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小札・絲など細部の表現にまでこだわった鎧風Tシャツ【連載:アキラの着目】

これからは日に日に暖かくなり、Tシャツが活躍する時期が到来。

そこで、長年着込んで首元がヨレヨレのTシャツばかりになっている貴方に耳寄りな情報を提供しよう。

それは鎧風Tシャツだ。
鎧風Tシャツ 鎌倉武士の店HPから引用

鎧風Tシャツ 鎌倉武士の店HPから引用
鎧風Tシャツ
鎌倉武士の店HPから引用

子供達に歴史を伝え残すことで、先祖供養や地域振興に繋げようと活動している鎌倉もののふ隊が、鎌倉武士グッズと1つとして鎧風Tシャツを販売中だ。

1枚1枚重ねた小札、1つ1つデザインした絲など細部の表現にまでこだわった、手づくりでプリントした鎧風Tシャツ。

鎧風Tシャツ 鎌倉武士の店HPから引用
鎧風Tシャツ
鎌倉武士の店HPから引用

鎧風Tシャツは素材にもこだわり、United Athle 4.1オンス ドライTシャツで、UVカット率97%、機能性豊かなTシャツでもある。

鎧風Tシャツ 鎌倉武士の店HPから引用
鎧風Tシャツ
鎌倉武士の店HPから引用

絵韋のデザインや色はオーダーできるので、世界で1枚だけのオリジナル鎧風Tシャツ作りも可能だ。

この鎧風Tシャツを着用し、新型コロナウィルスから身を護ろう!

鎧風Tシャツ 鎌倉武士の店HPから引用
鎧風Tシャツ
鎌倉武士の店HPから引用

【鎧風Tシャツ 詳細】

・サイズ:Sサイズ(着丈64.5cm、身巾47.5cm、袖丈19.5cm)
     Mサイズ(着丈67.5cm、身巾50.5cm、袖丈20.5cm)
     Lサイズ(着丈70.5cm、身巾53.5cm、袖丈21.5cm)
     XLサイズ(着丈73.5cm、身巾56.5cm、袖丈22.5cm)です。
・価格:4,400円(税込)
・問い合わせ:問い合わせフォームもしくはinfo@izakamakura.jp 鎌倉智士宛
※2020年5月上旬~2020年5月下旬 発送予定

絵柄は、伝統的な鎧の絵韋のデザインに、赤絲縅の胴丸になっています。

■鎌倉武士の店
https://kamakura-mononofu.stores.jp/

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099

甲冑着用の武士が戦場で用いる日本泳法(古式泳法)【連載:アキラの着目】

今年はオリンピック・イヤー。

当然、水泳競技も開催されるのは言うまでもない。

ここでいう水泳競技とは「近代泳法」のみを対象とするものだ。

オリンピックは元々西洋のものなのだから、当然、東洋の競技が少ないのは当たり前で、ゆえに水泳競技は西洋由来の「近代泳法」なのだ。

しかし、日本には古来より「日本泳法」、またの名を「古式泳法」と呼ばれる日本独自の泳ぎ方が存在する。

四方を海に囲まれた国であることや、武士が戦場において甲冑を着たまま用いる泳ぎが江戸時代に武道として高められたことで、「日本泳法」は誕生したのだ。

現在、「日本泳法」には由緒の明確な十三流派が伝承されており、以下の通りだ。

■日本泳法十三流派

発祥 現在伝承されている地
神統流(しんとうりゅう) 鹿児島 鹿児島
小堀流踏水術(こぼりりゅうとうすいじゅつ) 熊本 熊本、長崎、京都、東京
山内流(やまうちりゅう) 豊後臼杵 臼杵
主馬神伝流(しゅめしんでんりゅう) 伊予大洲 大洲、松山
神伝流(しんでんりゅう) 松山 津山、東京、広島、岡山、全国
水任流(すいにんりゅう) 讃岐高松 高松
岩倉流(いわくらりゅう) 和歌山 和歌山
能島流(のじまりゅう) 和歌山 近畿
小池流(こいけりゅう) 和歌山 東海、近畿
観海流(かんかいりゅう) 伊勢 伊勢、津、関西一円
向井流(むかいりゅう) 江戸 東京、会津、北海道
水府流水術(すいふりゅうすいじゅつ) 水戸 水戸、東京
水府流太田派(すいふりゅうおおたは) 江戸 東京、全国

こうしてザッと各日本泳法十三流派に目を通してみると、力があって由緒ある大名家や徳川家系の大名家のいる地で盛んなように見受けられる。

やはり日本泳法は、武道に熱心な地に根付いたということなのだろう。

以下に紹介する動画は、前掲した日本泳法十三流派の中の岩倉流を取り上げたものだ。

この動画を観ると、お笑いコンビ・藤崎マーケットの2人が日本泳法に挑戦しているのだが、かなり難しい泳ぎであることがわかろうというもの。

岩倉流泳法 YouTubeから引用
岩倉流泳法
YouTubeから引用

■岩倉流泳法

甲冑着用時は平素に比べ30kgくらい重くなるのだが、それでも足を巧みに動かして立ち泳ぎするのだから、当時のサムライたちは凄すぎるとしか言いようがない。

こういう日本古来から伝承する技術を競い合う世界大会や「東洋オリンピック」を開催して、伝統技術を廃れないようにするのがいいのでは、とすら思えてきたのだった。

■日本泳法概説
http://www.swim.or.jp/compe_jp/download/content10.pdf

FJ時事新聞
責任編集:拡輪 明-HS099