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「柳生の三県境」のその後は?【連載:アキラの着目】

かつてはマニアしか足を踏み入れなかったスポットに一般人もどしどし押し寄せている。

城もそうだし、古墳もそうだ。

最近では、県境にもマニア以外の人たちが。

以前のニッポンニュースでは、埼玉県、群馬県、栃木県を一挙に3歩で巡ることができる県境を取り上げた(2017年08月08日ニッポンニュース『県境マニアのおすすめスポット「柳生の三県境」【連載:アキラの着目】』)

一見すると、ただの農地と用水路しか見当たらず、立て札の存在でようやくその地が知る人ぞ知る、埼玉県・群馬県・栃木県に跨がる「柳生の三県境」ということがわかる程度のスポットだった。

埼玉県・群馬県・栃木県に跨がる「柳生の三県境」
埼玉県・群馬県・栃木県に跨がる「柳生の三県境」

しかし、その後、三県境の関係市町が協力し合って測量を実施したり、「柳生の三県境」を観光資源として有効活用してゆこうということで整備されたのだ。

それが↓。

整備された、埼玉県・群馬県・栃木県に跨がる「柳生の三県境」 歩いて行ける!「三県境」 - 板倉町HPから引用
整備された、埼玉県・群馬県・栃木県に跨がる「柳生の三県境」
歩いて行ける!「三県境」 – 板倉町HPから引用

「柳生の三県境」に辿り着くまでの経路は畦道だったのが、現在は遊歩道が整備され、気軽にわかりやすく訪れることが可能となったのだ。
整備された、埼玉県・群馬県・栃木県に跨がる「柳生の三県境」 歩いて行ける!「三県境」 - 板倉町HPから引用

整備された、埼玉県・群馬県・栃木県に跨がる「柳生の三県境」 歩いて行ける!「三県境」 - 板倉町HPから引用
整備された、埼玉県・群馬県・栃木県に跨がる「柳生の三県境」
歩いて行ける!「三県境」 – 板倉町HPから引用

全国で40か所以上もある三県境。

そのほとんどが山の山頂や尾根、河川上にあり、気軽に歩いていける場所にはないことから、このような遊歩道や擬木コンクリートで整備されている三県境は稀であり、ありがたいことだ。

全国で唯一といえる、歩いて行ける平地に存在する「柳生の三県境」。

整備が功を奏し、県境マニアだけのものではなくなったのだ。

埼玉県・群馬県・栃木県へ旅に出かけたい人は、まさにこの「柳生の三県境」に行くべし。

■歩いて行ける!「三県境」 – 板倉町
http://www.town.itakura.gunma.jp/cont/s021000/d021010/20160609113735.html

■栃木県栃木市・群馬県板倉町・埼玉県加須市に跨る三県境について/加須市
https://www.city.kazo.lg.jp/soshiki/kitakawabenishi_shinkou/sankenkyou/6371.html

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

県境マニアのおすすめスポット「柳生の三県境」【連載:アキラの着目】

東京から近い県境スポット「柳生の三県境」

昨年あたりから一部マスコミにも取り上げられ、じわじわと認知度を上げている県境巡り。

県境巡りの中でも、とりわけ複数県をまとめて巡ることができるスポットに人気が集中しているようだ。

東京から近い県境スポットとしては、埼玉県、群馬県、栃木県を一挙に巡ることができる「柳生の三県境」が挙げられる。

埼玉県、群馬県、栃木県の県境「柳生の三県境」

上の写真で説明すると、用水路で仕切られ、3分割された畑のうちの左側エリアが埼玉県、上のエリアが群馬県、残る右側エリアが栃木県だ。

この場所に来れば、1県1秒として3県だから、合計わずか3秒で埼玉県、群馬県、栃木県に行くことができるのだ(笑)。

しかし、それは本当の県境の楽しみ方ではないらしい。

県境マニアは、このような県境スポットに来ると、この県境の端から県が広がっているのだと想像し、この大地に対し、惚れぼれするのだそうだ。

県境スポットは観光地になる!?

当初は、県境マニアしか訪れなかった県境スポットだが、最近ではマスコミに取り上げられたこともあり、一般の人たちも県境スポットにやって来ている。

県境スポットにわざわざ訪れる人が増えてきた現実を踏まえ、埼玉県、群馬県、栃木県の各行政が協力して測量調査を行い、境界を明確にさせ、観光に役立てる試みも始まった。

一見なんの変哲もない用水路のある畑も、県境ともなれば、立派な観光地になってしまうのだから、奇妙なものだ。

かくして今まで存在すら知られていなかった県境マニアや県境スポットだが、徐々に人気が出てきているので、混雑する前に行った方が良いかもしれない。

■埼玉県、群馬県、栃木県の県境「柳生の三県境」
https://goo.gl/p9bcjo