8月末日までの期間限定提供、星のや東京「葛切りラムネ」【連載:アキラの着目】

20℃を少し超えた涼しいお盆だった東京。

しかし、またいつもの30℃超えの暑さが戻り、涼を取りたくなる毎日だ。

こんなに暑いとアイスクリームを食べるのが1番だが、さすがに飽きてしまうこともあるかと。

そんな時は、日本古来から伝わる葛切りがくどくなくサッパリしていて、涼しい気分に浸れる。

海藻から作られた寒天由来の心太(ところてん)とは異なり、葛切りはその名の通り海藻ではなく葛から作られる。

葛の粉を水で溶かし、型に入れて加熱し、板状に固め、それを細切りにし、大抵は細切りした葛に黒蜜をかけて食べるのが日本での慣わしだ。

ところが、この定番の葛切りとは異なる新たな葛切りが登場し、注目を集めている。

その新たな葛切りが「葛切りラムネ」。

千代田区大手町にある日本旅館・星のや東京が2021年7月1日~8月31日という期間限定で、無料にて宿泊客に夕食で「葛切りラムネ」を振る舞っているのだ。


【星のや東京】創業80年の都内老舗ラムネ屋を応援する「葛切りラムネ」(提供期間:2021年7月1日~8月31日) 星野リゾート公式サイトから引用

【星のや東京】創業80年の都内老舗ラムネ屋を応援する「葛切りラムネ」(提供期間:2021年7月1日~8月31日) 星野リゾート公式サイトから引用
【星のや東京】創業80年の都内老舗ラムネ屋を応援する「葛切りラムネ」(提供期間:2021年7月1日~8月31日)
星野リゾート公式サイトから引用

この期間限定の「葛切りラムネ」は、コロナ禍で行き場を失っている「東京飲料」が製造したラムネの余剰分を廃棄させぬために始めた取り組みだ。

新型コロナの影響による祭りや花火大会の中止、飲食店の時短営業などの煽りを受け、昨年製造したラムネを売りさばけず、在庫を抱えている創業80年の老舗ラムネ屋・東京飲料(東京都中野区)。

かねてからフードロス問題に貢献する取り組み「もったいないプロジェクト」を発足し、余剰分の牛乳を活用した「ミルクジャム」の製造や、その他、お茶や紅芋を活用する商品を開発・提供してきた星野リゾート。

星野リゾートはその東京飲料を応援するために、「もったいないプロジェクト」の一環として、今回は日本の夏の風物詩とされる「ラムネ」に着目し、その余剰分ラムネを使用した甘味「葛切りラムネ」を星野リゾートグループ内の星のや東京が提供することになった次第だ。

この「葛切りラムネ」を提供するにあたり、星のや東京のスタッフは、実際に中野区の東京飲料ラムネ製造工場を訪れ、ラムネの歴史や文化、味わいの特徴、生産者の想いに直接触れた。

それによって「ラムネの清涼感を活かした商品を開発することで少しでも地域の方の力になれたら嬉しい」とますます「葛切りラムネ」を世に出す意欲が掻き立てられたとのことだ。

肝心の「葛切りラムネ」は、透き通った鮮やかな水色で、見た目からも涼感を堪能できる葛切りだ。

この「葛切りラムネ」は星のや東京のみならず、江戸文化を現代に伝える催し「東京・夏夜の宴」でも提供され、併せて「東京・夏夜の宴」限定ラベルの瓶ラムネも個数限定で提供されている。

星のや東京での「葛切りラムネ」は今月末までなので、所用等で東京に来る機会がある人は星のや東京に宿泊して、「葛切りラムネ」で涼を取るべし。

 

【葛切りラムネ 詳細】

・提供旅館:星のや東京 東京都千代田区大手町一丁目9番1(客室数 84室)
・提供場所:星のや東京 ラウンジ(葛切りラムネ)、星のや酒場(瓶ラムネ)
・提供期間:2021年7月1日~8月31日
・提供時間:17:00~21:00
・提供対象者:宿泊者
・提供料金:無料

 

■【星のや東京】創業80年の都内老舗ラムネ屋を応援する「葛切りラムネ」提供|期間:2021年7月1日~8月31日 | ニュースリリース | お知らせ | 星野リゾート【公式】
https://www.hoshinoresorts.com/information/release/2021/06/153804.html

 

■HOSHINOYA Tokyo | 星のや東京 | 日本旅館【公式】
https://hoshinoya.com/tokyo/

 

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099