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都道府県「魅力度ランキング」最下位払拭のためのフリーマガジン「茨女」【連載:アキラの着目】

ご承知の通り、日本全国には47の都道府県が存在する。

当然、その47都道府県は人気のあるところもあれば、人気がないところもある。

それを知る指標として「魅力度ランキング」というものがあるのだが、ここ数年のランキング最下位は決まって茨城県。

若い頃は湘南よりもあえて大洗海岸に行っていた筆者にとっては、茨城県がなぜに「魅力度ランキング」で毎年最下位なのか理解に苦しむ。

おそらく、大抵の日本人は筆者のように茨城県のことをよく知らないがゆえに、茨城県の魅力や長所を知ることもなく、つまんない県だよねという烙印を簡単に押してしまっているのだろう。

残念ながら、そんな人気のない茨城県だが、指をくわえて待っているわけではない。

茨城県内外で活躍する女性をピックアップしたフリーマガジン「茨女(いばじょ)」を発行し、世界に発信することで、マイナスイメージを払拭し、茨城県や茨城県女性の良さを広める一助となっていいる。

そしてゆくゆくは、「魅力度ランキング」最下位常連から茨城県は脱却しようということだ。

茨城県の人たちには大変申し訳ないのだが、「魅力度ランキング」最下位県である茨城県に対しては、そこに住んでいる人や働いている人にまで、洗練されていないイメージを我々は勝手に抱きがちだ。

しかし、そのイメージが誤りであることは、このフリーマガジン「茨女」を見れば一目瞭然だ。

見た人は皆、「え、こんなチャーミングな女性もいるの!」、「東京の女性と大差ないじゃん!」という認識に到達するであろう。

茨女 公式インスタグラムより引用
茨女 公式インスタグラムより引用

まあ、普通に考えれば、これだけSNSやらテレビやらが発達した現代において、どこかの地域だけ取り残され、遅れた文明になること自体、ありえないのだから、当然のことだ。

そのようなわけで、これまで茨城県や茨城の人たちに興味のなかった人も、茨城県や茨城の女性に興味を持ってみると、新しい発見や魅力に気づいて、得した気分になれるかもしれない。

■茨女(いばじょ)|茨城県出身の女性を応援するサイト
http://www.ibajyo.com/

■茨女 公式インスタグラム
https://www.instagram.com/ibajyo/

■茨女 @ibajyo 公式Twitter
https://twitter.com/ibajyo

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

逆井城(茨城県坂東市)~FJ時事新聞おすすめ名城~【連載:アキラの着目】

FJ時事新聞が自信を持っておすすめする名城をご紹介!

前もって言っておくが、城といってもFJ時事新聞がおすすめする城は、天守がない城も今後紹介してゆくので、「あれ、建物(天守)がないんだけど、これもお城なの?」とくれぐれも思わないように(微笑)。

さてこれから紹介する名城は、茨城県坂東市にある逆井城だ。

小山義政の五男・常宗が逆井氏を名乗り、享徳年間頃に逆井城を築城したといわれ、後北条氏方の大道寺盛昌の攻撃により逆井城は落城、逆井氏は滅亡した。

その後、天正18年(1590年)小田原征伐による後北条氏滅亡に伴って逆井城は廃城となった。

逆井氏の城を逆井古城、後北条時代の城を飯沼城と分類し、別々の呼称にすることもある。

現在、逆井城址は櫓・土塀・櫓門・木橋などが整備・復元され、逆井城跡公園として生まれ変わり、東2曲輪はゲートボール場としても使われている。

なぜここまで逆井城が脚光を浴びているのかというと、姫路城のような立派な天守や、連立した櫓群がある近世城郭ではなく、中世城郭の姿を可能な限り忠実に再現している城だからだ。

では実際に逆井城をご案内しよう。

1.逆井城物見櫓(木造復元)

逆井城物見櫓(木造復元)

逆井城といえば、天守代わりに必ず撮影されるのがこの物見櫓だ。

木造復元でも、当時の中世城郭を偲ぶのには適しているので、侮ってはいけない。

南側駐車場から来城した場合、すぐに目につくので、迷うことはないし、撮影し忘れることもなく、その点でも重宝している建物だ。

2.井楼矢倉(木造復元)

井楼矢倉(木造復元)

物見櫓の橋を渡り、西2曲輪に入ると、左手に高く聳え立つのが、井楼矢倉だ。

この矢倉も当時を偲ぶことができるくらい忠実に再現されている。

井楼矢倉(木造復元)の階段

井楼矢倉の階段は、陽の射し具合によっては、写真のようなチェッカーフラッグを彷彿とさせる黒と白の模様を見ることができる。

3.西2曲輪にある庭園

庭園(西2曲輪内)

井楼矢倉と同じ西2曲輪には、庭園もある。

主殿の前に陣取った庭園は、物見櫓を背景にしたがえ、不規則に並んだかのような石が配されている。

4.主郭(左側)と西2曲輪(右側)の間にある空堀

主郭(左側)と西2曲輪(右側)の間にある空堀

主郭廻りの空堀ということで、土塁と堀にはそれなりの高低差がある。

この空堀の中に鐘堀池があるため、現在はその鐘堀池にはまらぬように、木の柵が池の外周を取り囲むように立っている。

雨天時や雨上がりだと、空堀斜面がぬかるみ、昇降はかなり難しいと思われる。

5.東2曲輪(左側)と主郭二階門(右側)の間にある空堀とそれらを結ぶ橋

東2曲輪(左側)と主郭二階門(右側)の間にある空堀とそれらを結ぶ橋

この空堀も主郭を取り囲み敵を寄せ付けないという重要な任務を課せられているため、容易に踏み込ませないよう、かなり深い空堀が設けられている。

木橋なのは、いよいよ敵の侵入を阻止できないというやむを得ない状況の時は燃やし、木橋を落とせるようにするためだ。

逆井城のまとめ

以上逆井城を見てきたが、綺麗に整備された公園に矢倉や門、橋があるというような印象だ。

なので、自然を満喫しつつ、中世城郭とはこういうものなのか、と頭の中にインプットできるので、かなり”お得な公園”として一般の人でも楽しめること間違いない。

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099