世の中には「猫カフェ」、「ハリネズミカフェ」等々、様々なカフェがあるが、今回のニッポンニュースで紹介するのは寺カフェだ。
寺カフェをつくった目的は「仏教を皆さまにとってもっと身近なものにしたい」ために、また、現代版駆け込み寺として機能させるためにつくったのだとか。
何かに思い悩んでいたり、誰に相談したらいいかわからないような時に、大抵の人は、まず寺に行こうとは思わないはずだ。
それに、そもそも寺に行くということがないから、敷居が高いのだ。
ならば、「皆さんが行きにくいなら、私たちから出かけて行こう」ということで、誰もが行きやすいように、街中につくったのが寺カフェなのだ。
「誰もが行きやすいとは言っても、男性のお坊さんばかりなんでしょ?」と思っている女性も中にはいるはずだ。
心配ご無用!
寺カフェには女性僧侶も常駐しているから、その点については、女性でも全然安心して相談できる。
個別相談以外にも、寺カフェはイベントも開催している。
寺カフェ公式HPを見ると、大別して「寺カフェ[常設]イベント」と「寺カフェ[恒例]イベント」があり、それぞれのイベントはさらに幾つかのイベントに分類され、頻繁に開催されている。
■寺カフェ[常設]イベント
はじめての写経
実際にお経を筆で書く写経をすることで、心地よい緊張感と自らを振り返ることができる。
写経セットは寺カフェで準備し、使用した筆はプレゼントされるという特典付きだ。
腕輪念珠(数珠)作り
自分で自分のために念珠(数珠)を作る。
カラフルな念珠から、オーソドックスな念珠まで、楽しく作ることができ、決して難しくない。
作った念珠は、友達への心のこもったプレゼントとしても最適だ。
お坊さんと語ろう(法話会)
お坊さんと共に明るい未来を語るイベント。
お坊さんの経験に基づいた事実や、仏教の智恵を元に前向きに語る。
■寺カフェ[恒例]イベント
坊主BAR
入れ代わり立ち代わりで来るお坊さんと一緒に楽しく飲みながら、仕事の愚痴や将来の不安、恋愛、人間関係など、なんでも聞いてくれる。
寺カフェでいけばなレッスン
伝統ある小原流いけばなを通じて季節の花に触れ、自分自身と向き合う。
使用した花材は、一人ずつ包んでもらって、手さげ袋で持ち帰りできる。
これら以外でもまだ様々なイベントがあり、「癒し」と「安らぎ」と「美味しい」ひとときを過ごせる。
寺カフェは、まさにココロとカラダのデトックスを促してくれる空間ともいえよう。
【寺カフェ 浄土真宗本願寺派 生田山 信行寺 春秋苑】
・所在地:〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西1-33-15 EN代官山ビル1F
・TEL.:03-6455-3276
・FAX:03-6455-3275
・アクセス:代官山駅から徒歩2分、中目黒駅から徒歩5分、恵比寿駅から徒歩8分(JR/東京メトロ日比谷線)
・公式HP:http://tera-cafe.com/