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『西郷どん』じゃなく『西郷うどん』【連載:アキラの着目】

BSプレミアムでの初回放送で4.9%の平均視聴率を記録し、2016年放送のNHK大河ドラマ『真田丸』の初回BS視聴率3.3%を超えた『西郷どん』(せごどん)。

巨漢なのに恐いどころか弱気を助け、男気ある性格であった西郷隆盛を主人公にしたNHK大河ドラマだが、なんとこの『西郷どん』と字面(じづら)そっくりの商品が存在する。

その商品とは『西郷うどん』だ。

まさに『西郷うどん』のパッケージは、『西郷どん』を想起させるデザインとなっており、パッと見、いろはかるたチックだ。

九州さつまいも西郷うどんパッケージ 記念品ストアーHPより引用
九州さつまいも西郷うどんパッケージ 記念品ストアーHPより引用

九州さつまいも西郷うどん 記念品ストアーHPより引用
九州さつまいも西郷うどん 記念品ストアーHPより引用

この『西郷うどん』を今買うと、世の中は『西郷どん』ブームだけに周囲からもてはやされること確実だ。

単なる便乗商法で世に出たうどんかと思いきや、九州・鹿児島の有名なさつまいもをフィーチャーすべく、さつまいも粉末を入れたというだけあって、『西郷うどん』は味や色彩にも力を入れているようだ。

さつまいもが練り込まれたことで、麺1本1本がほんのり櫻色に染まっており、視覚的にも楽しめるうどんと言ってもいいだろう。

うどん好き、西郷隆盛マニアの人には試したくなる一品か。

■九州さつまいも西郷うどん
https://www.3scom.com/sweets/23286.html

”うどん屋近”の賃貸物件を探せる「うどん県索」【連載:アキラの着目】

アパートやマンション、また一戸建ての賃貸物件を探す際、どのような条件で探すだろうか?

大抵の人は「駅近」(えきちか)、「コンビニ近」、「日当たり良好」、「低家賃」、等々の条件で探すのが一般的だろう。

しかし、中には特定の思い入れや好みが加わった条件で探す人もいたりする。

今回の例でいえば、「うどん屋の近くに住みたい」といった”うどん屋近”物件を探す人も世の中にはいたりするのだ。

そもそもなぜこんな特殊な”うどん屋近”という条件が出てくるのかというと、香川県だからだ。

香川県はダントツで「うどん消費量日本一の県」として日本国民ならば誰もが認めるうどんの聖地。

香川県内には900軒以上の讃岐うどん屋があり、コンビニ店舗数の3倍なのだとか。

その900軒のうどん屋各店舗は、もちろん我が店こそ一番美味しい讃岐うどんを提供しているんだという自負があり、互いに鎬を削っているのだ。

当然その店舗1店ごとにうどん好きの根強いファンやマニアが付いており、毎日3食うどんを食べたい人たちが存在しているのだ。

讃岐うどん

だから、そんな”うどん屋近”ニーズに応えるべく出てきたサイトが「うどん県索」だ。

うどん県に因み、あえて「検索」を「県策」にしているくらいのこだわりようだ。

うどん好きで香川県に住みたい人は、この「うどん県索」で”うどん屋近”物件を見つけよう!

■うどん県索
https://www.global-center.co.jp/claso/udon

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

関東VS関西! うどんの境い目【連載:アキラの着目】

関東のうどんと関西のうどんとの大きな違いは、つゆの色

うどんといっても、関東と関西で異なるのは、いうまでもない。

関東のうどんと関西のうどんとの大きな違いは、やはりつゆの色やその味だろう。

関西の人の中には、関東のうどんはうどんではなく、”うどんもどき”だと過激な発言をする人も。

筆者の両親は西の人間で、筆者自身は関東生まれの関東育ちなので、関東と関西どちらのうどんも、うどんと思っているし、それぞれに良さがあると思って食べている。

作り手側の店の人たちも、自分たちの味に自信や自負をもって、各々関東のうどん、関西のうどんを作っており、レシピや食材までこだわっている。

うどん

関西風うどんは関西うどんではない

しかし、最近は地域・場所に関係なく、関西うどんを提供している店もある。

そうした店も大別すると2通りあり、他の地域・場所でも関西うどんを広めるんだ、という使命感みたいなものから提供している店と、そうした使命感とは無縁で、とにかく醤油等の調味料をケチって、原価を下げ、粗利を増やしたいがために関西うどんを提供している店がある。

他の地域・場所にある全部の関西うどんの店がそうだとはいわないが、「関西風うどん」と謳っている店は、要するに、関西うどんではありませんよ、関西うどんに似たものを提供していますよ、ということなので、正真正銘の関西うどんが出てくることを期待していたらダメと言っておこう。

これと似たようなもので「手打ち風うどん」もそうで、手打ちうどんではありませんよ、ということなのだ。

関東うどんと関西うどんの境い目

話が逸れてしまった。

こうした関東うどん、関西うどんという異なる種類のうどんがあるのは誰しもがわかっているが、ではどこまでが関東のうどんで、どこからが関西のうどんなのかは不明で、小学生の頃からなんとなく気にはなっていた。

その気になっていたことを、もう今から17年前の2000年12月22日放送回『タモリ倶楽部』(「さよなら20世紀SPECIAL」テレビ朝日系列 90分拡大SP)で検証していたのだ。

それは、山崎邦正(当時。現・月亭方正)が、東海道新幹線の各駅にある立ち食いうどん屋に行き、うどんのつゆをペットボトルに採取し、つゆの濃さを調査するというものだった。

採取したつゆが入ったペットボトルを順番に並べ、つゆの濃さが「関東」から「関西」、すなわち黒いつゆから白いつゆに変わる駅を探ったところ、米原駅(滋賀県)が白いつゆで、まさにその境い目だったのだ。

リアルタイムでその回の『タモリ倶楽部』を観ていた筆者は、そうか関東うどんと関西うどんのつゆの境い目は、米原だったのか、と長年疑問に思っていた謎が解け、嬉しかったことを思い出す。

まとめ

うどんが最も関東と関西の違いを表すのに適したサンプルになりやすいことから、筆者はその違いを確認するために、必ず関西に行った際にはうどんを食べている。

やはり関東で「関西風うどん」を食べてもいいのだが、やはり本場で本物の関西うどんを味わった方がいいかなと。

その逆で、関東で関東うどんを食べるべきだ。

もっとも、関西で「関東風うどん」の店を見つけることはまずないと思われるが。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099