空の低い、見慣れぬ駅のモノクロ写真が使われているポスターが目を引く。
そのポスターに打たれた文字を見ると、次に飛び込んでくるのが「渋谷」の2文字。
え~っ、このモノクロ写真の駅は渋谷なのか!
建設中とはいえ、確かに渋谷駅そばを横断する高架の道路は国道246号線だ。
筆者からすると、こんな”お宝写真”をポスターにいきなり使っちゃっていいの、という心境。
もっと出し惜しみすべきなんじゃないの、とすら思えてしまうくらい、今では決して観ることのできない渋谷駅だ。
こうした昔懐かしの、でも筆者も含めて昭和30年代に生まれていない人間にとっても、どこか温かみを感じるような風景の渋谷がこれでもかと展示されているのが写真展「昭和30年代の渋谷」(開催場所:白根記念渋谷区郷土博物館・文学館)だ。
この写真展「昭和30年代の渋谷」はタイトルの通り、前回の東京オリンピック大会(昭和39年)を契機に激変した昭和30年代における渋谷の街並みを写真で紹介している。
昭和30年代当時における渋谷の写真と現在における渋谷の写真を見比べながら、渋谷の今昔変化を実感してみよう。
【写真展 昭和30年代の渋谷 詳細】
・開催期間:2021年04月17日~2021年06月13日
・開催場所:白根記念渋谷区郷土博物館・文学館(渋谷区東4-9-1)
・入館料:一般 100円(80円)/ 小中学生 50円(40円)
※()内は10名以上の団体料金
※60歳以上、障害者の付添い人無料
・問合せ:03-3486-2791
・アクセス:渋谷駅東口都バス日赤医療センター行(学03)「国学院大学前」下車徒歩2分、ハチ公バス「郷土博物館・文学館」下車すぐ
■白根記念渋谷区郷土博物館・文学館
http://shibuya-muse.jp/