」を購入してみると良いかもしれない。

■トラック魂(トラックスピリッツ)公式HP
http://truckspirits.com/

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