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迎春に自作の和ろうそく【連載:アキラの着目】

年々、歳末感が薄れてるような気がしてならない昨今。

それもそのはず、日本の伝統文化とは無縁の生活スタイルになってしまったからだ。

日本の伝統文化を大切にしながら暮せば、季節毎の行事や風習・習慣を体験するので、「もう冬至が近いな。柚子湯に入るために柚子を用意しとかなきゃ」とか、その時々の季節感が自ずとわかるのだ。

日本の伝統文化を体験したり、守ったりするには、洋式の物を和式にしなければならず、それが現代においてはコスト高になりがちで、面倒だったりする。

逆にいえば、コストを払いさえすれば、伝統文化を身近に体験することが可能ともいえる。

そこでFJ時事新聞ニッポンニュースでは、日本の伝統文化を体験しながらの年越しを提案したい。

通常の大晦日は、各自観たいTV番組を視聴し、真夜中まで室内の照明が点き、やかましい年越しになっていることだろうが、今年の年越しくらいは例年とは異なる、厳かな佇まいで過ごすのもよいのではなかろうか。

今年の年越しは、ゆらゆらと揺らめく柔らかい炎を灯す和ろうそくを見つめながら除夜の鐘を聴くと、新年に向けて清々しい心持ちになれるはずだ。
和蠟燭の灯り

ここで重要なのは、キャンドルではなく、和ろうそくなのだ。

工場できっちり模られたキャンドルではなく、1本1本その表面の凹凸が微妙に異なる手作り感満載の和ろうそくが和みを与えてくれ、前述したような柔らかい炎を灯してくれるのだ。

和ろうそくはもちろん専門店で購入してもいいし、自作してもいい。

和蝋燭の製造工程 「大森和蠟燭屋 公式ホームページ愛媛県喜多郡内子町」から引用
和蝋燭の製造工程 「大森和蠟燭屋 公式ホームページ愛媛県喜多郡内子町」から引用

現在では、和ろうそくキットなるものもインターネット通販で購入できるので、その和ろうそくキットに付属されている木型にろうを流し込み、誰でも簡単に和ろうそくを自作することが可能だ。

「「はぜの実の館」 エコショップへようこそ」から引
「「はぜの実の館」 エコショップへようこそ」から引

大晦日は和ろうそく、正月は和凧・羽子板での羽根突き、杵と臼による餅つきをするだけでも、十分な日本の伝統文化の体験であり、伝統文化の継承だ。

たまには洋式をやめて和式にしてみよう。

■手作り和ろうそくキット – 「はぜの実の館」 エコショップへようこそ
http://k-hazerou.shop-pro.jp/?mode=cate&cbid=784538&csid=0

■大森和蠟燭屋 公式ホームページ愛媛県喜多郡内子町
http://o-warousoku.com/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099